超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

帰ってきたら

2009-06-27 22:16:39 | 音楽
いやあ、今日の仕事は疲れた疲れた・・・。
正直精神的にも肉体的にもグッタリしてます。
しかも自転車パンクして歩いて帰ってきたし。
いやはや。

昨日のlostageのライブレポ5千字も越えてしまってすいません。
しかも「海の果実」で声に詰まってたこと書き忘れてて。
他の方のライブレポ読んだらみんなそれ書いてて。
しまった!と。 まだまだ未熟未熟・・・。


しかし昨日帰ってきたらmarbleのメールマガジンからメールが来てて、
いきなりチケットの先行予約始まったことを告げられてかなり焦った。
いっつも急なんだから。

そう、2月以来に、久々のワンマンが決まったそうで。めでたい。
しかも会場は下北沢GARDENというナイスなチョイスで。
marbleに下北ってかなり似合うんじゃないだろうか。

ただこのGARDEN、下北で一番大きいライブハウスらしいですね。しかも出来たばっかりの。
ちゃんと埋まるのかが気がかりだが・・・。


そういえば昨日「うみものがたり」で「violet」聴いた。

こりゃ、えらい挑戦的な曲だな!と。
またも新境地じゃん。
「sweet days」とか「rain drop」系の曲になるんだろうな、とか予想してたんだけど
それらよりも更にクールで、シンプルなアレンジなのが驚き。

TVで聴いた限りでは、まだ手探り状態なんだけど
marbleはCDで聴いてこそ真価があるユニットなんで、
とりあえずCDでじっくり聴いてみたいですね。
「初恋~」もCDで聴いた方が格段に良かったからなあ。


相変わらずmiccoの透明感に満ちた歌声は絶品。
生で聴くと更に良いのよね。
楽しみだ、色々と。




lostage@渋谷CLUB QUATTRO 09.6.26

2009-06-27 01:10:30 | ライブレポ
今帰ってきました。西京BOYです。

今夜はlostageの渋谷CLUB QUATTROのワンマンに参加してきました。

「GO TOUR」のファイナルです。
なんと2時間半の長丁場のライブでした。
トリプルアンコールまでしました。

本当のロックンロール、それを十二分に堪能できました。

やはりlostageは最高のバンドだって事を改めて確認できました。

これは何が何でも伝えないといかん。


ということで今回もライブレポをつらつら書いていきます。
若干眠いけど記憶力悪いのですぐ書かんと忘れてしまう!


えーと、まず船橋で人身事故があったそうで。
八幡宿に着く前に姉崎でずっと停止してて、それで行くのが遅れました。
今回は渋谷だったので、3時くらいに出たのですが
間に合うか?とこの時点で既に不安だったり。
しかしのっけから気分が・・・なんかこう、モヤモヤと。

でもまあ、5時半には無事渋谷に着いて、45分くらいにはクアトロに到着しました。
ブックオフで立ち読みしてから15分前に開場待ち。
整理番号が80番代だったんで割とすぐ入れて
今回もスピーカーの近く、最前列付近で見ましたよ。
ここらへんのポジション好きだなあ。
ちなみに最前列は女性が多かったです。
あとカップルが向井秀徳の話をずっとしてた(ような気がする)。


開始時刻から10分過ぎて、メンバー登場!
BGMの切り替わりも早く、この時点で何かがキてました。

間髪いれずに「サーカス」でライブスタート。
ニューウェイブちっくなリフから始まり、後半のツインギターまで
ひたすらに格好良い曲でしたが、
とにかく岩城のドラムがリズムがタイトで非常に良かった。
テンポも若干早めになっていて、
これに限らず「GO」の収録曲たちは全体的にテンポが気持ち早めになってました。
CDよりタフになっているというか、曲が育ってきている感じです。

で、次の「SF」がめっちゃ格好良かったんですよ!!
言葉では説明できないくらい!
なんというかね、エンターティメント性も兼ね備えてる感じと言うか、
ロックショー的な雰囲気を強く感じたんですよね。
人を巻き添えにしようとする意思と言うか。
この曲、メロが切り替わる部分がいくつかあるんですが、その切り替わる部分が
非常に良い具合にキマってて。
照明もテカテカしてたのもあって、格好良さ2割り増しでした。
 ちなみにこの曲の最中にギター中野のストラップが切れた?らしく
その場で交換してたんですが、その間にも張り詰めた音が鳴り止まなくて
全然気にならなかったのが凄い。

