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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第13話「俺の後輩がこんなに腐ってるわけがない」 感想

2011-03-29 20:59:33 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない





千葉の誇り、俺妹。





さて、今回から新展開としてサブキャラの掘り下げです。具体的には黒猫さんの高校入学と
BL好きの赤城の妹の登場で。なんか今回は丸々新作だった為
観た時の新鮮感が前回以上で、かつ何度も笑ってしまうくらい楽しい話でした。
ただ、桐乃不在はちょっと寂しかったけどね(笑)。
自分は桐乃派なので。


それはさておき、黒猫さんの高校入学。
彼女の本名は「五更瑠璃」という。
ごこう?はて、どっかで聞いたな・・・と思ったら
千葉の松戸市に五香って駅があるんですよね。それと同じ読み方で似てる漢字、
という事でそこから取ったのかな?
黒猫さんは松戸市民って設定も聞きますし。「更」は木更津からかなー、と深読みしてみる。全部妄想ですが。

桐乃が居なくなってから、京介はどこか寂しそうで
でもそれも当たり前で。
きっと前回の頃には愛情も出来てたと思うんですよね。それを埋める為に黒猫さん達と
仲を深めた、深めようとした、彼女らを助ける事でその穴を埋めようと思った。
それはそれで間違いないと思うんです。

ただ、桐乃のお陰で京介は死んだ魚の目を卒業出来た、っていう事実もあって。
1話とは違って、誰かの為に何かをする事を覚えた、というか頑張れるようになったというか。
それもまた間違いではないんだよね。
黒猫さんは桐乃の代用品として使われてる?と疑心暗鬼でしたが
そういう気持ちが全くないとは言い切れないとは言え、でもそれ(心配)も京介の本心ではあると思ってて。
それが伝わったのか
京介と一緒に居る事で楽しい、って気持ちが芽生えたのか
最後の方には分かってくれたっぽいですけどね。桐乃を中心に回ってる世界。
その主役が居ない事で寂しさはあったけど
でも残されたキャラだけでもここまで面白くする事も出来るんだね。
黒猫さんも、沙織も、今や京介の大切な友人になってきて。その関係性の温かさが本作の魅力ですよね。
だからこの作品が好きなんだなあ、ってしみじみ思います。
とはいえ黒猫さんは惚れちゃう可能性も高いかもしんないけど(笑)。今や彼もすっかり成長したからね。


今回、そんな黒猫さんとの関わりの中で一緒にゲーム研究部に入るわけですけど
そこに待っていた人物の一人として前述の赤城妹の存在があって。
まあ・・・京介的にはもう本性知ってますよね。
その本性を隠して活動する彼女を見て思うところがあったのか
京介が彼女をハメてBL好きを暴露、それに黒猫さんも便乗してすっかり本性丸出し状態(笑)。
ここのパートはめっちゃ笑ったんだけど
同時に吐き出せて良かったね、というのもあるよね。
これで結構黒猫さんとの仲も縮まると思うし。彼女無類のBL好きで、その手のゲームもやるし
テニミュも観に行くし、部員でBL妄想したりするし、何かもう色々極めちゃってる人で(笑)。
この振り切れっぷりも中途半端じゃなくて良い。
桐乃との絡みも今から楽しみです。あるかな?こっちの妹はお兄ちゃんに対して素直みたいですね。
これはこれでまた。




これからも京介のおせっかいは続く。彼の人を助けたい気持ちは嘘じゃない。
その湧き上がる気持ちは、元々桐乃が(結果的に)教えてくれた事。
黒猫さんも黒猫さんで可愛かったけど
京介も京介でどんどん男らしくなってるな、と。鉄板の良回でした。次回も楽しみです。
その頃にはBlu-rayの4巻出てるかな。



俺の妹がこんなに可愛いわけがない Blu-ray 第3巻

2011-03-21 01:40:47 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない




またも遅れましたが「俺妹」Blu-ray3巻の感想です。っていうか4巻は発売遅れるらしいですね。
色々なものが発売延期になって大変だ。
まあ楽しみに待つとしますけど。




■第5話 俺の妹の親友がこんなに××なわけがない

冒頭のドツボに嵌る桐乃が見てて可笑しい、そして可愛い(笑)。
まあ何にでも真剣な桐乃の事ですから(多分登場人物の中で一番根性ある)、
兄も趣味も学業も親友も頑張ってる訳なんですが
その内の一つ、親友が崩れてしまうと。趣味バレによってね。それをどうこうするって話。
 本当は兄貴の力には頼りたくなくて自分の力で解決したかったんだろうけど
同時に兄貴に助けて欲しい気持ちもあって。
やっぱり兄貴して欲しい気持ちもあって。傍から見ても面倒くさい性格ですけど、それもまた彼女の個性です。
京介が意識しては言ってないんだろうけど、確かにオタ趣味は二人を繋いだ絆でもある。
その言葉を聞けて桐乃も嬉しかったのでは?
最後の表情がまた印象的、そういう思いを確信させるには十分ですね。

