のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

雨の大みそか

2023年12月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 天気予報では「雨」でしたが、標高の高い山の上だから雪になるんじゃねぇか?とふんでおりました。でも、マジで激しい雨が降りびしょぬれになりました。暖冬の年はしばしばありましたが大みそかに雨が降るのは異様です。ゲレンデはもとよりリフトに乗り降りする場所の雪も解けて、問題は持ってこようにも持ってくる雪がない。ウルトラマンで言ったらカラータイマーが赤になって点滅している状態です。

 スキー場の山の上に用意した保存食。昼めし食わずに浮かして一円でも多く持ち帰ろうとするその浅ましく貧しい根性。身に覚えがあるだけに、昼飯くらいなんとかしてやろうと毎年カップ麺を山の上に持って行っておりますが、今年は餅もたくさんいただけたし、葬式が多かったので海苔もたまった。来たれ貧乏学生!と用意していたら、今日は地元の高校生でした。今高校2年生ですが昔一緒に働いた人のお孫さん。幼稚園に行っていると伺っていましたが、いつの間にか高校生になっていました。

 来年度は高校三年生で国立大学の人文学部目指しているとかで、英単語の練習帳を持ち歩いていました。私の時代なら試験に出る英単語(シケタン)、試験に出る英熟語(シケジュク)なんてぇのが受験生の必需品でしたが、暗記が苦手の私はその単語で文章作ってイメージに取り込んでいました。下に東京外国語大学のおねえちゃんが二人いるからコツを教わるといいよ。

 群馬に来たならみそ饅頭にみそパン。昨日はみそ饅頭を神奈川県の学生に食べさせたので、今度はみそパンだ!と持ってきたら地元の高校生。日常的に食っていやがる。お昼のデザートにしようかな?と思っていたら、その神奈川の学生が今日は非番でスノーボードに乗っていたので、山の上の小屋でコーヒー淹れてみそパン食わせました。

 以前、「小腹が減ったら食べなさい。」と、20個入りの切り餅置いといたら、一日で残部食っちまったつわものの体育大学の学生がアルバイトではなく客として来てくれました。お~、立派になったじゃない!腹ペコ病は治ったか?と聞くと、相変わらず腹は減るけど楽しく過ごしています!と、うれしい近況。「あんときはお世話になりました!」と言いつつ、ストーブの上で餅焼いて食って帰っていった。でもなんだか今年がいい年だったような気がする出来事でした。

 家に帰ると弟が来たようで、玄関のドアの前に「貧乏学生に食べさせてやれ!」と、インスタントラーメンが置かれていました。

 大みそかなので年越しそばを食べねばならないのですが、戻ってくるといろいろ野暮庁があり、深夜はお寺の除夜の鐘の鐘撞番に出かけねばならない。なので、関西風だしのどんべぇにするか?関東風の小エビ天そばにするか?お寺に行く直前に決めて食べていこう。

 まだ除夜の鐘聞くまで確定的ではないけれど、その前にぽっくりいかぬことを前提に、よく乗り越えた一年でした。自分をほめてやります。

 来年は?1年後にならないとわからないけれど、淡々と年を重ねているようで、その実はみな努力しているんですよ。

 さて、今年最後で来年最初のご奉仕に、お寺の役員仕事に出かけてきます。

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球根栽培法

2023年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜は疲れていたので夕食に餅を焼いて食べていたのですが、胃もたれしたようで胸やけで目が覚めました。そして外は朝焼け。こいつは年の瀬から縁起がいいわい!と、根拠はないけど、新三共胃腸薬飲んで「球根栽培法」の本をめくってました。

 学生運動が活発な頃、共産党の過激な連中が武装蜂起のための爆弾の作り方鵜や改造銃の作り方をガリ版刷りで印刷してこっそり出していた本で、根ぜなこの年末解体した家の廃棄物の中から出てきてもらいました。こんなものを真に受けて世界同時革命だ!なんてやっていたのが連合赤軍のバカ学生たちで、ある意味、オウムなどのカルト教団にはまる連中と大差ない。

 森田童子の歌の中に出てきて球根栽培の隠された意味に興味を持ったのですが、それを教えてくれた先輩は古本マニアの人なのですが、どこで手に入れたのかこのシリーズを何冊も持っていました。

 森田童子って作詞家のなかにし礼さんの姪だったみたいですね。父親がなかにし礼さんのお兄さんだとか。

 私はライブを見に行っているんです。これは今となっては宝だなぁ。

 そんなわけで、早朝からさわやかにスキー場へ。スキー場で流れている音楽、最近の音楽さっぱり印象に残らないので、「鬼滅の刃シリーズ」の挿入歌と、「推しの子」の挿入歌しか知らなかった。ほかの音楽はほぼノイズ。アニメの影響でかいなぁ。

 今年後半は文字ばかりの本は全然読めない状態。目が悪くて老眼鏡が合わないこともありますが、どうしても絵が描かれている本にばかり手が行ってしまう。多分、ケンちゃんのところで借りてきた進撃の巨人あたりから漫画モードになってしまい、絵のない本は睡魔がクロールで泳いできて眠くなってしまう。毎年今頃は樋口一葉を読む習慣になっていましたが、今年は本の用意もしていない。

