こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

稲作体質強化事業で最終募集 仕組み柔軟 対象広く 農水省

2015年02月28日 16時33分24秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「稲作体質強化事業で最終募集 仕組み柔軟 対象広く 農水省 (2015/2/28)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
林芳正農相は27日の閣議後会見で、2014年度補正予算に盛り込んだ、米の生産コスト削減に取り組む農業者を支援する事業について、2度目の追加募集を行うと発表した。
申請期限は3月19日で、これが最後の募集となる。
既にコスト削減に取り組んでいる生産者も、ちょっとした工夫で支援を受けられる柔軟な仕組みにしたが、申請は伸び悩んでおり、同省は積極的な活用を呼び掛ける。

これは稲作農業の体質強化緊急対策事業(予算額約200億円)。
当初は1月末が申請期限だったが、周知期間が短く、生産現場に制度が十分浸透していないこともあり、申請は約60億円分にとどまった。
このため2月27日を申請期限に最初の追加募集をしていた。

林農相は同日の会見で申請状況は精査中とした上で「予算額にはまだ達しないのではないか」と説明。
「年度内の執行がぎりぎり可能な3月19日を期限に最終募集を行いたい」と表明した。

同事業は担い手や農家組織が対象。
(1)肥料・農薬代などの資材費や労働時間を減らす取り組みを二つ以上実施(2)直播(ちょくは)栽培の実施(3)農機の共同利用――というコスト削減につながる取り組みを対象に、それぞれ規模に応じて設定した単価をもとに助成金を支払う。
競争力強化に向け、幅広い人が活用できる柔軟な仕組みになっているのが特徴だ。

新規の取り組みに限らず、既にコスト削減に取り組んでいる場合も、簡単な工夫を上乗せすることで助成対象になる。
例えば、現時点で堆肥散布や土壌診断、生育診断に取り組んでいるというケースでは、分析や施肥の時期などを記載した「施肥管理計画」を作成すれば対象になる。
また対象となる取り組みには「2%以上のコスト削減」を求めるなどとしているが、申請者に根拠となるデータ提出を求めたり、最終的に実現できたかを確認したりしない。

会見で林農相は2度目の追加募集に関し「まだまだ非常に高いハードルと考え、自分は該当しないという方もいる。(制度の内容を)もう一度正確に伝える努力をしたい」と述べた。
同事業の申請は同省ホームページなどから申込書を入手し、必要事項を記入して最寄りの地域農業再生協議会へ提出する。
というもの。

余計な事や、変な事や、裏切りみたいな事、バカみたいなことや、ズレすぎている事ばかりがニュースとなり、こういう事は、生産者まで届かない。
届いても、利用できないだろうけど。
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全国ブランドを目指す米

2015年02月28日 16時00分37秒 | Weblog


先程、某産地から、全国ブランドを目指すためのお米が届いた。

このお米については、自分は既に協力をしているのだが、これから秋にかけて、全国ブランドに向けての計画を進めていく。
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温暖化で自然交雑!? 異品種混入し種子不足 宮城のもち米産地は混乱

2015年02月28日 15時50分32秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「温暖化で自然交雑!? 異品種混入し種子不足 宮城のもち米産地は混乱 (2015/2/28)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
宮城県内で約2000ヘクタール栽培される、もち米銘柄「みやこがねもち」の種子供給に支障が出ている。
異品種混入で2015年産向けとして確保する予定だった約78トンの2割(約17トン)が使えない事態となったためだ。
原因は地球温暖化。
夏場の高温で稲の出穂期が早まり、周辺で栽培されているうるち品種と自然交雑した可能性がある。
15年産は栽植密度を低くしたり、代替品種を使ったりして対応するが、県古川農業試験場は「温暖化が進めば、こうした混入が全国的に増える恐れがある」と警鐘を鳴らす。

・15年産向け2割使えず 再発防止へ対策

種子の混入が起きたのは、県北地域の採種農家が生産した「みやこがねもち」。
県の生産物審査で、一部に7000粒に1粒の割合(0.01%)で混入が確認された。
近隣で栽培されている「ひとめぼれ」の花粉が飛散し、自然交雑した可能性がある。

背景にあるのは温暖化の進展だ。
本来、「みやこがねもち」の出穂期は「ひとめぼれ」に比べて7~10日間ほど遅い。
しかし、みやぎ農業振興公社によると「近年は夏場の高温で年によってはそれぞれの出穂期が2日ほどの間隔しかなくなり、交雑が起こりやすくなっている」と指摘する。
実際、14年産向けの「みやこがねもち」の一部でも種子の混入が見られた。

再発防止に向けて県は公社やJAと連携し、県内に点在する採種圃場(ほじょう)を団地化し、うるち品種の水田から遠ざけるように指導を実施。
水田の外縁部4、5条は種子向けにしないなどの対策も呼び掛ける。
圃場巡回も強化し、生育速度が違うなど異品種混入の恐れがある株の抜き取りを徹底していく。

15年産用の種子は、緊急的に岩手県からもち米「ヒメノモチ」の種子の提供を受け、不足分を補う。
実需者との契約で「みやこがねもち」の指定を受けている場合は、10アール当たりの播種(はしゅ)量を通常4キロから3.2キロ程度に減らすなど指導していく。

県は「15年産の種子が当初計画していた量に届かないかもしれないが、実需者の要望に応えられるよう、できる限り確保したい」(農産園芸環境課)と対応に苦慮している。(宗和知克)
というもの。

