読書な日々

読書をはじめとする日々の雑感

鳥取県中部地震

2016年10月23日 | 日々の雑感
鳥取県中部地震

23日に鳥取県の倉吉市や北栄町を中心とした地震があった。これから寒くなるのに、被災した人々は心細いだろうと案じる。

2000年にも鳥取県西部地震があって、このときは私の生家のある日野町もたくさん被害を受けた。復興を早めるためにも、過疎の町なので住民を流出させないためにも被災した住宅の再建のために半額を日野町が出すという手段を取ったことから、町財政がたいへんなことになり、その後小泉政権下で行われた平成の大合併で近隣の市町村が合併したのに、日野町は借金が多すぎて敬遠されたという話も聞く。そういうときこそ国がしっかり存在感を示して欲しいのに、まったくの無策。国って何のために存在しているのだろうと悲しくなる。

地震被害を始めとした天災など、個人の力ではどうにもならない被害を受けた時の救済のためにこそ国家は役立って欲しい。そのために税金を払っているはずなのに、そういう時に国家は何の役にも立たない。国民の税金をジャブジャブと使いながら、まったく効果がないどころか、一部のマネーロンダリングしている連中に吸い取られているのに、そうしておいて何の責任も取らない日銀の連中のやっていることを見ていると腸が煮えくり返る。

地震が起きて何日も何日も学校の体育館のようなところで身動きの取れぬ日々、眠られぬ夜を過ごし、冷たくなったおにぎりやカップ麺で我慢しなければならないとは。毎年のようにどこかで地震が起きて避難生活をする人々が出るのだから、それを想定してトレーラーハウスを準備しておいて、さっと運ぶとか、というようなことがどうしてできないのだろうか?

そして大きな心配の一つは原発だ。今回の地震で言えば、島根半島にある島根原発。なにも報道されていないが、何もなかったのだろうか。きっと2ヶ月くらいたってほとぼりが冷めてから、じつは電源喪失になりかけていたとか、原子炉にひび割れが入っていたなどという報道があるのではないかと心配する。本当に今すぐ全原発を停止して、速やかに廃炉にする政策に転換して欲しい。

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