のら猫の三文小説

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香奈とコシロの子供たち No.209

2014-01-03 00:00:47 | 香奈とコシロの子供たち

リトルホワイトは、

天野との友情が復活した。


天野はリトルホワイトの手助けを得て、心理学の世界的な権威になっていった。リトルホワイトは保養施設担当のチーフ猫として地位を確立していった。猫たちの研修とか猫たちの手配とか忙しかった。



この保養施設に天野も見に来て、リトルホワイトと再会していた。天野は謝り、リトルホワイトも気にしなかった、もう傲慢不遜な天才猫ではなかった。



天野はここで心理ケアなるものも始めた。エンジェルホープジャパン病院では心理ケアも既に行っていた。元々病気の人は心細くなっているので、必要だと云うのが、神三郎の意見だった。天野はそこのチーフでもあった。



天野とリトルホワイトの友情は復活した。色々な事を、リトルホワイトと天野は、猫チャンネルで語り明かし、相互に影響して、心理学的ケアは精緻を極め、心理学一般についても高いレペルになり、天野は、世界的な権威の地位を確固たるものとした。



その天野が所属するジブ総合研究所の社会福祉研究所は、基本的には、財団のための社会福祉全般の研究所ではあったが、天野の心理学研究室は、心理学研究所とも呼ばれる程大きくなり、心理学や心理ケアの一大拠点にもなっていった。




保養施設も単に、猫たちと人間の触れ合いの場なんぞと云うレベルは超え、心理学的なケアを行う場所として有名になった。恵は保養施設を増設したものの、予約なんぞはなかなか取れず、エンジェルホープ病院の心理学センターと並び、心理学的ケアの拠点施設になった。