 天竺の達磨様が一枚の葉っぱに乗って中国に渡った伝説から「私にもお足(お金)がない」と、一葉のペンネームをつけたという皮肉っぷりが粋だねぇ。とは思っていても、なんか今年は読む気になれない。

 粋なペンネーム。「文学なぞやるならくたばってしまえ!」と、父親に言われたから「本じゃぁ。私のペンネームはくたばってしまえにあやかって二葉亭四迷にいたしやしょう。」明治の文豪粋だねぇ。

 二葉亭四迷の後輩にあたる学生がバイトに来ています。東京外大ですね。一昨年ここの学生がバイトに来ていまして航空大学校に行ってパイロットを目指していると聞いてます。今年はエスパニア語のおねえちゃんで、越南語のおねえちゃんも来ているみたいです。越後弁なら私もしゃべれますし越前、越中の言葉は理解できても越の南の方はからきし。フォーが米の粉で作った麺で、ゴイクォンが生春巻きで、サイゴンはホーチミンになったんだっけ?

 少し頭を活性化させにゃならぬ気もする、疲労の年末。

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茶飲み話

2023年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 スキー場の話なんですけどね。高校生のアルバイトのおねえちゃん。髪の毛が真っ白になっているので「苦労してはんのやなぁ。」と伺ってみたら。卒業したら美容師の学校に行くのだとかで、冬休みの間は脱色した白い髪で過ごすのだそうです。新学期が始まったら「黒く染めます!」そんな無駄なことやっているとやがて後悔するぞい!甲斐性のない男に引っかかって髪の毛真っ白になってから後悔したって時すでに遅しだぞ!

 天然で脱色された白髪頭のおじさんにとってはうらやましい限りですが、脱毛サロンに行かなくても頭のてっぺんが脱毛しているおじさんより幸せだと思う。

 休憩時間に専修大学と日大の学生バイトが就職について雑談してました。今3年生でいよいよ来年は就職戦線に突入するわけですが、どういう業界が残れるということまで考えているようで、コンピューターに奪われない仕事を模索しているみたいです。40年、否、50年先まで想定すると栄枯必衰の理は避けられないと思うけど、若者なりに試練はあるんですね。

 20代の若者が「生涯年収は」なんて就職談義している横で、地元の70代のおじさんたちは介護施設の話をしており、どこの介護施設は安いが競争率が高いとか、優先的に入居できるにはどうすればいいか?誰それがコネ入居した。などと情報交換。これはこれで半世紀先を読む若い連中より時間的な猶予がない切迫した問題ですが、終焉のための将来もまた競争社会なんですね。笑っていられない将来なんだけど、安穏としているアラ還世代で、今のところは幸せです。

 ガイジンさんのバイトも来始めましたが、配置表にはその名前をカタカナで書かれており、ちょっと見ると人名と言うよりは競馬のお馬さんの名前みたいに見えてしまう。その道の研鑽積んだおじさんが「こいつとこいつはネパール人」「この二人はハーフ」と、枠を作って「枠買いもできるぜ!単勝も3連単もありだぜ!」。大雪が降ったおも馬場に強いガイジンさんは?

 昨年山形から来ていたリゾートバイトのにいちゃん。今年は北海道のスキー場に行っていると連絡があったそうです。痛風持ちだというので、明太子差し入れたり、茶碗蒸し食わせたり、ホルモン焼きに連れて行ってビール飲ませたり。プリン体をたっぷり摂取させたのですが、ストレスを与えられなかったために痛風は発症せず、食い逃げされた。今年は北海道か。イクラでプリン体ですなぁ。

 香港人と思われる一家が客で来ており、当然スキーなんかやったことがないのでリフトなど乗ったこともない。北京語がわかるようだったのでリフトを停めて説明しながら乗せましたが、中国人民よりはまだ聞く耳を持っている。人民だったらけらけら笑い転げていて聞きもしない。今年も京都軍団が来ていますが、外国人観光客が戻ってきて騒がしくなっているみたいです。ニーハオ系を見かけると「気色悪くなる」と嫌がってました。マナーなんて持っていないですからね。

 京都と言えば殺人事件の名所。早朝散歩していると神社の石段や川のほとりに死体が転がっていて科捜研が出動する。こうした情報はこの山奥にも入っています。山科から来たにいちゃんは「五山の送り火が見えへんから、あそこは京都やないんです。」と言うので、餃子の王将の事件があったんじゃないか?と問うと、現場がわりと近くだったみたいで小学生の時だったそうです。沢口靖子は来ていなかったけど、科捜研らしき集団が調査に来ていたそうです。

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スキー場

2023年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日から年末まではスキー場でバイト。異様に雪が少ない今年。例年より2mは少ない積雪。生活するにはありがたいんですけどね。

