のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

スーパームーン

2023年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 スーパームーンのブルームーンのセーラームーンのフルムーンの?なんだかわかんねぇけど満月ってことだっぴゃ。

 スーパームーンってことはスーパーマーケットの駐車場で眺めるのが政治的に正しい判断ってもんだ。

 お月さまはお月さまでしかない気がしますが、夏の締めくくりの天体ショーかな?

 スーパームーンを見るためにスーパーマーケットに行く途中、スズムシが全開で鳴いとりました。今年初めて聞く音色。我が家の界隈はスズムシが生息するには寒冷らしく、10kmほど下流に行かないと鳴き声は聞こえないのですが、いよいよスズムシシーズンが始まりましたか。もっと涼しくなるはずだけど。

 台風9・11・12号と三つ発生しており、前線が日本海上に停滞しているので雨の心配もなく、台風トリオはニダ半島、ニーハオ大陸に直進するみたいなので私の仕事には影響ないけれど、さすがにこの暑さはこたえます。

 今日はカン太君のおとっつぁんが手伝いに来てくれましたが、その後、座敷童も幽霊も出ることもなく平穏怠惰な生活ができているようです。イノシシの肉をもらったおとっつぁん。冷凍庫の中にはシカの肉と熊の肉が入っているので、当分肉類は大丈夫と言ってましたが、イノシシにシカと言えば残りはチョウ。畑の青物の中にチョウの幼虫がいるんじゃねぇの?食ってみらっさい。

 おとっつぁんはラバ(馬の雄にロバの雌のハイブリット)を飼ってますが、「両親の悪いところを引き継いじまったみたいで、使い物にならねぇ動物ですよ。」芸能界を見渡すと・・・、ご近所見渡してもそういうのがいるか。それでもラバは一世代交配で繁殖能力を持たないからいいけど、バカっこは少子化に逆行しているからなぁ。

 ラバとは逆の交配でケッティと言う一世代交配がいますが、私はテキサスで見たことがあるだけで日本ではまず見かけない。体は小さく気性が荒くて臆病。これこそどうにも使い物にならないお馬さんで、半グレみたいなもんですね。

 ラバやケッティのような政治家のおかげでこのあたりのガソリンの値段は189円。草食わしときゃ走れるお馬さんの方がいいんじゃねぇの?特に都会なんか。材木より牧草ビジネスの方が体力の負担も少なそうだし。うんこ問題も起きそうだけど、モンゴルなんか燃料にしているし。

 夕方、林業業者の社長さんが来て、伐採頼まれている林に行く作業道に私の山林を通らせてもらいたい。とのこと。夕方、一緒に現場に行って通り道にする場所の選定とそのために伐採する木の選定をしてきました。「50年くらいたった木ですねぇ。」とさすがの目力。お前さんのおじいさんに仕入れてきてもらった木で、その頃、お前さんのおやじさんに嫁が来ると盛り上がっていた頃だったよ。と、教えると「え?じいちゃんが仕入れてきた木なんだ。」と感慨深そうでした。

 嫁さん、つまりお前さんのお母さんが来るんで仕事も力を入れなければ!と、トラック購入して盛り上がっていた時期だったよ。それまでは牛が荷役の中心だったけど、現役を引退して家の離れの下の牛小屋にいたのは憶えているだろう。ちなみに、おやじさんの結納のお樽入れで、新潟のおふくろさんの家に酒の樽持って行ったのが私の両親ね。

 半世紀ですね。林業なんて孫やその次の世代で結果が出る先の長い話なので、2-3年で入れ替わる役人がどうこう言えるもんじゃないのだけど、工業立国の踏み台になった産業ですね。今やその工業も怪しくなり、税金だけ大国になってしまった感がありますが、受け継ぐべきものとそうでない事柄の区別ができていないんでしょうね?

 まぁ、とにかく。「いい話が聞けたので大事に切らせてもらいます。」と、喜んでくれたので、良しとするか。

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タヌキとキツネ

2023年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 8月も残すところ2日となりましたが相変わらずの暑さです。

 それでも、この後涼しくなって半年もたたずに冬になることは大方の人にも予想されるので、薪の注文や問い合わせが増えてきました。10月ごろから年末にかけて忙しくなるのでそれまでにコマを進めておかねばと、くそ暑い中、がんばってきましたが、間に合うのかな?と言うのが現状です。大型の薪割機が一台しかないからだ。しかも、手ごろなミニチェーンソーが壊れてしまった。急遽新品注文して5万円が吹き飛ぶ。

 農機具屋さんで25ccのチェーンソー注文したのですが、充電式のチェーンソーが店に展示されていました。小さくてバッグに入れれば女子高生の防犯グッズになりそうなサイズ。

 あおり運転対策に軽トラには高齢者ステッカーを貼っていますが、こういうのも対策に使えそう。荷台には50ccのチェーンソーと30ccの刈り払い機。助手席には鉈と枝打ち斧と冷えピタにウィザー何とかゼリーがありますが、電気式チェーンソーならエンジンかける手間がない。あおり運転の兄ちゃんも対応の早さに喚起することでしょう。

 HIKOKIというメーカー名に???。センスの悪いネーミング。ニーハオのまがい物会社だな。と、相手にしなかったのですが、ヒコーキではなく、ハイコーキで、日立の工具類の新名称なんだとか。ブランドもんじゃない!に、しても、センス悪いブランド名。ニーハオと間違われても仕方ない。日立でいいじゃない。

 今日は一日一人作業で黙々と仕事してましたが、時折、タヌキが様子を除いてました。以前、休憩時のせんべい咥えて持って行った食い逃げタヌキだと思いますが、今日のお茶請けは胡瓜の塩付けなので持っていかれる可能性は少ない。川からも遠いのでカッパも盗みには来ない。

 タヌキとキツネ。緑と赤?はさておき、今日は黒い豚カレーね。関西と関東ではタヌキの存在感が微妙に違う気がします。こちらでは人を化かして困らせるのはキツネで、タヌキはどこか抜けていてドジを踏む。関西ではタヌキが人に災禍までもたらす。「平成ぽんぽこ」のドキュメンタリー映画が出たとき、タヌキがそこまでやるかな?という疑問がありました。

 狐に化かされたという話はこちらでもよく耳にします。近年では消防団長やってた私の同級生が沼田のスナックに会議に行って、私が迎えに行ったのですが、おねえちゃん膝にのせて「二人の大阪歌って」ました。胸の谷間やパンツの太ももの隙間には千円札が挟まれてました。私は焼そばごちそうになって、同級生を連れて帰ってきたのですが、翌朝、財布のお札がなくなっている。これ以下なこと?さぁさぁ、白状なされ!と奥様に問い詰められ、「狐に化かされたに違いない!」と気が付いたのだそうです。

 昔は油揚げだったもんですが、豆腐屋も店をたたんでしまったこのご時世。おキツネ様も考えを変えなさった。

 メギツネめ!

