のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

8月終了

2024年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 各地に大雨の被害が出ている中、午前中は降る気配がなかったので雨が降り出すまで仕事をしてました。今日は一人仕事。気温はそれほど高くなかったのですが、湿度がたっぷりで汗が乾かない。実施、家の中に干した洗濯物も乾かない不快指数100%とも思える湿気。

 薪を積んだ屋根の下から茶トラ猫の三井田さんが顔を出して「なんか食い物ねぇかなぁ。」と、こちらを見ていました。軽トラの中に三井田さん用のキャットフードを持ってきていたので、一掴み板の上に置いておいたら、作業している間に食べたようでなくなっていました。

 9時半を回ったころ、2kmほど離れた地区のおやじさんが散歩してきました。80代後半なのに足腰達者だなぁ。と感心しました。少し早いけれどお茶にしようかなと、「お茶でも飲んでいきませんか!」と声をかけて、綾鷹のペットボトル手渡して、丸太に腰かけてどら焼き食べながらお茶タイム。屋根の下から三井田さんが顔出して「何食ってるんだ?」と凝視していました。

 伊勢湾台風の時の話をしてくれました。私が生まれる前の台風なのでどんな規模だったのかはわかりませんが死者行方不明5000人の大災害。昭和34年9月26日。これは昔山口百恵が出演していた「赤い疑惑」の冒頭で毎回出てきたので覚えています。当時このおやじさんは名古屋で働いていたのでその被害を鮮明に覚えていました。が、ところどころ話が混とんとしたり、私のことを私の父と勘違いしている様子だったので、まさか?と思い「ちょっと仕事の電話してくるから、お茶飲んで待っててください。続きの話も聞きたいですから、」と、その場をちょっと離れて息子さんに電話を入れると、「急にいなくなって探していたんです。」やはり。うまく話を合わせながらここにとどめておくから。と、迎えに来てもらうことにしました。

 その間、昭和39年の新潟地震の話なんかしていたのですが、奥さんが妊娠中で先ほど電話した息子さんが飛び出てくるんじゃねぇかと心配だったそうです。私も3歳になるちょっと前でしたがあの地震の時はよく覚えています。家の外で遊んでいたら地面が揺れだして家の玄関のコンクリートがひび割れて持ち上がり、母が家から飛び出してきて私を抱えて裏の林の中に走って行ったのですが、当時の家の裏には釣り堀があり、その池の水が沸騰したように飛び跳ねていたのを覚えています。

 「人生ってのはあれだね、災害を経験しながら積み上げていくもんだね。」と言うあたり、ほんとにボケているのかな?と疑いたくもなりますが、おやじさんは伊勢湾台風どころか戦争だって経験してきているんじゃない。「終戦の時は8歳だったけどな。」人柄なのか?きれいでいいボケ方しています。

 そんな話をしていると息子さんが迎えに来てくれましたが「どっかで見た人だけど、どちらさんかね?」と、息子のことがわからない。ああ、心配しないで、私の友人だから家まで乗せてってもらうといい。もうすぐ雨が降るよ。と、助手席に乗せて、また懐かしい話でもしましょう。と、送り出しました。息子さんも目に涙ためて深々と一礼すると「ご迷惑おかけしました。」迷惑なんてとんでもねぇ、面白い話聞けて良かった。大事にしなせぇ。と、見送りました。

 高齢化地帯に住んでいるとこういう老人と接することはよくありますが、病院や施設に入ったのか、いつの間にか姿を見なうなったと思って対碑が建ち訃報が入る。歳を纏うことはこういうもんでやがて自分の姿なんだけど。まさか今日見た姿が最後になるかも?と、思うと、貴重な時間だったんじゃなかろうか?

 午後から土砂降りになったので引き上げてきましたが、猛暑の8月よく生き延びられました。

 明日は関東大震災101年目か。

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哲学的に

2024年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 仕事の時はカシオのGショックの腕時計しているので、スマホの時計を見ることは全然ないし、他の時計を気にすることもありません。

 今日は一日雨降りだったので屋内作業をしていましたが、作業所の壁に掛けられている丸い大きな時計が10時を示していたので一休みすべぇと腰を下ろして缶コーヒーを飲みました。炎天下の外仕事と違って屋内作業は疲れが少ないな。と、ゆったりしながらスマホで台風情報を見たときにふとした違和感に気が付きました。スマホの時計は9時15分。え?と思って腕時計を見るとやはり9時15分。隣で缶コーヒー飲んでいるカン太君のおとっつぁんに「何時?」と聞いてみたところ9時15分。じゃぁ、あの壁時計は?

 「飾り物です。」

 おとっつぁんが引越しに荷物運びに行ったときに廃品の中からもらって来た壁時計で、電池を入れてみたら動いたので壁に取り付けたんだそうです。電波式の時計だそうで、毎日朝夕7時には時計の針がぴったり合うようですが、そこから先はその日の気分で自由に時を刻んでいるみたいです。おとっつあん説では1時間に5~10分遅れるのが多いみたいですが、今日はその後れを取り返したのか2時間少々で45分も進んでいた。

 時間に追われる現代人をあざ笑うかの如く、時間から解放されて自由に時を刻む時計。う~む。これは深い。哲学的だ!