 今年はどんな面白い人が来るだろう?と楽しみにしていますが、まだ本格的に動いていないので地元のおじさんたち中心にリフトが動いています。一見、見てくれも悪くしょうもない地元のおじさんたちですが、コロナ騒動の時は大いに活躍しました。毎年だれかしらなじみの顔触れが三途の川の向こうに行ってしまう世代ですが、今年は今のところその種の話はないものの、「来られそうにない。」体調の人も出ています。70過ぎですから。

 変な外国人と将来性のない学生バイトは明日当たりからボチボチ来るみたいなので、今日は落ち着いて仕事ができました。

 およそ考えられないことですが、昨年スキー場が終わってから田んぼが始まるまでおフランス旅行してきたおやじさんがいて、地中海やモナコまで観てきたそうです。「あちこちでテロ対策の検問があって大変だったよ。」と言ってましたが、とんかつ食べるしひげを剃っているものの、あの容姿で捕まらなかったということは検査が緩いのではなかろうか?空港から市内に向かう電車に乗るのにそこから検閲があったそうですが、「日本もあんな風になっちまったら予算が大変だろうな。無秩序ってのは非経済だよな。」と、洋行帰りの知恵を得てきたようです。山向こうのスキー場胃などニーハオ系割込み族が多いから、列を並ばせるためにスタッフを置くなど確かに無駄が出るわな。

 今年は葬式に呼ばれることが多く、引き物の海苔がずいぶんたまったので仕事は半人前でも飯は2人前食べる貧乏学生バイトのおやつに餅を焼いて食べさせようと予定してましたが、葬式の引き物に餅をくれる家はなかったのでスーパーで切り餅を買って持っていきました。今日は学生が来ていなかったので丸ごと棚に置いておきましたが、連中が来るようになればほどなく食べつくされることでしょう。

 浅ましい貧乏学生を営んできたので、人生余裕が出てきたらこういう連中の面倒を見てやろうと若かりし頃に思いましたが、生活も含めて人生余裕はないものの、若かりし頃に受けた恩のわずかばかりをお返しできるかな?

 さてさて、どんな冬になることやら?

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栗もなか

2023年12月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 今年の山仕事は今日でおしまい。明日からはスキー場です。

 夕方、同級生のケンちゃんの家に栗最中もって訪れたら、こたつから頭だけ出して寝てました。こたつの上にはミカンの皮。賢ちゃんの頭の隣には猫のしっぽ。お~こりゃ冬眠に入ったか?熊なら氷点下4度が冬眠の目安の気温ですが、今日は暖かかったものの、このところ氷点下5度は軽く超えている。

 こたつのなっから別の猫がはい出してきて上がり框まで出迎えに来てくれました。「栗最中もって来たんだよ。」と言うと、それには興味を示さず「他のもっと有用なもの持ってこねぇのかよ。」と言う顔でこちらを見上げていました。栗最中、一個340円もするんだぞ!猫の分はないけど。せっかく気持ちよく冬眠しているのを起こすのも無礼なので、栗最中だけおいて帰ってきました。

 来年の干支は何だったっけ?辰年?え?もう24年経つの?と、ふと思い出したのが西暦2000年。コンピューターが作動しなくなるという2000年問題があって、仕事場に泊まり込んでいたんだっけ。そして、2000年になった瞬間は、うたたねしていて立ち会っていなかった。

 辰年が妙にイメージに残ったこの年。多分ロシアで龍のぬいぐるみを見たせいだと思うけど、あちらにも干支があるんですね。日本とも共通。ただ、龍の姿が違うんですよ。日本の龍は蛇のような姿ですが、向こうは二本足で立つ首が一つのキングギドラみたいな姿。しかも妙におなかがぷっくらしている。顔は似ているんですけどね。これが龍とドラゴンの違いか?って思いました。

 光陰矢の如し!干支は廻って来るけれど、時価今あってくるころいは自分がこの世にいない可能性も高くなった。そんな年代になってきましたよ。

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悪夢?

2023年12月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 すごくバカな夢を見て目が覚めました。冬山登山の夢で、雪の降りがよくなってきたのから行動を中止して野営の準備。時間にも余裕があるからテントを張るより雪洞を掘った方が快適に夜を過ごせると、雪の壁に穴を掘り、テントの外張りを利用して出入り口をふさぎ、広い空間を作って中でガソリンコンロを炊いて暖を取っていると携帯が鳴りだしました。

 え?っと思いつつも電話に出ると「雪女と申しますが入り口の前におります。ご相談したことがあるのですがよろしいでしょうか?」そんな馬鹿な!と、思いながらも恐いもの見たさもあるし、心のどこかで俺もいよいよここで凍死するのか?とあきらめも。断ったところで後が怖そうだから、とりあえず雪洞の入り繰りの外張りを外して顔を出してみると、確かに雪女の風体の和服の女性が立っている。雪女と言えば白い着物だけど、沖縄の南風原(はえばる)花織の着物を着ている。一応念のために「俺、もう還暦過ぎだし、あんたと結婚する気はないよ。それと、NHKの集金だったらうちはテレビないから。」結構勇気を振り絞って言ってやったつもり。

