鱗帯は鬼？～南国の悪夢の記憶

ひとつ前の羽織の記事、いつになくコメントが多くてうれしいです♪
羽織シーズンに突入したばかりでタイムリーな話題だったこともあるんでしょうか？
今日はまたいつもの子供＆ＰＴＡネタです。ごめんなさい。
その前にキモノネタもちょっぴり。

蔦のポリに鱗柄昼夜帯。
この昼夜帯、母でも締められるんじゃないかと夏に母が来訪した際に見せると、
「鱗はねぇ。『鬼』の時じゃないとねぇ（謡の曲目らしい）」。
お、鬼？鱗は鬼？
謡のことは皆目わからない。なにかの呪文のようだ・・・
親のいうことは半分ぐらいしか聞いていない娘（どこの子供もそんなモンじゃないかと←自己弁護？）。
「なんかわからんけど、鱗は謡じゃ鬼とセットなんやな」と自分なりに認識。
以来、この帯を見るたびに
「これは鬼なんや。この帯はなんでか知らんけど鬼なんや」
と思ってしまう。


謡はおなかから声を出すので健康にいいと母は言う。
しかし、ワタシにはかなり印象が悪い。
かれこれ１０年以上前のこと。
大阪ディアモール（梅田の地下街）の福引で、特等「マレーシアとランカウイ島５泊６日ペアの旅」を引き当てた。
当時彼氏はおらず。
何人か友人を誘うも、やはりタダは悪いと思うのか（逆の立場でも遠慮するかなやっぱり）、
「お母さん誘えば？喜ぶんじゃない？」
と言われ、いまいちノリの悪い母と海外リゾートへ。
（空港や現地で合う日本人には「親孝行ね」とほめそやされた。いや～不可抗力だったんで～）
↓
母は、ランカウイ島の素敵リゾートホテルのプールサイドで
「あんたは泳いでき（泳いできなさい）」
と言い、大声で謡の練習を延々続けたのであった・・・・・
周りはほとんど人がいないからいいようなものの、南国リゾートに似合わなすぎ（南国じゃなくても合わないが）。
マレーシア人スタッフには絶対お経だと思われたなーアレ。
うなる母の声をＢＡＣＫに一人泳ぐ娘。変。絶対に変すぎる。
ワタシは年とっても絶対謡はしないだろう。

この昼夜帯→謡→南国の悪夢。あまりよろしくない連鎖反応です。
あ。子供＆ＰＴＳネタ書くのはまた別の日にでも～～～

モス羽織デビュー♪～羽織の丈

やっと昼日中でも汗ばまない気候に。
モスリン羽織でびゅ～♪♪♪

春に染織こだまさんの東京展で。
軽い。とにかく軽い。でも暖かそう。これはいい。
ＨＰ拝見していても「ふーん　モスリンの羽織かぁ。どんなのかなぁ」とスルーしていたが、やはり百聞は一見にしかず。

羽織、アンティークをけっこう持っていたけれど、やっぱり裄が短い。
気にせずに楽しんでいたときはよかったが、気になりだすと気になるもの。
加えて、アンティーク着物をほとんど着なくなり、カジュアルな木綿やウールが主になってきたので、アンティークの羽織が合わない。
柄とか以前に、質感が木綿とは合わない。
なので、昨年～今年にかけてヤフオクでかなりお嫁に出した。

モス羽織。かなりいい。地味可愛くありませんか？
ヘビロテさせようと思ってます。

で、羽織丈。
風香ポリは１０３センチ。
ワタシは身長１６３．５センチ。特に長くて困るわけではないが。
普段の木綿にあんまりズルズル（ではないが）長いのもどうなんだろう。
でも、いわゆる昭和リサイクルの丈は絶対イヤ。
あの短いのは大嫌い。
↓
母親達の短めの黒羽織姿が記憶に残るワタシとしては、
「短い羽織っておばちゃんが着るもんやん～～～っ　ダサ～ッ」
当時の母親たちの年なんぞとっくに追い越しているアラフォーのくせに、やっぱり「おばちゃんおばちゃん」している（と自分で思う）モノはイヤなんである。
（同じ理由で黒羽織も激しく抵抗あり）
そんな記憶などない、２０代～３０前半のキモノ女子さん達はなんの抵抗もなく着られるんだろうな。
実際、神楽坂フリマで短め丈羽織女子、けっこう拝見しましたヨ。
あ。小柄だったら短くても可愛いかも～

