『生前に書く「死去のご挨拶状」』(津城寛文著・春秋社刊)を読みました。これは自分で自分が死んだあとに出す挨拶状です。
拙著小冊子『川上清吉先生からの手紙』でも、川上清吉先生の挨拶状を紹介しています。だから死去後の挨拶状は、意識にはあったが、こうして本になると、1つの文化として広まっていくかもしれないという気がします。
また“死去後の挨拶状を書く”という体験学習で用いることができると思って購入した次第です。
上記冊子に掲載した川上清吉先生の死亡通知ハガキです。
このハガキは、師の夫人・川上ミツさまから昭和三十四年六月五日付けで私の父へいただいた、印刷された死亡通知です。前半と後半との構成になっていて、後半の書き出しに、「川上清吉儀、去る六月一日午後四時、無事浄土往生いたしました」とあります。「無事浄土往生」の言葉が輝いています。その前半には、川上清吉師が、生前に用意しておられたと思われる挨拶文です。
謹啓 生前は、いろいろお世話になりました。厚く御礼申し上げます。このたび、私もいよいよ久遠のみ仏のくにに参ります。
六十三年の間、わたくしとしては努めて来たと思いますし、後の事もこころにかかることはありません。この期にのぞんで、今さら、仏の教えの深さを讃えずにはいられません。どうぞお幸せに。
昭和三十四年六月一日
あっさりとした手紙ですが、さらさらとその時の思いを文字にしたようです。
私も書いてみようと思います。
拙著小冊子『川上清吉先生からの手紙』でも、川上清吉先生の挨拶状を紹介しています。だから死去後の挨拶状は、意識にはあったが、こうして本になると、1つの文化として広まっていくかもしれないという気がします。
また“死去後の挨拶状を書く”という体験学習で用いることができると思って購入した次第です。
上記冊子に掲載した川上清吉先生の死亡通知ハガキです。
このハガキは、師の夫人・川上ミツさまから昭和三十四年六月五日付けで私の父へいただいた、印刷された死亡通知です。前半と後半との構成になっていて、後半の書き出しに、「川上清吉儀、去る六月一日午後四時、無事浄土往生いたしました」とあります。「無事浄土往生」の言葉が輝いています。その前半には、川上清吉師が、生前に用意しておられたと思われる挨拶文です。
謹啓 生前は、いろいろお世話になりました。厚く御礼申し上げます。このたび、私もいよいよ久遠のみ仏のくにに参ります。
六十三年の間、わたくしとしては努めて来たと思いますし、後の事もこころにかかることはありません。この期にのぞんで、今さら、仏の教えの深さを讃えずにはいられません。どうぞお幸せに。
昭和三十四年六月一日
あっさりとした手紙ですが、さらさらとその時の思いを文字にしたようです。
私も書いてみようと思います。
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