のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

おとぎ話が

2021年09月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 山仕事の10時休みにお湯を沸かしてお茶を飲んでました。野点ですなぁ。

 茶請けに魚肉ソーセージをかじっていたら、足下に沢ガニがおりました。沢から50Mほど林の中に入った場所で、水辺ではないので、水辺ではないのすが、枯れ葉の下にいる虫などを食べているのでしょう。

 少なくも台風の雨による沢の増水を警戒して上に上がってきたとは思えない。およそ雨も降りそうもない空模様。

 カニと言えば柿。まだ甘くなる季節ではないし、柿の季節になると涼しくなる、と言うより、寒くなるのでカニも見かけなくなる。あの物語に違和感を感じたことがあったな。

 そしてカニと言えばおむすび。今日は天候悪化を懸念してお昼は家で食べようと豚骨ラーメン用意して出かけたので、おむすびは持ってきておりませんでした。カニさん残念!

 午後、トラックに鉄くずを積んだおじさんに会いました。

 このおじさんの父親というのがその昔は小栗上野介の埋蔵金探しをしていた人で、かつてはこうしたトレジャーハンターが何人もいました。昭和30年代頃がピークじゃなかったかな?今でもとんでもないところにこうした人達が掘った穴が出てくるので、要注意です。

 私の同級生の家でも謎の地図が出てきて、埋蔵金の地図では?と、期待された事がありましたが、キノコが出る場所を記した地図だったそうです。

 このおじさん、発掘したくて掘り出したわけではないようですが、家の周囲に雨水の排水の側溝をふせようとバックホーで掘ったら、昔穴を掘ってドラム缶や鉄くずを捨てて置いた場所にぶち当たったみたいで、このままにしておくのも後生に禍根を残しそうなので掘り返して廃品業者に出しに行くのだそうです。 

 埋蔵金よりも、家の周りで出た鉄くずを売った方がよほど金になるそうです。犬がここ掘れワンワンと教えてくれたとすれば、花咲かじいさんならゴミが出てきた悪いおじいさんの方がラッキーで、枯れ木に花を咲かせた良いおじいさんはモリカケ桜と緊急事態宣言で外食制限のご時世故、非難の的になる。

 おとぎ話が成り立たない世の中になりました。

 このおじさんのおやじさんが生きていた頃、埋蔵金について書かれた古文書を発見した。と、耳にしたことがありました。埋蔵金は幕末の頃ですから古文書じゃなかろうと思いはしましたが、謎の古文書はなんだったの?と聞いてみました。

 観音経の写経だったそうです。

 有り難い贈り物じゃないか!

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ハト?タカ?

2021年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 その昔、河野一郎という議員がいて、北方領土の交渉にソ連に行って向こうの首相と喧嘩して帰って来た気骨ある人だったらしい。で、宰相の座を争った鳩山一郎はハト派で河野一郎がタカ派と呼ばれるようになった。と、中学の時に学校で教わったような気がする。

 河野一郎の次男は洋平と言って、昭和51年だったかな、自民党を飛び出て新自由クラブと言う政党を結成して、話題になっていた記憶があります。あの当時、新党立ち上げなんて誰も思いもつかなかったし、できるようなことではないと思われていたけれど、「昭和」世代が出て来たな」、といった感じがありました。

 時代は田中角栄が失脚して三木武夫の時代でした。上の世代がたっぷりいすぎて、昭和生まれなんかでる幕がなかったような時代でした。

 確かにね、出口の見えない閉塞感がどんよりしていた時代だったんですよ。昭和52年が高校生の自殺が相次いだ時代で、「明るい」と言うことに負い目を感じるような時代でしたね。

 それでも、よくよく考えてみると、今の時代の方がもっと閉塞感があると思うのだけど、幸いなことに夢も希望も持っていないから苦にならないだけのことですが、昭和50年代前半というのも辛い時代でした。

 政界のプリンスと呼ばれた人が新政党作って、流れが変わるかな?と思ったら、以外と根性がなかった。七光り物はだめなんだなぁ。なんて思いましたよ。

 総裁選び、無難な選択をしたと思いますよ。次の選挙を考えたら、一番華がない地味な選択をしたと思うけれど、実務を考えたら安心できる選択だったんじゃなかろうか?それだけ、選ぶ人達が目先の選挙より国民の方に目線が向いているからと捉えていますが、来月あたりの選挙、厳しくなるでしょうね。人寄せパンダもボロが出てきたし。

 それより、三代目のプリンス。もう次のチャンスはないのではなかろうか?と、懸念しています。ニーハオべったりのファミリー企業のこともあるし、以外と政策にも通じていないみたいだし、石破さんと同じで野心はあっても矜持がない性格みたいだし。小石河トリオで政界の浮遊霊になるのかな?