 自由とは他に由らず自らに由るという仏教用語。この時計は、自らに由って時を刻んでいるので自由な時計だ。なぁんも悩み事もなさそう。そしてメイドインニーハオ。やっぱ世の中に取っちゃ必要ないのかもしれない。でも、飾り物として壁にかかっている。

 哲学的と言えば、最近こちらの地区の担当者になった営業マンが来て、「初めまして!」と名刺を置いて行った。「はじめまして」。過去形なら「はじめました。」になるので意味が違ってくる不思議な日本語。はじめましたと言えば冷やし中華だなぁ。もはやシーズン末期だけれど、食えるうちに食っておくかと冷やし中華食べに行ってきました。

 哲学的に胃袋に収まった。

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牛歩戦術?

2024年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 牛歩戦術に出た台風10号は九州をジンワリ浸食中。当初の予報では今頃はもう消えているはずだっただけど。長寿の台風です。

 こちらは午前中まで雨が降らない天気だったので、出荷作業ができました。宅配便で出荷する荷物がありましたが、北は北海道、南は福岡まで。ヤマトに荷受け停止になっていない牡蠣行ってみたら、受け付けるけれど遅配は覚悟してくれ目途が立たないと言ってました。今回の出荷では福岡、山気と、広島あたりが「ちょっとどうなるかわかりません。」と受け付けてはくれましたが、ホントどうなるのだろう?

 台風の経済効果?毎年米農家の仕事が終わると奥さんと新婚旅行に行くユウちゃんは「米価が上がる!」と予想して、今年の新婚旅行は予算をランクアップしたようです。お土産もランクアップするのだろうか?

 カン太君のおとっつぁんは1年ほど長崎のハウステンボスに仕事に行ってたことがあるので、向こうの知人のことを気にしていましたが、「南の方の台風って迫力違うんですねぇ。」と振り返っていました。私も沖縄で本場の台風を満喫したことがありますが、風の強さが異様でした。地元の人が言うにはいつもより勢力が弱い台風だと言ってましたが、こちらでは台風より冬の吹雪の方が風の脅威が大きい。

 スマホの雨雲写真眺めながら「なんか、南海トラフラインに雨雲が集中していないか?」こんな大雨の中で地震が出たらとんでもない土砂災害が出るぞ。

 午後から雨が降り出したけど小雨状態だったので土場の草刈りをしていたら、小屋掛けの屋根の下に茶トラ猫の三井田さんが顔を出しこちらの様子をうかがっていました。軽トラの助手席にキャットフード積んでいるので、この天気じゃ三井田さんも仕事ができないだろうから一掴み置いておきました。

 夕方、土砂降りになってきたので作業を中止しておく内に逃げ込んだらおとっつぁんに緊急招集の電話が入りました。おとっつぁんが搾乳の手伝いに行っている酪農家から「痛風がひどくてしばらく仕事ができそうもない。台風が通過しそうな今度の土日は代わりに仕事してくれ。」気圧の変化の影響もあるのだろうか?ちなみにこの楽のかは私の同級生。黙って電話する姿を眺めて撃いましたが、「近くにいるんだっぺや。」と私がいることを察したのでか、電話を代わると「一番搾り6本、500mlの奴な。それと辛子明太子2パック。いつものクーラーボックスに入れといてくれ。」

 友の持病のためにスーパーに買い出しに行ってきましたが、ばれたら奥さんに恨まれるぞ。

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ロックンローラー

2024年08月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 雨予報で一日仕事を休めたので、気分転換におなじみの喫茶店に行ってお昼を食べてきました。和風ハンバーグランチ。

 久しぶりにBちゃんに会いました。エイちゃんとして知られる矢沢永吉と同じ日に生まれた70代半ばでそれが御自慢。なのでBちゃんと呼ばれていますが、糖尿病患って紙のパンツはいて電気式のシニアカーに乗ってヨレヨレになっても心はロックンローラーです。「食事療法?馬鹿言っちゃいけねぇよ。俺の心はまだおれちゃいねぇぜ!」と、反骨のスパゲティーナポリタンを食べてました。なんか最近緑内障にもなっちまって目もやばくなったようですが、孤高のロックンローラーだから独居老人。民生委員さんの孤独死監視対象になっているみたいです。

 矢沢永吉は私より12年歳上で、誕生日も一日違うだけなのですが、12年後、私はエイちゃんになっているのだろうか?Bちゃんになっているのだろうか?この世にいない可能性もあるけど、そもそもロックのスピリッツ持っていないからねぇ。

 Bちゃんが帰った後、喫茶店のママさんと在りし日の(まだ生きているんだけどね)Bちゃんの話をしましたが、この店ができたころからのなじみで、三十数年前は威勢良かったんです。リーゼントに決めてアメリカンバイク乗り回して。やっぱ年相応に人間丸くなるのも大事だよね!なんて言いつつも「矢沢永吉って大したもんだなぁ。もうぼれていないもんなぁ。」スターは違うんですね。

 帰りにスーパーに立ち寄ったら豚バラのブロックが半額だったのでチャーシュー作ろうと思って買ってきました。下地づくりしてブロック肉煮込んでからふと思い出したことがありました。醤油も買ってくる予定だったのですが失念してました。私はロックンローラーじゃないので柔軟に現状に対応するタイプ。なので現在あるだけの醤油で作れそうな肉じゃがに急遽予定変更。麻婆豆腐作る予定で買ってきた豆腐もぶち込んで、台風で家にこもるときはこれ食って生き延びよう。

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備えあれば

2024年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風10号が日本列島縦断の可能性が強くなってきましたね。台風の強さは風の強さなんですが、今回は強い雨も懸念されますね。太平洋側に30℃レベルの海水温が広がっているので、水温が高いと水蒸気が上がって雨雲になりやすい。帯状疱疹と同じくらい厄介な線状降水帯もできやすい。

 強風で稲が倒伏する南の方ではミカンが落ちる、北ではリンゴが落ちる。農村生活者はどうしてもそっちに目が行ってしまいますが、世間一般には土砂災害の懸念でしょうね。お近くの排水路にゴミや枯葉が詰まっていないか?水の流れをよくしておきましょう。この時期、田畑の草刈りをした後の草が水路に詰まっていたりするんですよ。

 一人暮らしの若い女性も気になりますが、独居老人や高齢者世帯などにも気を配っておきましょう。防災の基本。

 都会では米不足みたいだけど、台風の備えでカップ麺も姿を消すのかな?節度ある備蓄を期待したいけど、商品棚にインスタントラーメンが消えてもなぜかコリアン激辛ラーメンは売れ残っている。最後の手段はこれかな?そういえば一昨日スーパーに行ったら水のペットボトルがおひとり様一本限り。となっていた。大雨の後で水道水が濁ることはあるけれど、雨が降る前にポリタンクや鍋などに蓄えておけば済むこと。備えあればうれしいなですよ。

 備えあればで、キュウリをもらったので醤油ニンニク漬けにしてみました。

 昨年の春先にカン太君のおとっつぁんは耳石がずれてぶっ倒れ、救急搬送されたことがあります。北斗の拳で言うならカイオウの瘴気を受けたケンシロウが天地がどうなっているのかもわからず平衡感覚も上下感覚もなくなって倒れたように、おとっつぁんも地面に吸い込まれるような感覚で立っていられなくなり、かろうじて119番したそうです。

 台風など低気圧が近づいてくると気持ち悪くなったりめまいがあるようで、昨日出てこられなかったのもこの症状だったようです。

 私の場合は低気圧が近づいてくると膝と肘の古傷が痛み出すのですが、今回は右膝が妙にズキズキしています。そして両肘にも痛みが出るようになってきた。

 お互い、気圧計がいらない便利な体を手にいてましたが、全然ありがたくない。

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グレープフルーツ

2024年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風10号迷走し始めましたね。東北地方の東側にある熱帯高気圧が力を増したから台風が西に追いやられたようですが、まんべんなく日本列島縦断するんじゃあるまいな?もうちょっと頑張ってもらって半島の方に行ってくれるとありがたいだけどなぁ。

 今月いっぱい天候が怪しい中、今日は何とか持ちこたえる天候。降られたらできない作業を進めておこうと忙しかったのですが、こういう時に限って当て込んでいたカン太君のおとっつぁんが熱中症でダウンしており、茶トラ猫の三井田さんがうろうろしておりましたが、しょせんは猫の手。「餌、なんかクレねぇのかなぁ?」と言いたそうな顔つきで離れた場所からこちらを眺めている。昨日はお休みしちゃいましたしね。

 キツネのミカチャンと猫の三井田さんのエサは持ってきていたけど、私が昼飯を食えない状態になってしまいました。と、言うのも「台風が来る前に薪入荷できますか?」と、ホームセンターからの依頼で、急遽2tトラックにタガ詰めした薪を積んで配達に行ったり、家に用意してきた冷やし中華を食べる間もなく夕方になってしまいました。

 家に帰る途中に中学の同級生宅に立ち寄りました。先だっての同窓会に来られなかったはらからから新しい住所の連絡が入ったので名簿管理している同級生の家に情報持っていきました。

 「お盆飾りの残りもんだけど。」とグレープフルーツを出してくれました。「むかしはこういう食べ方だったよね。」と半切りにしたグレープフルーツにギザギザ付きのスプーン。小学生の頃に突如出現したグレープフルーツ。サンキストだったかのCMで流れたこの食べ方が都会的に思えたものです。砂糖も乗っけて食べたっけ。

 7月に出た新札にはまだお目にかかっていないけれど、グレープフルーツはコマーシャルが流れるとほどなくこの田舎にも姿を見せましたから、新札より流通が早かった。何より娑婆の流行が時をおかずに入ってきたのは衝撃的でした。でも、先の尖ったギザギザ付きのスプーンはなかなか出てこなかった。私も平成になって100均で買ったけど、使う機会はあまりない。

 グレープフルーツの出現で酸っぱかった夏ミカンが大打撃を受けた時代がありましたが、ほどなく甘みを持った夏ミカンが出回るようになり、ミカン農家と農林省がどれだけ品種改良と普及に奮闘したかを感じてしまいます。柑橘類の黒船だったグレープフルーツも今や珍しくもない果物になってしまいましたが、思い返すと過酷な時代だった気もします。その頃ミカンはすでに段ボール箱に入っておりましたが、リンゴはまだ木の箱で、もみ殻を緩衝材に入れて出荷してました。近所の木工所が夏休みが明けたころになるとリンゴの箱を作り始めて仮設の屋根の下に山積みになってくる。

 11月ごろのマラソン大会には参加賞でリンゴがもらえるのですが、クラスにひと箱リンゴ箱が来て、先生がバールで木箱をこじ開け、みんな並んでリンゴをもらう。もみ殻のリンゴの香りがよかったんだ。秋葉機やもみ殻は冬のストーブの燃料になった。マラソン大会の入賞者の商品が、麦飯のアッペン大麦や山芋、もち米など生活物資。近隣の方々学校に寄贈してくれていたんですね。これが昭和40年代の山奥の姿でしたよ。

 流行からは程遠かったけれど、案外、基本をしっかり踏まえた育ち方してたんじゃなかろうか?

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夏休み

2024年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 私が小中学校の時代ならもうすでに二学期が始まっていて、秋の運動会の練習が始まる季節です。夏休みが短い分冬休みに繰り越される土地柄でした。世間一般なら今月いっぱいかな?

 よしだたくろうが♪麦わら帽子はもう消えたぁ~・・・それでも待ってる夏休みぃ~♪と歌った意味が実感できるようになったのは社会人になってからで、思い返すと学校の夏休みは楽しかった。

 近所に夏休みでじいちゃんばあちゃんの家に来ている小学生たちがいますが、今月末までこちらにいるみたいです。でも来年あたりにはお受験が関係するので、塾通いや塾の合宿なんぞがあるもんで来られるかどうかと言ってました。小学校の高学年が「夏休みがあった時代は楽しかったなぁ。」とよしだたくろうの歌を歌っていたりして。そんな時代になるのかな?

 一日雨の予報だったので仕事は早々に休みを決め込みましたが、老人会の草むしりの時間帯だけ雨がやんでしまったので、名誉ある一日老人会員として作業に参加してきました。なんだかねぇ、老人会より若い人たちの方が多かったんですけど、行政からの「謝礼」は老人会の運営費に充てられます。今年は久々にお江戸歌舞伎バスツアーに行くみたいですよ。こうしたイベントの中心世代はGSブームの世代なんだけど、やっぱ歌舞伎になっちゃうんですね。どんな演目かなんてことはからっきしわかんなくても派手で色鮮やかな舞台が楽しいんだとか。

 草むしりをしているときに「このあたりに忘れな草が咲いていたんだけど。」と樹木の下を探しているおばちゃんがいました。忘れな草は暑さに弱いので、おおかた花が咲き終わると種を残して枯れてしまうのでこの時期まで草として残っていることが稀ですが、種はそこらへんに転がっているはずです。そういう奥ゆかしい風流なところに気が付くとは、さすがですねぇ。と持ち上げると、おばちゃん達はあずまやの下で「忘れな草をあなたに」を合唱し始め、草むしりさぼってやがった。

 朝風呂に入って、扇風機の風を受けながらひたすら寝て過ごしました。巷では紫式部ブームだとかいうので、源氏物語の本引っ張り出してきたんだけど、枕にするには枕草子も必要だべさと本を重ねて寝てました。

 年々夏を乗り越える力が弱ってきた思いがしますが、今年の夏は特に厳しかった。でもまだ8月は一週間ある。

 日が短くなってきたのでヒグラシの鳴き声が。と、期待しているのに、夕方までミンミンゼミが鳴いてました。

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ダシマキトカゲ

2024年08月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 極力ニュースを目にしないことにしてますが、生活に影響する気象情報だけは注意しています。その他世情のことはほとんど不要な情報なので興味持たないことにしていますが、知りたくなくても聞き及ぶ娑婆の情報も少なくない。

 オリンピックでアルジェリアだっけのオカマのボクサーが女子の競技に出てきて金メダルとったのは知っていましたが、なんだか気持ち悪い顔つきだったなぁという印象は残っていました。今日、台風情報を見ようと久しぶりにネットニュースを開いてみたら、ああ、こいつか、近寄りたくない気色悪さが漂っているな。と、女装の気持ち悪さを醸し出した写真を見ました。で、アルジェリアのオカマのボクサーだと思っていたら、米大統領候補のカマラ・ハリスさんでした。似ているみたいで区別がつかない。

 この蒸し暑い中ランニングをしている一団がいました。学生の合宿らしく、長いタオルを頭にかぶせてひらひらさせながらもうろうとした状態で走っていましたが、昔流れていた三菱・ミラージュのコマーシャルみたいだな。と言うと、一緒に眺めていたタダシちゃんが「あれ流行ったよな。ダシマキトカゲだったよな。」ちょうど今朝出汁巻き卵食べたこともあるけど、衝撃の発言にエリマキトカゲの名前が吹っ飛んでしまった。

 なんかそんな名前のトカゲ。草津の熱帯園にいたことがあったけど、エリマキ広げないと普通にトカゲだった。そこまでわかっていながら、ダシマキトカゲが強烈すぎてつい一瞬前まで脳裏にあったエリマキトカゲの名前が出てこない。年寄りの刷り込み認知はこうして起きるのか?

 タダシちゃんは2年前の米を食べています。1年分は備蓄しているんですね。毎年新米の時期になると食べ残った米をもらうのですが、「二人暮らしだから米なんか大して消費しねぇんだ。」と、収穫したコメのほとんどは兄弟や子供たちへの縁故米にしています。「米売って金が入ってもパチスロに使っちまうからなぁ。」北斗の拳でラオウと闘ってしまうんですね。

 なんか最近親せきが増えたみたいで、「特に縁組があったわけじゃねぇんだけど、じいさんの兄弟の孫なんかが連絡よこすようになったんだ。去年のおふくろの葬式にも来なかったのに。でも困ってりゃ見捨てられねぇわな。そんなんで、去年収穫した分もみんな送ってやったんだ。この秋の収穫までもうすぐだからな。」

 お~いいな話だなぁ。田舎はそうでなくちゃならねぇ。浮世とは一線を引く無欲さ。娑婆で何があっても泰然としている田舎の強さは世情よりも自然が相手だから。

 それよりもダシマキトカゲ。どうやって食うんだろう?

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生態系

2024年08月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 なんだかやたらと蒸し暑い一日でした。おそらく北に向かった台風9号が海辺の湿気を引っ張り込んでいるのだと思いますが、すぐ背後に台風10号が控えています。

 そんな中、こちらは朝から熊騒動でした。河川敷に熊がいるのを漁協の見回りに行ったおっさんが発見。もうすぐ上流のダムの放流がある。急に増水して熊が流されたらどうなるのかな?と言う興味はあったものの、川を渡ってこちらに来られちゃ大変なので、煙火を鳴らして追い払ったようです。

 そろそろ熊とのいさかいが始まる季節になってきました。この冬は雪がすくなくて冬眠に影響が出たため、個体数は減ったのでは?と予測されてはいますが、出るものは出る。山で木の実食っているより里で大量にえさを摂取したほうが効率も良い。煙火の花火を用意せねばならないのですが、今年はまだそろえていない。なので、演歌で代用しよう!と、軽トラに八代亜紀のCD(ジャズ盤だけど)入れて熊よけしてます。

 日曜はたぶん雨だと思うけれど、「貴殿を一日名誉老人会員に任命する」の召集令状が入りました。日曜は老人会の資金源になっている公園の清掃。ばあさんばかりなので、労働力が足りていない。なので、こうして一日老人会員を招集しているのですが、最近、手が込んできて赤っぽい紙にプリントアウトするようになってきた。ばばぁども学習しているな。

 夕方、山岳会の先輩から電話があり、面白い本を見つけたと紹介されました。吉川仁さんと言う生物学者の本で、「なぜ男は女より多く産まれるのか――絶滅回避の進化論」。私はすでに図書館で借りて読んでいた本だったので、生態系に関する話題で盛り上がったのですが、やがて話はラニーニャが発生していることに変わりました。これだけ海水面が熱くなるとどこかで発生するだろうなとは予想していましたが、「この冬は豪雪になるかもな。」昆虫などの動向に注目して冬の準備をせねば。

 生態系と言えばこの界隈同様、彼の付近も深刻な高齢化でばあさんばかりの集落になりつつあるようです。女性の方が長生きしますからね。「こうしてアマゾネスの国は誕生するのかもしれない。」なるほど、思想信条ではなく生命力格差であの伝説の国は出来上がったのか?強いもんなおばちゃんたち。そして隷属化され労働力として酷使されるおじさんたち。思想信条に関係ないリアルな現実。

 どっかの国のオリンピックとは逆だよね。

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インスタントラーメン

2024年08月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜10時ごろ、コンビニから帰って来るカン太君のおとっつぁんの前をクラウンのパトカーが走っていました。このあたりの交番のパトカーはソリオなどの4wdですから、クラウンは署のパトカーですね。山の方に入っていくので何かあったのかな?と考えたそうですが、その山道の行き着く先はメガソーラー。

 ああ、そりゃぁ、最近頻発している銅線泥棒の見回りじゃねぇの?メガソーラーなんか、銅線のケーブル多用しているから発電しない夜中に盗みに来るんじゃねぇの?だから山の中に張り込んでいるんでしょ。だいたい、あの国とかあの国とかの連中がやる犯罪なんだけどね。少なくも熊対策で山の中に入っているんじゃないと思うよ。

 おとっつぁんは昨夜コンビニで本家三井田さんにばったり会ったんだそうです。お盆前に熱中症でぶっ倒れたと聞いてましたが、元気になったようです。連夜の蒸し暑さでよく眠れないことが続いて、田んぼの草刈りしていたら汗が出なくて体温が上がり病院に駆け込んで一晩入院したんだそうです。

 三井田さんと言えば今朝茶トラ猫の三井田さんがレタス畑の見回りしてました。もちろん、本家三井田さんは猫に自分の名前が付けられていることなんか知る由もないのですが、なんか妙に気配が似ているので我々の間では三井田さんと呼ばれている猫です。カモシカのサダヲ君とか、キツネのミカチャンとか、タヌキの綿貫さんとか、当人のうかがい知らぬところで野良動物にご芳名をつけられているので、個性を抑えて穏やかに暮らしたいものです。