 でも、よく見ると幸薄そうな薄幸の美女風で、こりゃいきなりきついこと言っちまったかな?と言う後ろめたさもあって、「とにかく中に入りなさい。話はお茶でも飲みながら伺いますよ。」雪女って熱いお茶大丈夫かな?「コーヒー、紅茶、緑茶。何がお好みですか?」と聞くと「コーヒーに砂糖たっぷりがいいです。ミルクはいりません。」お!好みあうじゃん。と、ガソリンコンロにやかん乗せて雪を溶かしてお湯沸かしコーヒーを出す。

 相談というのは、雪女さんにとって今年は暖冬で光熱費がかかるし生活も大変だから、日本を見限ってどこかもっと寒い国に移民しようかと考えている。という相談で、なんで私に相談なんだ?と思いつつも、棄民となって移り住むには、満州なんかよかろうとも思いますが、雪は少ないし空気は悪い。しかも人は下品。シベリアは?国情がよくないし、おねえちゃんはキレイ。ヒマラヤなんかいかがですかね?「雪男が嫌い!」なるほど、雪女さんも難しい事情抱えていらっしゃるんですね。

 短気起こさず暖冬に耐えてもう少し頑張ってみてはいかがですか?なんなら岸田とか林とかフゥーっと氷の息吹きかけて殺しちまってもいいから、もうちょっと我慢しらっさい!禍福はあざなえる縄のごとし。案外この苦境があんたの人生にいい影響を及ぼすかもしれないよ。正直、私もいろいろ苦境に立っているけど、そう思いなおして受け流しているんでよ。と、なだめると、雪女さんレトルトライスにボンカレー食っとりましたわ。

 なんか、そのあたりで目が覚めて、俺疲れているんだなぁ。って、横になってメモしておきましたが、山仕事とスキー場で春まで休みがないシーズンに突入。交通がストップするような大雪でも降らないと休めない。私はすでに疲れている。

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クリスマス本番の日

2023年12月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 クリスマス本番の日ですね。あの利己にどん欲なアメリカ人が一年で一日だけ優しくなる日です。え?中国人?ないでしょ。そんな感情。

 カン太君のおとっつぁんが頭を丸刈りにしてひげを剃ってきました。昨日、年に一度の床屋さんに行ってきたんだそうです。近所で年に一度だけどなじみの床屋さんに「いつものでいいか?」と聞かれ、バーのカウンターで「いつもの!」と、バーテンダーさんと顔なじみの都会的な男になった気分だったそうです。

 バリカンで丸刈り3,000円。1万円渡すとおつりが1万2千円返ってきたそうです。カン太君のおとっつぁん、いい人です。「おやじさんおつり間違えてるよ。」と、7千円おつりもらって帰ってきました。

 ふと思ったんです。床屋のおやじさん、クリスマスに施しをする感動的な物語を読んだのかもしれない。そして、カン太君のおとっつぁんは誰がどう見てもみすぼらしい容貌と風体。お江戸なら公園の片隅で青いビニールシートの小屋を建てて生活しているホームレスのおじさんたちと同類に見えるルックス。ホームレス狩りの少年に殴られ、路地裏の残飯あさって冬を越す容姿のおとっつぁんに慈悲の心がわいたのかもしれない。おとっつぁん、床屋のおやじさんの心意気を無駄にしたんじゃねぇのか?と、言うと。「そこまで考え及ばなかった!もったいないって言うより。不義理なことしちまったんだろうか?今度床屋のおやじさんに会ったら謝っておこう。」

 クリスマスの奇跡ってのはこういうところで起きているもんだけど、だれもそれに気が付かない。それもまたよし。

 お茶タイム。4人のおじさんたちがストーブに当たりながら紅白歌合戦談義。と、言っても、テレビを持っている家が1件しかない。新聞購読者ゼロ!「今時まだテレビ見ているんかよ。」と言われるご時世になっていました。なのになぜかやって来るNHKの視聴料聴取。鬼滅の刃、柱稽古編が始まるのは来年の春頃ですし、テレビ用無しって言えばそれまでですが、無駄な情報が入ってこないので案外的を得て生きている人たち。

 で、紅白歌合戦。誰が出るんだ?昔は大みそかって言えばこたつにあたってみかん食べながら家族で紅白歌合戦だったんでしょうが、その家族ってぇのが消えちまったんじゃねぇかい?

 確かになぁ。大みそかがなんだかわからなかったけど、親せきが帰省してきて子供心に愉しかったなぁ。今年も大みそかの晩はお寺の鐘撞番だけど、そういう意味ではにぎやかですね。

 年末年始ボケ~っと過ごすカン太君のおとっつぁんに手塚治虫の漫画「ブッダ」を貸しました。クリスマスだもんね。

 「少年は1日は短く、1年は長い。老人は1日は長く1年は短い」エジソンの言葉ですが、この名言に出会った中学生の頃は確かに1年は長かった。結構やることがあった。でもなぜか学期末の期末テストだけは早くやってきたような感覚はある。いま、1年がやたら早く過ぎるなぁと、やることもないのに思うこの頃。

 今年より早く今日はやって来るのだろうか?

