ヌマンタの書斎

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オマーン戦の敗北

2021-09-07 11:55:00 | スポーツ
いよいよ始まったワールドカップ・アジア最終予選だが、日本はホームでオマーンに0―1で敗れました。

以前にも書いたけど、現在の日本サッカーの弱点は、指導者層のレベルの低さとスメ[ツマスコミのレベルの低さです。

かつてオフト・ジャパンにてドーハの悲劇を体験した森保選手はその後もサンフレッチェ広島でプレーを続け、監督になりリーグ優勝を遂げています。

しかし、監督として海外勢との試合の経験値は乏しく、実績もない。それにも関わらず、日本代表監督に選ばれたのは、現・日本サッカー協会の会長である田嶋氏の強い要望があったからです。

Jリーグが始まり20年、たしかに選手の技量は世界水準に近づきつつある。しかし、監督やコーチの質が一向に上がらない。それを危惧しての日本人代表監督の選出であったはず。

ぶっちゃけ、今の日本代表で一番質が低いのが監督である森保氏なのです。これまでの予選では、監督の技量が求められることもなく、順調に予選を突破しての最終予選でした。

ここでは、日本は最上位のチームとして各国から狙われる立場です。当然にどのチームも日本に一泡吹かせようと真剣に挑んでくる。これは森保監督の想像を超えた事態であったようです。

試合後の監督の記者会見は唖然とするほど、茫然自失の森保氏でした。対照的にオマーンの監督は、してやったりの満面の笑顔であったことが印象的でした。

森保監督を批難する声が上がるのは必然でしょう。

でもね、敢えて言うけど、これは想定されたことでしょう。国際試合の経験が少ない日本人を監督に据えた以上、より経験値の高い外国人監督の戦術に敗れることは、事前に想定できたはず。むしろ厳しい経験を積ませる目的であったことを想えば、むしろ本筋だとさえ思います。

なればこそ、その敗戦の記者会見の場に必要だったのは、田嶋会長でしょう。

経験豊富な外国人監督を敢えて選ばず、日本人監督での挑戦を主導した当の田嶋会長こそ、森保監督の傍にいて支えるべきでしょう。なのに、さっさとケツまくって逃げている醜態が不愉快です。

そして、それ以上に不愉快なのがマスコミ様。あんたら森保では実力不足だと知っていただろう。それでも指導者育成のための田嶋会長の路線を無批判に受け入れていたはず。

それを知っていながら、森保監督を責め立てるあんたら、いったい何様? あたしゃ、日本の敗戦以上にこちらのほうが不愉快でしたね。

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