あやせは極度の心配性っていうか、なんかもう「お父さんは心配性」のお父さんレベルの心配性というか。
彼女にとってオタ趣味は忌むべきものっていうのは間違ってない、
けどそれ以上に桐乃が自分のイメージの中から離れて行くのが嫌だった、純真なままで居て欲しかったというか。
嫌な言い方で言うと「イメージの押し付け」。
で、ここで重要なセリフが

「本当のアタシって何?」って事になる。

誰かのイメージ通りの自分なんて本当の自分とは言えないし
それこそ個性を奪う発言というか
桐乃はあやせの人形じゃないっていうか。
人にとってはゴミのようなものでも、誰かに取っちゃそれが宝物だったり
人の価値観なんてそれぞれな訳で。
誰が何に夢中になるかは分からない。
でもここで桐乃はそう主張するだけじゃなく、これがアタシだから!って分かってもらおうとした。
一方的な逃げ切りはせずに自分の口で「自分」を必死に説明した。
その熱量は観てて気持ちの良いものがありますね。

ちなみにエロゲと同じくらいのセリフは単に一つの象徴としてその言葉を出しただけで
言い換えると自分の生きがいであるオタ趣味と同じくらいあやせが大事
要は自分のアイデンティティの中にあやせも組み込まれてる!と。そう解釈してます。

当時の感想
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/f0682a690759c35b12188545213cf352



■第6話 俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない

桐乃はとっても面倒な性格なので、対となるヒロインは思いっきり分かりやすくしようと。
何となくそんな意図を感じる麻奈実のキャラ造詣。
事実この話はそんな中盤の箸休めとしては
申し分ないくらい分かりやすくて、狙いがよくみえて感情移入しやすい話です。
丁度ここら辺に入れるにはピッタリの話じゃないですかね。
桐乃のジェラシーの可愛さと
夫婦のような二人の関係性と雰囲気。ああ、そりゃあ桐乃も嫉妬するわな。
地味子、地味子と呼んでいるのはきっとそんな関係性を認めたくない、良さを認めたくないから。
だってきっと、認めてしまったら・・・
と考えると桐乃がますますいじらしく思えてきますなあ。桐乃が今になって兄貴との関わりを頑張ってるのは
留学の件の他に彼女の存在があったのかもしれませんね。
「そうなる前に・・・」的な。

きっと京介も麻奈実もお互いの想いになんかとっくに気づいてて
その上で友達って関係を敢えて選んでるような、そんな気がします。分かってて敢えて前に進まない。
それもまた滑稽だけど、お互い友達って関係性が一番似合うって思ってるのかもしれない。
しかしこれ観てると両方ムッツリやな(笑)。

当時の感想
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/af72ed34bc4805662835bdf168089138



特典のCDの感想。

オレンジ/高坂桐乃

これは今までなかったような、商店街の匂いもするような親しみやすいポップス。
夕暮れの時間帯まんまな雰囲気が聴いててほっこりします。
歌も桐乃の等身大という感じで身近に感じられるかも。


マエガミ/田村麻奈実

自分は圧倒的に桐乃派ですけど、こういう曲聴くとちょっと感情移入しちゃうよね(笑)。
なんかもう、降参って感じです。はい。
タイトルと歌詞は原作の前髪切り過ぎた~っていうワンエピソードが元になってるそうです。
全部終わったら原作も読もう。



という訳で相変わらずの面白さでした。一部追加されてると思われるシーンもあり、その意味でも楽しいです。
次回の配信も楽しみ。



俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第12話「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない」 TRUE ROUTE 感想

2011-02-22 21:50:32 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない






今日から「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のトゥルールートが配信になりましたよ。
仕事から帰ってきてすぐ観ました。
本当はリアルタイムでチェックしたかったけど(笑)。


ええと、途中までは同じです。OPがちょっと変わってるだけで。桐乃の水着姿マブしい・・・!
って事でGOOD ENDの感想張っておきますね。
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/04e259414a19b71874091a083cb50d80



