のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

台風一過

2024年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 温帯低気圧になってしまいましたが、台風1号は太平洋を北に通り過ぎていきました。台風2号も発生したようですが、ニーハオ大陸に雨をもたらしに行くみたいですね。

 雷様と風神様が「仕事休んでええんやでぇ」と、差し向けてくれたにもかかわらず、出荷があるので出なければならない。びしょぬれになっても終わりじまいで積み込みす炉ぞ!と雨の中外仕事。しかも、雨に濡れながら荷物を積み終えたら、雨が止んだ。

 ずぶぬれになったし雨で土場もぬかっているから、やりきりじまいで家に戻ってきて着替え持って温泉に直行!

 したんだけど、お風呂の掃除の日で、掃除が終わって15cmくらいしかお湯がたまっていねぇの。家に戻ってきてボイラーで自宅の風呂をお沸かして温まりました。

 お風呂と言えば、改築する家屋から湯船をもらってきたカン太君のおとっつぁん。庭にその湯船を置いてタンクに温泉汲んできて露天風呂ライフをしています。最近、解体する家から石油ボイラーをもらってきて、追い炊きができるよう改造に取り掛かっています。問題は電気も水道もない家なので、そこんところをどうやってクリアするかなんですけど、今度は古くなったビニールハウスの骨組みをもらって来たので、湯船の上にその骨組みを張りまぐらせて、青いビニールシートを張って屋根付きの風呂に改造したみたいです。青いビニールシートが似合う男です。

 そして、最近発見したことは湯船からぷくぷくとあぶくが出て、1日ほどでお湯がなくなってしまうことを発見しました。それは今流行のジャグジー風呂だよ!と言っているのですが、コーキングで水漏れの穴をふさぐみたいです。DIYのへんな工具だけは豊富に持っているので。

 午後、雨が上がってから地区の水路の見回りに行ってきましたが、詰まっているところもなく排水はできているみたいです。梅雨シーズンよりそれ以後の台風のもたらす雨の方が心配なのですが、日々警戒しておくに越したことはありません。

 見回りの途中で立ち寄った家で、安中の民家にクマが押し入ったという話を聞きました。一か月もさかのぼれば安中の山の中の一軒家にベトナム人の強盗が入ったという話題が盛り上がっていましたが、あっちも物騒ですねぇ。

 安中市にある磯部温泉など民話の「スズメのおやど」の発祥の地で、雀を大切にした老夫婦がスズメにもらった箱の中から宝物が出てきたが、スズメをいじめた老夫婦がスズメを脅迫してもらった箱からはゴミが出てきたという物語です。こうした情緒ある土地で、押し込んでくるクマと外国人強盗。嫌な都政だなぁ。by座頭市。

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野良オヤジたち

2024年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 大半を私一人でやっている野良仕事、どうにも人手が足りない状況になってきたのでアルバイト募集することになりました。いや、もう、こうなったら猫の手でも借りたい。ケンちゃんの家の猫三匹にイワシの丸干し付け届けして猫の手借りに行きましたが、しっぽふってお断りでした。やっぱ猫の手です。

 スクールバスの運転手やているおっさんが「こういう仕事やってみてぇなぁ。」と言ってました。トラックは運転できるし、重機も扱える。チェーンソーもできるし、土着民だから樹種にも詳しい。最適な人材じゃないか!当人は「今の仕事クビになったら使って下せぇ。」と言ってましたが、じゃぁ町長にお願いしてクビにしてもらおう!すぐこっちにこい!と言うと「冗談じぇねぇ!アブねぇこと言うな!」と笑い転げておりました。

 時折10トントラック貸してもらっている林業業者のにいちゃんがバイオマス発電に使う材木をチップ工場にもっていく途中警察に捕まりました。人相で捕まったのかねぇ?と聞いたら、3トンほど積載量オーバーしたようで、罰金三万円少々。ヒアブと言う材木をつかんで積み下ろしする機会を搭載しているので、実質は7トン程度しか荷物を積めないのですが、チップ工場は目方でドンの取引なのでここぞとばかりに山積みしたら検問で引っかかっちまったみたいです。

 「どこで取り締まりやってた?」と、真剣なのは軽トラの大工さんで、製材工場からヌキ板積んできたばかり。工具なども合わせると500kgくらい積んでいるんじゃなかろうか?軽トラの積載量は350kgなので比率としたら大型トラックより多い。

 6月から森林環境税なるものが導入されるらしい。今まで東北震災復興の特別税が置き換わるみたいですが、森林環境最前線の私たちにその恩恵は?

