のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
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新しい子猫たち No.1393

2018-01-31 00:35:25 | 新しい子猫たち 

 


リトルチャ グループ は リトルチャが相場で儲けた金でそもそも出来た。ただリトルチャの人を見る目は凄く、集めた幹部たちは、リトルチャの金を何倍、いや 何十倍にもしてきた。


 


ここまで大きくなったグループ なので、リトルチャ には 組織としての方向性とか幹部からの話について考えてくれれば グループ首脳にとっては嬉しい事だし、リトルチャの人を見る目は 香奈譲りの深いものがあった


 


ただ リトルチャは 暇を見つけたり、今は儲かると云われれば、天性の相場猫の本性が出てしまう。ロンドンとブラジルのジイサンたちも、そうだった、儲けられる時がくると リトルチャと話をしている。


 


誰もそれには表面だって 文句は言えない。使う金も 初めは こずかい 程度だったが、それでは刺激にかけるとかで増えてくる。


 


ただ事務手続き、税金の処理とかが大変なのだった。今は昔と違って、タックスヘイブンの資産を使ったとして処理する事も難しくなっている。タックスヘイブンの国の資産を使う事はしていたが 寄付してその国の社会福祉に寄付する事にしたので、そんなに大きく寄付の金額を上下させる事は やっぱりできない。それはジブの同じだった。ジブは各国で寄付の額を調整しているようだが、リトルチャグループはそれはナントナクしにくい。ゼニの亡者の本性もあった


 


 


 


 


 


新しい子猫たち No.1392

2018-01-30 00:33:18 | 新しい子猫たち 

ただ計画とかは常に 思ったようにはならないものだった。


 


そんなに簡単には出来ない筈が素材メーカーの支援と研究もあって、思ったよりも早く出来た


 


チャタロウグループのアメリカも資金が要ると考えて、リトルチャグループのアメリカにも協力していこうと話かけた。これでリトルチャのアメリカグループも新しい事業に出資していく計画が出来た。当座はアメリカのカヨコファイナンシャルで対応すると誤魔化したものの、資金が思う程いらなくなった


 


リトルチャもチャタロウグループも日本の本社にも話をしていたが、たいしたゼニも要らないので簡単に承諾が下りて、しかもあのファンドとかに出資していこうとの話もでた、今は大手 中堅クラスの企業は大なり小なり 出資していて、そんなに金も要らない、しかも各社の技術体制が見れるとかで神子グループの奴まで 会議に出てくる始末になっていた


 


リトルチャとかチャタロウにも 単に報告事項として報告するだけで終わり、リトルチャもチャタロウも、それはいいことだねとしか言わない


 


アメリカのカヨコファイナンシャルはチャタロウグループに対しては、巧言令色を尽くして、説得していた。貧しい人にも買えるように、しかもナンダカンダとも支援するとか ほざいた、真面目なチャタロウグループは感心した。リトルチャグループはそんな戯言は信用しないが、あのオッサンの計画がほぼ判った。税務ゴロも入れて、アーダコーダと検討して、チャタロウグループには ワシ等もその計画には積極的に参加する事にしたいと云った。


 


リトルチャグループは リトルチャが相場をするかしないかで利益が突然と変わる性質があって、税金対策が大変、タックスヘイブンの資金の比率を変えるのは同じではあったが、それも変動すると今までのようにはいかない。 決して儲かると思ったのではなかった。巧言令色の類は 他人に話するのは便利だった


 


ただリトルチャグループは国内のマーケットについても調査したし、安いよにも話をして、ある種の製品は独占販売させるとほざいた。今の安いよは系列スーパーを抱え、地方百貨店まで 傘下に入れている 巨大流通網となっていた。


 


しかもチャタロウグループは傘下に格安スーパーを抱えていて、流す量は大きい


 


チャタロウグループは 真面目に真剣に商売していて、信頼も厚い。日本でもアメリカでも十分な体制を整えられていた。しかも大義名分もあった。リトルチャグループはそんなものは信用しないが利用はするタイプ。


 


あのオッサンの胸の中の思いは、リトルチャグループの首脳部にとっては、同じ思いだった。相場の天才猫を抱えていて、利益が突然と変動するのはもっと深刻、控除の利用は考えるだけ既に使っていた。大義名分があって、しかも税金対策も出来るかもしれない、派手に準備しようとか言う事になった、これはリトルチャの許可も要らない程度の金で出来た。


 


 


新しい子猫たち No.1391

2018-01-29 00:30:22 | 新しい子猫たち 

あのオッサンは本当に 傘下の社会保障法人に対して、そうした陶磁器を贈ろうとは思ってはいた。そのように要望されていた事もあった。


 