 事情を知っている私といたしましては、武士の情けで「そうなんですかぁ。」と相槌打っておきましたが、なかなかのタヌキオヤジだと思う。

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前向きに

2023年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 一番下の弟がコロナに感染したようです。熱が39度出て鼻血が止まらず吐血もしたようで、重症化するタイプだったようです。

 弟のチームはお盆シーズンに仕事を休まず、月末になってゆっくり休暇を取る計画だったそうですが、自分たちの夏休みの順番が来て打ち上げ兼暑気払いでビアガーデンに行ったメンバーに、二人コロナ感染者が混ざっていた。熱が出ていないか確認の電話が来たときには既に発病宴もたけなわの状態。夏休みはどこにも行かず家で寝て過ごそうと計画していた弟は、まさに夢がかなったわけで、寝て過ごすことができたようです。高熱鼻血のサービス付きで。

 高熱が出ていた時は「もう駄目なんじゃねぇか?」とあきらめモードにもなったようですが、今月初めに叔父がなくなって香典やはなむけの出費があったばかりなので、できれば来月まで待ってもらえねぇかい。と言うと、「もう治ってるよ。」じゃ、いいけどさぁ。

 昨日、作業を手伝ってもらったカン太君のおとっつぁん。夕方にはだいぶ脱水症状で怪しい状態で、100kgの体重が90kg台に落ちる危険水域だったようです。「昨夜寝てたら金縛りにあっちゃって、天井の上を誰かが歩く音がしてた。」と、おとっつぁんは変な経験をしたようです。脱水症状で寝ていてこむら返りが起きることはちょくちょく経験してますが、金縛りはない。

 8月17日のコラムで紹介したように、カン太君のおとっつぁんは共同墓地で三味線の先生の翠龍ねえさんと思われる幽霊を見かけているし、一人暮らしなのでちょくちょく顔出してやってくれとお願いしているので、「三味線の音は聞こえなかったかい?」と、聞くと、「それはなかった。」じゃぁ、座敷童じゃねぇか?

 おとっつぁんは福島にいたときに座敷童に遭遇しているそうです。小学生の時に友達の家で遊んでいたら子供と思われる小走りの足音が部屋の回りで鳴り響き、部屋のふすまの手前でピタッと止まった。部屋の中にあったミニカーが勝手に動いて目の前を通り過ぎた。「あ、座敷童が来ている。」と友達が言ったそうで、特に怖がる様子もないので、不思議な思いで眺めていたそうです。「でも、夕べの足音はもっと大きな大人の感じだった。」と言うので、翠龍ねえさんは小柄なおばあさんだったけど、子どもよりは大きい。

 まぁいいじゃん。にぎやかになって。金縛りにならなければ気が付かなかったことに出会えたんだから、来ていただいてありがとうございますって手を合わせときな。案外、ライフワークの埋蔵金探しに進展があるかもしれねぇぞ。

 「そうだよ。前向きに受け止めていれば運もめぐってくるもんだぞ。」と、一緒にその話を聞いていたユウちゃんが言ってましたが、夜8時過ぎにユウちゃんからメールが入り、「レンチャンに次ぐレンチャンで11万円稼いだ。パチスロ。今度焼肉な!」

 おすそ分けでこちらにもよいことが起きた!

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カッパイタリアン

2023年08月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風10号は雨をもたらすことなくあと2-3日で通り過ぎてしまうようですが、11号は楔の様に10号と9号の間に突き刺さり、沖縄を向けてニーハオ大陸に突き刺さるようです。

 60代半ばのおやじさんと、この時期の台風について話したのですが、「小学校の時に川流れにあった女の子がいてさ。」

 台風で学校が半日で休みになり家に帰ることになった。集団登校で帰るのですが、このおじさんの同級生が川に落ちて流されてしまった。彼とは家の方向が逆だったため、学校を出るまでは一緒にいたそうですが、それが目にした最後の姿。

 「橋を渡って、右側の集落に4-5人いたんで、そっちをまわって左側の集落に帰る予定だったんだけど、その子は家がすぐそこだからと、一人で左側に行ったきりだったんだな。夕方になってまだ帰ってこないと大騒ぎになって。」

 学校は違ったけど、親同士が友人だったのでその事件のことはよく覚えてます。消防団が出動して、雨の中を一晩中探していた。通学路から川までは離れていたんだけど、川のほとりに滑り落ちた痕跡があって、翌日2km離れた川の中で見つかった。みんなと別れた場所から見える高台の場所に家があったのですが、坂を上らず川に下ったようで、なんでそんな行動をとったのか不可解な事故でした。

 あの時代は毎年のように水難事故が起きていて、私の学校でも翌年の秋のお彼岸過ぎに2歳年上のみっちゃんという男の子が釣りに行って湖に落ちてなくなってます。これを最後に河川での子供の水難事故は耳にしておりませんが、「カッパっているのかなぁ?」と、おやじさんがしみじみつぶやきました。

 100年200年さかのぼれば、間引きなんてことが行われていた寒村。へその緒が絡んで死産だったよと、生まれたばかりの子供を川に流して「カッパが出るから近づくな。」と言われた場所がいくつかあります。川流れ事故の時、大人たちがそんな話をしていたそうです。

 その祟りなのか?あのあたりには頭のてっぺんだけ毛が抜けたオヤジが「ああ、カネちゃんか?今は意を決してスキンヘッドにしちゃったけど、見事にてっぺんだけ抜けて回りは残ったもんだよなぁ。カネちゃんのおやじさんも同じはげ方していたけど、遺伝だよなぁ。幸い娘三人で婿取りだから婿様はふさふさしているけど、孫に男の子がいるからなぁ。不憫だよなぁ。」

 こうして河童伝承は続くのでしょうか?

