『月間住職』(2024.8月号)が送られてきました。創刊50周年企画で、「各宗派住職3分間説法特集」が組まれ、2月頃、原稿依頼があって執筆したものが掲載されていました。いつも書いている記事なので、頭の部分だけ転載します。
余命宣告を受けた本人への説法
余命の告知を受け、さぞ驚かれたことでしょう。誰しも、がんという病にはなりたくありません。しかし、病に意味があるとすれば、それは自分が歩んでいる道を、一度立ち止まり、振り返る機縁となることです。また、誰しも死の告知を受けたくはないでしょう。しかしその死の告知に意味があるとすれば、生きていることの意味に出遇う機縁となることです。
数年前のことです。がんの終末期にあるAさんをある病院に訪ねました。…(以下省略)
余命宣告を受けた本人への説法
余命の告知を受け、さぞ驚かれたことでしょう。誰しも、がんという病にはなりたくありません。しかし、病に意味があるとすれば、それは自分が歩んでいる道を、一度立ち止まり、振り返る機縁となることです。また、誰しも死の告知を受けたくはないでしょう。しかしその死の告知に意味があるとすれば、生きていることの意味に出遇う機縁となることです。
数年前のことです。がんの終末期にあるAさんをある病院に訪ねました。…(以下省略)