北海道ではクマ出没に対してのハンター出動で予算不足に陥った村があるそうです。
ハンター一回出動で2万円。緊急時には3万円だそうで、なんたって相手はヒグマですからね。この値段が安いか高いか?と言われると、出動する側にすれば高くはないでしょうね。
こっちはな~んも出ないしぃ。たまに十六茶の500ccもらえるくらい。煙火と呼ばれる爆竹だって、最近は役場でもらえるけれど、前は自腹だったしぃ。「鉄砲やればいいじゃないか!」と言う人もいるけど、維持費が半端じゃないしぃ、クマよりも撃ちたい「人」がいっぱいいるしぃ。
北海道にも米軍が駐屯すればいいのにね。クマよけで。
昨夜は肩から先がしびれて痛くて何回も目が覚めたので、押し入れから梅酒を出して飲んでまた寝たのですが、体がホカホカしすぎてまた眠れない。上念司の「経済で読み解く日本史・安土桃山時代」を読み始めたら速攻で眠れました。
今年は4月の雪や5月の氷点下で梅が不作になりそうです。と言っても梅酒をつけるだけで、あとは近所の人たちがもいでくれるのですが、今開けている梅酒は2014年に漬け込んだもの。
この年は一斗(18リットル)漬け込んだのですが、ほとんど弟たちが持って行ってしまいました。日頃酒飲む習慣がないので、なかなか減らない。
梅雨で雨で外に出られないときの仕事に木地でもやろうかと相談中です。右手が具合がよくありませんが、幸い利き手の左手はこのところ調子が良くなってきたので刃物を扱えます。
桜や梅の木を使った箸つくりやスプーン、しゃもじ、マグカップなど作ったことがあります。
3年ほど前に「トチの木を切ることがあったら、蕎麦をこねる鉢作ってくれ。」と、蕎麦打ち名人のおばあさんに頼まれていましたが、なかなか太いトチの木に出会うことがなく、昨年の秋に切る機会があったので2年ほどかけて乾燥中です。そんなことしているうちにおばあさんは棺桶に入ってしまいました。棺桶ならいいモミの木があるんですけどね。
なかなか需要と供給が一致しません。
木地師と言う謎の職業集団は平安時代からいたそうで、山の七合目から上の木に関しては、どんな木でも切ってよいと言う天皇の勅命を受けた集団で、日本各地に出向いたようです。
近江の鈴鹿山脈の奥深くの小椋氏と言う一族が木地師の発祥の一族みたいで、小椋佳なんかその末裔だろうか?
私が幼少の頃はウルシの採集に来る山仕事の一派がいました。民泊して山のウルシの木に仕掛けをしてまた別の土地に行き、冬が近くなるころに山に仕掛けたウルシの樹液を集めて、また翌年にやってくる人たちで、「加賀の木地師」と呼ばれていました。
ミツバチの養蜂家なんかもこの季節になるとやってきて、冬は富山の薬売りが来たものです。こんな仕事にも季節感があったんですね。