OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

咆える犬、そして、つられて咆える犬たち

2011-08-02 12:55:14 | Weblog
山猫軒の隣はペットショップです。屋外ドッグランで、ワンちゃんたちを遊ばせたりもしておられます。中に、大型犬専用のドッグランがあり・・・ピレニーズが一匹、単独で放されているエリヤと、ゴールデンレトリバーたちが群れで放されているエリアがあります。わたしは、どちらの犬種も大好きなので、行き帰りに、わざと彼らの前を通って帰ります。

とね・・・ピレニーズは、まったく咆えません。最初の頃こそ、警戒はしていましたが、毎回、わたしが話しかけていると、覚えてくれたようで・・・最近では、わたしが通ると、ちょっと嬉しそうにしてくれます・・・と、わたしは勝手に思っています(^^;。

けれど、ゴールデンたちは、ケタタマシク咆えます。ずっと優しく話しかけ続けているのですが、ちっとも慣れてくれません。うちのヘンリーさんとエディーさんは、ほとんど咆えない子達だったのて、咆えるゴールデンの姿が不思議でならないのですが・・・ふむ・・・この子達は、心底ワタシが嫌いなのか・・・必ず吠え掛かってくるので、とっても悲しいです。

けれど、ある日、そんなゴールデンたちが、まったく咆えないどころか、ピレニーズと同じように、親しみを持って近づいてきて、優しい目で見つめてくれた日があったのです。おお~、どうしたことか!!やっと、わたしに心を開いてくれたのか!!と思っていたら、奥から、一匹のゴールデンが駆け寄ってきて、思いっきり吠え掛かってきたのです。すると、それまで優しい目をしていたゴールデンたちも、一斉にガウガウと咆え始めたのです。もちろん、遊んでよという咆え方じゃなく、お前、誰やねん、あっち行けや!!的な咆え方で(涙)。

それで、彼らの行動の見当がついたワタシは、以降、彼らを気をつけて観察しました。とね・・・やっぱり、咆え始めは、必ず、例のゴールデンなんですよね。彼奴が居なければ、残りのゴールデンくんたちは、わたしに敵意は示さないんです。けど、彼が、一言ワンっ!!と咆えれば、もう残りの子達も、一斉にワンワンワンワンワン!なんですよ・・・うん、そうなんですよ!!もぉ~っ!!!

けど・・・ふと、彼らの姿に、「わたしたち人間も、群れの生き物だし・・・あんな風なところ、あるよなぁ~」って思ったんです。

もちろん、それが好ましく作用するとき、もっといえば、そういう秩序や指揮系統が必要な時もあると思うんですよ。いわゆる有事のリーダーシップって、つまりはそういうものでしょ。

けどね・・・けど・・・あのゴールデンたちのようなのは、ちょっと情けないですよね・・・人間の群れの姿だとしたらね・・・そうじゃないですか?少なくても、わたしは、あの中の1頭になって咆えるのはイヤだと思いました・・・うん、そう、思いました。

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