ただあのオッサンの意図する所は別の所にもあった。元々 アメリカのカヨコファナンシャルはエンゼルホープ病院を財政的に支援してきた。それはみんなも知っているし、アメリカの税務当局も知っているし、病院が設置されている州、自治体にとっても、これらの病院に対する寄付は控除してくれるように要望し、政権もジブ絡みではあるし、最大の配慮をしてきた


 


ただエンゼルホープ病院に対する一般からの寄付は徐々に増えてきた、あのオッサンはタックスヘイブンからの資金をどの程度使うかによって、アメリカでの利益を微妙に変更して税金対策をしてきた


 


ただタックスヘイブンでの医療援助もこの儲けの中でするように変わってきて、この変更はもはや簡単に節税対策としては簡単に変更出来にくくなっていた。


 


しかも総合デベロッパーとしてのカヨコファナンシャルが鮮明になって、運用以外の利益が確実に増えてきた。医療を含む総合対策をするのがカヨコファイナンシャルの不動産部なので、ホイホイと計画するワケにはいかない。その関係する企業もそこそこあって、何事も時間も準備もかかる。


 


あの安価で模様が出てくる陶磁器はそんなには儲からない筈、しかも念入りに計画しないといかない、そんな仕事はカヨコファイナンシャルではできない、アメリカのチャタロウグループに協力を求めるしかないが、その仕事の資金的配慮は当然必要。チャタロウのアメリカグループは 真面目な対応で有名なのは、日米とも同じ、総合デベロッパーとしての仕事にとっては チャタロウグループと密接な関係が出来るのは大切と不動産部の連中も言っていた。当座のゼニは必要、しかも儲かりそうはない、自分たちの社会福祉法人からの要望も聞ける、当座の税金対策はこれで出来る 


 


単に節税対策ではなしに 各方面に対して損はならない、 オッサンの胸の中ではそうだった。


新しい子猫たち No.1390

2018-01-28 00:27:32 | 新しい子猫たち 

ジブの管理にとっては このファンドと云うか 組織の意味 はジブ傘下の企業へのサービスにも似ていて ここで儲けようとする仕事でもない。そのため 比較的地位としては下の奴らに任せていた


 


今のジブは 政府からの官僚の一団が毎年入ってきていた。ソイツラを実業に対する協調性を考え その後の展開を考え配置を考える事にしていた


 


このファンドと云うか組織も当然、こうした奴らに任せていた。ただ この時の奴らは結構頭が切れて、各業界に顔が効いた


 


あのオッサンの直属の組織の奴らの一人と知り合いの奴もいて、この時の計画に賛同して積極的に進めていた


 


 


新しい子猫たち No.1389

2018-01-27 00:26:00 | 新しい子猫たち 

あのオッサンには直属の組織が日本にもあって、あのオッサンの人脈を頼りに調整をメインとして仕事をしていた。単に調整しているだけではあるが組織として 僅かな比率ではあるが恒常的にゼニが入るシステムとなっていて、紡績をはじめとして ジブ系列治部一族関係の企業と契約していた。


 


日本のカヨコファイナンシャルもどうでもいいような事で、このオッサンの直属の組織を経由するように、加代子から言われていた


加代子の あのオッサンへの気遣いともいえた。


 


この組織での仲介、調整の仕事は、この時一段落していた。報酬もそこそこ多いのだが、時々 無性にする仕事がなくなるのがこの組織の欠点とも言えた。あのオッサンも基本はアメリカのカヨコファイナンシャルの仕事が優先、加代子はキッチリと アメリカのカヨコファイナンシャル全体の利益の一定比率をこのオッサンに流れるようにしていた。あのオッサンもイチイチ この直属の組織の運営を考えるのも鬱陶しいので、この直属の組織の奴らの報酬以上の利益は確保してくれる契約をあのオッサンは結んでいた。特命事項から調整の仕事、あのオッサンの税務申告、法律問題などが仕事と云えば仕事。


 


ただ暇すぎるのも辛いので、この時のあのオッサンが提案している事の調査とかをする事にした。日本のカヨコファイナンシャルの役員連中はこんな事がそもそも出来るかと思っていて、自分たちでするのは辛い、どこぞに頼むのも阿保らしい、安いゼニて゛あのオッサンの直属の組織に任せる事にした。一応サポートした形になるので、加代子にもあのオッサンにも顔向けできる。


 


ところが この組織の連中は頭が切れた、調整力もすごい、そういう奴しかあのオッサンはそもそも雇わない。


 


 


この組織は、この時に、暇潰しで動いたが、この仕事は意外な発展をしたのだった。