のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.804

2016-05-31 00:00:02 | 新しい子猫たち 




あの役員の知らない所で 話は実は進んでいた





人のあら探し をしてそれをからかう 週刊誌ではあるが





母体は結構 まじめな出版社であって アッチコッチに株式を保有している会社であって


株式は非上場だった





ただ創業者のジイサンが海外に隠しまわった 資産は巡り回って この出版社に帰属するようにしていた。ただあまりにも巧みに工作して、このジイサンが亡くなった時に誰も判らなくなってしまっていた。



ジイサンもアホと判っていた息子や娘たちに細かく説明する事を諦めた。ただ ある出版社の株式は大事にするようにとだけ言っていた。





一方 リトルチャタロウ は リトルチャに対して あの役員を攻撃していた週刊誌をナントカならんかと相談した。単なる変態のオバハンの事を書いても誰も見ない あの役員の奥さんだから あの役員があの金融研究所の理事だから狙われるのだとも言った





そこにリトルホワイトもいた。 リトルホワイトは興味をもって聞いていた。





リトルホワイトはリトルチャに言った。





僕が悪徳弁護士と相談してなんとかしたい ただ僕の方で出版社とかあら探し 専門の週刊誌を持っておきたい事情もあって ゼニが要るかもしれないのですが それは宜しいですか





リトルチャ 





出版社か、ゼニの隠し場所にはいいかもしれんな、リトルキャットファイナンシャルの社長と相談してやってくれ。 話はしておく。金の心配はしないでいい。





悪徳弁護士は結構有名で、配下の弁護士も増えた。飯を食わせる奴らも増えていた。チンケなゼニで動く奴では元々なかった。こうした背景がそもそもあった。



警察はそんな名誉毀損で動く所ではなかったが、リトルホワイトはちゃんと 陽太と清香にも頼みに行っていた。



全ての裏工作が終わった所での悪徳弁護士の登場だった。








新しい子猫たち No.803

2016-05-30 00:00:16 | 新しい子猫たち 




この役員は これ以上 問題を大きくはしたくはなかった。





しかし 悪徳弁護士がわさわざ出てきた。





奥さんは あのジイサンの主治医の奥さんたちが関係していた サークルで





日本で生きている漢籍 と云う話題で講師をしていた。





頼まれて一回だけの積りでしたが話題になって


ブラジルを初めとする南米の大使館の人とかイギリス大使館の人までくるようになっていた





そこに悪徳弁護士が顔を出して、話を静かに聞いていた





その後 あの役員の所にきて 名誉毀損で警察に訴えるように その後民事でも私の所が担当したいといった





これ以上 騒ぎを大きくしたくないと あの役員は一旦は断ったが、





悪徳弁護士は





こんな問題を今後も起きないようにするのも大切です、騒ぎそのものを大きくはさせません。今の奥さんの漢籍の話を聞きました いい奥さんではないですか。





プライベートの昔の話を名誉毀損の意図で話題にする、そんな社会を変えたいだけです。


今後二度とこんな話をさせないようにします。私を信じてください。





あの役員もそれはそうかとも思って、悪徳弁護士の云う通りにした。いやがる奥さんも説得した。警察はあっさりと受理した。








新しい子猫たち No.802

2016-05-29 00:00:26 | 新しい子猫たち 

この役員のスキャンダル、正しくは奥さんのスキャンダルではあったが







この役員の関係する団体、組織の対応は分かれた







ブラジルのジイサンが関係する企業群は、



そもそもナニが問題と云う態度で



進退伺いは出すに及ばす 
となった







元々の企業は 社長自ら庇い 



進退伺いも辞職願も社長は 破り捨てた







この役員もある程度はそうなると期待はしていた。







徹が関係していた ジブとか香奈ファイナンシャルその他敷地内の家と云うか資産管理会社が出資していた会社は、徹の指図もあって そもそも問題としないと この役員には言っていた。







この役員は 徹の信頼度を感じて かえって恐縮していた







ただもう一つの大きな組織である金融関係の研究所の理事についても進退伺いも辞職願も出さないでくれとかえって頼まれた。







これは、この役員にとっても意外だった







金融研究所 内部では 当初 問題視していた常務理事がいたのは確かだったが、それがいつのまにか話題にする事すら避けた、あのオパハンが、私を困らせないでと言ったのは正しかった







あの役員の問題ではなくなっていた。素行とか品行にウルサイ ドイツ連銀出身の常務理事まで 黙っていた







詳しくは判らないが 大きな力が裏にあるとみんな感じた。







そんな大きな力が動いている時に、奥さんの素行とか品性を騒いでも、元々意味のある事ではなかった。







化学が関係していたり、主導していた合弁会社群は、進退伺いを出してもらって、それを預かりとするが、受理はしない事になった。一定期間の休養後 戻ってきて欲しいとわざわざ言われた。それは 化学の会長が指図したらしい。







