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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

注意

2013-01-26 23:59:07 | 雑記



コメント欄でWJのネタバレ情報を書いてきた人がいましたが、
私は来週の掲載順だとかそういうものを全く見ないですしそういうものが出回るサイトも一切見てません。
今後そういうコメントは一切遠慮して下さい。誰もが誰もネタバレ情報を観てる訳ではありませんので。




僕は友達が少ないNEXT 第3話「俺の妹たちがこんなに可愛い」 感想

2013-01-25 04:01:47 | アニメ












小鷹の胸など見せてどうする・・・(笑











まあ個人的に爆笑しましたけどね!絶好調やなNEXT。
割とシュッと見せ所が、テーマがまとまってる印象でかなり観やすくなってると思う
オートマティックに笑えて、楽しめて、可愛さを味わえて、この作品ならではの感動もあったりして
正直30分でも短いなー、とか思っちゃうくらい今週面白かったです
思うにもうキャラの魅力紹介や掘り下げは済んでる訳で
馴染んでる訳で、
その上で色々と無茶だとか盛り上がりを加味していけば自然と面白くもなるよなあ、と
つまりは元々のキャラ造詣の時点でインパクトも個性も十分なんだって事実を再確認しました
正味な話基本的に不器用なキャラ「しか」いないからこそ
普通の温度で楽しめるのかもなあ・・・って
そこはもうはがない設定の勝利だよねーという感じですが
明らかにこの子たちの存在だとか関係性が自分の中に浸透してきている印象で
それも含めてどんどんと楽しめてる、ちょっとの進展でも面白味を感じる事が出来るなって
改めてキャラの根本的な良さを味わえたただただ楽しい傑作回でした。
深夜バラエティのような王様ゲームの描写自体も良い具合に笑いのツボを突いてくれて好調だったと思います。

個人的には、やっぱり夜空の乙女度が上がってるなー、と
最後のキスを止めたあたりの彼女のカットはいかにも恋する少女という感じで良かった
さり気に本音が出ちゃってるんですけど、風紀的な言葉で紛らわすそのいじらしさもいいですね
まあ今までも性的なものに拒否反応は示してましたから違和感もないんですけど。
その後の星奈の反応もねえ・・・多少残念そうでしたが
意味深な発言もあったり
きちんと恋愛作品的にも面白くなってきたのがまたポイント高いですね
1期のラストから繋がる夜空と小鷹の幼なじみ描写もまた微笑ましかったですし
ギャグだけでなくラブコメとしても旨味はきちんと出てて満足出来ました。
また最後に爆弾発言もありましたしね(笑
普通にドキドキもしたんですが、
やっぱりあのお題は自分が王様になった時に引こうとしてたのか、それとも小鷹に引いて欲しかったのか
そういう部分も含めるとますます夜空の存在が可愛く思えても来るんですけどね。
他にも冒頭の書き出しのように小鷹の上半身見せもあったりして
個人的には星奈に引いて欲しかったですが(笑
でもヒロインズの反応がきちんとニヤニヤ出来るものだったので特に文句もなし
しかし絵面がシュール過ぎて思いっきり笑ってしまいましたが。時折星奈が夜空の策略に引っかかってましたけど
最終的には星奈がカウンターを食らわすって構図がストレスがなくて観てて気持ちいいのかなとも
それも含めてちゃんとヒロインの扱いが対等になってきたような印象です
因果応報というか、きちんと塩梅が良くなってきたというか。
今回は未遂でしたが、その内本格的な恋愛模様も描かれるのかな?と考えるとワクワクします
それもこれも小鷹自体がちゃんと魅力的な人物として描かれてるのも大きいと思う。


