天気予報では「雨」でしたが、標高の高い山の上だから雪になるんじゃねぇか?とふんでおりました。でも、マジで激しい雨が降りびしょぬれになりました。暖冬の年はしばしばありましたが大みそかに雨が降るのは異様です。ゲレンデはもとよりリフトに乗り降りする場所の雪も解けて、問題は持ってこようにも持ってくる雪がない。ウルトラマンで言ったらカラータイマーが赤になって点滅している状態です。
スキー場の山の上に用意した保存食。昼めし食わずに浮かして一円でも多く持ち帰ろうとするその浅ましく貧しい根性。身に覚えがあるだけに、昼飯くらいなんとかしてやろうと毎年カップ麺を山の上に持って行っておりますが、今年は餅もたくさんいただけたし、葬式が多かったので海苔もたまった。来たれ貧乏学生!と用意していたら、今日は地元の高校生でした。今高校2年生ですが昔一緒に働いた人のお孫さん。幼稚園に行っていると伺っていましたが、いつの間にか高校生になっていました。
来年度は高校三年生で国立大学の人文学部目指しているとかで、英単語の練習帳を持ち歩いていました。私の時代なら試験に出る英単語(シケタン)、試験に出る英熟語(シケジュク)なんてぇのが受験生の必需品でしたが、暗記が苦手の私はその単語で文章作ってイメージに取り込んでいました。下に東京外国語大学のおねえちゃんが二人いるからコツを教わるといいよ。
群馬に来たならみそ饅頭にみそパン。昨日はみそ饅頭を神奈川県の学生に食べさせたので、今度はみそパンだ!と持ってきたら地元の高校生。日常的に食っていやがる。お昼のデザートにしようかな?と思っていたら、その神奈川の学生が今日は非番でスノーボードに乗っていたので、山の上の小屋でコーヒー淹れてみそパン食わせました。
以前、「小腹が減ったら食べなさい。」と、20個入りの切り餅置いといたら、一日で残部食っちまったつわものの体育大学の学生がアルバイトではなく客として来てくれました。お~、立派になったじゃない!腹ペコ病は治ったか?と聞くと、相変わらず腹は減るけど楽しく過ごしています!と、うれしい近況。「あんときはお世話になりました!」と言いつつ、ストーブの上で餅焼いて食って帰っていった。でもなんだか今年がいい年だったような気がする出来事でした。
家に帰ると弟が来たようで、玄関のドアの前に「貧乏学生に食べさせてやれ!」と、インスタントラーメンが置かれていました。
大みそかなので年越しそばを食べねばならないのですが、戻ってくるといろいろ野暮庁があり、深夜はお寺の除夜の鐘の鐘撞番に出かけねばならない。なので、関西風だしのどんべぇにするか?関東風の小エビ天そばにするか?お寺に行く直前に決めて食べていこう。
まだ除夜の鐘聞くまで確定的ではないけれど、その前にぽっくりいかぬことを前提に、よく乗り越えた一年でした。自分をほめてやります。
来年は?1年後にならないとわからないけれど、淡々と年を重ねているようで、その実はみな努力しているんですよ。
さて、今年最後で来年最初のご奉仕に、お寺の役員仕事に出かけてきます。