私はTV版のあれはあれで良かったと言うか
桐乃が考えて踏み止まった、京介と一緒に居ることを選べたって事で
かなり高く評価・・・評価って言葉は偉そうだけど、お気に入りな訳です。
実際視聴後の気分は相当に良かった。
一応前話のフリもありましたからね。留学前だから素直にありがとうを言う事を決めた、と。
 過去に何かあったんだろうけど
桐乃が京介の事を好きっていうのは裏を読めば一貫して伝わってきたし
オタク相談云々も京介と繋がりたかったからだと思ってるから。
あれはあれで一つの自然と考える訳です。

で、今回のはどうだったかというと、非常にあっさりと、でもこれはこれである意味強い意志で
向こうに行くことを決めたというか
これも一つの成長だな、って思えるものになってました。最後の日は一緒に京介と居たかった。
だからこそゲームを買いに行かせて
戻ってきてもらって、一緒にプレイして。傍から見れば歪んでるその関係性は
桐乃から見れば、これが精一杯というかどんな口実を使っても京介と一緒に居たくって。

グッドエンドではですね、その想いが爆発して引き止めない京介と喧嘩をするんですけど
トゥルーエンドではある種悟った様に、といいますか
最初から覚悟を決めてこの夜に臨んでたようで。って言い方は大げさなんだけど
最後に自分の存在だったり、頑張りを認めて欲しかったかのように。
何気にくっつこうとしてたのもそうだし。

ただ、あんなにお兄ちゃんが(実は)好きな桐乃がこうもあっさりと?って思いはあって
それを考えるとこれもまた裏に何かの感情が潜んでる、そんな気はしてる。
押してダメなら引いてみろ?
そんな簡単なものでもない気がするな。
最後は黒猫さんが京介の高校に入学して終わり、って事でそちらも是非が気になるところですね。

という事で今回の感想はここまで。
また次回の配信に期待します。
にしてもパソコンで観るのはやっぱ少々慣れんな。内容がすっごく面白かったから集中しては観れたけど。




恐らく陸上を始めた理由の「ヤナことがあって」ってのは京介が関係してるのかな?って思うけど。
そこら辺も気になります。
ついでにスカ○ロネタで「兄好」とリンクしてて思わず笑った。グッドタイミングだな。

ちなみにBlu-rayで見返して再びちょこちょこ感想なんか書いてるので良ければそちらも。




俺の妹がこんなに可愛いわけがない Blu-ray 第2巻

2011-02-13 23:09:55 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない




ちょっと遅れましたが「俺妹」Blu-ray2巻の感想でも。
というか前回は一度書いてるのにクドく書きすぎた気がします。
もう少しサクッと書ける様に考える毎日。

最後に特典CDについても記述。






■第3話 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

セルフタイトルですね。
そういえば今期の「夢喰いメリー」も4話でセルフタイトルでした。
自分が好きなアニメはセルフタイトルを使う傾向にあるかも。
「とらドラ!」とか「N.H.Kにようこそ!」もそうだわ。
それらは最終回でしたけどね。


さて・・・京介の尽力もあってようやく少し堂々とオタクライフを送れるようになった桐乃の話。
個人的に桐乃ってかなり誠実な性格だと思っていて
黒猫さんが観る前に彼女の好きなマスケラのアニメをソフトでちゃんと観てたり
黒猫さんが評判の良い回だけ観る、って言った時も「最初から観ないと感動が半減~」だとか
「スタッフに失礼だ」とか言ってたり。
要は適当に観て評するなと。 好きなものにはトコトン尽くす派なんでしょうね。
エロゲだってきちんと100%CG回収して、隅々まで楽しもうとしてる。
友達付き合いだってそうだし、親に対する態度もそうだし。
親父に趣味を突かれても、キレずに逃げたのにもそういう要素を感じます。

それで・・・多分桐乃が親父とぶつかった時にブツを落としたっていうのは
単純にドジった、って訳じゃなくて本当は分かってもらおうとしたんだと思うけど。
それは沙織や黒猫さんの話に感化されてたり
大好きな(はず)の京介が認めてくれた事だったり。桐乃なりに一歩踏み出した、と。

それを一生懸命フォローした京介も京介で、実は成長していたというか
以前だったらやる気のない顔して適当に過ごしてた彼があそこまで妹の為に頑張った、
ていうのは母としても父としても嬉しかったんじゃないかと。
恐らく仲介役が母親だったりしたら当然許してなくて
親父としてもここ最近妹に対して疎遠状態だった京介がここまで?、っていうのはあったんじゃないかと。
だから許してくれたんじゃないかと思いますけど。
それは京介にしか出来ない事だった。


