のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

キツネかタヌキか

2020年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム

 今月は日曜から始まったので、よほどのことがなければ13日は金曜日になります。世界が混とんとしているのでどうなるかな?と思っていましたが、国連が動く気配もないまま13日は金曜日になってしまいました。

 株価暴落が話題になっていますが、乱高下するときって投資家にとってはチャンスなんですね。リスクももちろん大きいけれど。

 実は木曜の晩、同級生宅で「科捜研の女」を見ながらカブの浅漬けを作ってました。ウォール街や兜町に行かなくてもハウスでカブを作ってしまう農山村原住民。

 売るほど作っちゃいないから株価がどうなろうが知ったこっちゃない。とりあえず食えればいい。

 中国発祥でWHOが広めたニーハオ肺炎。カナダの首相夫人も感染したみたいですね。もはやセレブな感染症となってしまいました。

 こうした時にはどうすればいいか?お昼ご飯を食べに行きました。お蕎麦屋さんの裏メニューきつね丼なるものを食べてきました。

 関西では話を聞いてはいますが、こちらではなじみのないきつね丼。

 油揚げなんですけどね。

 こうしてキツネばかりもてはやされて、おタヌキ様がないがしろにされては天変地異が起こるので、夕食は麺つゆにお湯注いで揚げカスをまぶしたたぬき汁を作りました。

 キツネとタヌキのバランス。

 世界平和に貢献したような気がする。

 子供の頃、たぬきが憑りついた婆さんがいました。

 今で言うなら認知症で、飯を食べたことをすぐに忘れてしまい、ひたすら飯を求めて食いまくっている。

 そんで、何をしたかと言うと神主さん呼んでお祓いしてもらったんですが、霊験はなかったみたいですね。60代半ばだったと思いますが、今の感覚では80代90代の年寄りに感じる風貌でした。

 足腰は丈夫だったので、時折今でいう徘徊をしては近所を騒がせていましたが、今と違って生老病死と共棲していた時代だったので、それはやがて自分に訪れる姿でもありました。

 きつねが憑いた、たぬきが憑いた。人知が及ばないことで諦めがついたんでしょうが、これもまた自然の成り行きなんでしょうね。方便とはいいもんです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする