のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

社会の責任?

2022年01月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜は鬼滅の刃を見るためにテレビを持っている同級生宅に行ってきましたが、その前の報道番組で猟銃持って立てこもり事件のことをやってました。

 なんか、母親が亡くなっておかしくなった犯人が医師を人質に立てこもって射殺しちゃったんですね。ほとんど見ないようにしていた事件だったので、詳細は知りませんが。

 キャスターとか言われる司会者がこの猟奇的事件を「社会の責任」に持って行こうとする話しぶりが気になりました。

 「社会の責任」というと聞こえが良いが、つまり、私も含め、あんたの責任でもあるんだぞ!ってなモンで、何でそんな狂人の責任を私達が背負わなけりゃならないんだ?自己満足という醜悪な無責任でしかない。社会の責任というならば、「責任を取ってキャスターをやめます。」というのなら、うむ、それも良い!と、煉獄さん目線で認めてやらないわけでもないが、その自己満足の背後に、自分以外の皆さんの責任と言いたい意図が見え隠れしてならない。

 一緒に見ていた同級生も私も親の急死と、介護を経験しています。手を尽くしても尽くさなくても肉親を失うことに後悔はつきものなんですが、今回の介護ロス殺人事件、社会に責任があるとしたらこのような狂人を野放しにしていたことじゃなかろうか?それより、「社会の責任」なる言葉を安易に振りまく人達を野放しにしておくことも同様かも知れない。

 なんてことを考えると、ニーハオのやっていることは非人道という名の秩序維持だけど、評価すべき所もあるな。なんて事を話しました。

 で、宇随天元さんどうなるんでしょうね。それにしても、戦闘場面のカメラワークすごいわな。と、アニメ鬼滅の刃の話になりますが、「天元」とは囲碁の碁盤の一番中心のことだそうで、この天元を中心に全部で九つのポイントがあるそうです。宇随天元は9人兄弟。「囲碁に由来した名前じゃねぇのか?」と、碁を打つ友人は申しておりました。

 こうした伏線が入っているマンガなので読んでいても面白いし、アニメ化されてなるほどと思うところが出てきますが、我々年配者でも楽しめる所なんでしょうね。

 コタツの治安を護る三匹の猫がやたらと噛みつくので足を奥まで入れられなかったけど、コタツに猫は日本の冬の風物詩。今日はご機嫌伺いに付け届けを持っていきましたが、食うだけ食っても職務の手を休めない忖度無き猫たちでした。

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底の力

2022年01月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 神奈川県の大学生と農業について話したのですが、コンニャク農家と聞いて「え?農家がコンニャク作ってるんですか?」と、ピントの外れた返答が帰って来ました。

 コンニャクは工場で作るもので、その原材料についてはまったく知らなかったんだそうです。「ジャガイモから作るんじゃないんですか?」と、かなり重症な言葉が返ってきました。「因みに、ところてんは海草から作るんだよ。」と教えましたが、中々衝撃的な発見だったようです。

 そして、エコだヘルシーだと騒いでいるので、案外、この程度の認識の人達が持ち上げているんだろうな。

 エビとヘビの違いがわからないけれど、カッパえびせんが大好きなネパール人と変わらないんじゃなかろうか?

 この何年か学生のバイトを眺めていて、一緒に遊びながらも冷ややかに査定してますが、休憩時間、と言っても実際は待機している時間なんですが、ここでスマホに目をやっている学生は概ね明治大学あたりが境になります。早慶はスマホを出さず他の人の仕事を見て何かしら得ようと観察しています。何かアクシデントがあってもすぐに飛び出せますが、スマホなんかに見入っているとそのアクシデントが起きたことさえ気がつかない。鬼滅の刃風に言えば、全集中常駐ができるか否かってとこでしょうね。

 単純なことですが、こうした積み重ねが大きな差になっていくのでしょう。

 入試偏差値で線引きするのはあまり芳しくない事でしょうが、こうした小さな積み重ねがそこにも現れていると言う実例に思えてしまいます。

 じゃぁ優秀な人ばかり集めれば良いのか?と、考えると、バブル崩壊後の銀行や証券会社の瓦解を思い返すと、これもまた難があるんだな。

 同じ轍を第二次大戦がやってますからね。士官学校エリートばかりで国を崩壊させた。

 明治維新から日清日露戦争など日本が躍進した時代、その主流は下級武士や農民など名も無き一般階級の人達でした。ものつくり日本だってたたき上げの職人芸のなせる技。ハイテクは一人二人のずば抜けたできの良い人間がいれば成り立ちますが、ローテクはそうはいかない。

 底力は底の力から生まれます。

 底辺層の疲弊は国力を疲弊させる。なので政府も我々を大切にしていただきたいところですが、給付金はないのかな?

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エコロジーって?

2022年01月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 カラスカレイの煮物を作ってみました。

 深海に棲む魚らしいのですが、切り身しか見たことが無いのでどんな魚なのか皆目見当つきません。だが、うまい!煉獄さんになった気分で、うまい!

 早朝は氷点下15度の寒さでしたが、日が当たると温かくなって0度付近まで気温が上がりました。

 寒さの影響なのか?電気自動車の日産リーフのガス欠?バッテリー上がりを見ました。充電できる施設も近くにないし、どうなるのだろう?知ったこっちゃ無いけど。

 レッカー車で牽引されていきました。

 こんな所に来るのに不向きなクルマだと思うけど、よくあれで来る気になったもんだとそのチャレンジ精神は称えておきます。

 この寒さの中でバッテリー上がりが命取りになる。エコロジーのためなら命を投げ出す覚悟があるならまだしも、クルマの中で凍え死んでいたら迷惑だよな。

 なんだかねぇ、自然とはかけ離れた生活している人達が、自分を正当化するために躍起になっている運動みたいで、醜悪な自己満足のような環境問題。その背景には利権があるんだろうけど、その利権に食いついている人達に言いように食い物にされている市民と呼ばれる方々。

 やらないよりやった方が良い程度のことを針小棒大に持ち上げて、何人の死者が出るのだろうね?

 なんとかは死ななきゃなおらないか。

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女の半生?

2022年01月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 確定申告の時期が来ていたことをすっかり忘れてました。領収書の整理をせねば。

 この何年かは地元の相談会で申告しているので、税務署に申告に行っていないのですが、3年連続で税務署で会ったスナックのおばちゃんを偶然スーパーで見かけて確定申告のことを思い出しました。

 このスナックのおばちゃん、まだ店をやっているのだろうか?何処で店をやっているか知らないけれど、苦難に満ちた女の半生を歩んできた人で、北海道の名寄あたりの炭鉱町で生まれ、名寄ではなく美唄という年もあったが、あのあたりの炭鉱町の生まれで、炭鉱が閉山して本州に働きに出てきた。

 結婚して亭主に逃げられて、これも女を作って逃げたという年もあれば、借金作って逃げたという年もあった。子供はぐれて行方不明。毎年微妙に話が違うんだけどね。

 内容は演歌の花道みたいな人生を歩んできて、生きていくために細々とスナックを経営して食いつないでいるのだけど、こんなあたしから税金取るのかい?と、毎度税務署で苦難に満ちた女の半生を語って税金値切ろうと苦心して、最後は「お店に来てよね。」と、税務署で営業活動して帰るおばちゃんです。後ろで順番待ちする身としては、長話で待たされるのは迷惑だけど、こういう奇妙な人がいるとなんだか楽しい。

 今日は亭主と子供と孫連れてスーパーにいたんだけど、崩壊した家庭が戻ったのかな?ならば今年は笑顔で納税できますね。

 女の半生なんて言葉はあっても男の半生はないモンなぁ。男なんて死んでからがなんぼなんでしょうね。

 少なくも女の半生のおばちゃんより、私のほうが数奇な生き方していると思うけど、語ったところで税金安くはならないだろうな。税務署だって商売だから簡単には折れない。

 いっちょ私も波乱に満ちた人生劇場を語ろうか!と、思いもしますが、役場の会場じゃ皆顔見知りだからな。

 男はつらいよ。

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パラサイト

2022年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 自分の心情に偏った物の見方をマイサイドバイアス(my-side bias)と言うらしいのですが、こうした情報が入ってくると、それがフェイクニュースや嘘であっても信用してしまう。

 詐欺師なんてこうした「知性?」に寄生し憑依して行われるのでしょうが、結局、理性の前に感情が作用していると言うことでしょう。

 今回のコロナ騒動などもマイサイドバイアスが飛び交っていて、ワクチン否定派ならそのネガティブな話ばかりが蓄積され、右往左往している。2年前のマスク騒動やトイレットペーパー騒動も同じですね。

 頭で考えていちゃ良くないな。直感で行こう!と、ネットニュースさえ見なくなったのがその年の夏以降のことですが、情報なんてコロナと同じで、何処で感染するかわからないものだ。と、座敷童が憑き物について語る「猫と座敷童」を書き始めたのもその頃ですが、根底はやはり感情なんですね。

 隣の半島の政治騒動なんか見ていると、ああ、これも一種のパンデミックだわな。なんて眺めてしまいますが、どこぞの国の立憲何たら党の体たらくも似たようなもの。

 自分の現状に不満があってそれを政治になすりつけようと憂さ晴らしの道具にしていた人達が、自分に都合の良い情報ばかり身に纏い、病んでいく。ああこれ、レセプターという鍵穴に取り憑くウィルスと同じじゃねぇか。なんて見るとね、出血熱のウィルスに感染して地を吹きながら悶絶している状態ですね。あの政党。

 寄生する物達だって自分の寄生先が死んじまっては自分も活きていけないから次なる寄生先に移動する。

 選挙をにらんで政党渡り歩くウィルス。なんて目線で見ると、パラサイトの生態が見え隠れする。

 なんだかねぇ。

 笑っちゃいますね。

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迷子

2022年01月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 なかなかの手腕を見せた埼玉鬼殺隊のおねえちゃん達が非番でスノボに乗ってました。同行していたのが、沖縄鬼殺隊と、巣鴨鬼殺隊のバイトでしたが、沖縄が一番うまかった。

 スノボ歴2年の埼玉鬼殺隊に関しては運動神経の存在さえ疑うほどの目も当てられない下手さで、ウィンタースポーツは諦めた方がいいんじゃないの?ってレベルでした。

 余所でスキー場でバイトしているなんて言っちゃダメだよ。と、アドバイスしておきました。

 雪かき隊として活躍していたネパール人が一人、筋肉痛でダウンしました。背中が痛くて夜も眠れないのだとか。ヒマラヤ、アンナプルナ登山の拠点のポカラ付近の村から来たネパール人でも体力に限界があるんですね。一説には私が牛丼食わせたからショックで寝込んだという節もありますが、ヒンドゥー教ですからね。

 従妹の亭主の勤務先に一歳半くらいの子供が泣きながらやって来たそうで、裸足だったそうです。おうちを聞いてもわからない、名前を聞いてもわからない。警察を呼んで保護して貰うことになったのですが、近所の子供で、親が目を離した隙に脱走して徘徊していたようです。

 警察から、親が迎えに来てもすぐには返さないで下さいとDVを疑ったようですが、「俺だって子供育てているからそのくらいは見抜けますよ。」と笑ってました。

 この従妹の末息子。今大学院の2年生ですが。こいつが2歳くらいの時にスーパーマーケットの中で迷子になりまして、たまたま私が衣料品コーナーに行ったら半泣きの子供が歩いている。見れば従姉妹の息子じゃねぇか!抱き上げて一緒にお母さんを探したのですが、買い物に夢中で子供が脱走したことさえ気がついていなかった。

 迷子。

 今年の年明け早々スキー場で5歳の子供が迷子になってました。しっかりした子供で両親の名前も住所も言えたのですが、彼の理論によるとパパとママが迷子になったのであって、彼は迷子じゃないのだとか。

 場内放送で親がすっ飛んできましたが、「勝手にどこかに行っちゃダメじゃないか!」と親を叱ってました。なかなかできた子供でした。

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全集中!

2022年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 おそるべし!おねえちゃんの全集中の呼吸!

 今日はネパール人が休んだのでおねえちゃんが二人リフトの手伝いに来てくれたんですけどね、ヒマラヤの麓でゴムボートの船頭さんやっていたオヤジと、埼玉のおねえちゃんでは体力差はいかんともしがたいけれど、楽しんで仕事してもらえればそれも良し!

 埼玉人はネパール人と違って鬼滅の刃見ているからアニメやマンガの話をしながら作業していたんですよ。

 リフトが終了するとき、乗り場のバーン整備しなければならないので、浦和から来たおねえちゃんに「全集中武蔵浦和の呼吸壱の型、鹿手袋一閃で平らにしてね。」と、凍った雪を削らせました。もう一人の上尾のおねえちゃんには改札機械にカバー掛けて、ロープを収納するようお願いして、私は浦和のおねえちゃんと凍った雪を削ってました。

 上尾のおねえちゃん、体力なさそうだから大丈夫かな?と、気にしながら作業していましたが、もう営業が終わったリフトのおにいちゃんたちが下心丸出しで自主的に手伝いに来てかたづけてくれているんですよ。恐るべし全集中上尾の呼吸!否、血鬼術かも知れない。

 こういう戦い方もあったんだね!と、浦和のおねえちゃんと感心しながら眺めてましたが、「弱い」と言うことも武器なんですね。

 いつもテレビ見せて貰う同級生が言うには、赤城山麓でほうれん草作っているハウス農家のポパイおやじがコロナに感染したのだとか。野菜作っているハウスで密になるほど人がいるわけでもないが、どうやら、接待を伴う飲食店に行って五番街のマリーを唄ったのが感染の原因らしい。ジョニーへの伝言にしておけば良かったのかも?

 何処に隔離されたのかわからないが、ほうれん草の収穫手伝いに引っ張り出されたそうです。

 そんなわけで、コロナ対策にとほうれん草を貰ったので、玉子と炒めて夕食のおかずにして、残りは茹でて冷凍保存することにしました。外に出しておけばすぐに凍ります。

 子供の頃はポパイを見てほうれん草を食べた物でしたが、ポパイも感染するのか。なんか夢が崩れた気分。

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ギャンブル?

2022年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 夜中、テレビ番組の鬼滅の刃を見に同級生宅に行ったら、また鬼滅グッズが増えていた。「姪が作ってくれたんだ。」と、猫までコスプレしてました。

 この叔父さんが死んだら、鬼滅グッズはリサイクルショップに持っていけばいくらかになるだろうけど、VHS200本に及ぶ裏ビデオはどうなるのかな?一応私が引き取って図書館に寄贈することになっているけど、生前に処分するには想い出が多すぎるそうです。

 スキー場に東京外大の学生がバイトに来てますが、パチンコについて「どうやって遊ぶものか?」と聞かれましたが、私も一度もやったことが無いのでわからない。麻雀もマンガで読んで知っている程度でやったことが無いので、これもわからない。

 学ぶ機会を逸したと言うより、興味がなかったことが大きいと思いますが、昨年亡くなった叔母なんかデイサービスに行くようになって麻雀おぼえて、自宅に雀卓までそろえてはまってました。何処にきっかけがあるかわからないけど、食わず嫌いでも良い気もします。

 ふと思い出した。

 高田馬場の養老の滝の隣にあった行列ができるたばこ屋のことを。

 時代は昭和、荻窪の丸福や春木屋が行列のできるラーメン屋と注目され始めた時代、なんでたばこ屋に行列ができるのか?海鮮風味のマイルドセブンや、濃厚豚骨のハイライトが密かに売られているのか?あるいは、鶏ガラ出しのエコーがあるとか。

 なんだかわからねぇけど、列に並んでみたら、たばこ屋の横に塀や板で囲った小屋があって、そこにライターの火打ち石のようなものを持って行って買い取って貰う。

 なんですか?ここは?と、行列に並ぶどう見ても社会的には落ちこぼれた風体のオヤジさんに聞いたら、パチンコの景品を換金して貰う所だよ。と教えられました。

 直接お金に換えると方に引っかかるんで、景品に変えてそれを買い取る形で換金するのだとか。

 バカなのか利口なのかわからないけれど、世の中の一角を見た思いがしました。

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第六波って

2022年01月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 大学入試の今年の共通テストは昨年を下回る成績だったとかで、問題が難しいのか、ただ単に学生の学力レベルが下がったか?

 2~3年前に話題になった、日本人の三分の一は日本語が読めない、日本人の三分の一は小学校3~4年レベルの数学的思考力しか持たない、65歳以下のを三分の一はパソコンを使えない。なんて記事が思い起こされた。週間プレーボーイだったかな?これが出ていたのは。

 昨年の今頃、この事を現実的に目の当たりにした思いがしました。世界の先進国は「半分」なんだそうで、三分の一ならまだマシなのかな?

 私と同年代の人ですが、読解能力が極めて低い。思考論理が稚拙なまでに低い。それで、政治などについては一人前に語るんですね。パソコンを使って仕事をしている人なので一つはクリアできているのですが、結果的なパソコンの動画などから入ってくる情報で理解したような気になっているだけで、それについて考えることはしていのでしょう。

 ”學びて思はざれば則ち罔(くら)し。思ひて學ばざれば則ち殆(あやう)し

 孔子も申しておりましたが、このような事態が起きているんでしょうね。知識と経験のバランスが崩れた学者バカなんてのもこの類いだと思いますが、この2~3年のコロナ騒動眺めていて、こうしたバランスが崩れると幼児性をむき出したパニックになるのだな。情報と咀嚼のバランスが良くないな。なので、この1年半ほど極力ネットニュースも見ないようにしています。

 百聞は一見に如かずではありませんが、目から入る情報は耳から入る情報より多いと思いますが、「読む」という訓練がされておらず、聞いたことを咀嚼せず頭に入れた時点で、そんな気になってしまう。これもまた殆い事ですね。

 リベラルアーツ。算術、幾何学、天文学、音楽、文学、修辞学、論理学。の七つの分野。

 これを会得することが自由人なんだそうで、自由人の対極にあるのが奴隷なんだそうです。リベラルが奴隷の対極ならブルジョワジーじゃねぇか。共産主義者の大敵の。

 でも、リベラルを自称する人ほどこの七つの分野に欠けている気もするけど。

 アーツを芸術と訳したのは明治の時代。西周(にしあまね)だったそうです。なんか昨今は芸術というと余分なもの程度にしか解釈されていないけれど、これもバランスの問題かな?私はゲージツと区別してますが。

 イソップ寓話ができたのが紀元前6世紀頃のギリシアで、アイソーポスという奴隷が語った物語と言われてます。自由人の対極の人ですね。

 象に初めて触れた盲人達、鼻に触れたものは象をヘビのようなものと語り、腹に触れたものは壁のようなものと語る。足に触れたものは柱のようなものと解釈する。チンチン?メスだったらどうするのよ。

 この時代に俯瞰で物事をとらえる事ができない比喩がされていたんですね。

 混沌としてきたら慌てず騒がず一歩引いて見たいものですね。

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雑感

2022年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 深夜に九州方面で震度5強の地震があったのだとか。

 長崎県から来ているバイトに実家は大丈夫か?と、聞いたら、「え?そんなことがあったんですか?」と、驚いてました。大分宮崎方面が大きく揺れたけれど、長崎は~今日もぉ~雨ぇだぁたぁ~。

 うううう~ うううう~ わぁ~。ぶらりぼろひょろ~(サキソフォンで)

 21世紀生まれなので、普賢岳の噴火のことを知らない世代なんですね。諫早の大水害も、出島のオランダ貿易も、天草四郎の乱も「知りません」って、お前さん全然勉強してないだろ!原爆が落ちたことは知ってたけど。

 トンガの海底火山爆発や、プレート由来になりそうな地面の下のナマズ様の動きが気になる昨今です。

 東北に震災の前にはニュージーランドの地震やその前に台湾の地震もあったか。今日、明日ではないにせよ、用心はしておかねば。と、山の上のストーブ料理に精を出してます。今日は茶碗蒸しでした。

 スキー場の帰りにスーパーに立ち寄り、閉店間際の惣菜半額、なにもない!ちょっとタイミングが遅かった。こちらもまたサバイバルな世界です。

 チーズだけのピザがあったんで、家でウィンナーソーセージ切って乗せてオーブンで焼きました。ちょっとゴージャスな気分です。

 お天気奉行所発表では晴れだったのですが、晴れ間が出たのが夕方から。一日雪が降ってました。しかもプチ吹雪で。

 なんだか異様に疲れる一日でした。

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うどんの想い出

2022年01月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 スキー場は非番の日なので薪の出荷配達をしてきました。なので今日も疲労困憊です。

 埼玉県まで配達してきたのですが、こちらは雪だったので下界は空っ風。トラックを降りると温度計の数字以上に異様に寒く感じられました。

 埼玉名物の煮ぼうとうを食べてきましたが、山梨のほうとうと。群馬のお切り込み。どれも同じように感じて違いがわからない。イメージ的にはほうとうには里芋、煮ぼうとうにはカボチャのイメージがあったのですが、カボチャ、なかったですね。