 兎に角、目につく外交的なパフォーマンスよりも国内経済なんとかしないと、大変なことになるぞ。

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政策?

2021年09月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 本屋からようやく入ったと連絡を受けて入手できた「美しく、強く、成長する国へ」。

 22日に発売になって26日に刷った版で既に第3版。聞いたことがない出版社ですが、重版出来で大忙しでしょうね。経済効果になっているのかな?

 日頃、ルーターの電源を抜いておりますが、ネットのニュースや情報も極力触れないようにしています。なので、総裁選のことも極力見ないようにしていますが、重要な情報というのはどうしても入ってきてしまう物です。

 総裁候補の主張する政策について、今ひとつ入ってこないのですが、他の候補者も形に残る主張を残して貰いたい物です。

 昭和の末期、中曽根長期政権の後「つかさつかさの」の調整役みたいな竹下総理が出てきて程なくリクルート事件が起きました。それでもあの時代はバブル崩壊前から真っ最中だったので、調整役タイプが良かったのかも知れない。

 失われた○年、なんてささやかれるようになり、「何かを変えてくれる人」が待ち望まれ、小泉さんなんかこれで出てきた人だと思います。民主党に変わったときもそんな期待があったんじゃなかろうか?

 政府が変わった程度でそう簡単には変えられないというのが、民主党の失態で目に見えたことだと思いますが、どこぞの半島国家じゃないけれど、トップが変わるとまるごと変わる幼児性は持っていないので、これもまた悪くはないのでしょうが、音頭取ってくれる神輿は必要だよね。

 週末には台風が来るだろうから、晴耕雨読でゆっくり政策読ませて貰おう。

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タンポポ

2021年09月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 2-3日前からキンモクセイのつぼみが甘い香りを発するようになっていたので、そろそろ咲く頃だな。と思っていましたが、今朝、玄関を開けるとそのかおりがドカンと押し寄せて、花が開花してました。

 花曇りなどといって桜などは曇り空の方が色合いがよく見えたりしますが、春の花と違って秋の花は青い空の晴天が似合うと、個人的には思ってます。

 このキンモクセイ、私がここに家を建てたときに6月に亡くなった近所に住む叔母が植えてくれたもので、かれこれ30年になります。主なきとて香り忘するな。

 根元から出てきた子供を取ってお墓などにも植えてます。

 寒さに強い樹なので、ニーハオでも「桂花」といってよく見かける木ですが、ニーハオのキンモクセイの香りはウンコの匂いに感じてしまう。やはりお下品なお国だからだろうか?

 「キンモクセイ」という名を意識したのは、中学三年生の頃にタンポポというフォークデュオが「小さな波紋」というLPを出しまして、「小さな白いページ」という歌の中に、♪キンモクセイの甘い香りが漂う頃には♪と言う歌詞が最後の方に出てきました。

 キンモクセイってどんな花?と、図鑑を調べたら、当時でも庭先で見かけることがある樹でした。

 

 タンポポといえば、伊丹十三の映画でそんな題名の映画があり、昭和60年頃だったかな?売れないラーメン屋を建て直す物語で、映画館を出るとラーメンを食べたくなる映画でした。その策略にのってなるものか!と、確固たる意志を持って、ラーメン食べたい気持ちを抑えて松屋の牛めしに行ったおぼえがあります。

 今なら?ラーメン屋に行ってしまうだろうな。

 そういえば、ラーメン屋に行列ができるなんて時代になったのがその頃で、荻窪の丸福がその代表格でした。今で言う味付け玉子が入ったラーメンが名物でした。

 昭和かぁ。つい最近のような気もしているのだけど。

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雨だってのに

2021年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 雨の中、林業の安全講習会。

 こんな雨の中で一日作業すること自体既に安全ではないと思うのだけど。素人のやることはこんなもんさと、出てきてくれる人もいれば、しらばっくれてしまう人もいる。私もしらばっくれたかったのですが、義理人情があるので、雨でびしょ濡れになりながら一日お付き合いしました。

