のら猫の三文小説

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三人の不良たち No.13

2013-01-31 02:59:44 | 三人の不良たち


三人組は妊娠中に、次への展開への構想も考えた



そして四ヶ月後、三人とも妊娠している事が分かった。みんな30代後半だった。大事にしてくださいと云われ、真智子と和子は産月の二ヶ月前から家で休んでいた。美佳は家で仕事だったけど、美佳も仕事も任せるようになっていたので、相談にのる程度だった。


和子は時々電話が入ったり、家に人が来たりしていた。真智子は溜まっていた本とか学会誌などを見ていた。和子は今まで機械会社に通う日が多かったので、鉱業や銀座の貴金属のお店などはあまりじっくり考えることができなかったが、連絡や報告などもよく見て、今後の方針についても考える事ができた。三人は和子の家に、時々集まっていた。



和子は鉱業と言う名前だけど、ほとんど精錬だけだった会社も、レアメタル系を中心に海外の鉱山に幾つか接触していた。従来の貴金属も精錬されたものの比重も大きくなっていたので、別に貴金属の売買だけの会社を作る事にした。


貴金属と宝石そして時計を売る店も大阪にも出す事になった。時計製造の会社も経営主体が決まっていなかったので、和子がほとんど買い取っていた。



美佳も洋服のデザインも海外のブランドも幾つか手に入れるようにしていた。複数のブランドを作るようにした、洋之助も賛成して何カ所かと契約してきた、アンテナショップも新しいデザイナーの達の店に変わっていった。デザイン研究所も治部洋服と名前が変わり、男性用の洋服も作るようになった。


製造は紡績に頼み、デザインと販売だけをしていた。美佳は美佳ブランドだけは、数人の人と少しつづ出していたが、多くの時間は経営管理に取られるようになった。幼稚園も新しく計画を始めた。慶子の小児病院の理事にもなっていたので、小児病院の増築も検討していた。



真智子は二人とは違って、勉強だけに専念するつもりだったけど、二人に触発されて、改組したアンテナショップの中の一番安い所、都心から離れた一店を譲って貰った。


美佳はその店は整理するつもりだった。働いている人も洋服の会社や他店に移籍するつもりだった。真智子は、斬新なデザイナーと組んで、派手な服を中心に、若い女性用の服を売る事にした。ほとんど自分の趣味だった。


アクセサリーも安価なものを置くようにしていった。和子の店では本物かもしれないけど、高すぎる。所詮服の飾りだ。ただ銀は個人的に好きだったので、銀のチェーンなどは多く置くようにしてもらった。自分の趣味に近い人にみんな任せた。商売というより、自分の趣味の延長のつもりであったが、任されていた人は自分の裁量で、やがて店を大きくしてしまった。



久しぶりの出産だったので、赤ちゃんの世話と体調の回復に時間がかかった。ほとんど三人同時だったので、保育所も小児科の看護婦さんを一人追加した。みんな女の子だった。今度は三人とも復帰に時間がかかった。



美佳「みんな、新しい不良娘達の誕生と言ってるわ。」

真智子「失礼よね。清美もからかうのよ。」

和子「仕方ないわよ、こんな年で三人同時に出産したんだもの。でも真智子さんの大きいわね。」

真智子「大きいでしょう。」

美佳「真智子さん、もっと隠しながらあげた方が。」

真智子「いいのよ、私この頃平気になったわ。」

和子「いままでも丸見えに近かったしね。恭助のやつも最近私を襲うのよ。私忙しいでしょ。疲れ果てているところを襲うの。私も感じるし、もう駄目と言っても攻撃つづけるの。乳首も敏感になっているの。」

美佳「うちのワルも乳首つまんだりするのよ。私もふらふらよ。」

真智子「私もこの頃激しくされるの、寝不足の上に逝かされて。」

和子「この頃深く感じない。私もよく逝ってるよ。」

美佳「今までと違うわね。どんどん感じてくるけど、充実感は前よりあるね。」




三人の不良たち No.12

2013-01-30 00:09:21 | 三人の不良たち


加納は、治部姓になり、機械に入社していた。
君子は何回に頭を真っ白にされた。そして綺麗になっていった。やがて子どもが出来た。君子は少し休んだけど、又働きだした。小児科の勉強は合っていた。ここには一族の子どもたちが多かった。

子どもたちにも、それぞれ友達も出来た。みんな兄弟のようだった。天衣無縫の子もいれば、無口な子もいた。君子は40才直前にも又妊娠していた。君子は恥ずかしかったけど、直人も喜んでくれた。

直人は寝室では時々乱暴に君子を扱った。 君子は興奮していた。ただ、少しずつ乱暴さは減っていった。君子は感じ方が深くなった。40才過ぎて深く感じだした。充実感も強くなった。休みの日の朝早く、直人に中に入れて貰った。君子が上で動いていた。

日が差して来た。直人に朝日の中で裸を見て貰った。直人が君子、綺麗だよと言われながら、身体の力が抜け、直人の身体の上に倒れていた。君子は直人の上で休んでいた。朝日が強くなった。今度は直人が上になり、突いてくれた。 そして頭が真っ白になって意識が消えた。気がつくと直人の裸が光りの中に横にいた。君子は又欲しくなった。

赤ちゃんが泣いていた。君子は赤ちゃんにお乳をあげながら思った。「ごめんね、私はお母さんなのに、淫らなお母さんね。」、直人は君子とお乳を飲んでいる赤ちゃんを見ていた。また君子を欲しくなった。直人は思っていた。「君子と赤ちゃんが光っている。とても綺麗。大切にしなくては。君子は、私の女神かもしれない。


三人の不良組、再び妊娠!




真智子「美佳さん、まだ朝やっているの。」

美佳「洋之助さんが悪戯するの。私もついその気になって。」

和子「でも気をつけないと、子どもたちに見られるよ。美佳さんのお腹に腹筋でてるって本当。」

美佳「私、運動してから。でも何で知ってるの。」

和子「寝室に冷蔵庫置いてないの、美佳さんの裸みられているよ。」

美佳「でも良く入れ忘れるの。気をつけるわ。私の評判にも拘わるし。」

真智子「それはないわよ。私も和子さんも、元々不良だけど、美佳さんも大した事ないわよ。ここではやっぱり不良だよ。でも腹筋出てるの凄いね。」

美佳「私は運動するから。」

和子「夜の運動凄いの。」

美佳「身体鍛えないと、洋之助さんに壊されるからね。」

真智子「壊されるそうな感覚で突かれるの最高よね。清彦さんも強くなって、火が出そうになるまでつくのよ。」

美佳「でも大変よ。突き出すと私の意識なくなってくるでしょう。そんな表情見て、又突かれるのよ。終わると身体動けなくなるのよ。うちのワルは仕事が暇になると精力も体力も余るみたいなの。私も好きだからね。夜になるとしたくなるしね。私も仕事しないと、回数調整も出来ないのよ。あんまり溜めても大変だしね。」

和子「恭助も自信ついて硬くなって、私も感じてくるけど、まだ壊される感覚は少ないわ。」

美佳「和子さんは強いから、もっと仕事しないと、恭助さんも大変よ。」

和子「恭助みたいな事言うのね。あいつは私が仕事が忙しいと喜ぶのよ。これで夜もゆっくり出来ると言ってね。この間疲れて夜遅く帰ったの。もうへとへとだったの。そんな時に激しくされるの。チャンスだからといって、突いてくるの。あの時は本当壊れる感じがしたの。死んだように寝たわ。でも朝爽快だったわ。」

真智子「清彦さんが言ってたわ。恭助さんは翌日大変だったみたいよ。和子さんもっと忙しくしようと思って、鉄鋼も和子さんの鉱業を使ってねと頼まれたらしい。清彦さんは、和子さんの鉱業は、レアメタル系に強くて最近忙しいよ、こちらかも催促している程ですよと言ったらしい。」

和子「この頃鉱業も忙しいの。貴金属だけの積もりがレアメタルも間違って入れたら、引き合いもあって、船に空きがあるからって、時々鉄鉱石も輸入しだしてね。こんなつもりじゃなかっのに。運用も調子いいので、鉱業には、相当お金も入れたわよ。真智子さんはお金も貯まっているし、何かしないの。」

真智子「清彦さんとやる時間減るのいやよ。そんな事は清美に任しているわ。あいつは、お母さんから受け継いだ料理店もやっているの、私も少し株持っているから、役員になってるのよ。和子さんは銀座の貴金属の店も好調らしいね。金ビカの時計、いかにも和子さんらしい。」
和子「時計屋さんは時計が得意なのよ。みんな関心がないから、鉄鋼から、私が譲って貰って、どこにも負けない時計を作ってねといったら、それが少し、売れ出しているの。で私が金を一杯使った時計作ってもらって、店の飾りにしたの。それを買う人もいるのよ。」

美佳「あれは格好いいね。服にも合うわよ。」



和子「美佳さん、ちょっと見てよ。真智子さんが日本の名医に挙がっているわよ。次平さんや玲子さんも挙がっているけど。真智子さんは内科では有名だって。病院では真面目なんだ。」

美佳「それは凄い。三人でお祝いしよう。今度は、三家族で食事会しましょう。」



真智子「玲子さんや次平さんも挙がっているのに、私だけこんなに騒がれるの?」

美佳「それは、玲子さんや次平さんはいかにもという感じするでしょう。」

和子「私たちには派手な格好して、エロ話しかしない不良娘の真智子さんしか知らないからね。」

清彦「三人の母で30代後半ですよ。もう娘ではありません。格好だけはいつまでも不良ですけど、誰か連れて行くときは、前もって電話しないと凄い格好で出てくるんですよ。」

恭助「それは我が家でも同じですよ。」

洋之助「美佳さんはデザイナーだから、ちゃんとしてますよ。」

和子「それは、うまいだけだよ。一枚脱げば大変だよ。」

美佳「和子さんは、光ものすきね。」

和子「一応、商売もあるから。」

恭助「この間、美佳さんに子ども預かってもらって、二人で銀座の店で待ち合わせして、食事に行ったんです。清美さんのお店が近くに出来たから。その時はお店の人の様子おかしいのです。和子さんは派手な格好に着替えて、光るもの好きでしょう。バーの女の人連れてきたように思われたようですよ、清美さんが来た時は、お店の人が来て貰って大丈夫ですかと聞きにきた。和子さんももう少し落ち着いた格好しないと。」

真智子「それは私も清美から聞いたよ。毛利さんが来たけど、バーの女を連れてきたとお店の人も慌てたらしい。和子さんはどう見てもそうしか見えないからね」

和子「真智子さんに、言われたくないよ。いつもの格好して買い物にいって、声かけられる人だよ。夜の町なら、いくらと聞かれるよ。」

清彦「本当なんです。真智子さんから電話が会って、一緒に帰ろうと待ち合わせしてたら、若い男にいくらと聞かれて、真智子さんは調子にのって、5万と言って、あの男本気にしてたよ。朝寒かったからコート来てたから分からないからといって、あんな派手な格好で病院に行くなんて。」

真智子「病院では着替えるの、スーツ風のパンタロンに。」

和子「私もそうよ。」

洋之助「和子さんは仕事の時は、頭も顔も変わる人だから。」

和子「美佳さんも結構派手目だよ。連絡に会社言ったときなんか、町で声かけられるでしょう。」

美佳「それはたまには、まだ若いから。」

真智子「三人も子どもいるのに。」

美佳「真智子さんも三人の母よ。和子さんも小学校の5年生の母だしね。」

洋之助「じゃ不良おばさんだね。」

美佳「おばさんとはなによ。じゃ貴方もおじさんよ。」



和子「今日は、休みの日だから、美佳さん、朝は駄目ね。」

真智子「今頃は寝てるよ。しかしいつまでもよくやるね。」

和子「私も今日はしたよ。朝早く、恭助も渋ってたけど、大きくして、上に乗った。よかったよ。」

真智子「清彦さん、福岡からまだ帰ってこないのよ。3日もしてないのよ。いいな。私も朝したい。」

和子「私も忙しくてね、1週間ぶりだったの、昨日の晩。しかし週末なのに色々忙しくて、機械終わっても、鉱業に言って会議して、銀座にも行って、出前食べながら話して、帰ってきたら10時過ぎなの、お風呂に入って、子どもの寝顔を見て寝室に入ったら、11時頃よ。恭助はそんな時狙って、仕掛けるのよ。さんざん焦らされて、入ってきたら突きだして、もう駄目といっても続けるの。私も本当に壊れそうだった。あそこも熱いし、しかも溜まっていたから、量を多いし、完全に逝っていた。そのまま寝たの。朝は爽快な気分だったから、むりやり大きくして、中に出させたの。」

真智子「そんな露骨な事聞かさないでよ、今は。今日の午後帰ってくるの、清彦さん。益々やりたくなってきた。」

和子「少しは開ける方がいいよ。感じ方も強いよ。でも真智子さんすごい格好ね。ほとんど乳房見えてるよ。子どもの教育にも悪いわよ。」
真智子「それは大丈夫よ。うちはみんな慣れてるよ。清彦さんにも分かるのによ。私がしたいと云うのが。3時から子どもたち預かってね。晩ご飯も頼むね。」

和子「まだ明るいよ。そんな時からやるの。」

真智子「私は限界なのよ。」



清彦が帰ってきた。真智子の格好を見て驚いて、子ども達にお土産を渡した。和子は子ども達をつれて、自分の家に行った。子ども達は、清彦に頑張ってねといいながら、和子と一緒についていった。


和子の家に美佳が来た。

和子「美佳さんもやったという顔してるね。」

美佳「今日の朝は凄かったよ。30分も突くんだよ。上から下から後ろから、出された時も分からなかった。どんと当たった気がしたよ。四人目かも。」

和子「もう出来ないでしょう。」

美佳「今日の感じは出来た気がする。」

和子「保育所の経営をしたのは、正解だね。」

美佳「また、黒田の両親にからかわれる。」

和子「子沢山は結構だよ。真智子さんも挑戦中だよ。」

美佳「真智子さん今やってるの。子ども達もここにいてるね。」

和子「気合い入っていたよ。真智子さんが気合い入ると凄いよ。腰もあそこも動かせる人だよ。」

美佳「それは凄いね。」


和子「美佳さんは知らないの。凄いよ。時々自慢してるよ。清彦さんも無理矢理絞られているわよ。あれは天性のものだよ。」

美佳「和子さんは2人だけでしょう。調整してるの。」

和子「私は何にもしてないけど、そんなには出来ないよ。昨日は強く感じたけどね。」

美佳「三人揃って妊娠したら、みんなの評判になるかもね。」

和子「妊娠しなくても評判だよ。エロトリオだと。」

美佳「そうなの。」

和子「格好も真智子さん筆頭にこの三人派手じゃない。」

美佳「そう言えばそうね。みんな大人しい格好だね。慶子さんと話してても地味な格好してたよ。」

和子「美佳さんも基準ずれてるよ。慶子さんが普通なの。美佳さんは派手なの。私も少し派手だけど、真智子さんは飛び抜けて派手なの。私は光ものを付けるから派手になるけど。」

美佳「和子さんは冷静ね。うちのワルと似てるわ。でも落ち着いた服装にしないの。」

和子「時にはするわよ。恭助の実家に行く時とか機械会社ではそうしてるけど。鉱業や私の貴金属の店そして私の家では自由にしたいの。」

美佳「私もそうだわ。黒田の家に帰る時は着物が多い。真智子さんも着物着るのね。この間見た。ものすごくお淑やかな人に変わるね。」

和子「清彦さんの実家に行った時でしょう。猫被るのよ、真智子さんも。清彦さんのお父さんが厳しい人だそうよ。」



真智子「私、とてもしたいの。」

清彦「それは分かる。そんな格好してるから。でもまだ3時だよ。」

真智子「今からすれば、3回できる。私の上で少し休めば。」

清彦「晩ごはん食べてから。」

真智子「出前たのんでいるから、6時に来るわ。裸で食べましょう。」

清彦「シャワーぐらいは、」

真智子「直ぐに汗まみれだけど、じゃ私と一緒に。」



一緒にシャワーを浴びながら、弄られ、しゃぶられていると、清彦のものは大きくなった。疲れていたものの、溜まっていた。清彦も真智子の乳首などを弄っていた。身体を拭くのももどかしく、1回戦は始まった。真智子の腰は動いて、清彦は思わず出しそうになったけど、このまま絞り取られるのかと思い、我慢して突いた。両方の腰がぶつかるほど深く入った。それが繰り返され、真智子も何回も意識は薄れていたが。腰はまだ動いていた。二人はそのまま寝ていた。真智子は料理が届けられたのも分からなかった。清彦が起こしてくれた。

真智子はまだ動きにくかったが、お腹もすいていた。清彦はさすがに服を着ていたが、真智子は裸で食べていた。清彦もお腹がすいていた。ご飯を食べると元気が出てきた。少し休んでいたので、清彦は元気になった。真智子の防波堤はなかった。すぐに感じだしていた。感じは強くなっいた。そして何回も逝って、身体が動かなくなってきた。お腹はビクビク動いているのに、腰には力が入らない。腰から溶けていく不安と快楽が襲って、頭は真っ白になって意識が消えた。

気がついてみると、清彦は身体毎、真智子の上に乗っているのに、真智子の感覚は弱い。本当に動かない。真智子「今度は凄い。私の身体溶けてない?」清彦「大丈夫」といって腰を触った。感覚が弱いけど、又感じてきた。でももう凄く眠たい。真智子「少し眠りたい。」清彦も横で休んだ。

清彦は少し寝て、和子の家に電話をかけ、お礼を言った。恭助が子ども達を送ってくれた。子ども達が帰っていても真智子はまだ休んでいた。真智子は朝まで寝ていた。朝早く起きた。気分は爽快だった。

今日は朝遅くとも良い日だった。食堂では昨日の料理が片づけられている。でも雑だ。綺麗に片づけて、少し洗った。まだ5時だった。台所で朝の卵料理とか、ベーコンなどを焼き、コーヒーも炒れた。時間もあったので豆を引いた。その内に子ども達も料理やコーヒーの匂いがして起きてきた。ママ今日は早い。真智子は牛乳と新聞も取ってきた。清彦も起きてきた。

子ども達も手伝って、朝の準備は出来た。みんなで朝を食べた。みんなを送り出して台所を片づけて、コーヒーを飲みながら新聞を読んでいた。和子が顔を出した。


和子「昨日はどうだった。」

真智子「子ども達を預かって貰ってありがとう。とても良かったよ。何か爽快な気分なのよ。コーヒー飲む」、

和子「それは良かったね。今日は朝から忙しいの、又ね。」、



真智子「いってらっしゃらい」


三人の不良たち No.11

2013-01-29 00:01:43 | 三人の不良たち
洋之助は、商会にいた加納を選び、
君子と結婚するようにナンダカンダと工作した。


加納は子供を抱え、奥さんに死なれた人だった。二人は洋之助の工作に上手にノセラレテ、一ヶ月後、結婚した。詳細を書くと又読めなくなると困るので少し割愛しました。

君子の想い
加納さんには、二人の子どもがあった。一人は源一郎より一つ下だった。再婚同士なので、簡素にした。すぐに加納さんは、アメリカ出張があって、私も喜んでついていった。子ども達は預かって貰った。用事は簡単だった。加納さんは結構乱暴で、忌まわしい記憶と甘美な思い交差していた。やがて忌まわしく記憶が薄くなってきた。

加納さんが入ってくると身体が喜んでいるようだ。やがて何にも分からなくなっていた。目の前に加納さんがいる。そして抱いてくれた。こんな充実感は始めてだった。加納さんは言った。何でも言ってください。君子さんはとても大切です。大事にしますからねと言ってくれた。君子は抱きつきながら、心地よい疲労感の中で眠っていた。アメリカでもずっと深く入れられていた。そして奥に出され、君子さんとても素敵と言われた。二回もして貰う事もあった。いつも抱いて寝てくれる。とても嬉しい。





洋之助、機械会社に商会の仕事で打ち合わせに行った。



洋之助加納もへんな癖があってね。奥さんに死なれて反省したんだ。君子さんは奥さんに似ていて、吃驚したらしい。でも仕事はできる奴だから。それに三男だしね。養子の話も進めているよ。お父さんは医者でね。治部家ならいいと言ってるよ。アメリカも大した用事じゃないしね。帰ってきたら、機械に出向させるよ。雪子さんや和子さんがもう一度叩き直した方がいいよ、奥さんを大切にしろと言って。」

雪子誠実な人と言ったのに。」

洋之助「それも考えたけど、やっぱり君子さんはそんな人に弱いと思って。加納は奥さんに死なれて相当反省しているよ。今はそんな人の方がいいよ。次平兄貴のような人なら、君子さんも緊張するよ。不良おばさんたちも遠慮なく付き合える人の方がいいと言ってたよ。堅い男で、過去を気にするよりもましと言ってたよ。何があっても加納なら驚かない。」

雪子「それはそうかもしれないけど、加納さんは承知しているの。」

洋之助「少しだけね。みんな言う必要はないよ。あいつは変な性癖には詳しい。万一へんな写真が出ても大丈夫だよ。あいつもその点を除けばいい男だ。子どもも好きだしね。今は女の人を大切にしようと思っているよ、今は。ただ絶えず釘をさせば大丈夫だと思うよ。家では和子さんが、会社では伯母さんと和子さんが監視していれば十分だよ。」

雪子「みんな芝居かい。」

和子「そんな事はないわよ。そうするかもとは思って、工作したよ。薬まで用意して。でも実際したのは、加納さんと君子さんよ。」

洋之助「あの薬は効いたね。美佳さんと二人で大変だった。やりたいのを押さえるの大変だったよ。なかなか帰ってこないしね。」

和子「真智子さんはそんなに効かないと言ってたけど、私も目がぎらきらしてたよ。加納さんが帰った後、恭助と2回もやったよ。」

雪子「薬などいらない奴らだから。お前達みたいなワルは怖いね。」

洋之助君子さんも立ち直るし、ここにも戦力となるよ。

和子「役にたったでしょう。不良おばさんたちはこういう事には強いのよ。君子さん、輝いていたじゃない。」

雪子君子の笑顔は良かったね。まだ女はこれからだから。不良も使いようかもしれない。

功一郎洋之助くんと和子さん、ご苦労様でした。

雪子「貴方も知っていたの。」

功一郎あまりに手早く進むからね。私も多少は判るよ。でも自分の利益のためにやったらいけないよ。」

洋之助「それは判ってます。愚直の人ですよ。仕事については。」

和子「それは誰も信じないけど、抑えている事は確かね。どうしてなの。」

洋之助「お祖母さんの口癖でね。ボロ儲けは大病の元と言うのが。私も体験したけど、判っていながら、ボロ儲けしたい気持ちが抜けるのに、10年近くかかった。美佳さんがお祖母さんのような気がしていつも注意しながらだよ。それに色々と必要になって、一時的にお金もなくなった。それがなければ大損するまでやっていたかもしれない。」

和子私も注意しなければいけないね。

功一郎いつも自戒して欲しいね。人騙したり、大儲けを狙うのはいけないよ。私は純子伯母さんにいつも意見聞いてきたよ。こうすればいいよと言われてきたけど、大儲けできそうな時もかえって注意されたよ。慎重に行動するようにと。商売の事が分からないお父さんや私たちがやってこれたのは、それを忠実に守ってきたからだよ。

和子「それはそう思うよ。ここは誰も要領よく動かないのに、よく続いて来てるよ。」

功一郎「敗戦までは純子伯母さんの言う通りしてきたよ。その後は大変だった。雪子がなんとかしているうちに和子、お前が来たからね。只、才覚も策略も純子伯母さんは怖いくらいだったけど、人も助けてきた。和子は才覚も策略もあるけど、人を助ける点は弱いよ。それを自戒してね。

洋之助「私もいつも言われているよ。」

和子「でもそんな事してると負けるよ。」

洋之助「それでも勝てるように考えろと言うことだよ。調べると、紡績も昔大儲けしていた事があったみたい。純子お祖母さんの若い頃。でも段々減っていった。それでも成長してきた。

和子綺麗事言ってるだけじゃないんだ。

洋之助和子さんも大儲けすれば分かるよ、見る見る間に何倍も儲かるよ。それが数年続いてご覧よ。普通に働けなくなるよ。でもそんな事は続かないよ。頭でも分かっててもね。」

和子「そんなに儲けたいね。」

洋之助「時期にもよるよ。でも抜け出るの大変だよ。結局大損続いて、何もなくなるまでやってしまう。」

和子「儲けてパッと止める。」

洋之助「そんな事は出来ないよ。私はさんざん苦労したよ。美佳さんを見てお祖母さんの言う事思い出して止め、でも又始めて儲ける、又止める。 そうする内に相続問題で土地を買わされる事になって、お金が少なくなって動けなくなった。それで止められた。

和子「あれと一緒だね。なかなか止めれないのは。」

洋之助「そうだよ。和子さんもパッと止められるかい。恭助さんを目の前にして。」

和子「それは拷問だね。」

功一郎「お前達の話は変な例えで納得するね。」

和子「でも私納得したよ。どんどんしたくなり、壊れるまでやり続けると言う事だね。それは分かるよ。でも恭助の身体の事も最近思うようになったし、子どもたちもいてるしね。それに1回でも充実感もでてきた。満足度は、何回出したとか何回逝ったという事でもないんだと思うようになった。」

洋之助単に儲けの額よりは会社にとってどれがいいかを考える事なんだよ。人も会社も愛すれば、行動も変わってくるよ。

和子「なんか洋之助さんらしくない言い方ね。でも私も少し分かった気がするよ。でも私は突然いい人には替われないよ。」

功一郎「そんな事は思ってはいないよ。和子は和子なりの生き方、やり方があるけどね。人を助ければ人に助けられる事もあるよ。人を騙して人に助けられるかい」

和子「助けられる事を期待して、人を助けるのも功利的よ。」

洋之助「そうじゃないよ。期待してはいけないよ。自然に助けられるようにならないと、助けてはくれないものなの。でも人騙して少し儲けても、大していいことないよ。」

和子「それはそうだろうね。こんな事を洋之助さんから聞くとは思わなかったよ。ここもワルが増えるし、注意していくよ。」

雪子洋之助もしっかりしてきたね。

洋之助「美佳さんは、私のワルは勝手に成長するから、大変と言われているよ。」

功一郎「ここのワルも成長してね。」

洋之助「話は変わるけど、例の会社はここに吸収して欲しいと言ってきたよ。」

和子「ちょっと遅いね。もう少し早ければ、ここも助かったのに。」

洋之助そんなものだよ、追い込まれるまで判らない。安いと思うよ。

和子「まあそういう事も考えていた。もう少し安くなるかもしれないね。」

功一郎言い値でいいんじゃない。元々いい設備を持っているよ。和子、お前、それを計算してたね。

和子「少しはね。」

洋之助設備増強の話、聞いてるよ。増産するための投資すると知って、相手も観念したらしいよ。

和子「設備投資よりは安くなったか、いいとするか。話を詰めてみるよ。既に考えてはいたんだ。」

洋之助「相手の面子立てて、株式を相互に割り当てはどうかね。」

和子女々しい感じするけど、そうする方がいいかもしれないね。

功一郎「そうか、設備投資計画はそのためのものか?」

和子いやそんな事はないですよ。本気で計画は立てましたよ。ただ相手の覚悟も聞く積もりもあった事も事実です。重複した設備を持ってるよりもいいかなとも思ってもいました。

功一郎「相手の面子立てて、相手の意見も良く聞いてね。」

和子ここにない考え方も魅力ではあるし、時間はかかるけど、設備だけが目的ではないのです。

洋之助「しっかり研究もしているんだ。和子さんの鉱業は、海外の会社に目つけているの。

和子なんか為替も怪しいし、鉱山や精錬施設は海外の方がいいと思って、又頼みに行かせるよ。

功一郎「お前達の話は凄いね。お前達の頭の中、見たいものだ」

和子「恭助のものみると、頭の中は全部、やる事しか考えてない気がする。やっぱり女はだんだん良くなるよ。美佳さんもそういってるでしょう。」

洋之助「美佳さんも今が一番深いと言ってる。僕も美佳さんの中に入っていると、すべて忘れているよ。難しいのよ、家で仕事の話するの。美佳さんもすぐ悪戯するし。一緒にお風呂入るといいよ。美佳さんは恥ずかしそうだけど、お互いに身体洗うと感じてくるよ。」

和子「へんな話しないでよ。やりたくなってきた。恭助に早く帰ってくるように言おう。」



三人の不良たち No.10

2013-01-28 00:08:21 | 三人の不良たち
君子の今後について、洋之助と相談



四十九日が終わると、直ぐに、君子と子ども達は東京につれて帰った。持って帰ったのは、君子と子ども達の身の回りの物だけだった。後の処分は足立の両親に頼んだ。雪子は君子の籍を治部に戻してしまった。子どもたちは私立の学校に通いだした。暫くすれば、和子の近くに家を建てるつもりだった。土地は洋之助の名義になっていたので、雪子はそれと君子の将来について、相談をするために、洋之助の家に言った。


洋之助「妙子伯母さんや玲子さんからも話を聞いてます。家も好きな所に建ててください。でも君子さんもまだ若いし、ここは夫婦が多いですよ。」

雪子「それもあるのよ。和子は銀座の店手伝って貰ってもいいというけど。」

洋之助「洋服屋でもいいけど、切ったはったの運用も不向きだしね。折角医師になってるのに。」

美佳「慶子さんの小児病院を手伝ってもらったらいいと思うけど。」、

雪子「でも10年程、何もしてないのよ。」

美佳慶子さんは、結婚して止めた医師を再教育して、手伝ってもらいながら、子どもたちの面倒をみる事もしています。それがいいと思います。」

雪子「それならいいかもしれないね。」

洋之助「でも男もいるでしょう。」

雪子「和子もそういうの。私は、君子はお前みたいに図太くないから、直ぐに別の男とできるわけないと言ったけど、やっばり寂しいだろうね。」

美佳「そうですよ。私と和子さん、そして真智子さんはここでは不良の三人娘いや三人おばさんですけど、堪えられませんよ。そんな事は、このワルの得意分野ですから。貴方なんとかしなさい。」

洋之助「どんな人がいいでしょうね。今度は誠実な人がいいでしょうね。」

雪子「でも小学生の息子もいるんだよ。」

洋之助「早くした方がいいよ。三人の不良おばさんの意見では、また同じような人に惹かれるよ。君子さんは。」

雪子「もうこりごりしてると思うけど。」

美佳「女は、同じような人に惹かれやすいと思いますよ。身体も欲しがってきますよ。」

洋之助「探してみますよ。」







君子は、東京の家に落ち着いて、ゆっくりしていた。近くの機械会社にも顔を出したけど、みんな忙しそうに働いている。私はとても出来そうにない。和子さんは銀座へも連れて行ってくれたけど、あんな客商売もできそうにない。和子さんの家にも寄った。広々とした庭というより公園の中に家が建っている。ここに私の家を建ててくれるという。美佳さんと慶子さんが来て、保育所と幼稚園に連れて行ったくれた。小さい所だ。一族用の保育所だったけど、今はほとんどみんな大きくなった。慶子さんの小児病院を手伝ってみないかと言われた。もうすっかり忘れている。一から勉強してと言われた。そうしてみよう。





三人の不良たち No.9

2013-01-27 08:08:07 | 三人の不良たち

君子の秘密

君子は、功一郎と雪子の間の長女として生まれた。兄の一郎とは3つ離れていた。幼い頃は諏訪に住んでいたが、父が東京に出てきた。大人しい性格だった。母は会社の手伝いに会社に行っていたので、兄と一緒に家にいたし、家事も君子がしていた。一郎も戦争にいってしまった。医者になる勉強をしていたが、特例といって、繰り上げで、医者になってしまった。

自分自身はまだ未熟と思っていたので、誰にでもよく意見を聞いていた。空襲はあったけど、家は郊外にあって無事だった。敗戦後、みんな少しずつ帰ってきた。足立源一と言う医者も軍医から帰ってきていた。自信たっぷりの外科医だった。家は仙台の中規模の病院だったが、東京で1年ほど勉強してから帰ると言っていた。年は9つ程離れていた。お祖父さんは、昔は自信たっぷりの人だったと言うが、幼い頃の思い出は、お祖母ちゃんといつも一緒にいる優しい人だった。

お父さんも大人しい人で、お母さんにいつも意見を聞いている。兄の一郎も大人しい人だった。功二郎伯父さんは優しい人だ。本当に虫も殺さない人だ。医者になる勉強していたが、血見るのが怖くて、理学部に入り直したらしい。足立は違った。メスの使い方も巧く、何でも自信たっぷりに答えていた。誘われて、ご飯を食べにいった。何回一緒に行くうちに、関係も出来てしまった。足立は色々な女の人を知っているいるようだった。お父さんとお母さんに紹介して、結婚式をして、足立と一緒に仙台に住む事になった。




足立は、初め大切にしてくれたが、少しずつ私に恥ずかしい事をさせた。2年後、お腹に子どもが出来る頃には、私は足立の言われる事はなんでも出来るようになった。お腹が大きくなったたら、病院も辞めされられた。足立はカメラを持っており、私の恥ずかしい格好も写真に撮られた、現像室も持っており、私の恥ずかしい写真が貯まってきた。



子どもは源一郎という男の子だった。源一郎は夜泣きするし、乳首を噛むし、大変だった。ふらふらとなっていても、足立は子どもの前でも私の身体に入って、気が済むまで突いて出した。動けなくなった私の口には、足立の汚れたものが突っ込まれた。掃除すると私は用済みで、写真に撮られた。そんな日が続いていった。もう一度医者として復帰するつもりで勉強していたら、又妊娠した。



今度は、陽子という女が生まれた。二人の子が出来た。足立は今度はゴムを付けて、君子の中に入った。君子は、寝室では足立の道具だった。君子はいつも犯されるような気がしていた。足立はお手伝いさんを捜してきた。君子はゆったりとした服装をしていた。乳首は噛まれたり、針を刺されたりするので、触れると痛かった。昼間は休息の時間がとれた。陽子が一才になった。

足立は過激に君子を責めるようになった。君子は祖父母や父母のように、仲のいい夫婦を夢みていたが、足立の言われるままに応じていた。お尻の穴も大きくされ、恥部を足立の前に突きだしたり、恥部も綺麗に剃られていた。そして、陽子が中学に入れば、家の中でもいつも裸で、みんなの見せ物にしてやると言われていた。君子が人間でいられるのは、それまでだと脅かされた。お前は俺のペットになる。みんなの笑いもので暮らしていくのだ。誰でも恥部を見せるペットにしてやる。知らない男たちの精液を膣から垂らしながら、そして子どもたちに蔑まされて生きるのだ。と言われた。そして床の上で貫かれていた。それでも興奮して、喘いでいる自分が情けなかった。逃げれば、あの写真をばらまくぞと脅されていた。君子は不安の中で喘いでいた。



そして君子の身体は段々馴染んでいった。こんな筈ではなかったと思いながら、足立の言いなりに喘いでいた。功一郎や雪子との連絡もあまり取れなかった。足立はよく酒を飲んだ。そして偏食も酷かった。顔色も良くなかった。君子は注意したが、その都度殴られた。そしてお手伝いさんには調子が悪いと言って、寝室に閉じこめられ、罰だといって、縄で縛られ、恥部の端やクリトリスに、そして乳首に針を打たれ、放置され、写真も撮られた。声だすと、恥ずかしい所を見られるぞといいながら出ていってしまった。感じている自分が情けなかったが、ドアを開けると丸前になってしまう。