 ありません!

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脱東京

2024年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 巷では,都知事選挙なるものがあるようで、街場のことだからどうせロクなもんが出てこないだろうと思っていますが、 パフォーマンス合戦になるんでしょうね。そんな中で地道に働いている都の職員って偉いと思うわ。

 東京脱出を考えている企業や都民の皆さん。わが村へどうぞ。空き家空き地はいっぱいあります。銭になる仕事はないけれど、地域のためになる作業なら嫌というほどあります。スーパーマーケットはないけれど、火葬場ならあります。毛深い熊や狡猾なサルが出るけれど、毛深いクルド人や狡猾なニーハオ人が出る土地より治安はいいです。

 案外地方にとってはチャンスが来ているのかもよ。 

 文明か文化か?と言う目線で見ると、文化に生きる人が選ぶのは田舎なんでしょうね。カン太君のおとっつぁんみたいに水道も電気もない生活しながら埋蔵金探しするなんて、文明人にできるこっちゃない。文明は発展し開花し、やがて衰退するもの。砂漠化した東京で前川清が東京砂漠を歌う。

 文明に嗅覚鋭いのはニーハオ人ですね。栄えた土地に沸いてきて食いつぶしたら次の場所へ移動する。テクノロジーなんかもそうだけど、今あるコストパフォーマンスなテクノロジーを集めてきて消費し、新しいものは生み出さない。その場の「合理性」が全てで、二歩三歩先は見ようともせず「ニーハオ四千年の歴史」と中華三昧のコマーシャルを真に受けている。

 悪い側面を含めてお江戸の文化文明なんて、我々地方からの流入者で成り立っているもんですが、移民だから責任感もない。パフォーマンスで楽しませてくれる人に木戸銭払うように一票投じる。代々お江戸土着民は息をひそめて暮らしているのかな?

 文化的なライフスタイルをお望みならば田舎でっせ。江戸を出よ!文化人になろう!

 仕事帰りの夕方、イノシシが石と泥落として埋めた側溝を一人黙々と掘り返しながらそんなことを考えました。体動かせる人材が欲しい。

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雨休み

2024年05月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 雨なので一日仕事を休むことにしました。気圧のせいなのか?湿度のせいなのか?関節の古傷が痛む。

 せっかく休めるので、前々からたまっていた調べ物をしたかったので図書館に行ってきました。今日は災害対策についていろいろ趣味レーションして調べ物をしてきました。自然などはこちらの思惑など関係なく自由気ままですから、細かな事実を拾いあげて「より良い」難の逃れ方を見つけるのが正解で、「これが絶対!」と言う思い込みは危険。迂闊な想定は「想定の範囲外」になるまで非難しないので逃げ遅れる。正確に間違えるより大まかに正しくが無難な落としどころ。

 お昼はなじみのラーメン屋に行ってきましたが、今月半ばから680円だった塩ラーメンが740円に値上がりしていました。それでも世間相場からすれば安いのでしょうね。ありがたいです。

 午後も図書館で哲学分野のベーコンの帰納法とデカルトの演繹(えんえき)法についていろいろ調べてみました。私は理系頭なので帰納法的な考え方が身についているのですが、世の中は演繹法的な思考で物を考える人が少なくない。思い込んだら試練の道をと細かな事実など目もくれぬド文と呼ばれる人も多いのだけど、さてさて、こういう人にどう説明すれば理解させられるか?

 ご近所の人たちを理解させるよりもっと厄介な奴らがいる。こいつらはさらに「理」が通じない。

 一昨日の日曜に週明けの雨を想定して側溝の土砂をさらっておいたのですが、イノシシの野郎がよぅ!たった一晩で側溝を土砂で埋めちまったんだぁ!道路まで水があふれているじゃねかぁ!