まあ、母も同じコトを思っている。
以前ワタシの羽織を見て、
「今は長い丈が流行っているんやってね（どこで聞いたのか母よ？）。長い羽織なんて一つ前の世代のモンで、格好悪くて着られたもんじゃないって思ってたけど、やっぱり流行は廻るのねー」
と言うてました。
銘仙も母（６６歳）世代の一つ前、今８０過ぎた一番上の伯母（父の姉）世代の若い頃が戦後の第二次ブームらしく、母曰く「銘仙なんて！！」。ケチョンケチョンです。

脱線しましたが、結局この羽織丈。
長からず短からずで（中途ハンパともいうか？）、ヒザ上ぐらい。
９３センチ（２尺４寸五分）に仕立てていただく。ちょうどいいカンジ～
相談にのっていただいた「こだま」さん、ありがとうございました！

「くるり」茶鼠木綿に鳩帯。
この鳩帯は残念な部分（テに見えてます）にシミがあるので、羽織モンの季節限定品。
羽織紐は「玉のり」さんのです。

菊母娘で神楽坂～ムスメ編＆アイロンビーズ新作

ムスメもひさびさキモノ。
関西に住んでいた時に四天王寺さんの市で買った万寿菊キモノ。
今朝、急いで身あげ。
もう来年は肩あげも身あげもできなさそう。大きくなったもんだ・・・
「この丸いのは菊なんだヨ。ママの帯も菊だからイッショだヨ」と言うと、「やった～っ」と喜んでました。
最近はごくたまーにしか着ないけど、やっぱり一緒にキモノ着て出かけるのはうれしいそうです。
超早期教育した甲斐があったか？

フリマ会場を後にして、お楽しみ「不二家　飯田橋神楽坂店」へ。
もちろん、全国でココでしか買えない「ペコちゃん焼き」を買いに。
ペコちゃんも七五三前なのでキモノ着てました。
白目が怖い、いや「コワイイッ」（←店のリーフレットの表現）ペコちゃん焼き。
路地の隅っこでニコニコ、パクパク。
あー　もちろんワタシは家までガマンしましたヨ。
キモノ姿でペコちゃん焼き立ち食いしてるオトナ、見た目あまりよろしくなさそうなので（若けりゃご愛嬌だけど）。

２歳のときに連れてきた神楽坂。
ペコちゃん焼きも毘沙門天も巨大肉マンも、ぜーんぜん覚えてないそうな。
２歳じゃムリだったか・・・やっぱり・・・ね。

ペコちゃんといえば。
アイロンビーズの新作ですっ
大きいと怖い。小さいとしもぶくれ感がイマイチ。けっこう難しいですペコちゃん。
まる子ちゃんはムスメにもお隣兄弟にも大好評。コドモはなぜか好きなんだなーまる子。テレビ見せてるわけでもないのに。
天使・飛翔バージョンは翼に苦労。
またネタがひらめいたら作ってみます。すっかり親が楽しんでます。

菊母娘で神楽坂フリマ～母編

連休。
４日は幼稚園の面接日なので休園。なので４連休！
あいかわらずダンナは仕事。
一日ぐらい子供サービスじゃなくってワタシの行きたいところへ行ってみるのも、たまには許されるんじゃ？？いいよね？いいよねたまには？！
↓
↓
「神楽坂きものフリマ」へ。
きものフリマ。すっごいひさしぶりのような。
売り子では去年の初夏に参加したけれど、客としては、えーっと・・・
もしかして２年前の神楽坂フリマ以来？

とはいえ子連れ。懐も寒し。
終了３０分前・入場ギリギリの時間に入り、サクッと流す作戦に。
キモノも帯も見ず。
人がいない隙に小物だけチェック。
お目当てだったヘアゴムを２つ、ササッとお買い物。
ムスメ用にと思っていたので、２人で選べてよかった♪
知っている方々にご挨拶。
１年以上ぶりなのにすぐにわかっていただけて感激したり。
顔は覚えていらっしゃらないだろうと思っていたのにご挨拶していただけたり。
２年ぶりにお話させていただいたり。
日ごろ平日昼間に一人でフラフラしているだけなので、ちょっとした交流（？）でもすごくうれしい。
たくさんのキモノ女子の中で見覚えある顔がいらっしゃるだけでもホッとするもんです。

この日はひさびさ母娘キモノ。
親子で菊コーデ。
ワタシは豆千代モダン「Ｐearl Ｄrops」に刺繍こってり菊帯。
アンティーク感ムンムンの帯なので、普段の木綿には合わず、１年に一度ぐらいしか出番なし。
しかも短い＆ビミョーに芯が厚め。ちょっと締めにくい。
今日もちょっと失敗モード。でもやり直しの時間はナシ・・・
帯が主役コーデ。帯締はクリーム色のゆるぎ帯締です。

ムスメ編＆お楽しみ編（？）は次をご覧ください。