子どもたちも帰ってくる。その恐怖感が強くなってきた。足立は昼過ぎに帰ってきた。開放してくれたが、「余計な口を出すな。お前は単なる性処理の女だ」と言った。君子はトイレに走った。ずっと我慢していた。恥部も乳首も痛かった。君子は黙ってしまった。私は怖い、自分が怖い。気が狂えばいい。もう狂っているかもしれない。その晩は足立に責められた。身体中あざだらけなのに、足立の足の指まで美味しそうに舐める。アナルでもオナニーをして感じている。もう私は人間ではない。足立のペットなのだ。足立は奴隷契約書も作っている。陽子が中学に上がれば、源一郎や陽子の前で読む事になる。そして源一郎や陽子の前で犯される。そして源一郎のものもしゃぶれと言われた。そして足立は髪の毛を掴み、私は足立のものを口の中に入れ、押しつけられた。苦しいかった。でも感じていた。このまま殺してと言った。意識が薄れていった。私はそのまま死んでしまいたかった。痛みと共に、目が醒めた。私の乳房に針が刺さっていた。そして針が増えていった。乳首に針が刺された。痛みと快感の中、君子は意識が消えていた。足立は冷笑を浮かべていた。



源一郎が大きくなった。もうすぐ9才になると言う時に足立は病院で倒れ、急死してしまった。功一郎と雪子も飛んできた。葬儀が終わり、功一郎たちは、足立の両親と話していた。君子は疲れから寝室で休んでいた。君子はこれで解放されたとの思いがあった。ただ、足立は君子の食事も制限して、あんまり食事も取ってなかった。疲れやすくなっているのだ。雪子が様子を見に来た。

雪子は寝室の隣の現像室を開けた。君子も処理するのを忘れていた。君子の写真やなんとか契約書なども出てきた。雪子は吃驚して、功一郎と足立の両親を呼んだ。みんな立ちつくしていた。そして気を取り直して、君子から話を聞いた。雪子は激高して、直ぐに連れて帰ると言った。足立の両親は源一郎に、後を継いで欲しかったが言える状況ではなかった。功一郎は取りあえず四十九日までに、考えようと言った。 
雪子は「会社は、和子と一恵さんがいるから、私はここにいる。」と言った。足立の両親は何も言えなかった。



雪子は家の中を整理した、足立の書斎も見た。足立は今まで、多くの女に手を出して、逃げられていた。足立は日記を付けていた、女の裸の写真もあった。君子の写真も見つかった。雪子はちょっと見ただけで、足立の両親を呼んだ。足立の両親は渋々整理した。その結果、君子だけでなく、数人の女を誘い出し、写真を撮り、それを脅しに使い、関係を持っていた。「もう許して」という哀願の手紙まであった。古い日記には、次平の孫の君子を自分のペットにする計画書まであった。



雪子は、君子を連れて医者に言った。顔色が悪かったし、直ぐに疲れる。雪子は医者に呼ばれた。医者は言いにくそうに「娘さんは、変わった性癖がお持ちですか?でも程々にしないと。栄養状態もかなり悪いです。詳しい検査をしたいし、1週間ほど入院して、栄養状態の改善も図りたいのです。」雪子は顔から火が出る思いだった。取りあえず入院させて、孫の面倒を見ていた。恥ずかしいけど、妙子や大阪の公太郎まで連絡した。妙子は玲子をつれて、直ぐに医師と話し、君子からも事情を聞いていた。



妙子「私は半分引退したようなものだから、玲子も外科だけど、まだ現役だからね。」

玲子「君子さんは、大分弱っているわよ。でも身体よりも心の方が問題だわ。真弓さんも心配してたよ。でも君子さんは無理矢理やらされているみたいだから、回復も出来るわよ。」

雪子「どうしよう。こんな目に遭ってるなんて思いもしなかった。」

玲子「とりあえず、東京の家に引き取っては、諏訪もいいけど、功二郎さんにも話してないのでしょう。」

雪子「それとなく言ってはいるけど、和子が詳しく話しない方がいいと言ってるの。過去は過去と思えるまでは、静かに暮らした方がいいと。」

玲子「こういった事は、洋之助とか和子が適任だよ。」

雪子「ワルも使いようね。」



大阪の公太郎も出てきた。みどりの後を継いで、精神科の医師になっていた。若い医師も連れてきた。

公太郎「私も年なんで、専門医も連れてきたよ。公一は外科医だしね。斉藤君、どうだ。」

斉藤「大分神経も傷ついています。相当脅されていたようですよ。子どもたちが大きくなったら、子どもの目の前で犯してやると言われてたのが、堪えていたみたいですね。」

雪子「そんな事まで言っていたのですか」

斉藤「少しつづ、回復してますが、ゆっくり直していくしかないですね。ここから離れた方がいいですよ。」

雪子「東京の家に連れて帰る予定です。」

公太郎「それがいいです。妙子さんや洋次郎さんの家も庭も広いし、和子さんの家もあったでしょう。保育園や幼稚園もあるしね。時々遊びにいったらどうです。」