君子の秘密
君子は、功一郎と雪子の間の長女として生まれた。兄の一郎とは3つ離れていた。幼い頃は諏訪に住んでいたが、父が東京に出てきた。大人しい性格だった。母は会社の手伝いに会社に行っていたので、兄と一緒に家にいたし、家事も君子がしていた。一郎も戦争にいってしまった。医者になる勉強をしていたが、特例といって、繰り上げで、医者になってしまった。
自分自身はまだ未熟と思っていたので、誰にでもよく意見を聞いていた。空襲はあったけど、家は郊外にあって無事だった。敗戦後、みんな少しずつ帰ってきた。足立源一と言う医者も軍医から帰ってきていた。自信たっぷりの外科医だった。家は仙台の中規模の病院だったが、東京で1年ほど勉強してから帰ると言っていた。年は9つ程離れていた。お祖父さんは、昔は自信たっぷりの人だったと言うが、幼い頃の思い出は、お祖母ちゃんといつも一緒にいる優しい人だった。
お父さんも大人しい人で、お母さんにいつも意見を聞いている。兄の一郎も大人しい人だった。功二郎伯父さんは優しい人だ。本当に虫も殺さない人だ。医者になる勉強していたが、血見るのが怖くて、理学部に入り直したらしい。足立は違った。メスの使い方も巧く、何でも自信たっぷりに答えていた。誘われて、ご飯を食べにいった。何回一緒に行くうちに、関係も出来てしまった。足立は色々な女の人を知っているいるようだった。お父さんとお母さんに紹介して、結婚式をして、足立と一緒に仙台に住む事になった。
足立は、初め大切にしてくれたが、少しずつ私に恥ずかしい事をさせた。2年後、お腹に子どもが出来る頃には、私は足立の言われる事はなんでも出来るようになった。お腹が大きくなったたら、病院も辞めされられた。足立はカメラを持っており、私の恥ずかしい格好も写真に撮られた、現像室も持っており、私の恥ずかしい写真が貯まってきた。
子どもは源一郎という男の子だった。源一郎は夜泣きするし、乳首を噛むし、大変だった。ふらふらとなっていても、足立は子どもの前でも私の身体に入って、気が済むまで突いて出した。動けなくなった私の口には、足立の汚れたものが突っ込まれた。掃除すると私は用済みで、写真に撮られた。そんな日が続いていった。もう一度医者として復帰するつもりで勉強していたら、又妊娠した。
今度は、陽子という女が生まれた。二人の子が出来た。足立は今度はゴムを付けて、君子の中に入った。君子は、寝室では足立の道具だった。君子はいつも犯されるような気がしていた。足立はお手伝いさんを捜してきた。君子はゆったりとした服装をしていた。乳首は噛まれたり、針を刺されたりするので、触れると痛かった。昼間は休息の時間がとれた。陽子が一才になった。
足立は過激に君子を責めるようになった。君子は祖父母や父母のように、仲のいい夫婦を夢みていたが、足立の言われるままに応じていた。お尻の穴も大きくされ、恥部を足立の前に突きだしたり、恥部も綺麗に剃られていた。そして、陽子が中学に入れば、家の中でもいつも裸で、みんなの見せ物にしてやると言われていた。君子が人間でいられるのは、それまでだと脅かされた。お前は俺のペットになる。みんなの笑いもので暮らしていくのだ。誰でも恥部を見せるペットにしてやる。知らない男たちの精液を膣から垂らしながら、そして子どもたちに蔑まされて生きるのだ。と言われた。そして床の上で貫かれていた。それでも興奮して、喘いでいる自分が情けなかった。逃げれば、あの写真をばらまくぞと脅されていた。君子は不安の中で喘いでいた。
そして君子の身体は段々馴染んでいった。こんな筈ではなかったと思いながら、足立の言いなりに喘いでいた。功一郎や雪子との連絡もあまり取れなかった。足立はよく酒を飲んだ。そして偏食も酷かった。顔色も良くなかった。君子は注意したが、その都度殴られた。そしてお手伝いさんには調子が悪いと言って、寝室に閉じこめられ、罰だといって、縄で縛られ、恥部の端やクリトリスに、そして乳首に針を打たれ、放置され、写真も撮られた。声だすと、恥ずかしい所を見られるぞといいながら出ていってしまった。感じている自分が情けなかったが、ドアを開けると丸前になってしまう。
