昨日午後、JA北魚沼と打ち合わせをしていた。
一部だけで大騒ぎとなっている、魚沼米が「特A」から「A」に転落した事についてと、担当が変わった事の挨拶などである。
某記事によると、魚沼全体として、今まであった「魚沼憲章」について、今回見直す事になっているらしい。
そうなると、JA北魚沼と直接ブランド化戦略を進めている自分の居所が、不明瞭になってしまう。
今まで通りに関わっていて良いのか、退いた方が良いのか。
今のブランド化戦略を続けてしまって良いのか等・・・・。
昨日の場では、YESNOは聞いていない。
なぜなら、自分としては、とりあえず今のまま、他の魚沼地域から文句を言われるまでは、ブランド化戦略を続けていこうと考えているからである。
なのでさっそく、新しい担当に対して、いくつかの新しい戦略を伝えて、検討してもらえるようにお願いした。
JA北魚沼の戦略は、今までもそうであったが、今回の事件を受けて、より先端を進み、より差別化を強くするだけである。
他の魚沼と一緒に歩む気持や、追い付くのを待つという気持は、残念ながら無い。
今回の事件で、魚沼全体の生産者の意識は変わった事だろう。
JAも、今のままでは駄目だという事が確実となった。
「グレーダー1.9mmでの選別が出来ない、1.85mmで十分だ」と言っていた生産者も、1.9mmの必要性が、痛いほど理解したことだろう。
食味・品質の安定についても、「自分の米」と言っている場合ではないとも、判った事だろう。
では、どうする。
「魚沼憲章」を見直すだけで、変わるのだろうか。
もう田植えの準備が始まっている中で間に合うのか。
魚沼の生産者の足並みは揃うのか。
今年のお米の「食味ランキング」が見ものである。
「特A」に返り咲いても、また「A」となってしまっても、どちらにしてもマスメディアは取り上げるのは確実。
自分としては、その大騒ぎに、JA北魚沼を巻き込みたくない。
JA北魚沼にとっては、ひたすらマイナスとなるだけで、プラスが1つも無いからである。
巻き込まれないための差別化。
もしも巻き込まれた時に、他の魚沼との違いを、ハッキリと言い切るための戦略。
そのための、打ち合わせをした。