 カッパと言えば胡瓜。みんな食べてしまったので、昨日越後で買ってきた謎の「イタリアン」を作って食べました。

 ソース焼きそばにミートソースのようなものをかけて食べる、新潟都市部のフードコート御用達の謎のグルメ。イタリアはもとより、おそらく新潟以外では存在しないイタリアン。ある意味、カッパよりレアかもしれない。

 不可解なことってあるもんだ。

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稲穂

2023年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風10号は週明け早々に東日本の列島に沿って北に向かうみたいですが、9号と10号の間に11号の卵が育っているみたいです。今度はニダ半島に行くのかな?日本海上に沿わぬよう期待するだけ。

 越後の国に行ってきたのですが、行く道すがら山をまじまじ眺めてみると、広葉樹が赤く色づき始めている。干ばつの都市などは身を守るために葉を落とし、冬と同じ水を落とした状態になって身を守るのが樹木の戦術。平成6年がそういう年でした。

 あの年も確かにとんでもない猛暑でしたが、雨の少なさは今年なんか比じゃない。田んぼの水が枯れて大騒ぎした年でしたが、豊作の年でした。前年が冷夏で米騒動の年でしたけど。

 それと比べると雨はそこそこ降っているし、我が家の井戸水も枯れない。その代わり私が歳で干からびてきているけど。

 越後の六日町に行って八海山神社にお参りに行ってきました。たまたま夢を見たんですよ。八海山の八つ峰を登山している夢を。明け方目が覚めてそういえばしばらく登っていないなぁ。今ならロープウェーが動いているから千本檜木小山でならハイキング気分で言ってこられるなぁと、天気図を見ると午後やばそうな空もよう。

 あ!八海山神社にお礼のお参りに行ってなかったっけ!小悪魔女子高生がお受験の時に学業成就の願掛けに行ったのですが、今や小悪魔大学院生。お礼に行ってラーメン食べてこよう!と、お出かけしました。

 こちらより雪は多くても暖かいので雪が溶けるのは早い越後の国。ブランド物の魚沼米が実っており頭を下げ始めてました。農民目線からすると丈が伸びすぎているんじゃなかろうか?理由は身が付きすぎていることと温かさで茎が伸びすぎたからか?窒素過多。これで台風でも来れば風で倒伏するので、実りの良さもまた警戒。

 新潟と言えばラーメンの産地。なので、博多ラーメン食べてきました。この夏のマイブーム。暑い時でないとこのこってりは楽しめない。

 石打に数年前まで「のがみ」と言うおいしいラーメンを作る店があって、おじさん二人がラーメン作っていたのですが、無料のご飯がまたおいしかったんです。最後にラーメンの汁にぶっこむのがたまんねぇ。寄る年波で体調がすぐれないのかよく店を休むようになり、閉店してなぜか博多ラーメンの「ごたる」ができました。トッピングできくらげ入れたのですが、物価高騰で高菜が有料になってしまった。カウンターに紅ショウガと並んでいたんだけど。

 この店の隣が三条風の背脂ラーメンを出すお店。さすがにこってり系ハシゴはきついので、腹ごなしに雲洞庵に行ってきました。直江兼続や上杉景勝が幼少期を過ごしたお寺ですね。私も小学校1年生の冬休みにここに入れられて小坊主やってまきした。

 参拝して歩き回っていたら時間が過ぎてしまい、背脂ラーメンは営業終了。

 塩沢の道の駅に立ち寄ったら、イチゴアイスの販売車が。新潟弁、「イ」と「エ」の発音が似ているので、向こうの人が言う「エチゴ」は「イチゴ」に聴こえる。なるほど、それでイチゴアイスね。考えてるじゃん!と、通り過ぎると、販売車の中から声をかけられました。見ると私の村のジンちゃんじゃないか!これ、いちごの家の販売車。なに?こっちまで出稼ぎに来てるの?巧みに販売車の群馬ナンバーを看板で隠して。

 せっかくこんなところで顔合わせたのだから、イチゴジェラートいただきました。毎日その前を通っているんだけど。

 そういえば私の村ってイチゴの産地だったんだっけ。すっかり失念しつつも、私も手抜きで酸っぱいイチゴ作ってジャムは作っているけど、足元は見えないもんです。

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気にしない力

2023年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 お盆休み返上で仕事していたので、この週末は徹底的に休むぞぉ~!と、気合入れて寝てたのですが、いつもの時間に目が覚めてしまう。

 神奈川県の建功寺住職の枡野俊明老師の本を読んでました。庭園デザイナーなどもされている方で、建功寺に伺って話を伺う機会もありました。多摩美大の教授もされているそうです。

 好奇心旺盛な人間なので、なんだかんだと首を突っ込みたがる性分ですが、見て見ぬふりのタヌキオヤジを演じられるようになったので、ソーシャルディスタンスが心地よいです。自然と同じで、見て見ぬふり。イヌワシが出ようがクマが出ようがシラーっと距離をとれば傷つき傷つけることもない。近年は情報ともソーシャルディスタンスをとっているので、考える時間が取れる。

 案外いい生き方してるんじゃなかろうか?と、本を読みながら自分自身に感心してます。

 「あっしには関わりのないことで。」木枯し紋次郎の名台詞ですが、このセリフがわかる世代がプチビアガーデンしました。キッチンカーが来る日だったので。

 お盆も過ぎた火曜の晩、見てはならぬものを近くの空き地で見ちまったんです。その土地の地主も一緒にビール飲んでいたのでその話をしたのですが、近々その空き地に娘夫婦の家を建てるようで、なんか、私も関わっていたみたいですね。材木集めで。

 さて、その恐ろしい体験とは。

 11時すぎに共同浴場に入浴に行った帰り、空き地の前を通りがかるとクルマが停まっている。川越ナンバーでしたね。エンジンがかかっていて中の室内灯が付いていて、ハテナ?こんな時間にこんな場所に。と思ったんです。

 気になってちょっとうかがってみると、運転席に男の人があおむけに倒れており、助手席の女性がハンドルに頭ぶつけながらなんか介抱している。男性のズボンをおろして、何かを口に含んで新種の人工呼吸?

