取り合えず文章書きまくってます。西京BOYです。
APOGEEの「夢幻タワー」を聴きまくってレビューも書いた。
でも一曲一曲についてはそこまで掘り下げてないので近々全曲レビューする予定です。久々に。
今夜の本格更新一発目、Syrup16g全曲レビュー。
今回は「途中の行方」です。
それではどうぞ。
途中の行方 アルバム「Syrup16g」収録
ラスト・アルバムからの一曲。タイトルからしてシロップらしいです。「途中の行方」。
個人的にやけくそ感の強い曲が好きなんですが、この曲はそういう気分になった時に、
真っ先に浮かぶようになりました。ここ半年くらいで。
「俺は狂っちまったけど
俺は狂っちまったけど
何もかも捨てきれない」
「誰でも吐きそうな言葉垂れ流して
誰でもなりそうな病気ぶら下がって」
「途中の行方
未完成の復元」
凄いダウナーな状態になった時に完全にシンクロしそうなこの曲。
メロディーも力強く、というかこの歌詞を力強く歌われるとギャップがあって面白さも感じますね。
というか吐き捨てるように歌ってるのか。
正に自暴自棄。
しかしこの曲では歌詞の一部にも組み込まれているように「復元」をテーマにしているんじゃないかと。
ただ嘆いているわけではなく、
むしろ前に進むための弱音。
「何もかも捨てきれない」からこそ、しぶとく生き残ってやろうというような。
そういう風に捉えるとポジティブさすら感じます。
自暴自棄のようであって、実は自己啓発的な曲のようにも感じます。
そう考えると、逆説的な曲なのかもしれませんね。
取り合えず思いつめたときにはこの曲を聴くか思い出して、踏み止まりたい。
個人的にはそういう一曲です。
ちなみに解散ライブで唯一、ラストアルバムから本遍のセットリストに組み込まれていた曲。
それも印象に残っています。