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イブも仕事だ

2023年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 快晴!なので今日も仕事さ。太陽神天照大神は休ませてはくれないのさ。ぬかるんだ作業場でキャタピラの霊験にお世話になって何とか一日やり遂げました。

 娑婆ではクリスマスイブとやらで、鶏がローストチキンになってあふれているけど、「クマを撃たないで!」と申す人々は鶏はいいのだろうか?私、鶏肉苦手なのでこの部分については厳しく言えるぞ!

 時代は昭和。中期かな?まだ学校は冬休みに入る直前で、クリスマスの日のお昼の弁当の時間にやかんに入れたネスカフェを湯飲み茶わんに入れてもらって、その苦さがオトナになった気分でしたよ。ホワイトクリスマスどころかクリスマス寒波の猛吹雪で、授業は3時間で終わって「飯食ったら寄り道しないでまっすぐ家に帰れ!」と言われつつも、なんだかわかんねぇけどオトナの気分でしたね。

 大阪万博を過ぎたあたりからこの田舎も都会の文明が押し寄せてきて、女子の中には十字架のネックレスなんか首にぶら下げて、おめぇんちは神道だろうが!と、言わずに、似合わねぇ!と思ったもんです。それでもまだ、クリスマスは鼻眼鏡をかけたお父さんが、土産の折り詰めぶら下げてベロベロになってご帰宅の時代でしたね。

 夜の天気予報のBGMに素敵なメロディーが流れていて、それもクリスマスの間だけ。なんて局だろう?と思ってましたが、翌年も同じ曲が流れていて、クリスマスソングだと知りました。ホワイトクリスマスと言う歌だとはいつの間にか知ってましたが、昭和52年の秋だったかな?ビンググロスビーが亡くなったときにはじめてこの歌を歌った人だと知りました。あの年は、エルビスプレスリーもドーナツの食いすぎで死んだんだっけ。夏だったなぁ。46年前か。

 昭和17年の映画でしょ。既に色がついていたんですね。

 

 クリスマスはイエス・キリストの生誕の日で、命日じゃないんです。12月25日と決めたのはローマカトリックみたいで、実際には紀元前4年ごろ生まれていたんじゃねぇか?と言う説もあります。救世主降臨で星が輝いたと言われていますが、今年はお月さまの横で木星が輝いております。

  一説には同じ日に生まれたのが洗礼者ヨハネで、イエスはその弟子だったという説もありますが、過激だった洗礼者ヨハネは囚われの身となり王女サロメによって首をはねられ、温厚だったイエスには民衆がついて行ったものの、最後は十字架にかけられる。2000年も前の話ですからねぇ。とはいえ、キリストと言うトーテムで世界が動いているのもまた事実。

 ロシアでは1月7日がクリスマスで、12月25日は「カトリックのクリスマス」と呼んでます。正教会とバチカンでは考え方が違いますしね。

 なんにしても聖なる日なのだから、心清らかに過ごしましょう。

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12月23日って

2023年12月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 朝起きたら青空が広がっていましたが、雪が積もっていました。昨夜寝るころにはチラチラ雪が舞っていましたので、深夜の2-3時間で降り積もったのでしょう。大雪警報が出ていましたが、我が家の5km北までで、暖かな南国のこちらは除雪の必要もない程度でした。そういえば一晩で208cmの積雪があったのも今頃の時期だったな。

 積雪用にとっておいた屋内でできる仕事だったので、膝の内側を打撲した身でも一日無難にこなせましたが、湿気が多かったので手足の指先が冷えて痛い。指先が言うことを聴かないので、ストーブで温めながらの仕事でした。

 ノブちゃんが顔を出してくれたので、よく私のところに様子を見に来てくれるノブちゃんの近所の70代のおやじさんが最近顔を出さないけどどうしたのか聞いてみました。腰が痛いと言ってたので長患いしてなかろうか?時になっていましたが、「ぽっくり死んじゃったんだよ、心筋梗塞で。」どうりで最近顔出さないわけだ。出てきても困るけど。

 そいえば12月23日って天皇誕生日じゃなかったっけ?という話題になり「平成の日」として祝日にしてもよさそうなもんだ。と、土日祭日関係ない野良仕事従事者。孫の誕生日とクリスマスをかねてケーキを注文したそうですが、チョコでメリークリスマスとハッピーバースデーを入れてくれるサービスがあったそうです、「上の子と名前間違えちゃってさ、ローマ字だからわかんねぇと思うけど、5歳と3歳だもんね。でも、親はローマ字わかるよな。」事前に一言言っておけば大丈夫だと思うけど、じいちゃんの王道を歩んでいるな。