 気にしないことにしよう。といったん家に戻って、考えてみた。外は雨、あのあたりには水路がある。雨水が流れてきたら?そして、私はこの地区の災害対策委員。昨今、札幌の首なし殺人事件など不可解な事件も起きているし、科捜研の秋になると京都に一極集中する殺人事件もまだ京都以外に出ておかしくないシーズン。

 防犯、防災を鑑みると監視は必要だろう。と、蚊取り線香に火をつけて、透明の傘と双眼鏡もって監視に行きました。日付けが変わった時間帯でした。

 ちょっと高い土手の上のススキの陰から監視対象を双眼鏡で見ると、犯行現場は助手席に移動しており、あおむけに倒れた男性の上に女性がまたがり、腰を前後に動かしながら何かを締め付けている。男性も抵抗しているのか?下から女性の青いTシャツの中に両手をいてれ突っ張り応戦している。こ、これは猟奇的な事件だ!

 クルマはホンダのN-BOX。天井が高いので馬乗りになっても頭をぶつけない。こうした猟奇的事件に適した作りになっている。と、科捜研の女を見ているので科学的判断ができました。

 雨が降っているので蚊取り線香が消えてしまい、やぶ蚊の総攻撃にさらされたので撤退してきました。

 翌朝、犯行現場を見ると、犯人の遺留物と思われるティッシュが散乱してました。

 地域に災害はなかったのが幸いですが、犯人は犯行現場に戻ってくると刑事ドラマでは申しておりますので、「監視カメラつけて、地域で監視しましょう!」と地主に提案しておきました。

 ミステリアスでホラーな事件でした。

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アサギマダラ

2023年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 8月も25日になりました。猛暑の中、よくぞここまで焼け死ぬことなく生き延びられた、と、自分をほめたくもなりますが、まだ先は長そうです。宴会に例えるなら、まだ混ぜご飯やうどんが出る前で、座敷の隅では酔いつぶれて寝ている人やカラオケやっている連中がいる状態。デザートの夏ミカンとしめのほうじ茶が出るまでは気を緩められません。そういえば、この夏はまだアイスクリームを食べていない。五月連休の時にガリガリ君を食べて以後、アイスクリームなしで夏を乗り越えているので、デザートはアイスクリームもいいな。

 この猛暑の夏に何をしていたかと言うと、冬の暖房のための燃料作りに邁進していたわけで、やっぱ、豪雪地帯は冬が基準なんですね。

 今日はアサギマダラをずいぶんと見かけました。ヒヨドリソウとかフジバカマの花が好きなので、これからのシーズンよく見かけるチョウチョですが、冬になるころには南の方に移動し、遠くは台湾あたりまで飛んでゆくそうです。

 どこにでもいて珍しくもないベニシジミが多かった数日でしたが、アサギマダラが来たということはそろそろ涼しくなってくるのかな?

 結構大胆なチョウで人や獣がいても平然と飛び回ってます。オオムラサキはその凶暴な性格でスズメバチさえも追い払うと言われてますが、アサギマダラの場合は体内に毒成分を持っているため捕食されることがないので大胆だと言われてます。

 夾竹桃などの毒成分を持つ葉っぱに卵を産み付け、幼虫もそれを食って育っているので、毒気満載。

 体が虚弱で体力がないから日輪刀を振り回せない胡蝶しのぶさんが、毒を操って鬼を退治するのはここからきているんですね。

 夕方、玄関前で炭火を燃やして、握り飯おかずに知人にもらった自作の自称「ピリ辛ホルモン」を焼いて食べました。

 ピリ辛どころか味覚がおかしくなるほどの激辛で、仕事よりも激しい汗が出てきました。脱水症が出そうな辛さ。そして、疲労感。

 後日の体調が気がかりです。

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ガキ大将

2023年08月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風9号、10号が発生したみたいでですね。9号は台湾あたりからニーハオ大陸に雨をもたらせるみたいで、こちらにはあまり影響なさそうです。月末ごろに10号は東日本に影響ありそうですね。過ぎた後の蒸し暑さがきついなぁ。

 近所に子供がいないのでわかりませんが、こちらでは夏休みが終わる時期。宿題に四苦八苦している時期ですよ。私が小学生の頃は早めに宿題やってしまうタイプだったので、最初の4-5日で全部かたずけちゃう。毎年必ず出る読書感想文なんか5月ごろに書き上げておく。8月はひたすら山をとび歩いて日焼けして真っ黒になり、ついでに頭も馬鹿になっている頃ですね。

 小学校に入ったころ、3年上にツヨシちゃんと言う頭からっきしだけど、体力はあり自然の生業にはやたら詳しい先輩がいて、カブトムシや薬草など教えてもらえたんです。この人も宿題を先にやってしまうタイプ、と言っても学業以外ですが、薬草採りなんかは夏休み前に始まってました。自然観察の宿題なんかは夏休み前にカイコの生体を絵にして仕上げている。絵日記の天気などは近所の農家のおじさんが毎日天気模様を記録していたからそれを写す。遊ぶことに特化した夏休みの過ごし方を教えてくれた先輩でした。

 当時、学校の夏休みの宿題に薬草採りがあって、ゲンノショウコやドクダミなどを採ってきて干して、夏休み明けに学校に収めて、これを買いに来る業者がいる。こうして、薬草売ったお金で先生方の飲み会やったり、図書室の本を買ったり、先生方の飲み会やったり、鉛筆削りなどの備品買ったり、先生方の飲み会をやっていたんですね。

