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時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

新春寄席「志の輔のこころみ」~龍と鳳凰の帯

2010-01-04 12:39:33 | 文化・芸術
1月3日。
富山市「てるてる亭」へ。

チケットがなかなかとれないという立川志の輔。
地元富山市では「志の輔のこころみ」と称して、定期的に公演がある。
ダンナも行った。義両親も行った。
やっとワタシも志の輔が聴ける~~~~~っ♪♪♪


素人が言うのは失礼だとは思うが、やっぱりうまい!
米朝一門以来、ひさしぶりに落語を堪能できたという気がした。


四番弟子だという立川めんそーれ。
若いがしっかりとした語り口。古典も安心して聴ける。
うーんさすが志の輔の弟子。
次は桂米福。
桂といっても米朝一門ではなく、江戸の桂米丸さんのお弟子さん。
この方も富山出身だそうだ。
そして真打登場、の前に伊藤敏博。
伊藤敏博、ご存知ですか?
「サヨナラ模様」(1981年)がかつて大ヒット(70万枚)ヒットした歌手。
今は地元富山で活躍中(こっちの人やったんやー)。
けっこうダミ声なのに、歌いだすと往年の声が・・・
「だから ねえねえねえねえ抱いてよ~♪」
うわー 懐かしいー 覚えてるワー


志の輔は創作落語。
5日から渋谷パルコで始まる公演で披露予定の新作。
「けっして練習じゃあないですよ」
「全国に先駆けてっ、ですから」 あはははっ
そう言われるとほんま悪い気がしませんワ~

小鞠?
四時からの部を聴く義両親に預け、現地で引渡し。
オトナは全員初笑いを楽しんだという訳。

せっかくの新春寄席なので、雪でグチョグチョの足元でも気張ってキモノ着る。
もちろん「濡れてもかまわない」コーデ。
でも帯は初モン!
キモノ:パールドロップス(豆千代モダン)
帯:龍と鳳凰柄名古屋(ヤフオク)。丸帯を仕立て直したもの。これをお正月に締めたくて締めたくて。
今月、あと最低一度は締めるつもりなので、柄アップはその時に。
半襟付ける時間がなくてフニョフニョのままなので画像ぼかす。


帯揚:梅柄(一部絞り入り)
帯締:アンティーク(金沢骨董フェア)
羽織:雪輪柄ポリ(風香)
この上からさらにコートを羽織る。それでちょうど良いぐらいの、寒い富山のお正月。
ウィッグを前回より少し上の位置につけてみました。
























頑張って行った「大琳派展」

2008-11-18 20:16:33 | 文化・芸術
今月中に着ておかねば、と、またも蔦柄ポリ。
このキモノ、着にくい着にくいと思ったら。安モンとか以前の問題。
前幅25後幅30もあった!!!!!
いや~ 道理でゴソゴソするはず。
何も書いていないってことは、プレタMサイズだから前24後29だろうと・・・
丈166裄68はMの割にたっぷりしているなーと思っていたけれど。
声を大にして言いたいっ
背が高い=身幅が広い女、じゃないってば~~~~~っ
おかげで、さすがに半襟が狭~くなってます。
鳩柄帯を反対側の無地の方を出して締めました。

日曜。
午後から意を決して東京国立博物館「大琳派展」最終日へ。
あ。キモノ着てませんので。画像は今日(火曜)のです。
入場制限あり。約20分待ち。

中途半端に混んでいるより、入場制限かかってるほうがマシだと判明。
後から後から押し寄せてくるわけではなく、中にいる人数が限られているので、両国よりもよっぽどちゃんと鑑賞できた!
平均年齢が両国より若かったのも一因か?そこそこ流れている。ヨシ。
ムスメを抱っこしてみてまわる(以下、ムスメの反応)。