 雨合羽来て土砂を出して水が流れるようにしましたが、イノシシの野郎ぶっ殺してやる!鍋に叩き込んでやる!と殺意を持って作業してました。

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お菓子

2024年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風1号が発生したようで、日本にも影響が出そうです。

 雷様の労務管理されている身の上なので、火曜日は休みをもらえるのかな?それなら今日は少し気張っちゃおう!とナラの木の造材をしました。ナラの木はもともと重くて硬い樹なのですが、生育環境が悪い場所だったので曲がっていたりねじれている樹も多く、人間で言うなら少年院煮れるかどうか鑑別所状態の森でした。

 さらに人間風に言えば、素直にまじめに大きく育っていれば家具などに生まれ変わって生きながらえるけれど、ゆがんで曲がったまま更生の見込みがないので薪になる。中に入るんですよ「俺も昔は悪だった!」と、若かりし頃はヤンキーでねじれて歪んでいたけれど、成長して恰幅良くなってそこそこ立派な樹になる奴もいる。こいつはねぇ、製材して裂いてみると昔悪だった頃のゆがみが模様となって、いい味わい出していることもあるんですよ。優等生一筋の樹よりは扱いは難しいけれど深みがある。

 ウロと言って樹の中心部が腐って穴ぼこになって、外面だけになっている立憲民主党のような樹もあります。なかなか外からはわからないのですが、こういうのも将来はない。

 良い森を構成するためにやくだちそうな見込みの樹は伐倒せずに残して、更生の見込みがない不良は燃やされて灰になる。シビアな世界ですなぁ。なんか、森の死神営んでいるみたいだなぁ。

 村に住んでいるドイツ人の友人がビールによく合うお菓子を差し入れに持ってきました。今月初めにドイツに里帰りしたと聞いていたので、どんなお菓子を持ってきたのだろうか?と楽しみ。

 なとりの「うまいか」。へぇ、呉の工場で作っているのか。

 里帰りの時にうまいかを土産に持っていったら大好評だったそうです。なので、箱買いして祖国へ航空便で送ったのだとか。

 怪しい異国のスイーツより安心のお菓子でした。

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今日も勤労奉仕

2024年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は地区の河川敷の草刈り。地区にとって県から報酬が出る事業なので、毎度大人数が出ての仕事となります。私も刈り払い機にブロワー持って堤防の草刈りにいそしんでまいりました。

 その後、老人会が請け負っている公園の草むしりに参加。「一日老人会員を任ずる」と召集令状が来ていたので働かねばなりません。こういうことするから嫌われる集団なんだけど。

 戦前は大きく蛇行した川で、戦後、農業委員が中心となって国からの補助で堤防を作って蛇行する川を直線にし、堤防の外側は田んぼにして、30年間だった農地として使い続けなければならない縛りがありました。その期限が切れて農地だった土地に新たに土を入れて。宅地化が可能な土地となり、この地域のニュータウンとなって30年程度でしょうか。

 予定では私の同級生の家の庭に地下鉄日比谷線が乗り入れることとなって、地下鉄に乗って銀座に夜遊びに行けるぞ!と、休日に集まって穴を掘りましたが、挫折して、今は池になって金魚が住んでいます。

 まだ田んぼだった頃は夏も熱くなるとホタルが沸くといった表現が似合うほど一面ホタルが飛び交う田んぼで、3~4歳の頃でしたが、ホタルをとってきて網籠に入れ、その灯りで本を読む。誰かにそういう入れ知恵されたのですが、基本的に字が読めなかったのでバカのままです。

 夕方、鬼滅の刃を見せてもらいに行く同級生宅の猫への差し入れのお魚を買に出かけたついでに、世間話仲間と居酒屋でいろいろ話してきました。

 アカシアなどはちみつが採れる樹木が花を咲かせているシーズンで、あちこちに養蜂業者のはちみつ箱が置かれていますが、我々が小学生の頃には花を追いかけて北上してくる養蜂業者がいました。私の学校では見かけなかったけれど、親と一緒に点々としている子供が毎年同じ時期に転校してきて、しばらくすると東北から北海道に向けて話を聞けました。日本の遊牧民みたいなものですね。

 旅どころか、お出かけもままならない土着民の子供にとってはうらやましく見えたそうです。

 レンゲと言えば今では中華料理のスプーンですが、昭和の中頃では田んぼに生えている花で、土壌改良に農閑期に種をまき、田植えの頃には田んぼの水の中の泥に混ぜ込まれていたものですが、家畜の餌や、養蜂のターゲットとしてレンゲは活用されていました。

