時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

子ども無料の映画「ハロー!純一」☆

2014-02-24 13:11:22 | 映画
「小学生以下は無料の映画を手弁当で製作」
先週新聞記事で知り、親子で鑑賞。
(2月19日 朝日新聞朝刊)
ハロー!純一」

冒頭は子役のセリフが聞きづらかったが、教育実習生のあんな先生(満島ひかり)が登場するあたりから、子どもたちも自然体になってきた感じ。
現実にはありえないと思う部分もあるが、それが気にならない。
校舎の陰でタバコを吸い、主人公の大事なモノを微笑んでからかいながらとりあげる満島ひかり。
これは!
『イオナ』(澤井健、1990~1993年頃「ビッグコミックスピリッツ」にて連載の漫画)だ。
二日酔いで登場するや、タバコは吸う、毎日ハデな服装、破天荒な言動。
担任になった小学5年生のクラスの男子のハートをわしづかみだったイオナ。
イオナほど滅茶苦茶でも謎の女でもないが、あんな先生も十分美しくセンセーショナル♪
満島ひかりを見ているだけでも満足できる映画。
石井克人監督は同世代(47歳)。
きっと『イオナ』を知っているに違いない。
ちなみに『イオナ』、文庫で揃えてます。

子どもたち。
3年生設定というのは少し無理があるように思えた。
男の子がこんな感じにちょっと色気づいてくるのは4年生以降。
主役の純一は見た目3~4年生だが、ストーリーからすると5年生ぐらいの設定がちょうど良さそう。

「いま子どもたちが見る映画といえば、アニメと特撮が大半を占める。これらを卒業した子どもが映画への興味を失っていくのを防ぎたい。」(前述の朝日新聞記事より)
「子どもが主役の、子どものための実写映画が減っている」のか。
小鞠がここ3~4年で観た映画は、
「少年H」
「忍たま乱太郎」
「おおかみこどもの雨と雪」
「長ぐつをはいたネコ」
「タンタンの冒険」
「かいじゅうたちのいるところ」
なるほど。
確かに「みせたい」と思う子ども向け実写映画はない気がする(「少年H」は子供でも見られるが子どもに特化はしていない)。
実際、小鞠も他の子どもたちも、笑いながらとても楽しそうに見ていた。
興業的に厳しいだろうが、こういう映画、これからも作ってもらえたら嬉しい。
楽しい映画をありがとうございました☆