ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

「つる姫じゃ~」 土田よし子

2007-09-14 12:41:05 | 
姫様ついでではないが、こちらはギャグ漫画。

週刊マーガレットに長く掲載されていた。私は妹たちが読み終わった後、これを一番に読んでいました。今となっては懐かしい赤塚系のギャグ漫画ですが、とにかくパワーがあった。

当時人気があったギャグ漫画といえば「ド根性ガエル」や「もーれつア太郎」だったが、つる姫にはそれ以上のパワーがあったように思う。当時は少女マンガを読む男の子は少なかった(・・・と思う)せいで、知らない人も多いかもしれないのが残念だ。

私の知る限り、少女マンガで下ネタ系のギャクを初めて盛り込んだ作品だと思う。まあ、現在の水準(?)からすると、大人しいものだが、当時は「いいのかよ・・・」と疑問に思ったぐらいだ。

もっとも妹に言わせると、「トイレット博士のほうが下品だよ」とのこと。まあ、私もそう思うが、なんでお前が知っている?週刊少年ジャンプの看板人気漫画だったが、読んでいるのを家族に見られるのが恥ずかしくて、馴染みの床屋で読んでいたのだが、妹の奴がどこで読んでいたのか不思議だ。

実際問題として、妹たちとその友達が交わす会話は、下ネタに関する限り漫画よりもお下劣だったように思う。この手のお喋りは、連中私に聞かれないように喋っていたようだが、概ね男同士のそれよりキツかったように思う。一応言っとくが、盗み聞きの趣味はない。ただ、家が狭いので、小声ならともかく、大きな声になると聞こえてしまうだけだ。

以前にも書いたが、ギャグ漫画を描き続けることは精神的にかなり辛い作業であるようで、マンネリに持ち込まない限り大概が短命で終わる。その点、この漫画は比較的長期間連載が続いたと思う。やはり女性のほうが精神的にタフなのだろうか。

実はこの漫画は再読していない。どうも妹が単行本を結婚の時に持ち出したらしい。おい!金出したの俺だぞ。困ったもんだ。
コメント (4)
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