 最近、あまり見かけなくなった花だねぇ。咲いていても気が付かないけど。

 今日はなべ物注文しなかったのでレンゲはなしです。

 

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カラス様

2024年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日も朝からチェーンソー片手に一人仕事をしていると、すぐ近くにカラスが降りてきました。

 鬼滅の刃なら鎹がらす。「休憩!休憩せよ!」と御館様から指令が入ったのだろうか?と、土曜なのにすでに鬼滅の刃モードになっていたのでさりげなくカラスを眺めていると、はがれた樹皮の間に入っている虫を食べているようでした。

 カラスは結構警戒心が強い鳥なのですが、開き直ると強気で、身の安全のぎりぎりのところまで大胆に近寄ってきます。とっ捕まえてやろうとわなを仕掛けてもなかなか引っかからない。

 ところが、山鳩はそのあたりは馬鹿なんですね。ハニートラップに引っかかる鳩山みたいに結構見え透いた罠にも引っかかる。1970年代中ごろまでは霞網や鳥もちが使えたので、野鳥をと(もちろん密猟)食卓に塩焼きが出たものですが、山鳩が多かった。

 最終土曜日はキッチンカーが来る日なので、毎回何があるか楽しみにしているのですが、キッチンカーの回りにイスとテーブル並べてプチビアガーデンになります。生ビール飲んでから揚げ食べて。月に一度の贅沢なのでキャベツ以外を食べてます。

 近年、こちらに移住してきた人たちもやって来るので話を伺えるのもまた楽しい。神奈川県からやってきてこちらの林業に業社勤めて山仕事している30代後半。まだ若手どころか少年ですよ。この業界70代がバリバリ活躍しているので。最近、湘南ナンバーだった軽トラがこちらのナンバーになったので住民票も移ったんですね。

 ウッドジョブと言う映画のおかげで、この業界に入りたがっている林業女子希望者も時折来るそうですが、「トイレの問題がねぇ。」力仕事は重機がやるし、おじさんたちに任せておけばよい。まずは刈り払い機で足場を作るあたりからだんだんと状況判断ができるようになれば、決して女性でもできない仕事ではないのですが、昔の人は「山の神様は女の神様だから、女性が入るのを嫌う。」と、方便を使って危険な現場に入れないようにした。智慧なんですけどねぇ。

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桐のないお話

2024年05月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 桐の花が咲いていました。

 桐が木と呼べるのかいろいろ議論はあるみたいですが、比重が軽い樹木で、日本に生えている樹木で一番比重が軽いそうです。

 役に立つような立たないような樹で、薪にするとキレイに燃えないんです。故にたんすなどの家具に用いられる材なのですが、5年くらい前になりのよい桐の樹を探している人に出会いました。やはり家具を作る目的だったのですが、霧を育てていた時代と違い、野の山に勝手に生えているものが多い昨今、状態の良い樹が少ないのだそうです。

 私が幼少の頃は桐の樹を燃やした時に燃え残った炭を、刃物を研いだ最後に仕上げに使っていました。荒砥と呼ばれる荒い砥石で砥ぎ、最後に桐の炭でなめらかに整えるのですが、今はそんなご丁寧に手入れなんてしないでシャープナーでさっさとやっちまう時代。

 会津では女の子が生まれると桐を植えて、嫁ぐときのその樹で作った家具を持たせる地域があるようですが、私の2歳下の女性もそういった思い出親が植えた桐の樹を持っていました。といっても、いわゆる一つのイ・カ・ズ・ゴ・ケ。行かず後家なもんだから嫁ぐ日は来なかったので半世紀物の大木になっていました。もはや棺桶作るだけか?なんて状態ですが、あんなの棺桶にしたら燃え残って火葬場で大変だぞ。しかも行かず後家はやたら長生きしそうな強い性格持っているし。それも桐の樹同様芯が空洞になってドーナツ状で比重も軽いからコロコロ考えも変わる性格。樹も持ち主に似るんだな。

 でも、このどさくさで売れたみたいですね。桐の方が。

 なんか、「父ちゃんからの遺産!」と、喜んで売っちゃったみたいですけど、やっと日の目を見たんですね。

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サバイバル生活

2024年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 ♪ア~カシアのぉ~花の天ぷらぁ~ あの子がそっと差し入れくれた 赤いハムカツよぉ~♪