 ケーキに書き込む名前を間違えるならまだ影響は少ない。彼の同級生の太一君なんか、じいちゃんが役場に出生届出しに行って「太」の点を入れるの忘れて「大一」になっていたことが後年発覚した。その頃犯人は墓の中。「大」の右上に点が入って「犬」になっていなかっただけ救いだと思うけど、じいちゃんはこういうところが抜けていないと語り継がれない。いい仕事してます。

 12月23日と言えば、昭和23年のこの日、今はサンシャイン60となっている巣鴨プリズンでGHQにより東條英機が処刑されました。当時の皇太子の誕生日に合わせた処刑だったんですね。平成の御代になって、かえって知られるようになったGHQの失策ですね。事後法裁判云々は別にして、極東軍事裁判で処刑された戦犯が60にと言われています。サンシャイン60にこういう日米の突っ張りあいも含まれているんですね。

 そして、今日は私の父の命日でもあります。

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大雪イブ?

2023年12月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 よく冷えた一日でした。しかも雪が降るし。大雪警報が出ているからこれからなんでしょうね。

 ホームセンターで顔を合わせた登山の知人、新年の初日の出は太平洋側の海辺で、海から湧き上がる太陽を拝むのだそうで、ハイゼット・バンの荷台を改造して寝泊まり仕様にしているのだとか。最近、ユーチューブで車中泊旅行の動画を見て感化されたらしく、この夏ごろからあちこちに出没しているようです。

 そういえば、旅行における宿泊の形態もずいぶん変化してきて、かつての団体旅行なんてのはすっかり影を潜め、ラブホじゃないけれどできるだけ人と顔を合わせない宿泊施設が好まれるようになったり、旅館は寝るだけで食事は外でが中心になってきた。温泉だって大浴場より風呂付きの個室が好まれるようになってきたり、この知人の様に車中泊が楽しみで、オートキャンプ場が中心となってきたり。「個」の時代が深まっている感があります。

 一方で一泊何万円もするコテージ型の宿泊施設が人気だったりもする。私が薪を収めている宿泊施設、一泊5万とか10万なんてお値段で、二人程度泊まれるコテージのようですが予約で一杯なんだとか。どんな悪い奴が泊まって悪いことしているのやら?と疑ってしまいますが、外国人客が多いのだとか。

 なんだかねぇ。日本が粗末にされているなぁ。

 なんて考えてしまうのは、自動車業界。新車発表が国外ばかりで、日本に導入しないクルマ。もはや日本を市場として見限っているのかな?軽で十分ですしね。軽トラで十分。

 潮目ってのはドカン!と来るもんじゃなくて、ゆったりまったりとんこつ風味で変化して、いつの間にか変わっていたって後に気が付くもんみたいですね。

 脚本家の山田太一さんが先月末に亡くなっていたんですね。「ふぞろいのリンゴ」などで知られている作家作家ですが、個人的にその名を認識したのは昭和59年頃に某国営放送で流されていた「日本の面影」って、ラフカディオ・ハーンのエッセイをもとに書かれたドラマで、檀ふみが出ていたっけ。それまで、ラフカディオ・ハーンは「怪談」などの民話収集家のような印象でしたが、「あ!この外国目線で見た日本はいいなぁ」と、さっそく本を買いました。時代は日本を否定する風潮がまかり通っていた時代でしたけど。

 戦前、山田太一さんの一家は浅草六区で店をやっていたそうで、あのあたりは大正の初めには鬼舞辻無惨と竈門炭治郎が遭遇した場所として知られていますし、現代ではタンバリン持ったおじさんがロック座に入り浸って舞を舞う巫女さんの観音様信仰している土地です。

 いい時代のいい空気を吸ってきた人だったのかもしれません。

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膝が痛くて

2023年12月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、丸太にはじかれて膝の上を強打しましたが、何とか一日我慢して仕事ができました。今朝、起き上がろうとすると痛くて膝が曲げられない。何とか直角まで曲げてストーブでしばらく温めていましたが、歩くとやはり痛みがある。無理しないで休むことにして、また寝込んだのですが、11時ごろ目が覚めて、元気になった。膝が痛むことは傷むのですが、歩けないわけでもない。軽く昼ご飯を食べて温泉に行きました。

 左ひざの上が打撲で紫色になっていましたが、腰風呂でゆっくり温まって戻ってきました。

 スキー場から電話があり、今シーズンも年末年始と土日の手伝いに来てほしいとのこと。まぁ、還暦過ぎて仕事の話が来るのもありがたいもんだから、よろしくお願いしますと言っておいたけれど、これはつまり年末から3月いっぱいは休みがないということにほかならぬ。スキー場は雪に強いから、悪天で山仕事の休みを待つしかなかろう。屋根の下でできる仕事も多いんだけど。

 もともとはスキー場のタダ券目当ての土日仕事だったんですが、脳血栓やってからスキー流行らなくなってタダ券も必要ない。が、このところ増えている外国人スタッフや、仕事おぼえたころにはいなくなる学生スタッフの教育係が大きな仕事になってきている。頭ごなしにものを言わないから受けがいいんだとさ。

