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中国の反日デモ、いずれは反共産独裁デモに

2012年09月17日 | 日々の雑感
中国の反日デモ、いずれは反共産独裁デモに

朝日新聞が今日のトップで伝えている中国の反日デモ。日系店舗などだけではなくて、日本人への危害も及んでいるという報道もあり、かなり危険な状態になっている。日本人の死者など出ないことを願っている。

報道によると、警察がデモを抑えきれなくなっており、当局も予想外の広がりに驚いているという。中国当局が内政への批判を逸らしてガス抜きするために放置しているだろうことは、よく言われることだ。本気になれば、天安門事件のように軍隊でもなんでも出動させて鎮圧するだろう。それをしないということは、領土問題を利用して、国民を煽りたてているに過ぎない。しかしこれはよく考えると、中国当局にとっては両刃の剣であるということが興味深い。

中国人だって馬鹿ではない。共産党独裁によって、例のイギリス人殺害事件にも見られるように、共産党員が特権階級化して、貧富の差の拡大によって富める者と貧しい者の差がますます広がり、市民的権利はますます侵害され、問題が起きても、まともに解決できるルートもなく未解決のまま放置されていることに、国民の不満はますます募っていくばかりだ。

そういう中国人は、反日デモという、当局から決して睨まれることがないどころか、「愛国有理」という中国特有の考え方を利用してこのような暴動を起こして、自分たちが暴動を起こせばどの程度のことができるのか、どの程度の広がりを持ちうるのか、どの程度のスピードでどの程度の人間がどの程度の規模で立ち上がるのかを、確かめていると言っても過言ではない。いずれは、反共産独裁のために立ち上がる日が来るに違いないだろうから、そのための予行演習だということだ。

しかしいろいろ調べてみると、そんな簡単な話ではなさそうだということがわかってきた。こちらのブログの分析は興味深いので、リンクを張っておく。→こちら

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