 石原裕次郎の気分ですなぁ。

 アカシアの花がいい季節です。花を眺めていると、ゲージツ的な創造力がわいてきたので枝をちょいとばかり叩き切って花を持ち帰りました。

 近所のおばちゃんにお願いしてアカシアの花の天ぷらを揚げてもらいました。ちょうどハムカツあげるところだったそうで、おまけにハムカツもいただいちゃいました。

 アカシアの花の天ぷらはこの時期にしか食べられないので、ミツバチさんには申し訳ないけれどおいしくいただきました。

 隣間に奥深い山の中に小屋を建てて電気も水道もない生活をしている元自衛官がいます。

 ひところ里から離れた一軒家を狙う外国人強盗犯が暗躍していましたが、群馬でも松井田当たりの一軒家に押し入ったとかで、こちらのような田舎も安穏としていられないと警戒はしていました。犯人はベトナム人だったらしいのですが、模倣犯が出てくるのかな?とはいえ、隣町の元自衛官の家に押し入ったら大変なことになるだろうな。半分軍事訓練で暮らしているようなものですし。「凛としていてかっこいい!」と地元のおばちゃん達にも尊敬されているようです。

 同じようなサバイバル生活をしているカン太君のおとっつぁん。生活内容はたいして変わらないのに全然尊敬されていません。見てくれの問題なんだろうか?

 でも、人柄が温厚なので、解体する家からオーブンレンジ付きのシステムキッチンや食器洗い機、介護ベッドなどもらえていますし、最近お風呂の湯舟をもらったのでビニールハウスを作っていたら、今度は石油ボイラーをもらったそうです。ちなみにこの新居には電気も水道もないのですが、とりあえず道具的には文化的な生活が見えてきました。

 この家の場合、押し込み強盗が入っても取れるようなものはない。お馬さんと合鴨が家の番をしている。お馬さんの中でもラバは結構獰猛で生意気なんだそうです。しかもアメリカ生まれで、銃社会になじんでいる。なかなかの用心棒です。 

 おとっつぁんの心配は外国人強盗団より熊で、近くに柿の木があり、毎年初冬になると木の上にクマが実っているそうで、持ち主が「切り倒して片付けていいよ。」と言ってくれたそうです。おりを見て私が伐倒に行くことになりましたが、熊が上っては枝を折ってきたものだから妙な枝の広がり方をしていてあとの処分が大変そう。渋柿だけれど、干し柿ができるので熊が食べに来る前に採って干し柿作ってみては?と、カン太君のおとっつぁんに提案しています。夜なべ仕事にいいと思うのだけど。

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大停電?

2024年05月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 ♪ホイコーローの花の宴 めぐるどんぶり腹へってぇ♪ お昼は自宅に戻ってきて土井晩翠の心境になってホイコーロー作りました。

 確かこれも四川料理で麻婆豆腐を紹介した陳建民が日本にもたらした料理と聞いています。ニーハオ国に行ったときに回鍋肉あったので注文してみましたが、キャベツではなくニンニクの芽が入っていました。キャベツが日本式なのかな?

 9時ごろパトカーが何台もサイレン鳴らして鳶かっている音が聞こえたので、何か大きな捕り物でもあったか?と感じていましたが、顔なじみの宅急便のドライバーが言うには、国道で大型ダンプが電柱なぎ倒してあたり一帯どころか、近隣地区も停電になっているのだとか。国道も大渋滞でその地域担当のドライバーが配達できないと連絡があったんだそうです。現場近くの知り合いに電話したら停電中で、事故を起こしたドライバーは車内で死んでいるみたいだとのこと。隣接する近隣地区も停電になっているみたいで5-600世帯影響が出たのではなかろうか?