桐乃にとってオタクライフっていうのは一つの発散の場所であると同時に
京介と自らを繋ぐ役割も果たしている、って思うので
それを京介が守ってくれたのは本当に嬉しかったのでは。正に「コネクト」ですね(アニメ違うけど 笑)。

当時の感想
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/f2c803be02d73aa6ebdcd22d2ce364c3



■第4話 俺の妹が夏コミとか行くわけがない

で、守られたオタクライフ。をきっかけとして桐乃と京介の仲が少しずつ縮まる話。
疎遠状態だったのに、一緒のゲームをやって、一緒にどこかに遊びにいって・・・。
それだけでも結構大きい出来事よね。

この話、当時は生意気って思いもあったんですが今観るとニヤニヤしてしまうというか
それは別に桐乃の下着姿が出てるからじゃないですよ?
代わって欲しい、とは思うけれど←
そうじゃなくて、裏返しの好きって気持ちが伝わって来て。
ゲームやらせようとしてるのは純粋に一緒に遊びたいからだと思うし
友達がやって来た時に執拗に注意するのも、多分友達に目を向けて欲しくなかったのでは、と。
2人ともモデルやるくらいの美人だし
ひょっとしたら・・・って気持ちがあったのかも。そう考えるとこれ以上ないくらい可愛い(笑)。
「沙織と勝手に仲良くなって」とか
あやせと一緒に話してたのに不機嫌になるのもきっと嫉妬の一種なんでしょうね。

でも、妹に対して劣等感みたいなものを感じてた京介も(だからこそ桐乃が頑張ってるんでしょうが)、
やっぱり妹を大事に思う気持ちはあると思うんですよね。
ちゃんとイベントに連れてってくれてたのもそうだし
桐乃によくしてくれた黒猫さんに感謝する気持ちもね。
何より彼氏の話題になった時の反応が結構に過剰なんですよね(笑)。
桐乃も天邪鬼ですが、京介も天邪鬼な部分はあると思う。ついでに親父も天邪鬼だ。

ちなみに黒猫さんが桐乃の為に興味のないゲームを取ってくれたのは
やっぱり「可愛い」って言われた事が嬉しかったんじゃないか、って思います。
それに対する感謝というか。
内心やっぱり好きな気持ちあるんだと思う。


コミケの魅力に関しては、やっぱり会場の独特の雰囲気も大きいと思います。
あそこに行くとワクワクしてしまうというか。
一種の病気ですかね(笑)。

当時の感想
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/e7e7e36f7904e2334c54d71bf2a684d4



■特典CD
「ほらいずむ」
桐乃が歌うナンバー。ポップスとロックの中盤、って感じで
割とオーソドックスに受けそうな曲ではある。
想いが伝わるって点では前2曲よりも強いのかもしれない。じっくりと聴くタイプの曲です。


「白いココロ」
早見さんの歌は好きなんだけど・・・ちょっと怖いよ(笑)。
さわやかっていうよりは情念たっぷり、みたいな。
今思えば4話の京介に対するアレって、京介どうこうよりも全部桐乃に対する配慮ですよね。
自分の大切な人を、大切にして欲しい、みたいな。
それほど強固な彼女の意志が大いに歌われてるナンバー。でも曲自体は普通に良い曲ですよ。
アニメ観てるから歌詞で深読みしちゃうけど!




サクッと終わらせるつもりが今回も長くなってしまった。
ゲームもやってみたいんですけど、2月3月はスケジュール的にやる時間なさそう(汗)。
そもそもPSP自体持ってないし。でも一度やってみたいな。
まあ取り合えずそろそろ来る配信を楽しみに待ってます。という事で〆。




俺の妹がこんなに可愛いわけがない Blu-ray 第1巻

2011-01-04 03:16:09 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない





「俺妹」のBlu-ray1巻買いました。去年の年末に。
特典が豪華、かつ重要だなあと思った為、元々年末のどっかに紛れ込ませたかったんですが
総括記事に思った以上に手間取ってしまった為に不可能になってしまいました。
ちょっとタイミング外してますが、一応書きます。
今度からソフト自体の感想も書いてこうかなと。

あらすじ的要素は当然省くので、当時の感想と併せて見てもらえれば。


ジャケが非常に良い感じなのと、ピクチャーレーベル、あとED絵のカードが付いてますね。
桐乃は賛否両論のヒロインだと思うんですが
自分はぶっち切りで一番可愛いと思ってます。星みたいな存在というか、オーラを感じるんですよね。
 多分表面上だけだと分からない部分も多いんですが
段々見てく内にこの子ほど必死な子もいないよなあ、とか思えてきます。
それはこの1巻を見直してる時も往々にして。