 ペヤングで知られるまるか食品の会長さんが亡くなったというニュースを聞いて、ソース焼きそばを食べたくなっておとっつぁんはコンビニに出かけたんだそうですが、「ペヤングって群馬の企業だったんですね。」と初めて知ったようです。昔は「味の大関」と言う他より5円安いインスタントラーメンを出して、後にカップ麺の目ヤングを出すのですが、旦那が早くになくなって女社長が作り上げた企業です。ほかにもサッポロ一番のサンヨー食品も前橋ですし、意外なことにタコ焼きの銀ダコも群馬県です。さらに海もないのにマグロのネギトロが誕生している。

 袋めんの話題になり何が一番おいしいラーメンだったかといった話題になりました。トウモロコシとそうめん生活が続いていますが、学生時代はインスタントラーメン主食でしたからね。バイトの金が入って裕福な時は「マダム楊」でした。300円の高級ラーメン。近くのラーメン屋に行っても300円から350円でラーメン食べられた時代にインスタントでこのお値段。そりゃ気合が入りますわな。

 貧乏学生が集うアパートの共有の台所のごみ箱に高級ラーメン「マダム楊」の袋を捨てるときの優越感。「君たちとは違うんだよ!」って頭一つ抜け出た気がしましたねぇ。

 ジュディオングに似た台湾の女優さんがCMに出ていました。

 今思い返せばハウス食品だったんですね。本中華と言うインスタントラーメンも作っていたと記憶してますが、ハウスがインスタントラーメン作っていたんですね。

 インスタントラーメン作るのに高揚していた時代。貧乏っていいなぁ。抜け出られないけど。

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塩分

2024年08月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 解体した古民家の構造材。再び組みなおして古民家風現代住宅になります。こういう悠長なことをしたがるのはガイジンさん。めっちゃ手間暇かかりまっせ。

 100年以上昔の家屋ですが、材は全然問題ない。継ぎ手の細工などは昔の大工さんの知恵が詰まっています。

 わたしゃ力仕事手伝っただけですけどね。

 ガイジンさんと言えば、夕方スーパーに行ったときのことですが、10kgの米袋を5つも買って帰るニーハオ系のガイジンさんがいました。中華料理屋でもやっているのか?どうせ転売して儲けようという考えなんでしょうが、こちらに来れば田んぼがどうなっているかわかると思うけど。台風でも来なければ完全に豊作状態ですよ。練馬ナンバーのアルファードに積み込んでいたけれど、なんかねぇ、貧相に見えましたよ。お育ちの悪さがにじみ出ていて。

 そして、そうめんとトウモロコシご飯の毎日だけれど、貰い物で食っている私ってし・あ・わ・せ!

 昼間無人販売のレタスを100円で買ってきましたが、なんだかレタスも高いんですってね。近くの畑にはレタスが植えられているけど、末端価格で何万円になるんだろう?毎年箱でもらっているけど。

 昼飯、家に戻ってきてそうめん食べていたんですけど、このところ毎日脱水症所であちこち筋肉が誤作動しまくっているので、みそ汁も飲んでおこうと、お湯を沸かし、先月葬式の引き物でもらったインスタントみそ汁を出してみたら「減塩味噌汁」違うだろ!今求められているのは塩分だろ!健康のために死ぬわけにはいかない。減塩味噌汁に醤油ぶち込んで飲みました。おかげで今日は脱水症状が出ていない。

 塩分とろうぜ!

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BBQ

2024年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 ユウちゃんから「この薬手に入らないか?」と手渡されたレビトラの空き瓶。もしかしてあっち系?やはり、あっち系で、「バイアグラより柔らかくて半分にしやすいんだ!」年金もらえる年齢になったんだし、心豊かな老後に向けて神社仏閣巡りでもなさったら?と言ったところで、「お気楽な独り者と違って、夫婦を維持していくことは大変なんだよ。」そういうもんっすかねぇ?

 稲刈りが終わって米が売れたら毎年「新婚旅行」に出かけている夫婦ですが、今年は山形県の由良温泉に新婚旅行に行くみたいです。今年は巷で意味が分からないコメ不足騒動が起きているみたいだから高く売れるのかな?

 レビトラ、お医者さんの処方箋がないと手に入らない類の薬で、ドイツのバイエル社が作っているみたいだけど、現在製造止めているのだとか。「じゃぁ、インド製のバイアグラでもいいや。買っといて!」いいけどさぁ、あのサイトにアクセスすると違うサイト見ていても「EDに効果絶大!」とか「中折れとさよなら!」なんて広告が延々と出てきて関連メールもやたらに入って来る。大人のおもちゃを代行して買った時なんかひでぇもんでしたよ。AIに言いたいね。俺が使うんじゃない!ユウちゃんが使うんだからね!

 まぁ、新婚旅行のはなむけに協力するしかない。

 夕方、隣町でセフレ(世間話フレンド)の会が久々に集ってバーベキューをしました。お盆休みでスーパーには焼肉関連が並びましたが、当然売れ残りが出て半額セールになります。土着民のおじさんおばさんにとってはチャンスですねぇ。

 今回の議題は自民党総裁選挙を巡って党員票をどうするか?と行く議題で、こうして片田舎のバーベキューから日本の行く末は方向づけられていくんです。前回の時は、USAが民主党政権になったので、吉田茂の頃からUSA民主党と仲が良い麻生さんがキーマンになるだろうと、麻生さん動向を見ながら「どうせ1年もすりゃ変わるだろうから岸田さんが無難じゃねぇの?」って選択でしたが、任期満了になるまでふてぶてしくやっているとは思わなかった。