 これで風邪でもひいたらどうせ帰任取るのかね、このご時世に。

 ま、世の中パフォーマンスだけで生きている人もいるので、何かあったらさっさと距離を取るだけです。

 一日こんなことをしていたおかげで、雨と言うこともありますが、骨折した部分が疼いてます。

 夕方、近所の81歳のおばさんのお通夜に行ってきましたが、水泳が得意な人で、2年くらい前までは年中プール通いしていた人でした。

 2年くらい前につまづいて転んで骨折してからみるみる弱っていった感じがありましたが、歩くと言うことは健康の基本なんですね。

 私の場合、携帯の万歩計では毎日2万歩程度歩いていたようですが、足を怪我してから山を歩くことを避けていたこともあり、5千歩くらいに減っていました。登山の時など15万歩なんて事もありますが、通常、世間一般の人ってどのくらいの歩数を歩いているのだろう?

 雷神様と風神様が台風16号を立派に育てておられるようで、台風の目もあいたそうです。月末頃には関東地方にも影響がたっぷりありそうで、その備えもしなければならないので様子見です。風台風のような様相が強いのですが、今年は山が水を含んで緩んでいるので、木が倒れる被害が出ないかが気がかりです。

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無限列車編

2021年09月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 う~~ん。コミック本と同じく煉獄杏寿郎さんは映画版でも討ち死にしてしまったか。

 おでん食べながら同級生と「鬼滅の刃」のテレビ見ていたんですけど、こりゃぁ興行記録塗り替えるわけだなぁ。と、納得。

 来月早々の60歳になるこの同級生。鬼滅の刃の消しゴム買ってやがんの。選べないらしいけれど、10個セットで2000円だって。

 分別つきそうな年齢なのに、「子供の頃こう言うの欲しかったけど、買えなかったじゃない。」

 その気持ちはわからなくもないけれど、それよりおでんに入れたかった牛すじ買ってきて貰った方が嬉しかったのに。

 寒くなるこれからのシーズン「科捜研の女」の季節なので、またテレビ見せて貰いたいから攻めないことにした。

 新聞のテレビ欄にも煉獄さんのイラスト入り。フジテレビ、力はいってますね。

 中学の時、煉獄さんみたいに濃い先輩がいたよな。なんて話になり、名前は失念してしまいましたが2年先輩に「後輩諸君!おはよう!」なんて言ってくる、コッテリはつらつ系の煉獄さんふうのキャラを持つ先輩が確かにいました。

 40~50前後で早死にしちまったんじゃなかったっけ?と聞くと、「大動脈瘤破裂か何かでぽっくりいイっちゃったらしい。」と言ってたので、なるほど、濃厚な性格にも合致する病気だったんだ。

 俺ら、ぐうたらであっさり系の性格で善かったな。と、なんとなく生き延びていることを喜んでいます。

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台風が

2021年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風16号が発生したみたいですね。14号は粘って日本に進路を変えてきましたが、15号はどうなっちゃったんだろう?

 現在、太平洋で雷神様と風神様が台風16号を育てているみたいですが、月末にどんな影響が出るのだろう?台風を警戒してか、この界隈では稲刈りが大忙しで進行中です。

 ワクチンの御霊験か、コロナ感染者は数が目に見えて減ってきているようでこれはこれで喜ばしいことですが、死者数は昨年より多いのじゃなかろうか?こちらの方が問題だと思うけど、英国では「もはや普通の風邪になった。」と、その毒性は弱まってきたと踏んでいるようです。

 このまま黙っているようなニーハオじゃないと思うけど、次なるニュータイプ投入かな?