その後、1stから「人間ロボット」「INSIDE/OUTSIDE」の2曲。
「人間ロボット」はlostageの中で一番好きな曲で、
早くも序盤に来てテンションが上がる。(ちなみにこの時点でメンバー汗だく状態に)
また「INSIDE/OUTSIDE」から「路地裏」に行くときの切り替えが凄いスムーズで感心した。
隙がないと言うか、余韻を残さない感じというか。
ノンストップのロックアルバムを聴いてる感じです。
その「路地裏」もライブで聴くとノリノリになれる度がUPしてました。
CDでは異色な感じが面白かったんだけど、ライブで聴くとlostageド真ん中って思えるのが面白くて。
ジャカジャカ刻むリズムが気持ちいいですねえ。
こういうタイプの曲はいいアクセントになりますね。

ここでMC。曲はたっぷりやる、とのことでしたがいきなり五味岳久が噛みまくって会場の笑いを誘う。
今から思うとアレは緊張してたんだなあ・・・。

「SUNDAY」はドラムとギターの絡みが非常に良かった。ファンキーさも感じられた。
次の「噂」がまた良いのよ・・・涙腺に来る来る。
ちょっと泣きそうになりました。
しかしこの曲のイントロは他の曲と比べると目立つね。王道っていう感じだから。

また切り返しの話になるけど、「噂」から「DAILY NEWS」に行くときがこれまた超絶に痺れて。
何でしょうね、セットリスト巧いなあというか、曲間を繋げるのが凄いスムーズで格好良いんですよ。
ここらへんはかなり器用ですね。
ちなみに「DAILY NEWS」は初めて聴いたlostageの曲だったりします。
最初と最後の部分をメロディ変えて歌ってた。少々。

これまた私が最高に好きなギターロックナンバー「こどもたち」もやってくれました。
最近のセットリストを見てるとあんまやってないみたいだったんで、
この曲のイントロが聴こえた時は嬉しかったです。
この曲の憧憬の感触、ノスタルジックな雰囲気がたまらない。
ちなみにこの日唯一?歌詞を間違えてた部分があったのだが、
それでもあまり気にはならなかった。最初のサビの部分かな?2回繰り返そうとしちゃってて。
が、演奏自体が半端無いので、そういった小さなミスに逆に人間味を受けたりね。
しかし本当に名曲だわ。

ここでMCを挟む。確かメンバーそれぞれ喋って、
五味兄弟はとにかく緊張したっていう話と
中野は緊張のあまり小便を便器から外したという話、
珍しくドラムス岩城にもマイクを渡し、一言「緊張しすぎや!」と一括。
それに対して五味拓人が「やっぱ大人ですわ」と関心した、って流れだったと思う。
ちなみに五味兄(拓人)の方はライブが始まる直前まで
お客さんの様子を横からじっと見ていたそう。
「俺らが出てくるまで待ってくれてるんや」と思うと感動したとか。

そしてこの後も叙情性が爆発。
なんと屈指の名曲「SURRENDER」と「母乳」を続けてやるという贅沢っぷり。
いやーこの流れはたまらなかったですよ。
メランコリックで身に沁みる。
「母乳」はライブだとコーラス無いんだなあ。
それでもやっぱ、この曲は優しい。歌詞ではなく、歌が。

ここからの「X」も盛り上がりましたね。
この曲、ライブだと相当化けるなあ。
こういう曲でここまで盛り上がるのって中々ないですよ。
個人的にサビ行く直前の淡々としつつもピリピリしたムードも漂うボーカルがたまらなかった。

この次の「壁」もリズミカルで良かったですね。
ギターリフに関しては一番耳に残ります。
一歩間違えればダサくなるリフだと思うんですけど、lostageがやると尋常じゃなくキマるんだよね。
正にバンド・マジック。

この後に再びMC。
ボーカル五味岳久とギター中野が広島で大喧嘩したとか。
その時の機材を蹴ってる映像や、中野が五味岳久の胸倉を掴んでる映像とか、
そして打ち上げの席で4人で集まって、結果的に仲直りした映像とかを
スタッフがずっと撮影してたらしい。
「もう二度とみたくない」とのこと。
 ちなみに年内にDVDが出ます~って言ってたけどあれは本当?GO TOURの総括みたいなものか、或いはこのワンマンか。
リリースの可能性があるということで、期待しときましょう。

「ROUTINE」「風を抱いている」とメロウな楽曲をじっくりと聴かせ、
「点と線」で一気に爆発。
その後「手紙」「2:50」と初期のナンバーで固めて本遍は終わりでした。

