猿ヶ京小学校のマラソン大会で、交通整理に出かけました。
全校でこれだけしかいません。
15年ほど前に木造の校舎を新築したばかりですが、来年度一杯で統合されてしまいます。子供の数が激減することはわかっていたのに、何でこういう無駄なことをするのか?
さらにばかばかしいことに、統合されたときの新しい校舎を建設中です。合併特例債の予算で。
私もこの小学校の卒業生ですが、昔は今の季節になると集団登校で、空き缶を鳴らしながら学校に通ったものです。今は遠方はスクールバスです。
遠いところですと6-7km離れた地域から通学する子供がいましたが、警戒していたこともあって熊を見かけたという話もあまり聞きませんでした。今の熊は人馴れしてしまったのでしょうか?
スクールバスの登場で、足の速い子供の勢力図が変わりました。昔は遠くから来ている子供達が圧倒的に早かったのですが、今はスクールバスが行かない近い地域の子供のほうが早くなりました。
私の1年下に元小結の琴稲妻がいましたが、毎日2kmほどの距離(しかも山道)を通学していたので、巨体のわりに早かったと記憶しています。
昨年行った新巻小学校では成績上位者の記録を読み上げただけですが、猿ヶ京小学校では3位まで表彰状が出ていました。
私が通っていた頃は地元の農家が米や大根、白菜などの野菜や、炭などを賞品として寄贈してくれたので、私も1年生の時に3位に入賞して麦飯の圧ペン麦をもらったことがあります。家で麦飯を食べながら誇らしかったものです。
県道を使ってのマラソン大会で、昔から比べると走る距離も短くなりましたが、私の時代はまだ道路が舗装されていませんでした。トンネルが開いて水上の町へと繋がったので、自動車の通行量もぜんぜん違います。
校庭以外平らなところがまったくない山坂道のマラソンです。
生徒総数はこれだけでしたが、母親はもとより爺さん婆さんまで応援に来るので、観客はたくさんいました。