 いるんですよね、長年来ているベテランが頭ごなしに威張る職場って。そこも似たようなものですけど、それでいさかいが起きて仕事にも影響する。

 こうした行動、言動の背景にあるのは「正義」なんですね。俺が正しい!という思い込みがマウントになり、結果的に「悪」の結末を起こす。ここで一歩踏みとどまって、言い回し、レトリックを構築すれば済むことなんだけど、相手の至らぬところを見つけるとカサになってのしかかってくる幼稚性。私は性格胃が悪いので相手の落ち度見つけるのは得意なんですが、そこを上手に省いてものをいうのが歳を纏った風格ってもんじゃないんでしょうかね?さんざん叩かれてきましたから。

 寒波到来で北陸地方に大雪の危険性が出てます。月曜に富山から注文が入って、「今週中でいいですよ。」という依頼でしたが、どうも空模様が怪しいから無理して昨日のうちに出荷済ませておきました。今日には到着していることでしょうが、一日ずれると大変だったかもしれない。

 おかげで今日はのんびり休めたのですけど、備えあればうれしいなです。

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クレオパトラかコシノジュンコ?

2023年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 毎年恒例の「10年に一度の寒波」が近づいているらしい。毎年「10年に一度」なのでこの10年で100年歳をとった気分です。

 歳をとらない人物に八百比丘尼(やおびくに)と言うお方が日本各地におりますが、群馬では前橋だったかな?伝説があります。うちの近所で長生きって言ってもせいぜい102~103歳で、800歳の人は見かけないけれど、いくら行政からお祝いが出るにしても年金だけで生活できるのだろうか?元は取れるでしょうけどね。

 伝説の美女と言えばクレオパトラ。生きていたなら2070歳くらいでしょうか?

 夕飯の半額弁当を獲得するためにスーパーに出かけたら、「今日は定休日」のスナックのおばちゃんが弁当の大量買い占めしてました。美容室に行って前髪をきれいに切りそろえて来たんだそうで、「クレオパトラカットですか!」とおだてたら、「わかってるじゃない。エリザベル・テイラーみたいでしょ。」と、カツどん弁当を分けてもらいました。

 いえ!とんでもございません。コシノジュンコに近いと思います!とはさすがに言えず、はは、左様でございますね。と見切り品半額のカツどん弁当をゲットしました。大ローマ帝国の兵士ってこんな気持ちだったのだろうか?晩飯かかっているから必死ですよ。

 なんか、伝説の妖怪に遭遇したような気分。

 レジでクリスマスケーキ予約のパンフレットをもらいましたが、どうせ関係ないからいただかずにお返ししました。今予約しても間に合うって、あまり受注がないのかな?

 クリスマスと言えばナザレのイエスが生まれたのは、実際には紀元前4年頃だったそうで生きてりゃ2028歳ですか?クレオパトラといくつも違わないじゃない。

 イタリア、今でこそあのザマですが、2000年もさかのぼれば地中海周辺をかき回す大帝国だったんですね。シーザーが生きてりゃ2123歳か。テルマエロマエの時代がシーザーが生まれる30年前ごろの紀元前130年ごろだから、ルシウスが日本から持ち帰った技術で温泉文化は花咲いていたんでしょうね。

 スーパーから帰ってきて戦利品のカツどん弁当をレンジに入れる前にお風呂に行ったら、平べったい顔族の方々がたくさん入浴してました。

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漫画本

2023年12月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 冬至を22日に控えて、先週より日が伸びてきているのを感じます。寒さはこれからだけど。

 テレビが壊れて映らなくなったというカン太君のおとっつぁん。長い夜を不埒なことを考えずに過ごせるように星野之宣の宗像教授シリーズを貸しました。伝奇考、異考録、特別編などシリーズで20巻以上あり読みごたえがある漫画ですが、おとっつぁんはドはまりしているみたいです。もともと伝説や民俗学などが好きな人なのでツボにはまったみたいです。

 一週間かけて全部読み切り、今二回目で読んでいるみたいです。

 先日、連合赤軍がアジト事件の内紛で殺した仲間を埋めた場所の付近を通ったので、「この林の中に埋めたんだよ。」と、教えたのですが、連合赤軍事件の時代に生まれているのでどういう事件だったのかよく理解していないみたいです。それなら、レッドと言うマンガを貸すから年末年始に読むといい。と、薦めました。これ、絶版本なのでとんでもない値段がついているらしいのですが、電子出版では読めるみたいですね。私の死後、この本がどういう扱いになるか?価値がわからねぇからゴミで出されるのかな?それもまたよし。

 絵のついている本でも目から取り入れて頭で考える努力はしておくべきで、鵜吞みにせずに調査する。これも面白いもんです。仮名で漫画に出てくる連合赤軍の登場人物を調べて実在した人物を探すのも面白かった。どうせ犯罪者なんだから実名で出しても良かったのですが、配慮があるんでしょうね。

 昔は漫画を読むと馬鹿になると言われていますが、今や新聞読むと馬鹿になるという時代らしく、それでも新聞紙は利用方法がいろいろあるので便利です。山菜シーズンには重宝する。

 適度な情報は必要だけど、過度な情報は暮らしの邪魔。コロナ騒ぎの時にうんざりしました。情報を切り捨ててみると案外暮らしやすい。執着みたいなもんだったんですね。

 来年はもっと身軽にしようと思いつつ、え?来年の干支は?あれ?今年の干支はなんだったっけ?