「風を抱いている」はライブだときちんとロックナンバーになってますね。
それでいてラブソングとしても聴けるという素直に良い曲として響いてたなと。
また「手紙」に於ける五味岳久の絶叫は胸に来るものがありました。
これも本当にいい曲だね。いい曲では済ませられないけどね。

アンコールも敢行してくれたんですが、
1回目のアンコールはとにかく激しかった!
のっけから「AMPLIFIED TEENAGE STRESSES AND STRAINS」で
ショーらしい雰囲気を醸し出し、
次の「RED」「MIND JIVE」で爆発に継ぐ爆発!!
「RED」はもう、鬼のような表情でアンサンブルをガッチリ叩きつけてたし、
「MIND JIVE」に至っては五味弟がベースを投げ捨て、
客席に2回もダイブするという激しさ。
しかもマイク一本で声を張り上げてひたすら叫んでおり、もはや聴き取れる状態ではなかったが、
この曲が唯一モッシュが起こった曲で、
盛り上がりに関しても間違いなくトップだった。この日のハイライトだった。
最後、空っぽになったかの如く「もう嘘は無い」と歌い続ける五味岳久は
とんでもない人物だと改めて思った。ロックそのものというか。

ダブルアンコールでは「CATWALK」と「下がった体温」を披露。
これで「GO」の曲はコンプリートですね!
「下がった体温」は五味拓人のギターがうなりまくっており、
今度は兄のほうがガツンと衝撃的な音を鳴らしてくれてました。
うーん、格好良すぎる。

で、まさかのトリプルアンコールですよ。
全く用意してなかった、とのことで岳久曰く「これが本当のアンコール」。
チロルチョコ投げてたような。いわきでライブした時ファンから贈ってもらったという。
 で、TOY'S FACTORYとの契約が終わったことを記念して
メジャー初の音源である「DRAMA」から最後の曲「海の果実」で締め。
MCでもレコード会社に対しての感謝の念をひたすら語っており、
その意味でも感慨深かった。


後、五味拓人はどこだったかは忘れたけど感極まって少しだけ泣いてました。


終わった時は既に10時を過ぎてて、最終ギリギリだったけど
そんなことはもうどうでもいい。
とにかく最高のライブで、これは絶対に伝えなきゃいけない、
ロックンロールに完全にやられてしまった、
帰りの電車に揺られながらそんなことを考えてました。
こんな凄まじいバンドがオリコン100位にも入ってないのは、悔しいと思う。


総評としては、「GO」の曲が全体的にブラッシュアップされて逞しくなっていたこと、
そして何より演奏が上手いな、と。
阿呆みたいな感想ですが、本当に演奏上手いんですよ。4人の息もピッタリで。
演奏力という部分で感動することがライブ中に何度もありました。
lostageは間違いなくトップレベルの演奏力を持ってるな、というか
更に成長したというか。
一曲一曲がハイライトで、どの曲もお客さん一人一人がじっくりと聴きいってる印象で。
音楽に対しての愛というか、音楽に対しての真摯さをまざまざと見せてもらいました。
あとはやっぱり切り替えの巧さは絶品。


とにかく一度はlostageのライブを見てもらいたい。
絶対に格好良い。
今なら断言できる。

「GO」ってアルバムはlostageの表現の幅を拡げた傑作なんだ、という事も
改めて実感できました。ますますヘビロテしそう!

最高のロックンロールが純粋に鳴っていました。大げさなようですが、本当にそういう空間だったのです。私の中で。



ちなみにMCの正確さ、順番については自信ありません・・・。曲に集中しすぎて。
間違いがあったら指摘お願いします。


最後に、今夜のセットリスト。


1.サーカス
2.SF
3.人間ロボット
4.INSIDE/OUTSIDE
5.路地裏
6.SUNDAY
7.噂
8.DAILY NEWS
9.あめんぼ
10.ドラマ・ロゴス
11.こどもたち
12.SURRENDER
13.母乳
14.X
15.壁
16.ROUTINE
17.風を抱いている
18.点と線
19.手紙
20.2:50
encore
1.AMPLIFIED TEENAGE STRESSES AND STRAINS
2.RED
3.MINDJIVE
encore2
1.CAT WALK
2.下がった体温
encore3
1.海の果実



全26曲!たっぷりやってくれました。個人的ハイライトは「SF」「風を抱いている」「MINDJIVE」。
選ぶの迷うけど!