のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

愚かしい日々

2020年03月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 お江戸はこの週末は外出もままならないプチ戒厳令状態になるとか。我々田舎者も入国できなくなるのだろうか?出かける予定もないけど。

 今週末は大型クレーンを頼んでの作業が続くので、お江戸の模様よりも空模様が気になっていますが、雪の可能性もありそう。雪はまだ動けるんですが、雨になったらちょっと厳しい。それよりも風が吹いたら、と考えると過酷な週末になりそうです。

 昼時、スーパーに弁当を買いに行ったら小ぶりのサンマの塩焼きが110円。家に戻ってラーメンを作り、サンマ麺を作りました。気分は横浜中華街さ!アーバンなお昼だ!

 昭和50年代初めにアレックス・ヘイリーの「ルーツ」がベストセラーになりました。

 クンタ・キンテだったかキンタ・マンテだったか、USAに連れてこられたアフリカ系移民のたどった物語で、日本でも「ルーツ探し」なんてものが流行った時代でした。

 学生時代、「ハマっ子」という言葉をよく耳にしまして、「俺んちは代々ハマっ子でよぉ、今は東京に住んでいるけど、スピリッツはハマっ子だぜ。」なんて語る学友がいまして、こいつ、自分のルーツを持っている奴だなぁと感心しました。

 ハマっ子って漁師のことだと思っていたので、やっぱ農山村とは違うんだなぁ。と感心しました。演歌の世界でも漁師ソングは山ほどあるが農山村は「与作」くらいしかない。パワーが違うなぁ。と、尊敬していましたが。

 ハマっ子って横浜の人のことを言って、横浜出身ってことを自慢したかっただけだったんだ。とわかったら、急に嫌味な人間に見えてしまった。

 あの頃はサンマ麺なんか聞いたことなかったけど。

 ニュースメニューから感染症関連を除外したらほとんど事件が起きていない。なんて平和なんだ!

 メディアが怠けて取材に出ていないだけなんでしょうが、とりあえず今必要な情報は山菜の生え具合で、流通が止まっても何とか生きていける食い物のありかは確保しておかければならない。まだフキノトウくらいしか出ていないのですけど。

 封鎖なんてしなくても人も物も金も入ってこない僻地なので、日々、日常がサバイバル。

 サバが威張るのでサバの味噌煮も確保しておきました。

 風呂で昭和9年生まれのおじさんに戦争中の租界の話を聞きました。親戚縁者がこちらに逃げてくることで、自分たちだけなら十分に足りていた食べ物が不足して厳しかったと子供心に感じたそうですが、「そのくらいは備蓄しとかにゃならねぇのさ。故郷の義務。」

 確かになぁ。とか言って基盤がぜい弱だもんなぁ。とはいえ、今の時代米くらいしかとっておけないだろう。ジャガイモはそろそろ植える時期に入ったしなぁ。なにより、弟たちが私を頼って帰ってくるとは思えない。孤独死は心配されているけど。日頃の信頼構築って大切ですね。

 「なぁに、一か月持ちこたえりゃ何とかなるもんよ。」90年代以降の災害見ててもそう思う。

 クルマのガソリンだけでも確保しておこうか?と思うのだけど、このところガソリンも安くなってきているので、もうちょっと値段が下がるまで待とう。

 外出禁止令が出た時のために読む本は手元に出しておいた。とりあえず今は芥川龍之介を読み返しています。

コメント (4)
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