 お隣の町は小渕優子ちゃんの地盤なのでゆくゆくは・・・と言う思惑があるのでしょうが、今はまだその時ではない。と、カルビに塩振りかけながら語るアラ還のおばちゃん達。群馬の森の強制労働の碑を撤去した県知事に「ようやった!」と激励に行くようなおばちゃん達ですから、これも親の代からのつながりなんですけどね。

 「あんたのとこなんか小泉さんが疎開してたんだし、人気じゃないの?」と聞かれました。とはいえ、こちらも田舎なので、責任持たないパフォーマーは毛嫌いされる。やる気のない無能者より、周りを巻き込んで無駄なことをする無能者はむしろ害悪でしょ。うちの界隈のおばちゃん達は中曽根さんの孫が推しみたいで「若くてイケメンじゃない!」とその手の目線でお国入りを待っていますが、来月当たり顔を出すのかな?

 今求められるのは徹底的な実務がたか、破天荒の両極端だと思うけど、世界情勢を考えるととんがった人材が出てきてほしいよね。派閥ガタガタで党内もあれるだろうから無謀でも方向性を示せる人材でなけりゃ国内も混乱する。

 宮沢さんの時、東大官僚出身の時代は終わったと思いましたが、潮目の代わりをことごとく見逃して下野することになりました。岸田さんも最後の早稲田になるでしょう。この類の肩書持つやつは除外しよう。保身が優先するから。

 ロシア情勢やトランプさんがどうなるかでかなり混とんとした時代になるから奇人変人の類の方がうまくいくんじゃねぇの?ケツの弾力じゃなくて決断力って案外女性の方がしっかりしているもんだよ。

 と、最後は焼そば作ってバーベキューは終わりました。

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トウモロコシ

2024年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日も猛烈な熱さでした。昼過ぎには脱水症状で体中の筋肉が誤作動して全身こむら返り状態。減塩なんてのんきなこと言っているような状況ではない汗まみれの野良仕事。

 そしてソーメン。お盆で行く先行く先でもらうのがソーメン。川島なお美なら「私の体はソーメンでできているの。」と言ってしまいそうなソーメンばかりの日々。体力だって弱くなるわなぁ。

 知り合いの農家にトウモロコシを大量にもらいました。その量、おおむね50kg。出荷できない小さいものばかりですが、全部もぎ取って幹はサイレージと言う漬物にして牛さんの餌にするのだとか。牛さん用のデントコーンではなく人間用のスイートコーンですよ。

 それと、産直で売れ残った米の2kg物を4つもらいました。お盆前についでだからとこの家のお墓の草刈りやったのですが、そのお礼だそうです。ありがたいけれど、加減ってもんがあらぁな。近所に配ってもまだ大量にトウモロコシが残っています。

 川島なお美なら「私の体はトウモロコシでできている」と言いそうなトウモロコシ三昧の生活になりそうです。

 まず本日の一品目はトウモロコシご飯。今回は炊き込みにしないで昆布だしと塩で味付けしてご飯を炊き、トウモロコシはフライパンで焦げ目がつくくらい炒めて醤油で香りづけして、焼きトウモロコシ風味にしてご飯に混ぜました。ピラフ風にしたかったのだけど、バターがない。

 それでもなかなかいい味のトウモロコシご飯になりました。

 そして二品目は貰い物のジャガイモと玉ねぎと金出して買ったウインナーソーセージで、ジャーマンポテト風トウモロコシ炒めを作ってみました。味付けは塩コショウだけですが、意外なくらいいい味が出ました。

 こうして消費したトウモロコシが6本。あと82本残ってます。気が遠くなりそうな道のり。

 先日作ったオイキムチもまだたっぷり残っているし、貰い物生活がしばらく続けられそうです。

 

 台風9号が出たようで、沖縄あたりを経由してニダ半島直撃みたいですね。フェーンでまた蒸し暑くなるのかな?だんだん台風発生地が南下しているようですが、そのうち列島に沿って北上するタイプになるんでしょうね。台風が少ない夏だな?と思っていましたが、8月半ばから発生が加速して例年並みになってきました。この熱波で、今月中にもう二つ三つ台風が出るかな?

 猛暑対策、トウモロコシで乗り切れるだろうか?

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牧之記念館

2024年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 娑婆の長期盆休みも終わりをつげ、都会に帰国する方々のクルマが多く見受けられました。

 昨夜は脱水症状で起きる痙攣にさいなまれ、麦茶チビチビ飲みながら水分補填していましたが、今日は無理せずに仕事を休むことにしました。とはいえ、家の中なんぞ暑くていられたもんじゃないから越後の国の塩沢に行って、鈴木牧之記念館で調べごとをしてきました。入館料500円だけど冷房が効いてる。

 鈴木牧之は天保年間に活躍した民俗学者で、南総里見八犬伝の滝沢馬琴などとも交流があった人物。「北越雪譜」は有名ですが、「秋山紀行」に関する資料がわりとないので、なのかヒントがないかな?と、ノート片手に記念館を歩き回りました。そんな中でこちらにもゆかりがありそうな意外な鈴木牧之よりも200年も前に存在した城主ですが、当時こちらも上杉領地でした。