後半は王様ゲームでしたが、前半はマリアと小鳩中心のエピソード
そこで見せた小鷹の良いお兄さんっぷりは正直爽やかで観心地が良かったです
ガタガタ文句やツッコミを入れず自然に過ごさせてあげる部分や
家庭的で基本的に優しく受け入れてくれる姿勢
変な主張もまったくないし、
素直に良い奴だなと
エピソード自体も良い具合にケイトさんと小鳩の実は相手を好いている描写があったりして
よくまとまっててすこぶる良好、
から揚げ合戦とか割と子供っぽいシーンにもリアリティがあって面白いんですよね
観てて微笑ましいというか、それは夜空と星奈のシーンでも同じような事を感じたりもするんですが(笑
そんな彼女らをきちんと見守る小鷹・・・って構図がやっぱり主人公として立派なのかもしれない。
歯もきちんと磨かせてたしね(笑
胸に関してはケイトがああだからマリアもすくすく育ちそうです。
それに対する小鳩の描写もね、良い具合にゲームで優勢描写へのカウンターになっていて面白かった(笑)。
そういう風に一方的にしない塩梅が気持ち良く観れた一番の要因だったのかもしれません
前半最後のまた来るときの為にゲームの修行をするオチも含めて
実にスムーズに視聴をする事が出来たエピソードだったなと
何気に主要キャラ全員から優しさだったり好きな気持ちが伝わって来るほっこりするお話でした。
夜空や星奈がいなくても案外魅せれるもんなんだねえ。感心しました。

小鷹は所謂やれやれ系の主人公だとは思うんですが
やれやれ系にしては素直だったり意外と柔軟に受け入れてくれたりと
割と大人びた一面のあるキャラクターだなと個人的には思いました
そんな彼自体のキャラクター性もまた他作品にはない要素で観てて気分が良いんですよね
その上今週は王様ゲームで照れる一面も見せてくれたりギャップ的な意味でも面白かったです
あくまで少年らしいウブさもあります、と。
来週も遊園地エピソードって事で楽しい事間違いなしですね(笑
テンポの良さと見せ場がきっちり用意されてることで更に面白くなっている印象です。この調子でこれからも。








にしても1期はキャラ同士の衝突も多かったから、余計にみんなで楽しくやってる2期が面白く思える。
何だかんだいって上手く行かない時期も重要ってことですかね。



bloodthirsty butchers「official bootleg vol.027」w/きのこ帝国@Shibuya 0-nest 13.1.20

2013-01-24 01:11:05 | ライブレポ











日曜日にブッチャーズときのこ帝国の対バンを観に渋谷に行ってました。












素晴らしい対バンでした。
そもそも去年秋のブッチャーズのワンマンに開演時間までの空きを使ってクガツハズカム(弾き語り)が出てて
その時に披露された「夜が明けたら」って曲の衝撃が凄かったんですよ。
ちなみにその時は全く知らなかったので、
後日調べたんですけどね(笑
で、今回バンドで対バンするって事で観たいなと
ラジオも雑誌も触れなくなりつつある今まさにライブで素敵なミュージシャンを知る事が多いです
今回のきのこ帝国も吉村さんがあの時O.Aとして呼んでくれたから興味を持てた訳で
リアルにバンドマンに新しいバンドを教えてもらったようで嬉しいのです
出来るだけ現場の人間でいたいなあ、とも思う今日この頃
互いにリスペクトを感じる絶品の対バンになっていたと思います。
絶対に忘れることが出来ない一日になりました。

そもそも、どっちのバンドも人数的にはオーソドックスな4人なんですけど
4人以上の音を出してるバンドだと思うんです。轟音に継ぐ轟音と厳しい今を生き抜く為の歌
相性的にも抜群ですし新旧オルタナ合戦みたいで観心地も最高に気持ち良い
何よりもギターの音色に感傷を込める方法論が似てるな、と
相思相愛の対バンなのは誰が見ても明らかでしたが
観る前の期待以上にガッツリと日本オルタナロックの凄味と独自性を聴き手に味あわせてくれたと思います
新風きのこ帝国のみずみずしさとベテランブッチャーズの最強レベルの轟音に包まれて
値段の数倍以上のカタルシスを最終的にはもらえた気がします
この日観に行けた人は自分含めて運が良かったと思う
若干スシ詰め気味でしたが(笑
正に怒涛のロックショウという仕上がりになっていたかなと
心から得るものが多かったと断言出来る至福の一夜でした。夢のようだった。








◆きのこ帝国
ユーリカ
夜鷹
退屈しのぎ
畦道で
国道スロープ
WHITEPOOL
風化する教室
ミュージシャン
夜が明けたら
明日にはすべてが終わるとして



取り合えずライブ会場限定の音源を購入して体験中です
クガツハズカムで出てた時は佐藤さんの声が聞き取れないくらい小さくて(ほぼ最前だったのに)
だからかバンドの時のMCがあーちゃんさんで少し納得しました(笑
佇まいの時点でシリアスさを感じられたバンドでした。