■第1話「俺が妹と恋をするわけがない」

冒頭の桐乃は今観ると笑えますね。これこそマジ有り得ない(笑)。

所謂人生相談を始めるまでの話なんですが
そこに至るまでの過程がコメディとしてとっても笑えるなというのが一つ。
普段が自信満々(に見える)だけに以下の慌てっぷりは思わずクスクス笑ってしまうと言うか。
でも、京介にハメられて涙目になってるシーンは観てると思わず助けてやりたくなります。
これって京介に軽蔑されるのを恐れての行動だったのかな、とも思う。

その後が重要なんですが
桐乃がカミングアウトしまくる例のシーン。
これは兄と妹の繋がりとして非常に効果的だったなというか、キッカケとしては適しているというか。
桐乃的にはオタク趣味を分かってもらいたいという以前に
人生相談ってのを名目として京介と再び繋がりたかったのかもしれない。
そういう状態(冷戦)になるまでの過程にも大いに興味はありますが。

しかしあれですね、「どうしてだと思う?」と京介に詰め寄るシーンは色々とグッと来ますね。
それとベッドの上で叩き起こすシーンも。
あれいきなりそういう事になってますけど
あれもまたちょっと葛藤とかあったっぽいですよね。そこを想像するのも楽しかったり。



■第2話「俺が妹とオフ会に行くわけがない」

黒猫さんと沙織が初登場する話。特典の小説を読んでからだと更に味わい深く楽しめます!


その人生相談がいよいよ始まるという話。
元々兄を好きっぽい、でもなんかのキッカケで疎遠に・・・って感じの桐乃にとっては
ここら辺の一連は実は内心嬉しかったんじゃないかと思いますけど。
最後のシーンなんか、照れ隠し度満点な上に、一度ドアをバタン、と締めた後に再び覗くっていう
その仕草がさりげない感謝?を表しているような。
やっぱり気にしてるんだろうなと思う。

肝心の京介の方も今まで避けていた妹の為に色々やる事が出来た、って事で
本人は気付いてないんだろうけど
それもまた彼にとってプラスになってるんじゃないかと。個人的にはそういう解釈。

そんな京介の尽力もあって出来たオタクの友達である黒猫さんと沙織・バジーナ。
これは本遍観てるだけでも楽しいんですが
特典の小説を読んだ後にこれ観てると、なんだか泣けてきて仕方ないですね。
黒猫さんも初めから話す気がないなら元々参加自体しない訳で
自分がああいう性格ってのを知った上で、それでも友達を作りたくて来た、と。
 だからこそ、最初こそ口ゲンカばっかだったけど
対等に会話で渡り合える人物
遠慮せずに自分をぶつけられる人物との出会いは大きかったんじゃないかと。

さりげにお互いの自慢をお互いちゃんと聞いてるのがいいですね。
一緒に秋葉原を散策するシーンは何気に好きです。
あと沙織に対するアレは罵倒ではなくツッコミだったんじゃ?と今観ると思いますね。




ここから特典について。


■特典CD「妹プリ~ズ!」「Shine!」

毎回変わってたED曲ですね。
こうやってソフトに付けるパターンですか。

これが聴いてみると、普通に良い曲ですね(笑)。もっと電波かと思ってましたが
「妹プリ~ズ!」は、なんだろ
最初こそキャピキャピしたアニソンって感じなんですけど
途中でちょっとシリアス?っていうか歌のトーンが変わるんですよね。
その落差が面白い。
音楽的にちょっと面白いな、って。

「Shine!」の方は渋谷系のエッセンスも漂う明るいポップス、かな。
こっちは割と素直に聴けるんじゃないかと思います。
歌詞も本遍をなぞってて良い。



■特典小説「あたしが兄貴に人生相談なんてするわけない」「堕天聖の追憶」

おまけの小説。原作者書き下ろしです。

これが思った以上に面白くて(笑)。
前者は1話を桐乃視点、後者は2話を黒猫さんの視点から描いたものです。
どっちも面白い・・・っていうか二人とも可愛いなあ!って感じなんですが
同時に心情を察するとちょっと泣ける部分もありますよね。
素直になり切れない人々の物語なんだな、って気はしました。
かなりニンマリできる出来です!

甲乙付けがたいけど、感情が伝わりづらい分黒猫さんのが新たな発見があって面白いかも。
これは良い特典だな、って思いましたね。
買った甲斐あったわい。




という訳で「イカ娘」と共に継続して書いていければな、と。また次回。
他のもまた書きたい。