 TPPにニーハオが参加させろと騒いでいるみたいですが、青少年の防犯のためのパトロールに不良少年が参加させろと行っているようなもので、相手にする必要もないと思うのだけど、約束は守らないくせに口出しだけはする。こう言うのって、ご近所の会議でもいますね。

 最近は「じゃ、対案は?」で撃墜してますが、昭和20年代世代ですよ。口出すとりも身体出せ!って、かき回すだけの世代って。

 いい時代だったんでしょうね。社会に逆らうことで粋がっていられたのは。全共闘だなんてやっていて、勉強もしないで暴れていて、それでも受け入れてくれるほど日本の娑婆世界には余裕があったでしょうが、私達の世代になると、ただでさえ社会の門が狭くなり、そんなことしているだけで全う社会からアウトです。

 国際社会も、ニーハオやニダがかき回しても、まぁまぁ、となだめる余裕がありましたが、さすがにこの数年でそんな気配が消えてきました。

 こっちも台風が迫ってきているように感じるけどね。

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アラ環

2021年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 自民党総裁選で賑やかになっているみたいですが、出馬している候補者が四人とも昭和三十年代生まれ。

 岸田さんはちょっと上ですが、他の三人は昭和30年代半ばのアラ還世代。高度経済成長やバブルの時代にいい思いができなかった隙間世代。夢を語れるような時代を生きてこなかったな。同世代として実感してますよ。

 いよいよ昭和30年代が総理になるのか!と、関心していたら、既に昭和30年代の総理っていたんですね。民主党政権の時の野田佳彦さん。昭和32年生まれだったんですって。

 総理になったときが54歳くらいだったわけですが、既に年配の悲哀が漂っていて、60代半ばに見えました。このところすっかり音沙汰がないので、引退して後期高齢者になって、デイサービスに通いながら「昔の船橋はヘルスセンターがあって良かったなぁ。」なんて麻雀でもやっているのかと思ったら、まだ現役で議員やっているようです。64歳?

 管総理は昭和23年生まれ。団塊の世代ですが、この世代の総理と言えば菅直人に鳩山。口先だけのあの世代にしてはいい仕事してたんじゃなかろうか?左の世界ではまだ現役世代みたいですが、あちらも高齢化してますからね。私の村よりも先に消滅するかも知れない。

 私の読みとしては、本命は岸信夫さんで、それまでのつなぎのような気もしますが、大化けすればそれも良し。

 それにしても自分と同世代が国の行方を握るかも知れないこのご時世。私は同級生とおでんの鍋をつつきながら「鬼滅の刃」のアニメを見ておりました。

 この差ってなんなんだろうね?

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アケビ

2021年09月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 熱い寒いも彼岸までと言いますが、今日は暑い一日でした。コカコーラをいただいたのでご馳走になりましたが、この夏は一度も飲んでいなかった!

 7月の初旬に1.5リットルのコーラを買ったのですが、冷蔵庫の横に置いたままでした。

 久々に飲んだらおいしかった!

 山の中でアケビ発見!デザートになりました。

 大阪城を舞台にした夏の陣、冬の陣で徳川家康軍が使った大砲はエゲレスから輸入したカルバリン砲だったらしい。

 スペイン大航海時代に最終兵器と言われたカノン砲より弾が大きく、飛距離も破壊力も大きいカルバリン砲。最初に使われたのはスペインとエゲレスの戦争だったそうで、その時の英国王がエリザベス一世。女王ですね。

 破壊力が大きな大砲を開発したとは聞いていたが、なぜか実践では使用されない。

 当時貴族達で築かれていた議会も軍隊も皆兵士としての経験がある人達です。破壊力のある新兵器が発明されたとは言え、これが暴発したら、見方にも多大な被害が出ることを知っています。なので、使うに使えない。

 エリザベス女王は兵役なんて関係ないから、暴発したらどうなるか?なんてことは眼中にない。そんなええ兵器があるんならはよ使わんかい!このドラガメがぁ!と、自分の兵士がどうなろうが知ったこっちゃないから使わせたら、歳罠事にうまくいって、射程距離から離れていたスペイン艦隊をことごとく撃沈させてしまった。

 しがらみがないから「やれ!」と決断できたんでしょうけど。義理と人情を秤にかけりゃ、義理が重たいこの世の渡世。

 情に棹さして流されるよりも、地に働いて角を立てる人が求められているような気がする、この閉塞的な世の中。

 ケツの弾力やでぇ。

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十五夜

2021年09月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 中秋の名月の日ですね。十五夜。

 満月の夜。ヨーロッパでは狼男が出てきます。

 今朝、山の中でウサギが食べられた痕跡がありました。多分キツネが捕食したのだと思いますが、これもまた自然の姿。

 食われてしまったので月にウサギさんが見えません。

 

