一昨日、近所で捕り物帳があったようです。
栃木県で自動車泥棒をした犯人がこちらに逃げてきて、我が家の下の家のシャッター付きの車庫に盗んだ車を押し込み、金がなかったので近くの床屋に「財布を落としたので金貸してもらえませんか?」と掛けこんだものの追い返され、不審に思った床屋の息子が警察に電話。この近くに警察も配置していたので、犯人は近くのラーメン屋であえなく逮捕だったそうです。
Nシステムなどで犯人と盗難車両の大まかな行方はつかんでいたようで、むやみに追いかけて事故を誘発することを警戒していたようです。
きわめて模範的な捕り物で、けが人も出ず人知れず事件は収まっていました。日本の警察も優秀だけど、住民の情報って大切だな。
この地区には二つの困った集団がいます。一つは最近オムツがとれたダイちゃん(3歳)を中心とする地球防衛隊のメンバーで悪さばかりしています。
もう一つは70代半ばから95歳の敬老会国防軍で、ろくなことをやらかしません。
この二つの防衛軍なくして犯人が逮捕されたことは誠に喜ばしい限りで、胃薬に頼ることなく過ごせそうです。この一週間の寝不足解消のために昨夜からたっぷり寝ました。おかげで寝すぎてコクがあるけどキレがない体調でした。
お年寄りのたまり場の茶屋に行くと、70代のおやじさんが脊椎管狭窄症の改造手術を受けることになったと話してました。この人の親父さんも同じ病気で腰が曲がっていましたが、こういうのも遺伝するのかな?
昨日は武者行列があり、全国から甲冑マニアが集まってにぎやかだったようですが、こちらは仕事に追われて見に行く間もなかった。
今日はカラス天狗神輿があるので豊楽まつりに顔を出してきました。
今年からは阿波踊り軍団もみこしに参列して、晴天も幸いしてにぎやかな行列になりました。
高円寺の阿波踊りには参加したことはあるけれど、徳島は遠すぎるみたいで、しかも今年は市と阿波踊り集団がもめたみたいで、なんならこちらでやってはいかがでしょうか?夏は涼しいですよ。
昨日はこの通りを武者行列が通ったために上杉謙信の「毘」ののぼり旗が通りに並んでいました。明確には500m先の川の向こうが上杉領で、この辺りは六文銭の真田領だったんですが、ついに上杉の領地になってしまったか。
カラス天狗は今の静岡の秋葉山に住んでいた三尺坊という天狗で、火事の守り神と言われています。
明治のお江戸の大火で、明治天皇が秋葉山から火事を収める神様を連れてきた場所が秋葉原。今やコスプレの聖地ですが、この祭りもコスプレ祭りになりつつあるので、案外コスプレの神様だったのかも。
今年は子供用神輿もできました。
篠笛に合わせて神道一心流の居合も披露されました。
こうした日本の伝統を受け継いでいるのが極めて若い人たちで、中学生も参加してました。
私たちの時代は「日本の伝統」を軽んじるというのか時代遅れのような風潮が流れていましたが、若者たちが敏感に流れを受け止めている。
古武道って結構えげつない技を使います。実践のための武術ですから当然なんですが、比較的知名度の高い合気道だってあの技がまともに決まれば関節は破壊され大けがを負う技で、柔道では禁じ手となっている技を多用します。
逆に考えれば危険な技を除外して受け身がきく技を残してスポーツとして成り立たせたのが柔道や剣道なんですが、危険な技を使って人を傷つけないように修練するのが古武道。
勝った負けたのわかりやすさではなくただ黙々と修練し、余計なものをそぎ落とすところに「磨く」という技の鍛錬が生まれるのですが、日本のものつくりや仕事のち密さってそんなところにルーツがあるんじゃなかろうか?
安いからと安易な外国労働力に頼ることが若者の探求心をあざけているような気もするのですが、費用対効果って薄っぺらすぎるんじゃなかろうか?
この祭りが始まったころは私たちの世代が中心となっていましたが、その子供たちの世代にシフトしています。
う~ん、不良老人の仲間になる頃か?