ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

「あなたなら、どうする?」その6

2018-02-01 15:50:00 | 日記
甲斐バンドがNYでアルバムを作っていらした頃のご経験からか?
「アメリカに行って3日経つと
『ああ、アメリカに来たんだなあ』って、いつも思うんだ」と甲斐さん

「人やものと単刀直入にぶつかった上で、良いものは自分の中に採り入れ
悪いものはどんどん捨ててくバイタリティー」や
「歴史的に見ても、色々経て来てはいるものの
その取捨選択の思想が、アメリカをワイルドに力強く発展させて来たんだろう」

…といった「アメリカン・スピリッツを肌で感じる」のは
「『お通じ』が知らせてくれるわけ
向こうに行くと牛肉食べるだろ?
で、3日くらい経つと、お通じの匂いが
コロッと変わって来たりするんだよね」と話されてましたが

例えば、台湾に着いて空港のターミナルに足を踏み入れた途端
漢方薬と烏龍茶の匂いがするとか
日本なら、魚と醤油の匂いがすると言われているような
その国の住民には感じ取れないくらい当たり前の…というより
長年の食習慣による、その国の体臭が
外部から来られた方々には嗅ぎ取れるのかも知れません

その体臭を始め口臭、香水や柔軟剤の強すぎる匂いも
スメルハラスメントの対象となるみたいだけど
加齢臭用の洗剤やボディソープ、制汗剤や口臭消し、サプリメントなど
防臭対策を講じていても、24時間完全に防ぐことは難しいんじゃないかと…?

それに、一口に「クサイ」と言っても、どんなニオイがクサイのか?
また、どれくらいニオウとクサイのか?は、個人差があるでしょうし

スメハラが、セクハラやパワハラと同様に
ニオイを発する側ではなく、ニオイを嗅ぐ側の判断で成立するなら
「口臭消しのニオイがイヤ」とか「香水のニオイが嫌い」とかでも
「嫌がらせ」をしていることになってしまうし(汗)

口臭や体臭のせいで人に不快な思いをさせているのでは?と
神経質に悩まれている方を見ると
「クサイ」と言ってる側の方々が
「嫌がらせ」しているんじゃないかと思えて来たり…(汗)

人間の五感の中で最も敏感と言われる嗅覚は
本人が「ニオウ」と認識していないニオイも嗅ぎ取り
その無意識のニオイで、人に対する好き嫌いが決まることもあるらしく

「ホンマでっか!?TV」でも
ニオイがイヤだと思う相手とは結婚しても上手く行かない…とか
イヤだと思い始めると、相手のニオイが気になり出す…との説が出てましたが

以前にもご紹介した「甲斐さんから加齢臭がしたら…?」という奥さん達のおバカ話でも
「そうなったらゴメンなさい派」と
「どんなニオイでも甲斐さんのニオイならOK派」に分かれたみたいで(笑)
嗅覚とメンタルの間には、何らかの関連性があるのかなあと…?

余談ですが…奥さんが、医療関係の仕事をしていた頃は
いつも消毒薬の匂いがしていたものの
通勤途中に露骨に顔をしかめられたり
何気に避けられたりといった経験は、さすがになかったらしいんだけど

学生時代に細菌学の実験で、コレラ菌やチフス菌などを扱った後は
文字通り、頭のてっぺんから足の先まで
思いっきり消毒薬を吹きかけられたため
帰りの満員電車の中で、奥さんの周りだけ人口密度が低かったんだとか…(苦笑)

でも、その時の申し訳なさいっぱいの悲しい気持ちより
甲斐さんのツアー参戦でお泊まり遠征し、3日ぶりに帰宅した時に
おそらく色んなニオイをさせていたんでしょう
愛猫が、まるで見知らぬ人間に対するように
警戒心満載な態度を取ったことの方が切なかったみたいです(苦笑)

そうそう!牛肉繋がりでもうひとつ…
後藤正文さんが、飲食店が混み合う昼食時を過ぎた頃、某牛丼チェーンに行かれ
「ちょうどそういう時間を利用してか?
研修中の名札を付けた中年の男性店員に、20代半ばとおぼしき店長が
牛丼の盛り付けの訓練をしている」ところをご覧になったそうで

「中年の店員は、これまで一度も料理をしたことがない
…というような手つきで、一杯の牛丼の完成に手間取り
ジャーやら鍋やらの前でまごついていた
その隣では、店長が上からでも下からでもない
淡々と事務処理を行うようなテンションで『違います』と何度も告げていた

そんな時に、店内にいた数人の客の内の一人が大きな声で叫んだ
『俺の牛丼で練習するんじゃねぇ』
虚をつくような声量と内容に、店内の誰しもの動きが止まり
有線放送の音楽だけが悲しく空中に取り残されたようだった
一瞬の間を置いて、店長が客に詫びを入れ、新しく牛丼を作り直した

味音痴の僕ならば、店長が作った牛丼と
中年店員が練習で作った牛丼の味の違いが判らないだろう
ところが、自意識が邪魔をして
『僕の牛丼で練習して下さい』と名乗り出ることが出来なかった」
…と記されているんだけど、ボクもこの話が一番ムズかったです(汗)

この中年店員の方が、不慣れながらも、もう少し手際が良かったら
あるいは、若い女性の研修生だったら
こんな声は上がらなかったのかなあ?…とか
店長さんは、この研修中の方の作った牛丼が
「商品」として提供できるレベルのものと判断されていたのか?…とか

もし、後藤さんが「僕の牛丼で…」と申し出られていたら
大声を出されたお客さんとトラブルになったかも知れないし…とか
当の中年店員の方が「同情された」と傷つかれたかも?…などと考えると
ボクも「練習して」とは言えないかなあ…?

でも、ボクはすごいクセ毛なので
いつも決まった理容師さんにお願いしてるんですが
そういう一朝一夕には伝授できない技術と
失礼ながらチェーン店の、ましてや「調理」ではなく
マニュアルに沿った「盛り付け」の技術では種類が違うと思うし
我ながら「小さいなあ…」と情けない気分になりますねぇ…(苦笑)
コメント
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