のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

ハードな日

2020年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 オオシラビソの巨木を途中から切る仕事でした。家の近くなので22tのクレーンで吊るして、木の枝を足場に伐採。中間でも直径60cmほどありました。根本は1m超えている。

 オオシラビソはこのあたりではひょうこう1500-1600mを超えないと見かけない樹木で、前々からなんでこんな人里にオオシラビソが生えているのか?気になっていたのですが、不思議に思っておくもので謎が解けました。

 私の中学時代の理科の先生宅の木で、この先生のおじいさんが昭和天皇即位礼の時に植樹したんだそうです。昭和天皇即位礼は昭和3年ですね。このおじいさん、日露戦争に行ってきた人で、その時の戦友が仙台にいてそこから苗木をもらってきたのだそうです。

 天皇即位礼の記念に植樹と道祖神を建てて、一種のご神木として育ってきましたが、近隣の田畑の日陰になるし、穂先が折れてしまったので切る覚悟を決めたそうですが、根元から切るには忍びないので冬至の日の日栄を図って、田畑に影響のない高さで中断切りすることになりました。

 こうしたいわくがついている木なので、粗末にはできません。幹は足場板に利用し、枝は細かく粉砕してブルーベリー農園の畑に敷いてもらうことにしました。おがくずを利用してお香を作ってみようかと画策しています。

 数年前にオオシラビソについていろいろと調べたことがあります。東北地方にオオシラビソが持ち込まれたのはまだ400年ほど昔のことで、もともと東北地方にはなかったと聞いたことがありました。仙台からの里帰りの木でもあったんですね。

 群馬ではイベントごとの定番の登利平の鶏弁当。役所関係のイベントごとは必ずこれが出ますが、運動会など天気に左右されるイベントでも当日キャンセルが効くんだそうです。

 お昼に鶏弁当をごちそうになりました。

 私は鶏肉は苦手なのですが、これと唐揚げは何とか食べられるのでごちそうになりました。しかし、量が少ない。大丈夫かな?と気になってはいたのですが、夕方4時ごろから小池さん風にかっこよく言うとハンガーノック現象。普通に言うとシャリバテが起きました。

 腹が減って脂汗が出てきた。

 枝片付けが大変だったんです。長い枝で10mを軽く超えている。それを束ねて3tトラックで運びだしたのですが、幹と枝で4台分ありました。

 クルマのダッシュボードに雪で閉じ込められた時のためにカロリーメイトが入っていることを思い出し、半分粉末化したカロリーメイトをウーロン茶で流し込んで、作業が終わったのが夕方6時半。

 家に戻るなり、空腹のまま風呂に入ったら危険なので、昨夜食べた湯豆腐の汁に冷や飯ぶっこんで溶き卵入れて雑炊を作って食べてから風呂に行きました。

 とりあえずあと一日。ハードな日が続きそう。

コメント (2)
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