 我が家から6kmほど北の場所ですが、昨日の昼頃には我が家から2kmほど北のカーブで大きな事故があったようでだんだん北上してますね。もうちょっと行けば新潟なんだけど。

 今日事故があった場所は昔から事故が多い曰くつきのカーブで、クルマが突っ込まないようにコンクリートのブロックが備え付けられている場所なんですが、大型ダンプはそれさえ軽く突破してしまったみたいです。

 一番下の弟から電話があり、「いらなくなったシュラフがあったらちょうだい!」この数年、軽のバンで寝泊まりしながらあちこち旅してまわっているらしく、主に百均で小物をそろえてプチキャンピング仕様になってきたんだとか。登山家目線からすれば信頼性はもとより重さが気になる百均アウトドアグッズですが、あれば便利で結構私も使っています。日常の山飯で。これからの時期なら夏ものシュラフがいいだろうと、今度こちらに来たときにもっていきな!と、言ったら「金曜の晩には出かけちゃうからすぐ送って!」と、宅急便センターに行ってきました。道の駅巡りをしているようですが、何のお土産も持ってきたことはありません。

 梅雨入りまで半月少々。仕上げておかねばならぬ外仕事が多お出かけなんざぁまだまだ先になりそうです。

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旧車

2024年05月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 日曜にたくみの里で厩舎の集いのようなイベントがあったようで、その2-3日前ごろから日産のバイオレットやミツビシの初代パジェロなど昭和のクルマを見かけていました。

 一昨年、納屋に放り込まれていたヤマハパッソルをもらってきたカン太君のおとっつぁんは。1年少々かけてレストアに成功し、今年はこのイベントに参加しました。先月あたり、タレントのヒロミさんがパッソルをレストアしてニュースになったそうですが、同じことをやったのにカン太君のおとっつぁんは「馬鹿じぇねぇの?」と言われております。

 私の世代は高校生がバイクに乗れる時代で、通学にも使えました。女性が乗れるバイクの定番はカブで、スカートをはいていることもあったのでしょうが膝を閉じて乗れるバイクに選択肢がなかった。ソフィア・ローレンがCMに出たホンダのラッタッターや八千草薫のパッソルが出たのは画期的だったと思います。まだ女性が免許を取るのも珍しい時代でしたし。

 旧車のバイクコーナーでおとっつぁんが親しくなったのはヤマハのSR500と言うアラビアのロレンスに出てくるようなバイクに乗ってきた50代夫妻。温泉がある私の住む地区が気に入ったらしくて空き家がないか?と聞かれたそうです。空き家なんかいくらでもあるし、これから空き家になりそうな高齢者世帯も多々あり物件は豊富です。

 仕事はリモートワークでできる仕事なので住む場所の自由度は大きいそうで、こういう人を引き込まなければ消滅集落になってしまう。おとっつぁんは冬の雪を体験してから決断したほうがと、慎重論だったそうですが、そんなの住めば何とかなる!まずは危険物置き場の衛生係あたりから初めて、道路維持の世話人、配りものをする伍長、地区の評議員を経て末は区長に!お江戸や浪花で区長言うたらゴッツイ自慢やでぇ。何とか引っ張り込め!と指令を発令しました。

 昭和のクルマより昭和の人間。

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米菓子

2024年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 イランの大統領を乗せたヘリコプターがアゼルバイジャンとの国境付近で墜落したとか。またずいぶんきな臭い場所で墜落したもんです。何やら裏に?といらんおせっかいで陰謀説がささやかれそう。

 今田の所説ささやかれるケネディ暗殺ですが、映画になったこともあったっけ。KFCだったっけ?なんか微妙に違う気が。ジョン・フィッツジェラルド・ケネディがフルネームだったからJFKか。あれ?KFCって誰だっけ?鶏肉苦手なもんで。

 そんな国際情勢にもかかわらず、今日も一日元気なく仕事!朝は雨だったので雷様が休ませてくれるのかな?と、期待もあったのですが、屋内でできる作業も残っており昼頃には雨も上がる予報。

 ♪雨がやんだらお別れなのね♪朝丘雪路が歌ってたっけなぁ。昭和46年だった。小学生の時でしたが、よい子が歌ってはいけない歌だった。なんてことを思い出しながら、雨が止んだので外仕事。足元がぬかるんでやりにくかった。

 夕方、草刈り機に使うハーネスがヨレヨレになってきたので買いに行ったのですが、草刈りファッションのマネキンさん、かぶっているのはどう見ても麦わら帽子なんですが、ポップには「ヘルメット9430円と書かれていました。そんな細かなことなど気にしないのが第一次産業の人々。売る方だって気にしちゃいない。ヘルメット売れちゃったからとりあえず麦わら帽子でもかぶせておこうか、程度なんでしょうね。