子どもたちも帰ってくる。その恐怖感が強くなってきた。足立は昼過ぎに帰ってきた。開放してくれたが、「余計な口を出すな。お前は単なる性処理の女だ」と言った。君子はトイレに走った。ずっと我慢していた。恥部も乳首も痛かった。君子は黙ってしまった。私は怖い、自分が怖い。気が狂えばいい。もう狂っているかもしれない。その晩は足立に責められた。身体中あざだらけなのに、足立の足の指まで美味しそうに舐める。アナルでもオナニーをして感じている。もう私は人間ではない。足立のペットなのだ。足立は奴隷契約書も作っている。陽子が中学に上がれば、源一郎や陽子の前で読む事になる。そして源一郎や陽子の前で犯される。そして源一郎のものもしゃぶれと言われた。そして足立は髪の毛を掴み、私は足立のものを口の中に入れ、押しつけられた。苦しいかった。でも感じていた。このまま殺してと言った。意識が薄れていった。私はそのまま死んでしまいたかった。痛みと共に、目が醒めた。私の乳房に針が刺さっていた。そして針が増えていった。乳首に針が刺された。痛みと快感の中、君子は意識が消えていた。足立は冷笑を浮かべていた。
源一郎が大きくなった。もうすぐ9才になると言う時に足立は病院で倒れ、急死してしまった。功一郎と雪子も飛んできた。葬儀が終わり、功一郎たちは、足立の両親と話していた。君子は疲れから寝室で休んでいた。君子はこれで解放されたとの思いがあった。ただ、足立は君子の食事も制限して、あんまり食事も取ってなかった。疲れやすくなっているのだ。雪子が様子を見に来た。
雪子は寝室の隣の現像室を開けた。君子も処理するのを忘れていた。君子の写真やなんとか契約書なども出てきた。雪子は吃驚して、功一郎と足立の両親を呼んだ。みんな立ちつくしていた。そして気を取り直して、君子から話を聞いた。雪子は激高して、直ぐに連れて帰ると言った。足立の両親は源一郎に、後を継いで欲しかったが言える状況ではなかった。功一郎は取りあえず四十九日までに、考えようと言った。
雪子は「会社は、和子と一恵さんがいるから、私はここにいる。」と言った。足立の両親は何も言えなかった。
雪子は家の中を整理した、足立の書斎も見た。足立は今まで、多くの女に手を出して、逃げられていた。足立は日記を付けていた、女の裸の写真もあった。君子の写真も見つかった。雪子はちょっと見ただけで、足立の両親を呼んだ。足立の両親は渋々整理した。その結果、君子だけでなく、数人の女を誘い出し、写真を撮り、それを脅しに使い、関係を持っていた。「もう許して」という哀願の手紙まであった。古い日記には、次平の孫の君子を自分のペットにする計画書まであった。
雪子は、君子を連れて医者に言った。顔色が悪かったし、直ぐに疲れる。雪子は医者に呼ばれた。医者は言いにくそうに「娘さんは、変わった性癖がお持ちですか?でも程々にしないと。栄養状態もかなり悪いです。詳しい検査をしたいし、1週間ほど入院して、栄養状態の改善も図りたいのです。」雪子は顔から火が出る思いだった。取りあえず入院させて、孫の面倒を見ていた。恥ずかしいけど、妙子や大阪の公太郎まで連絡した。妙子は玲子をつれて、直ぐに医師と話し、君子からも事情を聞いていた。
妙子「私は半分引退したようなものだから、玲子も外科だけど、まだ現役だからね。」
玲子「君子さんは、大分弱っているわよ。でも身体よりも心の方が問題だわ。真弓さんも心配してたよ。でも君子さんは無理矢理やらされているみたいだから、回復も出来るわよ。」
雪子「どうしよう。こんな目に遭ってるなんて思いもしなかった。」
玲子「とりあえず、東京の家に引き取っては、諏訪もいいけど、功二郎さんにも話してないのでしょう。」
雪子「それとなく言ってはいるけど、和子が詳しく話しない方がいいと言ってるの。過去は過去と思えるまでは、静かに暮らした方がいいと。」
玲子「こういった事は、洋之助とか和子が適任だよ。」
雪子「ワルも使いようね。」
大阪の公太郎も出てきた。みどりの後を継いで、精神科の医師になっていた。若い医師も連れてきた。
公太郎「私も年なんで、専門医も連れてきたよ。公一は外科医だしね。斉藤君、どうだ。」
斉藤「大分神経も傷ついています。相当脅されていたようですよ。子どもたちが大きくなったら、子どもの目の前で犯してやると言われてたのが、堪えていたみたいですね。」
雪子「そんな事まで言っていたのですか」
斉藤「少しつづ、回復してますが、ゆっくり直していくしかないですね。ここから離れた方がいいですよ。」
雪子「東京の家に連れて帰る予定です。」
公太郎「それがいいです。妙子さんや洋次郎さんの家も庭も広いし、和子さんの家もあったでしょう。保育園や幼稚園もあるしね。時々遊びにいったらどうです。」