ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ラジオ深夜便(2/7)その4

2018-02-19 12:13:00 | メディア
「歌わない甲斐バンドメンバー」と呼ばれていらした佐藤さんが
「歌詞の主語を『俺』にしよう」と提案されたという話題から
ナゼか唐突に「【安奈】というのはね
それこそ、クリスマスソングの定番だったんですよね」
…と、方向転換なさる要ディレクター(笑)

佐藤さんが「シングルヒットが欲しいねというような時代に…」と話された時にも
【HERO】ではなく「【安奈】という大ヒット曲」を挙げられていたし(笑)
よほど、この曲に思い入れがおありなんでしょう(笑)

でも…「うん、そうなりましたねぇ」という
佐藤さんのお返事もそこそこに(苦笑)
「全国ツアーは、佐藤さんも一緒に回ったと…?」と質問されたり
「そういう音楽事務所をやると、当然、放送局なり広告代理店との交渉とか
付き合いををしなきゃならないのでは?」とお訊ねになったり…

おそらく?「撮れ高」ならぬ「録れ高」が多すぎて(笑)
かなり編集されているんじゃないかと…?

ともあれ…前者の質問には「そうですね、基本的には…
年間100本とかって、スケジュールを切ってコンサートをやっていたので
ほぼ全部、一緒についてましたから」とお答えになり

後者には「ええ…ただ、僕はどっちかっていうと、1人で研究する方が好きなんで
皆さんと、こう…親しくなるために
当時だと、一緒にお酒を飲む、麻雀をする、ゴルフをやる…
そういったもの一つ一つが嫌いという訳ではないんですけども
自分の時間を取られるのが、とても辛くて…

もし、空いてる時間があったら、本を読んだり、映画を観たり
…というような勉強をしたいんですね
ですから、放送局とかにも基本行かないし
広告代理店さんともよほどのことがない限りは、打合せ以外はしない」
…と、おっしゃってましたが

セイコーのCMについて打診があり、打合せのために電通へ行かれたものの
「僕が会った時には、ほぼ、話が決まって」たらしいし

また【漂泊者】の臨時発売が決定した際には
すでに先行して発売されていた【ビューティフル・エネルギー】の
タイアップ相手であるカネボウ化粧品の本社へ
「ハチ合わせ」のお詫びに出向かれたそうで
本当に必要最小限のお付き合いだったみたいですね(笑)

ただ「そういう音楽事務所」…「株式会社BEATNIK」は
佐藤さんと甲斐バンドとの「夢の砦」であったのは間違いないようですが…

「民放局は特に苦手で…ナンか要領の良さそうな人がいっぱいいるような…
あんまり行かないんで、そのこと自体も判らないんですけども…(笑)
だから、よく通ってたのは、NHKだけというような生活でした」と佐藤さん

そのNHKの「窓口」が、ミスター太っ腹こと湊ディレクターだったことも
無関係ではないでしょうね?(笑)
「ベストテン」出演の際、いわゆる「お茶の間」的に収まるのではなく
「ブラウン管からハミ出すような異様さ」が良かったという点で
湊さんと意見が一致しておられたそうですし(笑)

ロックバンド初のNHKホールでのライブ中継の際には
「僕らがテレビを拒否してるんじゃなく
テレビが僕らを拒否してるんだから、キチンと伝えて貰いたい」との考えを
お伝えになったみたいです

甲斐さんのサンスト収録に立ち合われていたことは
「サザンの【勝手にシンドバット】が初めて流れた番組」とか
「NHK-FMのスタジオで、中島みゆきの【狼になりたい】を聴いた」
…といったツイートやコラムから窺えます(笑)

そして…「何年、おやりになったんですか?」との質問には
「10年ですか、足掛け…
その後は、いったん音楽は撤退しようと思いまして…
ひと通り、やりたいことは全部やったかなっていう感じがしたので…」

…と、お答えになってましたが
甲斐さんも、サンストで甲斐バンドの解散を発表された時に
「バンドとして、やれることは全てやった」とおっしゃっていたし

【HERO】のヒットや、箱根・花園・新宿副都心での野外ライブ…といった
甲斐バンドのプロフィールとして取り上げられる物事だけでなく

機関紙、作詞、NY3部作、書籍や写真集
映画も含めた解散プロジェクトまで全てに関わられ
甲斐さん初のソロツアーの武道館ライブは
「黒澤フィルムスタジオ」が行われたのと同じ日に設定される細やかさで
「発展的解消」となったんじゃないかと…

その後は…「もともと関心のあった
作家・漫画家のマネジメント会社」を設立なさって
マイケル・ジャクソンの自伝「ムーン・ウォーク」の日本版の出版を手がけられ
「活字の世界とか、そっちへ行ってみようと思って仕事を始めたんですけど」
「縁があって、BOOMと出会い、お引き受けした」そうです

「自分では思ってもみなかった」国々に行かれ
言葉が通じなくても「(歌が)届く感じっていうのは
ハッキリ見えるんですよね」と佐藤さん

「客席にいて、同じように聴いてる訳ですよ
そうすると【島唄】が始まって、歌が始まって
グッと盛り上がって来る辺りになった時に
人の気持ちが全部、歌に集中して行くっていうのが
並んで聴いてても明らかに判るんです

歌っていうのは、結局『歌声』なんで…
込み上げて来る、ナンか言葉にならない思いがあるから
言葉だけではなくて、リズムやメロディや、それから他の楽器との共演
…っていう風な形で表現する訳ですよね

ですから、やはり世界中どこの国も同じだと思うから
意味は判らない…でも、何を訴えて来てるのかっていうのは、そんなに間違わない

基本的に、悲しみの歌なのか、喜びの歌なのか、怒りの歌なのか
…といった風なものというのは、どの言葉でも
伝わって来る感覚というのは、音をつけてみれば判るような気がします」

…と話されていて、確かに子供の頃に聴いた洋楽は
歌詞の意味なんて判らなくても
歌声やメロディの調子で何となく察していた覚えがあるし

甲斐さんも、純粋な「詩」と「歌詞」は違う
メロディやリズムに乗ることで「ものすごく響いて来る」
と、おっしゃってましたが

ただ、ご自身でも「詞と曲がマッチするのは珍しい(笑)」というくらい
あえて?「ミスマッチ」な歌を作られることがおありだし(笑)
海外の方の受け取られる感覚が、どんななのか?興味深いですねぇ(笑)
コメント
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