あの役員の知らない所で 話は実は進んでいた
人のあら探し をしてそれをからかう 週刊誌ではあるが
母体は結構 まじめな出版社であって アッチコッチに株式を保有している会社であって
株式は非上場だった
ただ創業者のジイサンが海外に隠しまわった 資産は巡り回って この出版社に帰属するようにしていた。ただあまりにも巧みに工作して、このジイサンが亡くなった時に誰も判らなくなってしまっていた。
ジイサンもアホと判っていた息子や娘たちに細かく説明する事を諦めた。ただ ある出版社の株式は大事にするようにとだけ言っていた。
一方 リトルチャタロウ は リトルチャに対して あの役員を攻撃していた週刊誌をナントカならんかと相談した。単なる変態のオバハンの事を書いても誰も見ない あの役員の奥さんだから あの役員があの金融研究所の理事だから狙われるのだとも言った
そこにリトルホワイトもいた。 リトルホワイトは興味をもって聞いていた。
リトルホワイトはリトルチャに言った。
僕が悪徳弁護士と相談してなんとかしたい ただ僕の方で出版社とかあら探し 専門の週刊誌を持っておきたい事情もあって ゼニが要るかもしれないのですが それは宜しいですか
リトルチャ
出版社か、ゼニの隠し場所にはいいかもしれんな、リトルキャットファイナンシャルの社長と相談してやってくれ。 話はしておく。金の心配はしないでいい。
悪徳弁護士は結構有名で、配下の弁護士も増えた。飯を食わせる奴らも増えていた。チンケなゼニで動く奴では元々なかった。こうした背景がそもそもあった。
警察はそんな名誉毀損で動く所ではなかったが、リトルホワイトはちゃんと 陽太と清香にも頼みに行っていた。
全ての裏工作が終わった所での悪徳弁護士の登場だった。