 幼少の頃、祖父母の家に囲炉裏にお切り込みやすいとんがよくのっかっていました。お切り込みは生のうどんをそのまま茹でてしまうので、冷えると塊になってしまうのですが、ある意味横着な田舎料理でしたね。

 鍋に油を敷いて大根やニンジンなどの野菜を炒め、お湯を入れて煮干しなどをそのままぶち込み、味噌や醤油で味付けしたけんちん汁に生のうどんを入れて茹でるような料理で、麺が平麺で太いのも着るのが面倒なので大雑把になる。

 決して高級な食べ物じゃなかったんですよ。

 蕎麦かきなんてのも良く食べておりまして、これも横着料理だったので、「男の子がこんなのを食べると出世しない。」と言われ、女性達が食べてましたね。旨い物独占で。

 昨年、叔母が二人亡くなりましたが、この叔母達がまだ独身で囲炉裏でよく作ってましたよ。お切り込み。

 私は小児結核で親元を離れて祖父母に預けられていたのですが、祖父母と牛と一緒に畑に行って、牛の背中に乗せた牛の餌の草を摘めた籠の中に入れられて帰ってくるんですが、叔母がね、囲炉裏でお切りこみを煮て待っているんですよ。

 長いうどんをね、つるつると吸い上げるように食べると、叔母達がほめてくれるんですね。それが嬉しくて、一生懸命うどんを食べた想い出がありますが、コロナ蔓延のご時世、こんな思いをしている子供もいるのかな?

 なんてことを考えながら食べるうどんは有り難い。感謝できると言うことは、幸せな瞬間だったんでしょうね。

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耐寒の大寒

2022年01月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 大寒です。昨夜は星空だったこともあって放射冷却で早朝の気温がマイナス10度を下回りました。

 夜中に頭が冷えて、枕元にあったニットの帽子をかぶってまた寝ましたが、よく冷え込んでいました。

 午後から天気が崩れると予想してましたが、昼前から雪が降り始め、一昨日ほどの吹雪にはならなかったものの、みるみる雪が積もっていく。気温が上がったこともありますが、粉雪ではなく重たい感じの雪で、多分明日の朝には6-70cm積もることでしょう。

 しかし、こんな日でも「科捜研の女」は放送している。やたら雪が降り積もる中、大雪だけど沢口靖子が出ているので、同級生宅にTVを見せてもらいに行く私の根性。すごく立派だと思う。

 昼間、書類に日付を入れるとき気がついたのですが、令和4年なんですね。まだ新年になって20日しか経っていないので感覚が去年のまま。3年と書いちゃった。干支は寅年だよね。

 このところ曜日の感覚もずれてきていて、危うく科捜研の日であることを忘れてました。同級生から「今日はおでんにしよう。」と連絡が入って、あ、科捜研の女の日だったのか!と気がつきましたが、私的にはまだ水曜日の頭でした。

 スキー場の社食は曜日ごとに大まかなメニューが決まっているので、社食で昼飯を食べるとその日の曜日がわかるのですが、このところ山の上に鍋持ち込んで料理して昼飯なので、曜日の感覚がずれてしまっている。

 1月22日はカレーの日だったかな。全国の学校給食がカレーを出す日らしいのですが、私が給食食べていた時代はそんな記念日はなかった。

 カレーはどちらかというと好物なのですが、子供の頃はまったく食べられなかったんです。今でも強い香りがする香辛料は苦手ですが、カレーの香辛料の匂いが薬臭くてどうにもなじめなかった。母がね、小麦粉炒ってラード入れてオールスパイス使って自家製のカレー作っていたのですが、これがダメだった。ハウスバーモントカレーは食べられたんですけどね。

 22日は山の上でボンカレーでも食べよう。

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ハヤシライス

2022年01月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の吹雪と打って変わって、風もなく穏やかな晴れ空でした。

 今日は一人で一日山の上の監視小屋にいたのですが、監視しながら除雪、と言うより、多分明日また雪が降るからそれのしなえて下地を作っておかないと除雪が大変になる。なので、なんだかんだとハードに肉体労働になってしまいました。

 セブンイレブンのレトルトライスを持っていたのですが、パッケージの縁が大きくて登山用のコッヘル(鍋)に収まらない。

 なんとかだましだまし半分ずつ温めてお昼にありつけました。

 昼頃はわりと暖かかったので、リフトに乗ったまま眠っている客がいて、リフトを止めて「死んでますかぁ?」と聞くと、え?っと驚いた顔で生き返って、ご迷惑おかけしました!と下りていきました。