浮遊感のある「ユーリカ」から始まって、出だしの一音から相当なカタルシスをまずもらいうけつつ
ポエトリーリーディング的な要素のある「夜鷹」が来たりして思わず意表を突かれる
90年代後半の世代感たっぷりの「退屈しのぎ」でこのバンド独自の王道感を楽しみ(イントロの迫力が凄い)、
歌詞は思った以上に辛気臭いですが口ずさめるポップ「畦道で」でふんわりした気分に
楽曲によって趣向だったり聴き応えが変わっていく感覚で
当初感じていた以上に多彩なバンドである事を知る事が出来ました
それもまたジャンルに捉われていなくて面白い。

昔の傷口を抉るような悲しくも勢いのあるロックナンバー「国道スロープ」で盛り上がりつつ・・・
ってこれもまた先にクガツハズカムを観てたからこういう若手っぽいエネルギッシュな曲もあるんだ、と驚き
もっとダークな曲だらけのバンドかと思いきや意外とふり幅が広くて好感触
その後も良い具合にポップなナンバーを叩き出しつつ、
深く潜るような「ミュージシャン」は正にイメージ通りのきのこ帝国でしっかりと浸れた
パブリックイメージに通じる曲もちゃんとあるのが安心出来ました。
ふと精神が空っぽになった時に聴きたくなる感じの。

そこから、個人的に一番好きな曲で一番聴きたかった「夜が明けたら」。
この曲は本当に凄かった。弾き語りも弾き語りで今でも鮮烈に印象に残ってるくらい凄かったんですけど
バンドでやってもその圧倒的な哀愁の吐露の衝撃は変わらずで泣きそうになりました
どうしようもないくらい人間くさくて
どうしようもないくらい現実そのもの、そんな音楽
全くオブラートに包まれていない感情の放出が聴ける曲でやっぱりすげー曲だなって再確認
清廉と人間の奥底に眠る感情に触れてくる音楽・・・それが現時点でのきのこ帝国への一番の印象。
この曲は特に多くの方に聴いて欲しい名曲だなと思いました。
全部掬われる感じ。

心を大きく揺さぶられつつ、最後の曲の「ラララ~」がまた涙腺をくすぐってくれました
物凄くあったかかったし、物凄くキラキラしてて初見なのに思いっきり感情移入しながら観てしまいましたが(笑
この日のライブを観て自分にフィットする音楽だというのを確信出来たので
音源も購入しました、残りのね。
クガツハズカムを観て以降調べてみて実は最近結構音楽ファンの間で賑わってるというのを知りましたが(恥)
吉村さんのお陰でまた一つ素晴らしいバンドを好きになれて良かったなと
きのこ帝国、これから要注目ですね。
記憶に残るライブでした。




◆bloodthirsty butchers
1.JACK NICOLSON
2.ピンチ
3.さよなら文鳥
4.散文とブルース
5.black out
6.方位
7.lucky man
8.影を慕いて
9.goblin
10.Curve
11.コリないメンメン(新曲)
12.デストロイヤー(新曲)
13.banging the drum
encore
14.-100%
15.燃える、想い



今思い返しても胸が奮えるような素晴らしいライブでした。
日本のロックが好きでこのバンドのライブを未見の方、絶対観て。絶対に格好良いから。
そう言い切りたくなるくらい国宝級のバンドだなあと個人的には感じてしまいました
誰か一人が突出してるバンドは数多くいるけど
ブッチャーズは全員が凄いんです。
全員爆発を繰り返しているような、そんな恐るべき熱量とセンスを感じざるを得ないバンド
その凄味をほぼ最前で思いっきり浴びせかけられて大感銘を受けてしまった圧倒的なライブでした。
まだまだ進化の途中だって事実をしっかりと感じる事が出来ましたね。
実際に受けた感覚ですが。

定番の「JACK NICOLSON」、最早ブッチャーズと言えばこれ!って名曲として受け入れられてる感があります
イントロの歓声も凄かったですがそれ以上にいつも以上に繊細なギターの音色が凄かった
勢いのある楽曲ですが同時に感傷的な気持ち良さも付随してるのが尚素敵ですね