 1年生の時の薬草の採取はツヨシちゃんがやってくれたんです。代わりに、私がツヨシちゃんの学習ドリルをやったのですが、4年生の勉強って大したことないなって思いました。1年生の私が九九を全部暗唱しているのに、4年生のツヨシちゃんは六の段から上がわからない。体力があるので力はツヨシで勉強はヨワシと呼ばれてました。そんなザマですから1年生がやった宿題ドリルで十分だったんでしょうね。

 ツヨシちゃん、6年生の時に誰に入れ知恵されたのか?総理大臣より偉い人がいる、それは天皇陛下だ!と、教わり、「俺はいっぱい勉強して天皇陛下になる!」と、決意を改め、担任の先生との連絡ノートにその決意を書いたんです。先生、困ったと思うんですよ。3年生の私でさえ、こいつここまで馬鹿だったのか?と、思いつつも、なんて壮大な志持っているんだと感心もしましたけどね。

 夢を実現するために精いっぱい努力して勉強してください。と、先生からのお返事で、その気になっていたツヨシちゃん。「俺は一生懸命勉強する!」と宣言したものの何をやってよいのかわからない状態でしたが、一生懸命勉強しなくてもちょっと勉強したら「天皇陛下にはなれない」と言うことが分かったらしくて、格を落として総理大臣になることに進路変更したんですけど、中学出てから自衛隊に行ってしまいました。

 こういう豪放磊落なガキ大将がいると、いじめなんか起きないもんなんですよ。小利口な奴らが増えると足の引っ張り合いをする。「器」ってのがあるんですね。

 連合赤軍の内ゲバを描いた漫画「レッド」を読んでましたが、山岳アジト事件なんか比較的近くで起きてましたからね。

 浅間山荘事件が起きたころはツヨシちゃんは中学生、どちらかと言うと私も下の学年の面倒見る立場になっていたので、集団登校の時に気を使いました。この辺の山の中に残党が隠れているかもしれない。と、警戒して、大人が登下校に同行してくれたのですが、それまで大人が集団登校に同行するのはクマが出たときだけでした。

 赤軍が出たら上級生は身を挺して下級生を非難させる。と言う命題を掲げて登下校してましたが、気合だけで、どうすりゃいいのかわからない。でも、あれはいい体験だったなぁと、今の時代になってはらから達と振り返ってます。

 力が上のものが下のものをねじ伏せる。連合赤軍もそういう内部抗争に入ってしまうのですが、なんだか昨今のビッグモーター事件なんかも似たような図式が展開されているんですね。ガキ大将になれる器じゃない。

 大人に好かれる陽気な馬鹿が棲みにくい世の中なのかな?

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ペスト

2023年08月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 ニーハオ大陸ではペストが出ているようですが、ペスト菌は絶滅したわけではない。毎年どこかで出ている伝染病なんですが、媒介するのはネズミなどのげっ歯類の動物とそれに寄生するノミ。

 何かの漫画で、ペスト菌に感染したリスを敵対する国に送り込む。舞台はヨーロッパをモチーフにしていたのですが、敵からの攻撃を防ぐための城壁の街だったのが災いして蔓延してしまう。そんな物語がありました。

 90年代半ばにモンゴルに行ったとき、タルバガンと言う大きなマーモットを見かけました。世間一般ではヒマラヤマーモットと呼ばれているみたいですね。50cmくらいあっただろうか。死んでいるタルバガンには近寄るな。と言われたのも、腺ペストを持っている個体が時折いるからなんだそうです。1920年頃にこれが原因とされるペストが流行したそうです。で、タルバガンの毛皮を使ったデール(モンゴルの衣装)を買ってきました。肉?ハルビンで食ったことあるけどぉ、脂身があってわりとおいしかったんですけどぉ。

 氷点下50度当たり前のモンゴルでは暖冬のことを「腐った冬」と言って、こういう年は夏に疫病が出る。と言われています。本来寒さで死ぬ弱った獣が、病気を抱えたまま生き残ってしまうから。今年の冬は暖冬だったのかな?タルバガンは内モンゴルにも黒竜江省にも生息してます。

 ペスト菌の発見には北里柴三郎も大きな功績をあげていますが、明治30年代には日本でも大阪で多数の死者が出ているんですね。

 ペストが上陸したら、またマスク騒動が始まるのかな?消毒液なども今のうちに常備しておけば慌てない。ネズミホイホイや殺鼠剤が売れるのかな?案外、猫の社会的地位が高まるかも。

 一番の予防策は、発生地の人間を入れないことなんだけど。

 感染した人間を送り込む人間爆弾。ショッカーやデストロンがやりそうな手段だけど、戦隊ものなどを見て戦略を考えているんでしょうね。

 夏の猛暑を避けてパチンコで屋で避暑を楽しんでいたおやじさんが申すには、「年金二か月分があっという間に消えて、エアコン買って電気代払うくらい使っちまった。」物価は上がるし、こんな社会情勢の中新しい税金作ることに熱心で、国外にばらまくことでなぜか感謝されるのはアメリカ。

 岸田さんに言うより、「麻生さんあんたやりすぎでっせ!」と言うのが正解だと思うけど、アメリカ民主党は日本の国力そぎ落とす手法を変えてきましたね。クレッソンやカンターなんてクレーマーを送り込んで圧力かけた時代は稚拙でした。それより、日本人の「善意」に憑依する。

 その場対策としては実に今日妙な手段ですが、しょせん遊牧民の頭はそこまでで停止するので、巡り巡って自分に降りかかる応報には気が付いていない。

 ペストなんぞより怖いぞ。

 

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甲子園

2023年08月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 私の知らないところで夏の甲子園野球は開催されていたようです。

 昼過ぎ、濃い緑茶もって顔を出した60代後半のおやじさんが、「仙台育英と慶応の決勝は慶応の勝ちだったな。」なんか、ピンとこなかった。それが甲子園の高校野球と聞いて、なおさら違和感がありました。一回戦とか二回戦じゃないの、「いや、決勝だよ。」