確かに地球温暖化の問題はある。
しかし、もう一つの危険性も無視できない。
それは、生産者が栽培している品種の多さだ。
様々な品種を栽培していることで、稲の出穂期の幅が広がり、合わせて自然交雑の確率は高くなる。

以前とは、様々な事が違っているのだ。
生産者からすると「こだわり米」と言うのかもしれないが、JSA表示が「国内産」としか書けないお米に、果たして意味はあるのだろうか。
それが価値というのだろうか。

産地も生産者も、自分たちの産地価値を上げる事を、第一に考えていくべきだろう。
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やっぱりマル秘資料にする

2015年02月28日 11時20分24秒 | Weblog


昨日から作り始めている、宮城県JA栗っこの「栗原米グレードアップGOGO運動推進大会」の時に講演する資料。
参加する生産者も多い事から、今まで同様にオープン資料として作成していたが、やっぱりマル秘資料に変更した。

といっても、ブランド化計画の話ではないので、絶対に見せてはいけないという資料には、もともと成らない。
なのだが、せっかくJA栗っこ管内の生産者のプラスになるように作っているので、見せてしまうのは、多分マイナスになるだろう。

しかし、50分って短いな。
消費地の説明だけで目一杯となりそう。
このままだと、産地戦略までは、とてもではないけどたどり着けないから、話せそうもない。

どこを省略するのか。
しばらく悩みそうだ。
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同じ事では駄目だと思う

2015年02月28日 10時39分19秒 | Weblog
明日から3月。
早い産地では、田植えに向けた準備を始める事だろう。

そこで思うのだが、昨年と同じ状態というか、同じ考え方のままで、今年もお米を作るのであろうか。
もしもそうだとしたら、「秋の流通価格等については、気にしているのだろうか」と、お節介ながら心配してしまう。

確かに現状は激安米が姿を消し、5kg1500円前後が中心なってきている。
大暴落になる前の、店頭価格というところだろうか。

では、秋に向けて、この価格がさらに上がるのかというと、もうそれは無いだろうと思う。
(TPPの5万トンや国内産米30万トンの隔離が、裏には控えているし・・・)
先にも言ったが、この価格は、大暴落になる前の、当たり前の価格であって、特別というものではない。
大産地のお米が完売して流通が不安定になったり、夏が冷夏だったりと、よほどの事が無い限りは、価格の変動は起きないと考えられる。
逆に、夏になっても産地にお米が余っているとしたら、下がる事は有り得るだろうが。

「秋の事なんか判るものか」と、誰もが思うだろう。
当然だ。
将来の事なんて、誰も判らない。

だからと言って、それで良いはずはない。
今から秋の事を考えて行動していくのが、産地としての役目であるという事を忘れてほしくない。
(生産者の、自分だけがという考え方は、とんでもない考え方である)

昨年と同じに今年も考えているというのであれば、価格も販売数量も多分苦戦すると思う。

その事をシッカリと頭の中に入れて、産地には考えて貰いたいと願う。
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某産地から

2015年02月28日 10時16分41秒 | Weblog
産地名などは全て伏せるが、以下のようなメールが届いている。

-----------------------------
〇〇〇〇の〇〇〇ではお世話になりました。
コシヒカリの甘さについて質問した〇〇と申します。

早速、「ブナの恵」を注文し食べ比べをしました。
絶句です。

今までのコシヒカリはナニ、努力すれば近づけるのか?
と言う疑問と不安が渦巻いているところです。
そして根本的に何かが違うことも感じています。
でも、何をしていいのかが見えてきませんが、
ブログで紹介されていた「特Aの道」に目を通してみます。

無知の米作りを再考させるきっかけになったことお礼申し上げます。
ありがとうございました。
-----------------------------
というもの。

口は悪いが、井の中の蛙であった事に気が付いてもらえて嬉しく思う。
自分の実力を知るためには、敵を知る必要がある。
敵も知らずに「俺の米が一番うまい」というのは、ただの戯言である。

敵を知り、自分を知ったところから、初めてスタートとなる。
自分として、何をしなければならないのかが、ハッキリと見えてくるからだ。

今年の秋のお米を、楽しみに待つ事にする。
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基本的には

2015年02月28日 10時00分27秒 | Weblog
自分としては関心が無い事から、シッカリと調べてはいないのだが、生産者による直送販売は、売れていないのだろうか。
理由は、一時期は無くなっていた生産者からの売り込みが、ここにきて、また多くなっているからである。

〇〇のコンテントに入賞しましたとか、〇〇農法のお米とか・・・
そんなお米であるのなら、わざわざ自分の処に売り込みに来なくても、全量自分で売れてしまうと思うのだが。
もし、販路を広げたいというのであれば、申し訳ないが、自分の店以外の場所へ売り込んでもらいたいと思う。

自分は、地域JA・普及・生産者・米屋が1つとなったブランド米作りを進めている事から、生産者のお米の取り扱いは、ほとんどない。
自分の考え方として、地域が活性化しなければ、地域の将来は無く、同時に農業の活性化も有り得ないとしているからである。

食管法~新食糧法初期の時代の、自分が登場している本などを見ると、確かに生産者米の比率は高かった。
それは事実である。
しかし、現在の農業を取り巻く環境からすると、生産者1人だけで生き残っていけるのは、最終的に1/1000程度しか居ないと考えられる。
だから地域の活性化が出来るブランド米を作ろうとしているのである。

TPP・EPA・高齢化・担い手不足・地域の衰退・お米離れ・食文化の変化、異常気象など、本当に短期間で、様々な事が起こり続けている。
これらは、残念であるが、生産者1人では、どうすることも出来ない。
だから自分としては、地域で一体となって動いてほしいと願っている。
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