硯箱に関心。「あれは何?何するモノ?何が入ってるの?」
巻物→「昔はああいう長~い紙にお手紙や絵を書いてクルクルって巻いたのよ」と説明すると、「うん。『篤姫』で姫様が見てたヨ」
(2、3度、ちょっとだけ一緒に見ただけなのに、そんなところを覚えていたのか・・・)
唐獅子像の阿吽の口を教えると「あ・うん!」と楽しそう。
(そういえば、自分も子供の時に仁王様を「こっちが阿、こっちが吽」と見るのが楽しかったっけ)
常設展へ。四天王に踏まれている天邪鬼。
「あまのじゃくって言ってね。悪いコトばっかりするから踏まれてるの」
「知ってるヨ!うりこ姫にイジワルばっかりするんだヨ。あまんじゃくはワルイよー」
(預かり保育のとき、園にある本を読んだらしい)
「風神雷神」に一番興味を示していたので、翌日聞いてみる。
「先生に風神雷神見たって話したの?」
「ううん。だって、ふーじんらいじんはイエス様マリア様とはちがうから」
神様は神様でも、キリスト教の神様とは別だってちゃんとわかってるのか。

5歳児。親が把握している以上のコトを知っているようだ。
反応もまずまず。連れていってよかった。
これからも「観られなくて元々」の気持ちで、ポチポチ一緒に行こう。
親が体力勝負だな・・・・・・小柄(14キロ)な子で助かった・・・
もちろん展覧会だけじゃ子供にはかわいそうかな、と。
博物館前の焼き芋屋さんでホクホクお芋のオマケ付き♪♪♪
入場待ちの行列を横に、ひとりニコニコ頬張ってました。









浮世絵は彼方に~薔薇コーデでまたも両国へ

2008-11-14 22:58:01 | 文化・芸術
ふたたび両国へ。
江戸東京博物館「ボストン美術館 浮世絵名品展」。

盛況で、浮世絵は重なる黒い頭の彼方に・・・・・
じっくり鑑賞したかったので列に並ぶが、遅々としてまったく進まない。
高齢の小柄な方が多いので、頭越し、肩越しに何とか見えるものの。
鑑賞というには程遠く、いったい何を見たかもわからないぐらい印象に残らなかった。疲れた。

いつから美術館・博物館はこんなに混むようになったんだろう?
子供のころ、親につれていってもらった展覧会はいつも空いていた気がする。
大学のゼミで毎週あちこちの美術館などに足を運んだが、だいたい空いていた。
館内は静かだった。
2002年に観にいったゴッホ展(兵庫県)は人の行列。
1989年(大学4回生)~2002年の間に世間でどんな変化が?

団塊の世代が定年を迎え、展覧会をゆっくり楽しむようになったから?
それ以上の世代もまだまだ老いてなお元気で、あちこち出かけて楽しんでいるから?(今日の来場者は70代ぐらいの方が多かったような)
音声ガイドのおかげで、予備知識がなくても楽しめるようになり、芸術鑑賞のハードルがさがったから?
音声ガイド。
使ったことはないが、便利なモノだろうと思う。
しかし、ガイドの声に従って鑑賞しているから渋滞を招いている、というのは語弊があるだろうか?


自分一人で見る分にはガマンする(短気な性格が災いしているのが一因なので)。
今日考えたのは子供のコト!

今5歳。あと何年かしたら、色々な芸術に触れさせたいと考えていた。
自分の絵画の知識は90%以上は小学生の頃のモノ。
近所の造形&絵画教室みたいなところに幼馴染みんなで通っていたので、名画の模写などもよくやっていた。
母につれていってもらった展覧会。家にあった画集。
ゴッホ、ゴーギャン、ルノワール、マネ、モネ、アングル、ユトリロ、ドラクロワ、スーラ、セザンヌ、ドガ、ルオー、ダリ、キリコ、ピカソ、シャガール、クリムト、モロー、クレー・・・・・全部小学生で覚えた。
真っ白な子供の心で触れたからこそ、印象に残ったんだろう。

小学生の時に観るモノ感じるモノってすごく大事だと思う。
でも、こんなオトナでもうんざりするような混み具合じゃ残念ながら小学生にはムリそう。
世の先輩ママさんたちはどうしているんだろうか。
今日、一人だけ小学校高学年ぐらいの女の子を見かけたけれど、あの子はちゃんと最後までしっかり観ることができたんだろうか。
困ったなー うーん~っ

シルクウールにゴブラン薔薇帯。
風香さんの薔薇羽織。長羽織です。やっぱり長い・・・
帯締はこの帯によく合わせるこげ茶ツートンカラーの上に白の二部紐を重ねました。
補整をするのをすっかり忘れていて、帰って脱いでビックリ。そういえば胸元、少しシワ入ってます。