『祖国地球〈新装版〉: 人類はどこへ向うのか』(2022/12/26・E・モラン、アンヌ・ブリジッド・ケルン著),
1993年出版の再版です。2点だけ転載。
お金の匿名支配がさらに進む。刺激剤は、分解作用ももっている。競争心、成功願望はエゴイズムを育て、連帯心を滅ぼすのだ。
メディアが伝える想像の世界も、1968年を転機にして、この病的症状を取り上げるようにかっか。それ以前は、開業映画はすべてが、ハッピ-エンドで終り、大衆文学のヒーローは小説の最後でかならず成功と恋を勝ち得た。女性雑誌は幸福の処方箋を振りまいていた。1968年以降、輝かしい幸福の神話から幸福の疑問視へと転調が起こる。かならずハッピーエンドが来ることはもうなくなった。女性雑誌は読者に対して、別れ、孤独、病気、老いなどの問題を勇気をもって考えるようすすめている。
さらに注日すべきは、「市民社会」がこうした状況に反応して、自らの手で自分を守るろうと努めていることだ。(以上)
「成功願望はエゴイズムを育てる」「以前は、開業映画はすべてが、ハッピ-エンドで終り」、この2点は、記憶に値します。
1993年出版の再版です。2点だけ転載。
お金の匿名支配がさらに進む。刺激剤は、分解作用ももっている。競争心、成功願望はエゴイズムを育て、連帯心を滅ぼすのだ。
メディアが伝える想像の世界も、1968年を転機にして、この病的症状を取り上げるようにかっか。それ以前は、開業映画はすべてが、ハッピ-エンドで終り、大衆文学のヒーローは小説の最後でかならず成功と恋を勝ち得た。女性雑誌は幸福の処方箋を振りまいていた。1968年以降、輝かしい幸福の神話から幸福の疑問視へと転調が起こる。かならずハッピーエンドが来ることはもうなくなった。女性雑誌は読者に対して、別れ、孤独、病気、老いなどの問題を勇気をもって考えるようすすめている。
さらに注日すべきは、「市民社会」がこうした状況に反応して、自らの手で自分を守るろうと努めていることだ。(以上)
「成功願望はエゴイズムを育てる」「以前は、開業映画はすべてが、ハッピ-エンドで終り」、この2点は、記憶に値します。
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