 以前来たときも「インバーター発電機」が「インベーダー発電機」と書かれていたので、店のおばちゃんに、これ違うんじゃねぇの?って聞いたら「あら、やだよぅ。言われなかったら、気が付かなかったのに、ホントこっぱずかしい!」と恐縮していたので、見て見ぬ振りも忖度です。

 ついでに買ってきてくれ!と、カズヤちゃんから頼まれていたのがハッピーターン。なぜか柿の種の亀田製菓作。一種類しか置かれていなかったけれど、カレーバージョンや北陸限定のシロエビバージョンや、から揚げ粉なんかもあるんだそうで、カズヤちゃんがはまっています。そろそろ田植えが始まるとかで、田んぼの一服の時に食べるんが最高旨い!と、お薦めです。

 亀田製菓。製造国は越後の国ですが、「新潟市」になっている。かつてはその隣に亀田町があってそこが柿の種の聖地だったのですが、新潟市に合併されちゃったんですね。

 亀田町の名前は残してほしかったな。

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鬼滅の日曜日

2024年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は鬼滅の日曜日!

 朝から地区の防災対策の役員仕事で沢筋点検してきて、かつてゴルフ場だった場所にできたメガソーラーの現場視察に行ってきました。

 こんなもん計画段階で厄介なのがわかって反対していたのですが、時代は3.11地震の後で反原発モードの時代。ソーラー発電に異議を唱えると「あんたは原発推進派か!」となじられるご時世。今頃になって騒いでも時すでに遅しなんだけど、一応地域からの圧力として毎年視察に行くことになっています。今回で8回目かな?

 パネル設置で林を伐採したとかで騒ぐ人たちが「植林せよ」と叫び、何を植えるか?と言う話になったら「ブナ!」バカか!あんなもんがいっぱしに育つまで何十年かかると思っているんだ?そもそもブナの植生には合わない土地。杉でも植えとけ!が私の意見。杉ならすぐに育って日陰になってソーラー発電なんか足を引っ張る。しかも一年中葉が青々茂っている。いやがらせってのはこういうもんだけど、「広葉樹!」と頭の中が花畑の人たちが言う。それなら白樺。日が当たればすぐに育って寿命が短い木なので、大きくなったら虫が入って風が吹いたら倒れてソーラーパネルをがたがたにする。嫌がらせは笑顔でやらねば。

 結局周りの植生を考えた私が選択したのはミズナラの木。この時、「自然」なんて口にする連中がいかに自然に対して無知で学ぶ姿勢がないのかを実感しました。あいつら自分のエゴを押し付ける道具に使っているだけ。やがて自然のしっぺ返しは来る。

 視察から帰ってきて、本日のメインイベントに向けての準備に取り掛かることにしました。鬼滅の刃の日なのに我が家にはテレビがないので今夜もケンちゃんの家にテレビを見せてもらいに行くのだけど、三匹の猫への付け届けを用意せねばなりません。隣町のスーパーまで買い出しに出かけました。

 出かけてみるもんだねぇ。マグロが半額セールで千円のマグロのたたきが半額ということはおおむね500円?これだけあればネギトロ丼3杯は作れるぞ!

 お猫様にはイワシの丸干し、テレビの主のケンちゃんにはキリンさんの麦で作った飲み物を買って帰りました。

 この地区の空き家に移住者を誘う動きが出てきて、そこに地域の歴史などを紹介する文章作ってくれと依頼があったのでその打ち合わせを済ませてから家に戻り、さっそく調理開始。

 猫は猫舌だろうから焼きたての丸干しより冷ました方がよいので、早いけど早々に焼きました。ケンちゃんはもっと猫舌で冷たく冷えた麦の飲み物が良いので6缶パックを冷蔵庫に放り込み、ネギトロ丼制作に取り掛かりました。

 酢飯はご飯1合当たり砂糖1、塩0.5,酢3の割合でそこに昆布茶を少々まぶして調味液を作り炊き立てのご飯に混ぜる。昆布茶が言い隠し味になっているんだ。

 酢飯に焼きのりちぎってまぶした時に思い出した。いりゴマとやっこネギ買って来るの忘れた!とりあえず、普通の長ネギを細かく切ってマグロの上にのせてネギトロ丼完成!

 さて、腹もいっぱいになったし、テレビを観にお出かけしよう!