 中秋の名月が満月かというと、決してそうでもなくて、今年は8年ぶりに満月と重なったようです。

 幼少の頃は祖父が風流人だったので、ススキを飾ってお団子を食べたものですが、この行事がある頃は夜になると寒かったおぼえがあります。

 今日は一日晴天で暖かかったのですが、夕方から冷え込みを感じます。それでも半袖で過ごしてますけど。

 十五夜お月さん 雲の上 と憶えていた童謡。実は 雨降りお月さん 雲の上 なんだそうで、十五夜お月さんの時はご機嫌さん。と、コーヒーショップのマスターのような歌詞になるみたいです。どちらも野口雨情の詩なんですけど。

 子供の頃のこの界隈での結婚式には花嫁行列ってのがあって、最後に見たのは昭和42年でしたが、この時の行列は歩いての行列でした。その花嫁も今年の5月に亡くなってしまいました。

 今年の6月に亡くなった叔母が嫁ぐときは上の絵のように馬に乗って行列したのですが、でかい馬がいたんですよ。ばんえい競馬に使うような農耕馬のペルシロン。日頃はトラクターの代わりに畑で働いていました。これが歩くのが早くて、行列おいて馬が先行してしまうので、大騒ぎしながらの花嫁行列でした。

 花嫁行列の時に唄う地唄があって、私は憶えていないのですが、この歌を知っている人ももう残りわずかなので、どこかで保存しておかねばなりません。何しろ口伝の歌なので、人によってメロディーや歌詞が違って、おまけに音痴も相まって、どれが元歌なのかわからないけれど、昭和一桁世代でもなければ憶えていないでしょう。

 昭和の時代でさえ遠い昔になっていた風景です。

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死生観

2021年09月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 足の甲骨折から一ヶ月少々。歩くときに痛みは感じなくなりましたが、夜になると傷口が疼くのです。

 じわーっと、中から痛みが膨らんでくるような気持ち悪い感触。寝ていて目が覚めるときもあります。今日は今のところ問題なしですが、19日は一日中疼いてました。気候のせいかな?

 まぁ、傷口から骨が見えるほどの怪我だったのだから、まだまだ完治とは言えませんが、なんとか生活できている。

 お彼岸のお墓掃除に行ってきたら、お墓の周りをイノシシがほじくり返している。このところやたら人里に降りてきてます。

 ついにわが家の界わいで鉄砲撃ちがいなくなってしまったこともありますが、狩猟免許維持するのは結構コストもかかるし、厳しい規制が免許も取りにくくしている。殺傷力がある武器なのだから当然のことですが、私だってもし鉄砲持つことになったら真っ先に撃ちたい人がいるもんね。獣追っかけるよりたやすいし。

 昨日から「首折り男のための協奏曲」という短編集を読んでました。なるほどナ、こういう切り口もあるのか。と、楽しみながらのミステリーでした。

 柔道の講習会で首の骨の折り方、って言うよりは、こんなしめ方したら首の骨が折れるから禁止だよ。ってのを教わったことがありますが、使い方を誤れば骨が折れると言うことです。

 昔は鶏飼っていたので、これを応用して、首をポキッとやって絞めちゃうんですね。鶏ばらすのは私の仕事だったので、今でも鶏肉はどうにも苦手です。

 そういえば、その柔道の講習会で、昔は首をポキッと折る名人がいて、臨終間際の今際の際の人など、一通りの面会が済んで「もうよろしいですか?」と、コキっとやってご臨終でございます。ってな役を持つ人がいたそうです。

 欧米の映画などでも、もはやこれまでという人に家族がお目通りしてドアを閉め、程なく「みまかられました」なんて医者が部屋から出てくるシーンがありますが、一種の安楽死みたいなことをやっていたんでしょうね。

 首をコキってなわけではないけれど、一昨年の今頃は頸椎ヘルニアで首にコルセット巻いてました。

 その時の死生観を書いたのが小説死神でした。

 昨年の今頃の死生観を書いた小説が猫と座敷童なのですが、私の中では随分変わってきています。

 何で今頃の季節になると死生観について考えるのか?ふと今日気がついたのは、嫁の誕生日で命日だった。15年経ったのかな?今年はどう変わっているのだろう?

 時間だけはたんたんと過ぎています。

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生活の柄

2021年09月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 このところカタカナの名前の顧客が増えている。英語をしゃべれる木こりのおじさん効果だろうか?