 面倒くさいから猫年でいいか!

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日本のどこにも

2023年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、雪の越後で靴が滑って踏ん張ったときに膝に違和感を覚えました。以前同じようにしていためた傷が再燃?昨日は湯沢温泉でいつもより長く風呂につかって温めて帰ったので気苦労で済みましたが、今日は冷え込んだので昼過ぎから違和感が。

 家に戻って風呂に行き、湯冷ましないうちに薬を塗っておこうか!と薬箱を開けたら、以前のケガの時にボルタレンと間違えて買ってきたボラギノールが・・・。

 あんときゃこれで治ったんだけどなぁ。試しに塗っておくか?と、膝の内側に塗っておきました。まぁ、なんとかなるっしょ。

 なじみのコーヒー飲みながら同世代の人たちと話をしましたが、隣町の観光大使をしていた俳優の杉村蝉之介さんが麻薬特例法違反とやらでお縄になった話題になりました。観光大使は罷免だろうなとは思っていましたが、「よくここにきている〇〇ちゃんの兄ちゃんだよ。」え?あの人が妹さんだったの?まともな人じゃない!俳優の妹だなんて全然知らなかった。

 そんな話題に始まり、「今年は音楽関係のアーティストがずいぶんなくなったねぇ、」と、谷村新司さんの話になると、60代半ばの人たちが高校の文化祭にアリスが来て、前座で出ていた友川かずきの方が秋田弁丸出しで話が面白いので生徒たちは大うけ。まじめに演奏するアリスが完全に食われて、谷村さんが「きみたち!これから素晴らしい音楽をやるのだから静かに聴きなさい!」と、怒っていたなんて思い出話を伺いました。

 谷村作品としては山口百恵さんが世に広めた「いい日旅立ち」だよなぁ。国鉄のCMで旅にいざなっていた。あの時代、人々は北に向かって旅に出ていく時代だったのですが、私は北に行き過ぎてロシアに行ってしまった。

 後に世に出てきたのが「いい日旅立ち・西へ」ですが、日本のどこにも待っている人がいないとさらに西に行き過ぎて変なもんつかまぬあきらめが肝心さ。

 鬼娘。人間性はからっきしだけど歌唱力はすごかったな。ライブ音声ですが、ピアノの音がベーゼンドルファーの音なのでどこでコンサートやったのだろう?

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久々に休日

2023年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 久しぶりにお休み!とはいえ、野暮用があって越後の国に行ってきました。天気模様では雪になりそうな気配でしたが、降り出す前に行って来られるだろう。と、昨日は予想していました、が、出かける時点ですでに雪になってました。高速道路は50km規制になっていましたが、除雪するほど積もる様相はない。水分たっぷり含んだ湿った雪が激しく舞っていました。もうちょっと気温が低けりゃ吹雪になりそうな風模様。

 高速下りて下道を走っていると、「越」のつくナンバーを付けたホンダフィットが前を走っている。越後ナンバーができたの?いや、このところ北陸新幹線でにぎわっている越中か越前か?信号で停まったときによく見たら「越谷」ナンバー。なじみのある地名なんだけど、一瞬、石川県は加賀だったよなぁ。と、まだ北陸モードになっていました。越谷ナンバーと別れて左折してから、あ!埼玉の東側にあったな!と、思い出しました。ご当地ナンバーも細分化されすぎて、ピンと来なくなってしまう。

 胃がんで胃を摘出したスキー仲間を見舞いに行ったのですが、経過も良好で今週末には娑婆に戻れるみたいです。内視鏡手術だったので時間はかかったけれど傷口が小さいので体への負担が少ないみたいです。越後に見舞いに行くのだからイチゴがいいだろうと持って行ったのですが、もう食べられるみたいです。当初は流動食の方がよかったかな?と、酒持って行こうかと思ったのですが、越後は日本酒の本場ですから、群馬の酒なんぞ喜ばれないでしょう。なので地元産のイチゴにしたんですが、「まだ流動食は飲めねぇんだよ。一生飲むなって言われている。」この冬はスキーのインチキラクターも休んで、よい子で過ごすみたいです。

 帰りに湯沢温泉の外湯、山の湯にはいってきました。川端康成ゆかりのタカハン旅館の横の急坂を上った途中にある日帰り温泉施設で、日曜だから混んでいるかな?と思ってましたが、急に雪になったので都会の人たちは帰りが早かったみたいです。道路の掲示板には大雪警報が掲げられ、不要不急の外出は控えてくださいなんて出てましたが、不要不急より足元が明るいうちに帰るに限る。なので、っ客も少なくゆっくり温泉満喫できました。

  

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