化学の会長は、これ以後 この話題を



大きな変化のないかぎり 持ち出すな




とも側近に言っていた。どうしようもなく大きくなった時には対応さぜるを得ないが、それ以外ではこの問題について問わないという意図だった。





俊治の気持ちを会長が推し量っていた。俊治の奥さんの有希もよく似た趣味が若い時にあったと知っていた会長の勝手な配慮ではあった。







あの役員の出した 進退伺いとか辞職願を 預かりとしながらも 実際に受理するかどうかを考えたのは 紡績関係の合弁会社群だけだった。







素行とか品性を大事にする 紡績の伝統があって そうしないではいられなかった。ただみんなの動向がわからないのに 受理はできず 預かりとしたのだった。勿論 洋太郎の知る所ではなかった。






























新しい子猫たち No.801

2016-05-28 00:00:29 | 新しい子猫たち 

国際金融のアドバイスをする機関 研究所の理事が エロネタで騒がれるのは 問題と





この役員は思い 進退伺いとか辞任願いとかを出して





その結論が出るまで謹慎する事にした





ブラジルのジイサンにも報告したが





そんなもの何の関係がある。全て整理して ワシらの会社に専念したらどうだね。第一その方が儲かるよ。


悪いようにはせんよ。暫くゆっくりとしな





とあっさりと言われた





元々の会社にも迷惑をかけたといって 辞任願いを出したが 社長はあっさりと この辞任願いを破り捨てた





元々 小さい部品メーカー 君のお陰でゼニもそこそこ貯まった。騒ぎになったから 暫く 常務職からおりて謹慎すると云う事にしてもいいが 取締役には残ってもらうよ。君でないとできない仕事があるからね。まあ当分ゆっくりと休みな。





肝心の金融研究所関係の理事は流石にマズイと思ったら、


あのオバハンが





そんなもの受け取らないよ。私を困らせないで、暫く休養する事にして頂戴、謹慎ではないよ、心身不調による休養と云う事にしてね





この役員も 騒がれて 離婚して頂戴と言ってきた 奥さんをビンタして、





オマエは俺の指図なしにナニをしてもイカン。ワシはそんな思いでオマエと暮らしてきたのではない。





と言っていた。








新しい子猫たち No.800

2016-05-27 00:00:21 | 新しい子猫たち 

あの役員は 元々 ほとんとの人が知らない中堅企業の役員だったのに







今は世界の金融を裏で動かしているとまで 言われていた







リトルチャタロウは以前は幹部会に出て 
にゃにゃ と 言っていた時もあるが組織が

デカクなって



たいした 頭もないのに 

単に昔ドコドコの中銀のエライさんと云って
地位だけで出てくるアホもいて、そんなアホ相手にする時間が勿体無いので出てこなくなった







あのオバハン相手にナンダカンダ話す程度だっだが そこにあの役員とアイツが付け加わった



リトルチャタロウはアイツを育てて 香奈の家の次の柱になって欲しいとの思いだった







基本の考えは依然として リトルチャタロウの理念に基いていて 何も変らなかった







アイツ は 依然として 先に結論を言う癖は治らない。しかも基本はリトルチャタロウの考えと幹部たちは知っていた。ただ 理念は現実とは違う それを修正するのが元々あのオバハンたちの最高幹部たちの役目だった







あの役員は その結論をどういうのか影で最高幹部たちと調整して それをアイツに言っていただけではあったが あの役員が動かしていると思う人がいるのだった







あの役員は 奥さんとは仲がよくて 野外露出とはいかないので 旧猫殺してもいい市を休日には散歩していた。あの奥さんは 歳の割りには若く見えて 娘さんと姉妹とみられる事もある程若く見えた。しかもスポーツジムもジブスポーツジムに変えて 医学的な要素を含んだトレーニングに変わり、益々スタイルはよくなっていた







あの奥さんは若い時に妖しげなサイトに写真を投稿していた時もあって、結構その世界では有名だった。目線隠しも初めは緩い。投稿はある種危険な行為で アッチコッチのパソコンの中に保存されてしまう







金融関係者の中にも そんな趣味をこっそりと持っていて 妖しげなサイトをのぞいている奴もいて、あの時のナントカさんと 奥さんは似ていると噂になった







ただそれが噂の間はよかったが ある あら探し専門の週刊誌のライターの耳に入り、その時のキワドイ写真は記事になってしまった