 甲子園の決勝って言うとPLとか松山商業とか、あとは九州勢とか。「最近は東北が強いんだよ。ベスト8なんか3校が東北だったんだぞ。」

 このおじさんかつては高校球児。地区予選の3回戦までだったけど、東海道新幹線でいうなら熱海か三島あたりまで行ったことになる。静岡まで行けばおでん、浜松まで行ければウナギがあったのに。もちろん、当時は品川駅に新幹線はとまらなかった。この時代、各県一校の時代ではなく、群馬県と栃木県の勝ち抜いた高校がさらにもうひと試合して甲子園に行ったので、このおじさんの時代は江川がいた時代なので、作新学院を打ち崩せない群馬県の高校は甲子園に行けなかった。東海道新幹線で例えるなら。新大阪を目の前にしながら京都で下車。観光目当てならそっちの方がいいと思うけど、甲子園はそこからまだ先にある。

 で、慶応って塾高?と言っても、おじさんには何のことかわからなかったみたい。教養課程のある日吉にある付属高校のこと?神奈川になるのかな?こまっちゃくれた生意気な生徒がたむろす学校。え?野球なんか強かった?

 私が行ってた頃はスポーツ推薦と言うのがない大学だったので、ラグビーなどにはこの塾高からエスカレーターで上がってきた学生が多かった気がしましたが、野球部ってどうだったんだろう?あまり接点なかったもんで。

 野球に限ったことじゃないけれど、最近東北出身の人たちが活躍しているねぇ。という話になったんです。最近と言っても震災以降ですね。あれは何か異世界からの後押しでもあるのかねぇ?我々が子供の頃は満州から帰ってきた人たちで異彩を放つ人が多かったね。悲惨な経験を乗り越えると異彩を放つんだろうねぇ。俺ら、可もなく不可もなく平凡に生きてきたからねぇ。

 夕方、近所の従妹のところに顔を出したら「お葬式の残り物だけど」と、蜜豆出してくれました。蜜豆ねぇ、久しぶり。多分令和になって初めてかもしれない。今月の初め、この家のおじいちゃんの葬式の時に、「生花はいらないから缶詰の詰め合わせ出して。」と言われ、いとこ一同は缶詰の詰め合わせを出したのですが、どんなものが入っているかなんて全然気にしてなかった。蜜豆ねぇ、おいしかった。パイナップルいいですねぇ。ミカンもおいしい。葬式じゃなくてもスーパーに行けば売ってるんだよね。

 最近あまり見かけなくなったけど、甘味処って無骨な男は入りにくいんですね。かき氷なんて今世紀になってまだ食べちないんじゃなかろうか?あんみつなんて昭和の時代以降食べていない気もする。なんてことを申したところ「お店紹介するから今度食べに行こうか。もちろん、あんちゃんのおごりだよ。」やっぱそこに来るのか。

 26日にキッチンカーが来るから何とかフラッペとかを買わされる羽目になった。

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キャンドル

2023年08月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日のセフレ(世間話フレンド)の会のバーベキューで、アロマキャンドルの話題が出ました。

 ヨガ教室に行ってるおばちゃんたちが、奇妙なインド音楽とアロマキャンドル燃やしながらヨガ練習しているどうですが、広末問題以降「あのキャンドルオヤジが気色悪いから」と、アロマキャンドルを燃やすのをやめたんだそうです。とんでもないところに余波が飛び火している。おばちゃん達にもあの亭主は気色悪く映るのか。

 そういえば、そんなようなものを持っていた気がする。ずいぶん以前にもらったものだが、登山に行ったときにテントの明かりにしようと、どこかに放り込んであったな。と、探したら防災グッズの中に入ってました。何の匂いかわからないけど、まだかすかに臭いが残っている。災害で停電になったら、このろうそく灯してヨガの真似事でもしよう。

 アロマキャンドル持っているし、スパゲティーも作れる。残念なことに容姿端麗だから女優と浮名を流せない。無念ですなぁ。

 北海道で66頭の牛を食い殺したヒグマが射殺されたようです。先月末に猟師が撃ったヒグマが鑑定結果OSO18と呼ばれる熊だと判明したんだそうです。狙うとはぐらかされる知能派のヒグマとされていましたが、無欲なところにチャンスは来るようで、そんなことを気にせず駆除したヒグマが指名手配犯だった。

 それにしてももうちょっとまともな名前なかったのかな?AKB48とかNGTとかややこしいんだけど。

 熊と言えば、お盆前に私の同級生が駆除したツキノワグマ。肉はカン太君のおとっつぁんが食ってますが、さっそく脂が瓶詰になって農産物直売所に並んでいました。2000円くらいする高価な代物になってます。

 冬になると指先がひび割れるのでクマの脂を塗ってみたことがありましたが、結構効くんですね。でも、高いからメンソレータム使ってますけど、この冬も必要になるのかな?

 相変わらずの残暑と言うより猛暑ですが、この1-2日で虫の鳴き声が変わってきました。アブラゼミの鳴き声がなくなり、キリギリスなど地上の虫の鳴く音色が多くなってきました。そろそろ山の上ではフジバカマなどが咲き始めていることでしょう。

 10月ころまで暑さが続くみたいで、いきなり冬になりそうな気配もしてますが、その頃にはペスト襲来、もちろんニーハオ国から。なんてことになってなきゃいいんですけど。

 今のうち入国規制したほうが良いのだけね。

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デカ盛り

2023年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日も猛暑の中一人黙々と仕事してました。

 来週ホームセンターに収める予定だった薪の束は、運送会社の都合で2週間先になったのでもはや慌てることもなくなりましたが、土日は来客が来る。しかも外国人。それも昨日こなしたので、今日は休めるかと思ったら、電動のこぎりの修理が来るというので結局出て行って仕事してました。

 秋から冬にかけて薪の出荷で忙しくなるので、炎天下、外で薪割作業をしてましたが、雷の音はするものの雲はこちらに近寄ってこない。風もほとんどないので妙に蒸し暑かったのですが、時折吹いてくる涼しい風が曲者。風上で畑にたい肥撒いたみたいで、臭いし目に染みる風。悪いタイミングに当たっちゃった。

