ヌマンタの書斎

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角界の闇

2020-12-15 12:21:00 | スポーツ
相撲は国技かと問われると、正直返答に窮する。

私は相撲取りは強いと思うけど、興業としての相撲は武道ではないし、スメ[ツでもない。かといってプロレスのような格闘演劇としては撃ェなさすぎる。

敢えて言えば、日本の伝統券\としか言いようがない。

相撲取りの強さを認めつつも、武道ではなく、スメ[ツでもないのは、興業であることが最大の原因である。つまりイベント業であり、当然に金儲けが第一の目的となることを避けられないからだ。

金儲け自体は否定しない。これは私の偏見だが、相撲取りになるような人は身体が大きく乱暴者が少なくない。その彼らに生計の手段と栄誉を与えることは、社会全体からみれば、むしろメリットの方が大きい。

実際、相撲取りにもなれなかったような乱暴者の行先は、裏社会であることが少なくない。その意味で、相撲という興業が成立していることは良いことだと考えている。

しかし、相撲取りの世界には問題も多い。悪名高いのは年寄り株だが、それだけではない。一例を挙げれば、あの升席である。相撲を観るなら、升席に座って飲み食いしながら楽しみたいと思う人は多いと思う。

でもなァ~、あれ値段に相応しいサービスかどうかは別問題。あの以上に高額な升席の代金は、実は相撲協会の利益とは言いかねる。相撲協会から升席販売権を購入(ほぼ独占です)しているお茶屋が暴利を貪っている。

利益は否定しないけど、あの利益はどこへ流れているのだ?少なくても相撲協会ではない。相撲協会とは直接関係のないところへ金が流れている疑いが濃厚だ。

いや、升席だけではない。相撲興業に関係する業者には胡散臭い輩が時折混じっている。興業の世界に裏社会の人間が関わっているのは、知る人ぞ知る事実。また彼らの協力が円滑な興業に役立っているとの話も、一応の理があると私は認めている。

ただね、やはり胡散臭さは拭いきれないよ。一見、相撲協会は無関係であり、団体として無実なように装っているけど、協会幹部に裏金が流れている噂が絶えた事がない。

実際、私は某税務署OBから相撲協会絡みの裏金のマネーロンダリングの話を聞いたことがある。どの程度の信ぴょう性があるのかは分からないが、そのOBの方は、すごく嫌そうに語っていたのは忘れがたい。

そして、もう一つ、一見関係ないようで、実は無関係とはいえなのがマスコミ様。特に某公共放送の厚顔無恥ぶりは本気で腹が立つ。確実に視聴率を稼げる鉄板コンテンツなので、不正を報じたがらないのだろうと下種の勘繰りをせざるを得ない。

新聞社の相撲担当記者なんて、下手すりゃ共犯者かと言いたくなる。元横綱・貴ノ花のクーデター騒ぎのときなんざ、明らかに相撲協会寄りのシナリオに協力していた人もいたぞ。

正直、長年の相撲ファンの私としては書きにくい記事なのだが、いろいろと思うところがあるので、機会があったら今後も書いていこうと思います。

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