そして個人的にも大好きな「ピンチ」!
リアルにここ最近ヘビロテしてたので(笑 久々に聴けて個人的なテンションが一気に高まりました
続く「さよなら文鳥」は以前聴いたときよりもドライヴ感が増していて踊れる仕上がりに
クールなサビのメロディも相俟って一つのハイライトを作り出してたと思います。


未だに新鮮な名曲として聴ける「散文とブルース」の渋みに舌鼓しつつ、
個人的にこの日随一の完成度だと思ってる「black out」の滾りっぷりが最高でした
バンドの繊細かつダイナミックな演奏も堪らなかったですが
途中まで抑えて歌ってた吉村さんが
最後の方で「悪夢を取り払っておくれ」と一気に声を張り上げるその緩急にヤられてしまいました
原曲以上に疾走感を受ける事が出来た演奏のクオリティを含めリリースの時以上に良い気分で聴けました

とか思ってたら、更に名曲「方位」でただでさえ高かったカタルシスを大爆発させます
小松さんとのボーカルの重なりに全力でグッと来つつも、勝手に暴れ回るひさ子さんのギターがまた素晴らしい
原曲の倍以上に膨らみきったサウンドの熱の帯び方に心の中でガッツポーズをしつつ
珍しい「lucky man」の新鮮さ、
激情が込められた「影を慕いて」の迫力に息を呑む
更には多分この日一番のレア曲?「goblin」の爽快なサウンドに一気に気分が晴れやかに
アルバム「荒野ニオケルbloodthirsty butchers」からの選曲が多めだったのも常連的には新鮮で楽しい!
あのアルバムもメロディアスで本当に良いアルバムですからね。これを気に是非再評価を。

「Curve」ではとにかくギターの泣きが凄まじくて、
ギターが絶唱してるかのような感覚に陥るくらい強烈なギターサウンドを堪能
新曲の「コリないメンメン」は思った以上にキャッチーで気持ちの良い楽曲でした
小松さんの笑顔が印象的、かつ神経フル稼働という印象の繊細なドラミングもまた凄い
小松さんのドラムは近くで観てると存在感が半端ないですね
曲によっては吉村さん以上に印象に残るくらい。
手抜きが一切ないように思えます
続く新曲「デストロイヤー」は秋のワンマンでも披露されていたブッチャーズには珍しい
青春の匂いを感じさせるみずみずしい楽曲という印象です。ここに来てまだ感性が磨かれてる模様。
音源化も実に楽しみです!

本編最後の「banging the drum」は思わず目頭が熱くなって・・・
まるで子供のようなまなざしで「ドラム叩くんだ」と何度も歌う吉村さんの姿が鮮烈で
近い場所で観てたこともあって通常以上に感動出来た感覚があります
最後のアンサンブルの大爆発も本気でノせられてしまった
この曲もまた間違いない定番曲の一つですね。
ガッツリ味わい切って本編終了、
「熱」と「心」しかない感受性フル稼働してしまう類の傑作ライブでした。めっちゃ気持ち良かったです!!


アンコールでは吉村さん46歳の誕生日、という事でバースデーケーキ
バースデーソングが流れて来た時「おい、桃野歌えよ!」とモノブライトの桃野くんを呼んでたのが面白かった(笑
きのこ帝国に涙腺を刺激されたという発言も含めて気が付けば若手との絡みも増えてきた印象
しっかりと後世に影響を与えてるバンドになってる事実が長年のファンとして嬉しい。

中学生の頃めちゃくちゃ聴いたアルバム「yamane」から「-100%」と「燃える、想い」
中学生の頃はライブなんて絶対に行けなかったんですけど
大人になった今ブッチャーズのライブに何度も足を運べてるこの事実がとっても嬉しく誇りに思う
前者は思った以上に聴きやすく磨き上げられてた印象でポップにノれた感覚
後者は正に激情ロックの真髄!という感じで圧倒的な音圧と絶唱をステージに叩き付けて大迫力の終焉
こうやって振り返れば振り返るほどいつも以上に出色のライブだったという感想ですね。
年明けからとんでもないものをありがとう。