 このあたりの原住民なら2年3年分の薪は蓄えているので、薪を買う人なんざぁガイジンさんか別荘住民しかいませんが、台風がどうなるか怪しいときに都会からやってくるんですね。別荘ならまだしも、キャンプなんか危ないと思うけど。

 雨が降る中、わざわざ辺鄙なところに来て、雨合羽着て外で食事をしている奇特なジャンパー達を横目で眺めながら、インスタントラーメン煮炊きする。

 キャンプじゃ無くて日常生活ってのが、野良仕事のおじさんの不憫なところです。

 学生時代、今の舞浜のあたりだろうか?埋め立てのダンプの誘導のアルバイトで、公道から埋め立て地に入る道路でダンプの出入り口の交通整理していたんです。

 昼時、現場から少し離れた路上で握り飯食べていたら、小さな子供を連れたお婆さんがこちらを見て「いいかい。勉強しないとああなるんだよ。」と言っていたのが聞こえました。

 勉強したからこんなことしているんだってのに。

 以降、外での食事って気になるようになっているのですが、日々路傍で飯食ってますからね。

 10月末頃までは外で食べるのも涼しくてよいのですが、11月になって来た風が吹くようになると身の危険を感じるときもある。野外料理が楽しめる期間は短いもんです。

 夕方、おでんを煮込んだので、床下の自営業の猫に竹輪を一本お裾分けしましたら、がぶりと真ん中から食いついて、咥えたまま床下の駐屯地へと入っていきました。

 竹輪を咥えるその姿。「鬼滅屋の刃」のネズコちゃんみたいで、こやつ、勉強しとるな。

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発想かな

2021年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風が福岡県から上陸したそうで、この数十年の観測史上福岡が窓口になったのは初めてだそうです。

 二度にわたる元寇を阻止した福岡県。太宰府に至るまで水城など堅牢な守りが築かれておりますが、台風が福岡上陸をするためには、九州をぐるりと回って、一度北に抜けてから南下する戦略できたというわけですね。

 あのまま真っ直ぐ半島か大陸に突き抜けてくれればよかったのに、豚骨ラーメンを狙ってきたのはなぜか?やみつきになりますからね。それに、向こうは安全・衛生面や信頼性に著しく乏しいから、台風が「激辛、健康に悪そうだし、材料に何使っているかわからないからなぁ。やっぱ豚骨ラーメンにしようぜ。替え玉もできるし、かしわご飯も食べたいから福岡に行くか!」

 薩摩藩の豚トロラーメンや焦がしニンニクの熊本ラーメンや長崎ちゃんぽんや濃厚すぎる久留米ラーメンを回避して、いきなり博多の長浜豚骨ラーメン襲撃という手段に出たわけです。

 自然災害の多い日本。なんだかんだとこうした事態に対しての備えはしております。災害と言えばカップヌードル。台風が豚骨ラーメンをあさっているときに、クールに王道のカップヌードルを供えておく。

 災害後に食べるのでは無く、防災の観点から先に食べて供えておくのも有効な対策なのでは?と、お昼はカップヌードル二つ食べました。なので、防災対策できてます。

 この天候不安定な連休になんたらワークショップとやらが催されるようでして、キャンパーが集まり、謎のクラフトマン達が店を出し、聞いたことが無いバンドがライブをする。

 異形の世界ですな。

 流木でモニュメント造っていたゲージツ家の人なんか、東京あたりにいたら青いビニールシートの家で暮らしていそうな風貌。時折こうした風体のおじさんが山手線なんかに乗り込んでくるときがあったのだけど、身体に布団巻き付けて。あれもゲージツ家だったのだろうか?

 まぁ、私もきこりのおっさんですから風体の汚さは似たようなものですが、妙に落ち着く怪しげな人々の集まり。

 変なガイジンさんもおりました。見るからにガイジンさんのくせに英語の発音が微妙に聞き覚えのある訛り。もしかしてあんたロシア人?と聞くと、ロストフ・ナ・ドヌーの人でした。行ったことはないけどドン川の下流、ウクライナ国境に近いロシア南部。それほど寒い土地では無い。

