こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

同じ事では駄目だと思う

2015年02月28日 10時39分19秒 | Weblog
明日から3月。
早い産地では、田植えに向けた準備を始める事だろう。

そこで思うのだが、昨年と同じ状態というか、同じ考え方のままで、今年もお米を作るのであろうか。
もしもそうだとしたら、「秋の流通価格等については、気にしているのだろうか」と、お節介ながら心配してしまう。

確かに現状は激安米が姿を消し、5kg1500円前後が中心なってきている。
大暴落になる前の、店頭価格というところだろうか。

では、秋に向けて、この価格がさらに上がるのかというと、もうそれは無いだろうと思う。
(TPPの5万トンや国内産米30万トンの隔離が、裏には控えているし・・・)
先にも言ったが、この価格は、大暴落になる前の、当たり前の価格であって、特別というものではない。
大産地のお米が完売して流通が不安定になったり、夏が冷夏だったりと、よほどの事が無い限りは、価格の変動は起きないと考えられる。
逆に、夏になっても産地にお米が余っているとしたら、下がる事は有り得るだろうが。

「秋の事なんか判るものか」と、誰もが思うだろう。
当然だ。
将来の事なんて、誰も判らない。

だからと言って、それで良いはずはない。
今から秋の事を考えて行動していくのが、産地としての役目であるという事を忘れてほしくない。
(生産者の、自分だけがという考え方は、とんでもない考え方である)

昨年と同じに今年も考えているというのであれば、価格も販売数量も多分苦戦すると思う。

その事をシッカリと頭の中に入れて、産地には考えて貰いたいと願う。
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