 修理屋さんは午前中に出ると言ってたので、お昼前に終わるかな?と思ってましたが、先に行った農家でのトラクターの修理に手間だったとかでこちらに来たのが午後2時。外で仕事をしていたのでその頃には汗でびっしょり。まだ昼飯も食べていないし、脱水症状が出始めている。

 そろそろ40代になる修理屋さん、このお盆前にお母さんが熱射病になったとかでひと騒動あったんだそうです。「おふくろももう歳だから無理して野良仕事しなけりゃいいんですけどねぇ。」そりゃ、まぁ、この暑さは高齢者にはきついし命取りになりかねないですもんねぇ。ところで、お母様はおいくつですか?と聞いたら、私より1歳若かった。70とか80という数字を期待していたんだけど。

 夕方、セフレ(世間話フレンド)仲間とバーベキュー。参加グループの暴力事件で話題になったねぶた祭りに行ってきた60代半ばの夫妻、昨年から旅館も予約していたんだそうですが、そんな騒ぎも知らずに楽しくお祭りを眺めて来たそうです。自分たちでお祭りやるのは面倒だけど、他人様のお祭り眺めるのは実に愉しいし気が楽だ。

 夫婦で遠くに出かけられるのも今がチャンスかもしれない。10年後に行ける保証はない。と言ってましたが、免許返納しているかもしれないし、お出かけじゃなくて徘徊になっているかもしれない。悪くするとお盆とお彼岸に帰ってくるご身分になっているかもしれない。命短し旅せよ中高年。

 行は高速道路で青森県に行き、帰りは国道7号線を越後まで下ってきたのだとか。東北自動車道が山形県を通っていないので、ぜひこの機会に六県全部走りたいと、下道で車中泊しながら帰ってきたんだそうです。

 秋田の能代の中川食堂でデカ盛りを食ってきたそうで、カツどんとカツカレー注文したものの、夫婦共同作業でカツカレー一人前を食べるのが精いっぱい。カツどんはパックをもらって車の中で食べる夕食にしたそうです。数年前なら食べきれたかもしれないけど、さすがにあの量は危険だ。と、デカ盛りに圧倒されたそうです。私が7年前に向こうでデカ盛りの話を聞いてかつ丼食べに行ってみたのですが、おいしかったので紹介したんでしたんでした。東能代の工業団地の付近にあったので、工場労働者にはありがたいでしょうね。

 デカ盛りと聞くと心が躍るのだけど、さすがに食べきれない胃袋になってきました。年寄りと言う言葉が日に日に身に迫っている感じもします。

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La bohème

2023年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 ひところ、ホリエモンの「想定の範囲外」なんて言葉が流行したことがありました。つまり、思ってもいなかったってことで、あの人何年か塀の中に入ってきたんでしょ。

 想定の範囲。実はこれって案外危険で、防災などではなまじ想定しておくと、まだ安心と、想定の範囲外にならないと回避行動とらなくなって逃げ遅れるんですね。昔神奈川で中州でバーベキューしていた連中が川の増水で川流れにあった事件なんかも、当人たちは意地もあったろうが「まだ想定の範囲内」だったんでしょうね。

 屋内で仕事していたから雨は関係なかったんだけど。昼過ぎ、雷雨になるのは想定の範囲内だった。涼しい風が吹いてきて雨の匂いがしてきた。霧が山から下りてくる。こりゃほどなく一発来るぞ。と想定してました。雨が降り出す前にシート掛けておこうと、外に出たら、想定通りに降ってきた。いきなりバケツをぶち撒いたような土砂降りが突然。まだシート掛け終わっていないのに。

 時間にすれば1分足らずの間にずぶぬれになってしまいました。

 このところカレーなる日々が続いていて、加齢臭漂わせながら各種レトルトカレーを食べ歩いてます。朝と昼がカレーだったので、夕方はご飯炊くの面倒になって焼きそば食べに行きました。しょうゆ味の中華焼きそば。

 このあたりでは昔からの焼きそばがこのスタイルで、ソース焼きそばってインスタントから認知されてきた感があります。ラーメン作るにはスープが作れないけれど、うどんやそば作っている店から中華麺を買ってくれば焼きそばは作れる。ソースはなかなか手に入らなかったけど、しょうゆは自宅で作っている。そんな時代でした。

 私の隣のテーブルで同じ焼きそば食べているおばさんが、ちらちらと私の方を見るので気になっていましたが、ふと目が合った瞬間思い出しました。高校2年の冬休みに、女子高の美術部と合同展があって、会場の案内受付担当だった美術部員が都合が悪くなって行けないから、代わりに一日行ってくれないかと頼まれたことがありました。美術とはかかわりない柔道部でしたが、女子高と合同となれば「快く引き受けましょう!」その時の当番の女子高の美術部の部長さんで3年生だった人。し・か・も、「自画像」と称してヌード画を描いてきたぶっ飛んだお姉さん。こりゃ、男子高生にはできねぇぞ。

 もしかして?と話しかけたらやはりそうで、女子美大出てから高校の美術教師していたのだとか。どちらかと言うと武蔵野美大系のこってりした色遣いだったような気がしてましたが、絵画の先生が武蔵野美大だったようです。女子美大は色遣いが原色ギンギンで派手な人が多い気がするけど、どんな絵を描くのだろう?