という訳で個人的には大満足の対バンでした。
絶対に楽しいだろうな~、と思う組み合わせでしたが
想像以上に相乗効果があからさまでパフォーマンスの面から見ても食い合わせ的な面でも両方良かった
どっちのバンドも全力で相手側に最高のステージを捧げていた感覚で
その誠実さ含めて感じるところの多かった素晴らしい一夜でした。
きのこ帝国の魅力や面白さ、そしてシリアスさもしっかりと伝わって好きになれた
ブッチャーズの音源では伝わり切らない繊細さと熱量もガッツリと補給する事が出来て
両バンドとも更に深く好きになることが出来た対バンだったかなと
また機会があったらよろしくお願いします。
自分の中では半永久的に記憶に残るような価値のあるライブでした。改めて、ありがとうございました。

それにしてもnestの雰囲気はやっぱりシックで素敵ですね。
多くのバンドマンに好かれるのも分かる気がします。
個人的にも好きなハコの一つです。






(アニメ)琴浦さん 第2話「初めての・・・・・・」 感想

2013-01-23 00:15:32 | アニメ










Helpless and Helpless。










辛いのは1話だけだと思ってたらそんな事はなかったぜ!
というか、心を読まれるって事は口に出さずにダメージを「意図的に」与えられる事でもある訳で
凄く上手い使い方だな~と思わなくもない。琴浦さんの性格上話すことも出来ないだろうし
陰湿な行為をするには使い勝手の良い人物でもあるんですよね。
その上部長の過去を知った事で同情もあっただろうし、完全に拒否することも出来ない
また他人と関わってしまったことで大きなダメージを受けてしまった琴浦さん
容赦のない救いなしの表現の数々に不思議と魅せられましたが
だからこそ真鍋くんの優しさやその中で感じる嬉しさが際立つって事でもあって
真っ当にシリアスなドラマを日常アニメの中に組み込めてる印象でめちゃくちゃ面白いです。
そもそもゆるゆる系統はここ最近飽和状態だったとも思うので
その意味でもパンチがあって面白い
何より純粋に物語としての出来が良いんですよね。ハラハラする展開があって、ドキドキする温かさもあって
やっぱり今期の続編でない純粋な新番組の中では一番好きだなー、と思いました
感情移入の度合いがやっぱ違うと思う。
本当に一刻も早く琴浦さんが満たされる事を願って止まないですもん。
仲間が増えればその分危険性も増す、という事実をきれいに描いていた二話目でしたが
デメリットがある分、気持ちを共有して前に進めるメリットもあったりして
きちんと光と影が描かれてた塩梅が素敵だな、って
本当に良いアニメだと思います。
今回もガッツリと心にくる展開を思いっきり楽しめて大満足でした!むしろここからが始まりでしょうね。

個人的に感じることとして、この国の人々はみんなを全部同じにしたがるというか
群れてたり徒党を組むことが正しいと考えている節があります
要するにマイノリティを攻撃することで各々の自尊心を守っているきらいがある
始めから最大公約数に入ってるから好かれるという傾向
でも、
マイノリティはマイノリティでちゃんと存在してるし、望んで少数派に入っている訳でもない
「みんなと同じだから正しい」「みんなと同じだから好き」っていうのが本当に正しいのかは謎ですね
むしろ自分なりに考えて自分なりの答えを出せる方が正しいんじゃないかなって思います
その点で真鍋くんのような自然体で誰にでも接する事が出来るのもまた一つの才能
特に何も知らない、深く触れてないのに偏見で悪口言っちゃうような人が多いからこういう事態に発展する
それもまた仕方のない事と言えば仕方のない事なのかもしれませんが
出来るなら曖昧に何かを嫌うこと
考えもなしに何かを否定することは良くないんじゃないか
そういう事を観ていて個人的には思いました。何事にも誠意が必要という話ですね。


部長は自身の願いの為に琴浦さんを半ば利用した訳ですけど
その根底には世間から罵られて悔しいという気持ちが存在していて
それを考えると動機も分からなくもない
自分が泥を被ろうとしたわけですし
ただ、その方法だけが必ずしも正しいとは限らない
同じように迫害されて終わる可能性もある・・・という事実と危険性を知れたのではないでしょうか
彼女もまた厳しい生い立ちなんですけどね。不祥事起こした芸能人の子とかも大変でしょうね。
部長の場合、親側に否がないってことは分かってるけど証明も出来ない
それでずっと苦しむんだろうけど
彼女もまた琴浦さんと出会ったことでまた何かが変わったり良い方向に進んでいってもらいたい
「ごめんね」って本心から思ってくれてた描写は思わず泣きそうになりましたね・・・。本当は良い子なんだよね。
気付けば殆どのキャラに感情移入が出来る良い作品になっていました。

