時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

「名作誕生ーつながる日本美術」展

2018-06-30 09:31:31 | 文化・芸術
5月22日。
「プーシキン美術館展」の次は、東京国立博物館へ。
ユリの木が見えてきた(冒頭画像)。
大きいなーホント

『國華』創刊130周年記念の展覧会。
かれこれ30年(!)ほど前。
大学では「文学部美学科・東洋美術史学」講座の末席を汚していた。
レポート等書くのに『國華』を読んでいた記憶あり。
懐かしい!

木彫群。
昨今は四方グルリから観られるように展示しているのが嬉しい。
徳川美術館の「初音蒔絵櫛箱」!
(後ろからきて「千代姫って誰~」「豊臣の嫁になった人~?」とペチャクチャおしゃべりしているマダム方。
まず黙って解説読んでほしいです。あなたが思い浮かべているのは千姫だと思います)

等伯の松林図屏風は前期展示だったので見逃したが、捨てる神あれば拾う神あり。
『彦根屏風』(正式には『風俗図屏風』)!
大学で学んだ作品の一つ。
東洋美術史を選択しなかったら、たぶん一生スルーしていたと思われる・・・

ほぼほぼ誰も立ち止まらず。皆さんやっぱり若冲?

菱川師宣『見返り美人図』。
前に壇蜜のグラビア(似た衣装を着て同じポーズをとる再現企画)を見てしまったのが失敗。
どうしても壇蜜の顔が浮かんできてしまう。
良し悪しですかね、ああいう企画は。

最後あたりに、一度観たら脳裏に刻み込まれる笑顔の『寒山拾得』。
本当に「名作」ぞろい。
見応えタップリ。行ってよかった。