 この会場あたりが昨年末に一晩で雪が2m越えで降った日本記録の場所なんだよ。と言うと、びっくりしてました。

 なんできこりのおっさんが英語やロシア語しゃべれるんだ?と、驚く御仁もおりましたが、別に不思議じゃ無いでしょ。

 会場に入るのに、PCR検査ってのをしなければならなくて、検査キットを手渡されました。

 何分にも初めてのことなので by村山富市

 どうすりゃいいのかわからないで、とりあえず、説明書にあった絵のように鼻の穴に綿棒突っ込んで、但し書きを見ると、「イラストほど奥に入れる必要はありません。」

 時既に遅し、鼻血がたれてきた。

 会場係のおねえちゃんにティッシュと新しいセットもらって「鼻の穴、もう一つありますよね。」と、懇切丁寧なご指導の下、PCR検査を済ませました。

 え?陰性?ワクチン二度打ったんだけどな?なんだかわかんねけど、困惑していると、「陰性の方がえらいんですよ。どうぞお入り下さい。」と、言われて無事チェック完了。

 スーパーのセルフ会計のレジで戸惑うお年寄りに懇切丁寧に対応するパートのおねえちゃんみたいで、還暦二日目で高齢者になった気分。

 で、何をしにこんな不相応なところに紛れ混んだのかというと、サウナの薪の配達です。

 軽トラの荷台にサウナルームを自作した移動式のサウナ。機材のせ替えれば焼き芋の販売もできる。

 この発想、すげー!っと感心しました。

 体形を見る限り、サウナのダイエット効果はなさそうなにいちゃんでしたが、愛想も良く、いろいろ創意工夫して作っているようです。

 まだ準備の最中でしたが、ぐるりと見渡す限り、興味深い発想を持っているクラフトマンが多数いることが嬉しかったです。あらかた奇人変人でしたけど。

 無事にイベントができればいいなぁ。と、天気のことが気がかりになりました。

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焼きうどん

2021年09月16日 | 日記・エッセイ・コラム

 朝、山から下りてきたキノコ採りのおじさん達に会いました。

 こうした人達って暗いうちに山に入って世間様が動き出す頃には降りてくるのですが、キノコの生える場所は決まっているので、懐中電灯の明かりで十分だそうです。

 柴犬を連れて歩いてますが、熊がいると犬が先に察知するからで、犬の嗅覚でキノコを見つけるのではないと言ってました。

 背中に背負った籠には大きなマイタケが入ってました。

 天高く馬肥ゆる秋となったのか妙に腹が減りました。

 昼飯に焼きうどん持っていたのですが、絶妙に食い足りなくて3時頃には空腹禁断症状が出てきました。幸い、せんべいが三枚あったのでなんとか餓死は免れましたが、明日あたりから天候が崩れそうなので、日没コールドまで作業してました。ご飯物を持って行くべきだった。

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還暦だってさ

2021年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム

 ついに還暦になってしまいました。ナ~ンも変わりはございません。

 冥土の旅への一里塚、ってなところで、メイドパブへの一里塚ではなさそうです。

 二十歳になったときはどうだったかな?と思いだしてみましたが、あの頃は敬老の日でお休みで、登山に行ってました。南アルプスの北岳に登って、下山してきた日でした。帰りの電車の中で、あ、二十歳になってたんだ。と気がついた有様で、そういえば、成人式の時も山登りしてたっけ。あんときゃ谷川岳に登っていた。

 まだ足の骨折も癒えていないので、山歩きどころではないのですが、なんとか平穏無事に過ごしてます。

 今日はちょっとご褒美に麻婆豆腐。って言うより、3日前に賞味期限が切れた豆腐が残っていたので処分するついでもありましたが、ここしばらく麻婆豆腐を食べていなかった。

 炊飯器にはご飯が残っていたので、ちょっとホラーなオムライスにしてみました。

 台風の行方が気になりますが、お天気で仕事が左右されるので、世間様の連休とは距離を置いてますが、また外出自粛なんてことになるんでしょうね。

 別荘地への薪の配達が今度の連休に集中してますもん。何かと忙しい。

 早くも稲刈りをしている田んぼがありました。台風を懸念して早く刈り始めたのか?しかも、手刈りでハッテに架けて天日干し。コンバインで収穫して乾燥機にかけるのならわかるけど、通常天日干しなら10月の初めで、北風が吹く11月まで干しておくものだけど、どういう意図があって今刈り取るのか?

 有機農法とやらをやっている人らしいけれど、作物の都合では無くて自分の思い込みでやっているような人たちが多いので、ようわからん。

 

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