 「あの時も焼きそば食べましたよね。」と言われ、近くの中華料理屋さんから出前とったのだけど、ラーメンではのびるので焼きそばにしたのでした。で、ヌード画のことを聴いてみたんです。「あ、あれね。兄貴が隠し持っていたエロ本のグラビアベースに、私の顔をコラージュさせたの。」このくらいぶっ飛ばないと、美術の世界に入れないと思っていたんだそうです。私は彼女の制服の下がこうなっているのか!と何度も絵画と実物見比べてましたわ。

 ”Nous ne mangions qu'un jour sur deux”僕たちは一日おきにしかまともな食事ができなかった。と、アズナブールはラボエームの中で画家の卵たちを謡っておりましたが、「幸い、教職につけたのでこうして時々焼きそば食べることができますが、ロクな作品は残せなかった。」と言ってました。モンマルトルで焼きそば食いながらウーロン茶飲む画家の卵ってのもカルチェラタンとシャンタン風味でいいかもなぁ。

 久々の焼きそばで、邂逅がありました。

 追記

 La bohème、まじまじ聴いてみるとフランス版神田川ですね。赤い手ぬぐい首に巻いて銭湯に行ったり、雨が降ると仕事しないでキャベツばかり食べて、金が入ると時折おでん屋に行く。フランス版神田川はこうした貧乏くささを感じないのはなぜだろう?

 外国語だからか!

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ツバメ

2023年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 蒸し暑い中屋内での薪のタガ詰め仕事。来週には大量出荷があるので、ぬるい風が吹いてくる扇風機全開で3人がかりで汗まみれになって作業してました。夕方4時ごろになって、”納入は9月8日になりました”。なんですとぉ~、なんですとぉ~。台風来日のお盆の最中も休まずに作業してきたのに。なんですとぉ~!

 土日は休んでやる!徹底的に休んでやる。鬼のように休んでやる!と気張りたいのですが、外国人陶芸家が窯に使う薪を取りに来るので私一人出なければいけない。おまけに薪を欲しいという中国人も来るとかで、なんで私でなければだめなんだ?

 花屋さんにスイカをいただきました。花卉栽培のハウスの横で作っていたそうです。鉈でたたき割ってみんなでいただきました。一緒に作業していた65歳のおやじさん、先日近所の葬式で手伝いに行ったときに斎場のおくやみの塩をごっそりもらって帰ってました。おむすびにつけたり、弁当に塩をかけて夏場の塩分補給に手ごろなサイズ。それを分けてもらってスイカに振りかけて甘さが増しました。あれ、結構便利なサイズなんですよ。私も会葬礼状に入っているお悔やみの塩、料理の時に使ってます。

 スイカ食べながら「越冬ツバメ」って知ってるか?と聞かれたので、森昌子の?いやそうじゃねぇんだ。南に帰らないで冬を越すツバメだ。

 てっきり若いおねえちゃんと不倫して自慢したいのか?と、思ったら意外とまともな答えが返ってきた。森昌子の歌は飛んで飛んで飛んで~の円広志が違うネームで作曲したんだっけな。

 このおじさんの家の軒下にツバメが巣を作るのは毎年のことですが、3年前の冬は南に帰らないでここで越冬したツバメがいたそうです。寒さも雪も厳しい土地なんですけど。おじさんの観察したところによると、夏を越してその巣にいたツバメの一家は南下し、しばらくして別のツバメが来たんじゃないか?北の方から。と推測してます。

 餌となる虫も姿を見せない冬の間、何を食って過ごしたのかはわかりませんが、お彼岸ごろまで軒下にいたんだそうです。

 考えてみればツバメと言うのも興味深い鳥で、人間の生活圏を上手に利用して共存している野鳥。人間様の生活圏にいることで安全を確保し、人間側は田畑の害虫食ってくれるから共存関係が成り立っている。イワツバメなど奥山の崖の中に巣を作り全く関わりのない場所で生活している。野生の観点からすれば、イワツバメが「ツバメ」で、人里で共棲するツバメは「イエツバメ」と呼んだ方がよいのかもしれない。

 しかしながら、われわれはおぢさん世代である。

 明治の時代、女性解放運動家の平塚らいてうが年下の愛人男性を「若いツバメ」と表現したことから、ツバメ男と言えば年下の愛人を示す言葉となってしまった。ヤクルトスワローズを除いて。

 それをひっくり返そうとしたのが森昌子で、越冬ツバメは訳アリの恋(発情)にのめりこんでいる娘の姿を描いている。まぁ、だいたい男の方も無責任だよな「娘時代を無駄にするなと」と説教しながらやることはやっちまっているんだから、と、「〇〇さんだっぺ」「▽▽なんかおねえちゃん自殺しちまったもんな」「×子ちゃんなんかついぞ嫁に行けなかったもんな」と、地元の越冬ツバメ事件が語り継がれる。

 広末問題に限ったこっちゃない。地元の越冬ツバメのお相手はどれもブサイクなおじさんで、働きも悪いダメンズもいたりする。そして、まじめに働いてダンディーな私たちはその気はあっても全然相手にされない。そりゃ、バカっ子ばかり蔓延するわけだぜ。

 ツバメは寄り付かないが、アブは寄り付く。3個所刺された。

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民俗学でしょ

2023年08月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 久しぶりに喫茶店にコーヒー飲みに行った、というより、ビッグコミックシリーズ読みに行ったら宗像教授シリーズがまた新連載されていました。ここしばらくこの雑誌を読んでいなかったので全然情報がなかったのですが、さっそくコミック第一巻を買ってきました。

 宗像教授伝奇考、宗像教授異考録。全巻揃えて読みましたが、今度は世界編が増えるのか。第二巻は11月末ごろ出るようです。

 我々の間で「何者か?」と論議されていた謎のわら細工の正体がわかりました。疫病退散の願いを込めて作られた妖怪アマビエ様でした。

 フクロウ説と、一昨年老衰のため100歳で亡くなったおシデ婆さん説といろいろささやかされていたのですが、製作者がうろうろしていたのでとっつかまえて問いただしたら、アマビエ様だと判明しました。おかげさまで疫病にもかからず息災に暮らしております。感謝いたします。おシデ婆さんも草葉の陰から喜んでおられることでしょう。

 ゲゲゲの鬼太郎によると今は妖怪横丁で暮らしておられるアマビエ様が世に出てきたのは肥後の国。時は1846年。これから疫病と災害が起こるから「私の似顔絵を流布して備えよ。」と、魔よけの札になったアマビエ様。これが時を経てコロナ蔓延の時に民衆の間で広まったというのが、日本のおくゆかしい「美」ですね。

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