お宝銀行の頭取は今では ほとんど副頭取たちに銀行の運営を任せていた。副頭取たちはみんな優秀で、それぞれ自分で考えていて、頭取の座を譲りたくても、バランスが崩れるので出来なかっただけに過ぎない
国内担当の副頭取は、国内での協力ネットワークが作りたかった。支店を増やしていく事については 内部管理担当の副頭取とも話したが、色々と問題は大きい、女性比率を上げたので転勤そのものが難しい、支店維持の金もかかる。それなら協力銀行でもいいという結論になった
借金総額はたいした事はないし、元々リトルホワイトが、議員名義 家族名義で会社の役員にしていて、管理さえちゃんとすれば直ぐに回収できる。それだけでなく、今後の取引まで見込める。
議員個人とお宝銀行との協力関係を作ると自動的にお宝銀行と議員の近くの地方銀行との協力関係も出来る。窓口をその地方銀行にしてしまえばいい
地方銀行も積極的に協力する姿勢を見せていた。
シックステンの各店舗のATM網の拡充と協力銀行の拡充で 支店を作る必要はなくなっていた
それに香奈ファイナンシャルの地方振興事業との関係も深まる
リトルチャがどこまで考えているのかは不明だったが 深い考えがある筈、もっと儲けられる筈。業績を伸せる事が出来る筈とも考えた。下に話を移行していくにつれて、詳細はドンドンと膨らんでいった
陽太親衛隊の奴らの人間性は、今てはその地方では有名、議員個人の取引だけではなくて、お宝銀行とその地方銀行両方の利益ともなる