 2月の雪まつりの会場がこの記念館の前の公園なのでよく来てはいるのですが、顔見知りと会うのでその日は無料開放されている記念館にはなかなか足を運べないでいました。塩沢紬の製法なんかもこの記念館に資料が展示されていて、苧麻(ちょま)の生産地などもわかりました。今度、塩沢紬記念館に行ってみよう。

 近くにある住吉神社にお参りしてきました。関西方面には多い住吉神社ですが、北に行くほど数が少ない神社で、群馬では前橋や高崎や太田など南部にしか見つけられない神社です。東北に行くと山形に住吉っていう有名な日本酒があるけれど、その影響なのか?我が家の界隈ではお酒の神社だと思い込んでいる人が多い。

 塩沢が関西文化圏と交流があったのだろうな、紬や縮などの反物を通じて。なんて思うっていますが、神社のいわれではもともとお諏訪様の神社で御神体が魚野川を流れてきて住吉神社になったのだとか。魚野川ったって30kmも行けば県境の山脈だぞ。どこから流したんだ?

 日本で一番神社が多いのが新潟県と聞いていますが、なんでこの神社が?と、謎が生まれる神社も多々あります。一之宮は海に近い弥彦神社ですね。この秋も菊祭りに行ってみよう。

 帰りに湯沢温泉の山の湯に行ってきました。腰痛にさいなまれているので、腰までつかってじっくり温めました。こちらの温泉では熱すぎてゆっくり入っていられない、昨日なんか湯船が46度で水で薄めて入ったけれど出てくるお湯がとんでもなく根性入れて熱かったのですぐに上の数センチがとんでもない熱さになってゆっくり入っていられない。なのでこうしてお出かけしての温泉は健康に良い!

 洗い場はあるけれどシャワーなんてない。本来温泉なんてこういうもので、余計な設備は無粋もの。昔の温泉なんて湯船の淵の盛り上がりさえなかったんですよ。この湯舟は比較的低い方ですけど、湯船のお湯と洗い場がほぼ一直線の温泉って多かったです。なぜなら、洗い場なんて必要なかったから。石鹸やシャンプーなんて使わなかったし、まれに隅っこで米にかで頭洗う人がいたかな?だから洗い場から湯船に逆流なんてことは考える必要もなかった。

 この山の湯に来る目的は温泉が出てくる口で、出てくるお湯を肩に当ててジンワリと温めることができます。こちらのお湯なんか60℃近いお湯がちょびちょび出ていますが、やけど間違いなし!

 なので脱水症状直前まで汗をかいて、待合室の販売機でドクターペッパーを飲みました。なんか、最近は本国のUSAではペプシを売り上げで抜いたのだとか。テキサスにいたとき、知人にドクターペッパーの営業マンがいましたが、コカ・コーラとは別会社なんですね。

 雷様のご意思に逆らって天気晴朗なれども仕事を休みましたが、おてんとうさまのおかげでいい骨休みになりました。今度は雨の日も働きますから雷様怒らないでね。

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お盆明け

2024年08月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 世間一般ではおぼ泣けで日常生活が始まったと思いますが、台風が接近して首都圏は大変だったんじゃないでしょうか?こちら台風の影響はまるきりなかったけれど、とんでもない猛暑でした。麦茶飲みながら仕事していましたが、脱水症状ヘビー級。

 お盆前にコロナにかかり蟄居閉門していたカズヤちゃんが娑婆に出てきました。声がガラガラだったのでせき込みがひどかったり大変だったんだろうな?と聞いたら、「外に出られねぇから、家で毎日カラオケやってたらガラガラ声になっちまった。」ちなみにカズヤちゃんの好みは70年代フォークソングです。

 お盆の最中のコロナ。お墓は家から見える場所なので、近所の人たちが切り花を玄関前に置いてくれて、二階から墓地を見て人がいないのを確認してから墓参に行き、迎え火は建築廃材ため込んでいたのでキャンプファイアーのように大きな火が燃やせたんだとか。田んぼや畑の世話も人目を忍んでやってたようです。

 初めの二日くらいは熱が出てだるかったそうですが、それ以降は通常の状態で、他人様に迷惑をかけないよう家の中にいたようですが、食材買いにスーパーには行ってます。お盆休みで大混雑していたと思うのだけど。

 家の入り口の路上に農産物直売コーナーを作っているマサミちゃんに防犯ビデオに映った映像を見せてもらいました。夕方には売れ残った野菜などを撤去してしまうのですが、その棚の回りにタヌキが二匹うろついており、後ろ足で立って棚の上を除いて鼻をクンクンさせている映像でした。タヌキたちは時折こうして販売状況を確かめに来ているようですが、税務署の回し者?

 この春までは家の外に柴犬を飼っていましたが、「ワン!」と遺言を残して15年のワン生を閉じてから、家の周りにタヌキがうろつくようになったそうです。

 「こんなのも移っていたぜ」と、スマホをスクロールして見せてくれたのが今月の初めの雷雨があったときの映像で、道路にイノシシがいて、ピカっと閃光が出た瞬間動きが止まり鮮明に姿が映し出されて、牙が生えていたのでオスのイノシシでしょう。数秒後、多分雷の音が出たのでしょうが、その場を二回ほどくるくる回って慌てて飛び去って行きました。

 人間界以外でも面白い事象は出ているようですね。

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