その一方で、コメディ部分も好調で
エロスの貴公子の活躍が半端なかったですね(笑
口に出さずとも好意が逐一伝わるっていうのはラブコメ的には便利で良いですよね~
この二人は出会うべくして出会った二人だと思うので違和感もなしに感情移入も出来るしね。
特に朝のスカート履き忘れの妄想が一番楽しかったです(笑
お前の頭はエロスばっかりかっ!
・・・ま、年頃的には相応か。彼のそういう下らない考えが逆に琴浦さんにとっては救いになってるんでしょうね。
というわけでこれからもジャンジャン妄想お願いしま(略








今回も上手くシリアス成分をドラマとして作中に混合出来てて真剣に観て楽しむ事が出来ました
不満一切なし、後はライバルの彼女がEDみたいに溶け込んでくれるのを待つだけか
それもまたドラマチックになりそうですけどね(笑
琴浦さんの表情や仕草の一つ一つが本当に微笑ましいし、嬉しい気分になる。そういうアニメです。最高。




WJ雑記 8号(SKET DANCE265話ほか)

2013-01-22 06:47:00 | クロス・マネジ(WJ系)










今週のWJ雑記はほぼこの作品に絞ります。クロマネの個別感想も書いてますが。








いやあ・・・これもうすぐ完結するでしょ?
「夢」「引退」「卒業」とか、明らかに終了間際のテーマばっかりで
着実にそれぞれの行く末をまとめている感じがあります。ルミのエピソードもそうだし
作中から漂ってくる終末感が半端ない。それでいて、その内容も物凄く現実的に感じるし
ある種もうすぐ終わるってことを確信させるような決定打でしたが
その上で伝わって来るセンチメンタル感も堪らなかったなと
終わる為の試合、
「これから」がない試合
必要以上に頑張る事がない試合。
それは言ってみれば半分虚無のようなもので
こと仕事を辞める時の最終日にも近い感覚がありますね
なんかこう・・・自分の中心にあった軸がなくなってしまう感じ?
そういうのを読んでて思い出したし、こういうのって儚い美しさがあると思うんですけど。

ただ、それとは別に抱いた感想として
「頑張れ」と言われる事は多々あっても
「頑張った」と言われる事って殆どないなと
「生きて」とメッセージを投げかけられる事はあっても
「生きたね」って言われる事が殆どないように
案外必要で尊い言葉なんじゃないかと感じました
そういう意味でも今回の話はお気に入りでね・・・相変わらずニッチなツボをくすぐる作品だなと(笑

個人的に「いぬまるだしっ」が終わる直前にも似た読後感をここ数週は味わっています
ここまで明らかに終わりを匂わせて平気で続いたらビックリですけど(笑
でも、終わるのって案外悪い事じゃないんですよね。
引退も挫折も、突然の終焉も
命の果ても
全ては「次」への始まりでもある訳ですから
終わる事、終わっていく事を必要以上に悲しむのもまた違うし、受け入れて進む方が良い。
終わった事を嘆くよりも、それまでやってきた事をしっかりと誇って糧にしよう。
そんな風に感じるちょっぴりセンチな良回でした。
終盤でも魅せてくれるなあ。




◆斉木楠雄のΨ難

「ニセコイ」のキムチネタ来ちゃったね・・・(笑
誰かがネタにするかもなって思ってたら麻生さんでしたか。
みんなあの時の楽みたいになっちゃってー!
って思ったらそんな訳はない、と
こういう毒のあるネタも出来るのは範囲が広くていいな。間接的なメッセージでしょうか。
いい加減なごまかし方するんじゃねえ!的な。それは深読みのし過ぎかな(笑

相変わらず斉木のツッコミが的確で面白いです
登場人物の好感度もそうだけど、
彼のモノローグツッコミの無駄のなさもまた楽しさに貢献してるなと
「帰れ」とか本当にツボでした。そして、何だかんだ受け入れてる顛末も少年誌らしくていい。
「大丈夫だ 覚える気もない」も笑ったけど。今週はヒット率高かったです。