 ヘリが飛んできたので、怪我人が出てドクターヘリ?と思ったら、報道関係のヘリみたいで空から山の様子を眺めていたようです。

 お昼はレトルトゴハンでハヤシライスです。

 おフランスでは聞いたことがない俳優さんがスキー場で衝突事故に遭って亡くなったそうで、そういうこともあるわな。

 数年前にこちらでも立木にぶつかって亡くなった人がいましたが、バックカントリーとかでコース外に入り込んでの事故。圧雪していない場所なので、救助に行くのも大変でしたが、こういうことも起きるわな。

 金曜は休めるのでなんとかもう一日と気力を絞って、金曜は薪の配達。

 働けるうちが花かな?

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吹雪きました

2022年01月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 サバは食べなかったけど、サバイバルな一日でした。

 一日の最高気温マイナス5度。なので、さらさらした軽い雪だったのは幸いでした。が、午後からは北風が強くなり、時折風速20Mを越える突風が吹く。30cmほど積もった雪が風で吹き飛ばされ、障害物の陰などに吹き付けてたまる。

 物語ならここで雪女が現れて、美男子の私だけ「この事を口外してはならぬぞ」と言い含められて命を助けられ、春頃には沢口靖子のような美人の嫁さんが来ていたりする。で、嬉しいもんだから、口外するどころか吹雪のことなんか忘れて幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

 と、なるところでした。

 この雪女の話、舞台が今の東京の青梅のあたりだそうで、ニュータウンが続々とできて雪女が活躍する場所がなくなっている。そもそもあのあたりで降る雪も、寒さも、ちょっと物足りないんじゃないの?

 スキー場のリフトの点検に越後の国から技術者が来てましたが、「新潟よりこちらの方が雪の降り方も寒さも厳しいですよ。」と、言われてしまいました。標高が高いからかな?

 Kindleで出している拙著「猫と座敷童」を読んだ学生が、「この登場人物のモデルってあのおじさん?」その通りなんだけど、声に出すんじゃない。登場させることさえはばかられるもっと奇妙な人達もいるんだから。

 人間関係に飲まれることなく冷ややかに観察する。これが重要なことなんだよ。と、説きつつも、こいつのバカさ加減もネタになるぞと、眺めてしまう。

 良くない性格ですなぁ。

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燃費効率

2022年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 寒サバの季節ですねぇ。

 サバは英語で「mackerel」マッカロウと読むのですが、ガイジンさんが発音するとマグロゥに聞こえます。マグロじゃねぇだろ、サバだろう!と突っ込みたくなります。

 昔は大量に獲れた魚だったので、数をごまかしても気にならない。さばを読むという言葉はここから出たようですが、年齢聞かれて「29歳です。」と答えたら、60代にしか見えないですよと言われました。

 サバの味噌煮がおいしい!

 サバが威張るからサバイバルってわけじゃないけど、この冬は日々サバイバルです。

 お天気占いでは晴れのはずが雪。

 一日山の上から下りてこられないので、カップ麺持って山に上がりました。一緒に上がる練馬生まれの学生もどうせ昼飯代浮かせるために飯を持ってこないだろうと想定して、どん兵衛と赤いきつねの1.5杯の大きなカップうどんを持って行きました。

 案の定、学生バイトは飯代浮かせようと昼飯を持ってこなかったので、「好きな方を食べていいよ。」と、棚の上に置いて作業してましたが、グワ、グワ、グワクセェー!この学生、「好きほど食べていい」と、練馬人は日本語を解釈したらしく、両方食っちまった。しかも、スープを入れ替えて麺とつゆとのアレンジまで楽しめたそうです。

 こうしておじさんのお昼はなくなってしまった。

 なにが、「昼飯抜いても仕事は大丈夫です。」だ。こういう学生には度々遭遇していますが、よくあんなでかいカップ麺を二つもたいらげたもんだ。こんなバカ学生は初めて。食えば食うほど腹が減る年代なんでしょうね。今年成人式らしいけど。

 非常食の餅を焼いていると、それもお相伴に来て三枚食ってました。

 「雪かき、一度やってみたかったんですよ。」というのでやらせたら、勢いはいいけど、15分ほどで力が尽きる燃費効率の悪さ。

 バカ学生、結構楽しめる。

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