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ゴジラ

2024年05月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 湿気はなかったけれど、風が吹けば埃が舞うような暑い一日でした。更に、一人仕事。

 沖縄方面では梅雨入りしたみたいで、梅雨前線が押し寄せる前に少しでもコマを進めておきたいのですが汗だくですよ。更に日差しが強いので首から上だけが「どこの国の人?」って焼け具合です。

 昨夜はアマゾンプライムビデオでゴジラ-1.0を観ました。制作会社は東宝ですが、このことろ映画やドラマとも離れていたので、久しぶりに「東宝」のロゴを見た感じがしました。

 特撮全盛期に育っておりますのでゴジラは非常になじみ深い映画なんですが、小学校の頃、夏休みなどに公民館で見る映画だったんですね。私の幼少期はまだ映画館があった時代でこの村にも映画館があったのですがチャンバラ物ばかりで、子供向けの映画は巡回映画でやってくる怪獣物か怪談物か日本の昔話のアニメモノでした。

 巡回映画が来ると、今は糖尿病でよれよれになっている5歳上のシュンちゃんがチビども束ねて連れて行ってくれるのですが、水筒にほうじ茶と稲荷ずし作ってもらってなんだか大人の気分になって見に行った覚えがあります。

 そうね!稲荷ずしね!仕事帰りにコンビニに立ち寄って稲荷ずし買っていると、近所の従妹から電話があり、家に立ち寄れ。

 ホワイト餃子なるものをいただきました。焼き方にちょっと技が必要な餃子で、一度蒸すように煮てから油で揚げる調理法。千葉県あたりの餃子らしいのですが、従妹の娘が送ってくれたんだそうです。

 この正月にも「今度こそ里帰りするときには崎陽軒のシウマイ買って来るんだよ。」と念を押してお年玉あげましたが、シウマイ持ってこないでカレシ連れてくるような娘ですから期待はしていなかったものの、「オジタンにもおすそ分けして!」と送ってくれたそうです。調理法は何回でもカレシよりはありがたい。

 大変おいしゅうございました。

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ハグリット

2024年05月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 農機具修理のワタリンがコンプレッサーと発電機の修理を終えて持ってきました。キャタピラ運搬車のオイル交換もお願いしていたので現場に直接来てくれました。

 とは言え、毛深く濃い顔でアンコ体型なので事前予告もなく突然森の中に現れると、ハリーポッターの魔法学校の森にすむハグリットが出現したのか?と勘違いしそうな容姿。ハグリットの俳優さんは2年前に亡くなってますね。

 彼の場合、修理技術より気さくな人柄と容姿で顧客が付いているキャラクター系修理屋さんですが、田畑ならともかく森の中に来るとあの容姿なので色々間違えられかねない。

 ワタリンはひところ同類人種のカン太君のおとっつぁんの近所に住んでいたことがあり、あの一帯には毛深いウィルスが蔓延しているらしい。今日はカン太君のおとっつぁんも手伝いに来ていましたがこの二人に挟まれると、優男の私なんかクマ取り囲まれたような絵柄。

 千葉や山口に研修に行っててぶらでかえってきたにもかかわらず「もうすぐ誕生日なんですよ」と何かを要求する性格。なかなかしたたかです。

 名刺の裏には数々の肩書が。

 カン太君のおとっつぁんと言えば、今度お馬さんと一緒に暮らせる家に引っ越すことが決まっており、いろいろ生活グッズをもらったようです。102歳で亡くなったおばあさんが使用していた電動介護ベッドをもらって来たかと思えば、3ドアの大型冷凍冷蔵庫をもらい、今度は皿洗い機とオーブンレンジが付いたシステムキッチンをもらったらしい。

 オール電化に改装中の高齢者世帯から、今まで使っていたシステムキッチンをもらって新居に備え付けるらしい。ガス式のオーブンレンジは全く使った痕跡がない代物だとか。水道屋のカズヤちゃんに手伝ってもらって設置を完了したんだとか。

 そ・し・て。そして今度カン太君のおとっつぁんが引っ越す元牛小屋は水道がない。電気がない。当然、ガスもない。

 今回ワタリンが修理してくれた発電機はおとっつぁん新居の非常電源としてもらって来たものですが、日常電気がなくて非常時に電気が入る。なかなか哲学的命題を持つ発電機となるでしょう。

 だんだんカン太君のおとっつぁんの方がハグリットに見えてきた。

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