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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

(アニメ)最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。第9話「バトルヒーター&料理の鉄人」 感想

2014-03-05 06:43:08 | アニメ

















美月がどんどん可愛くなってますね。

















こういうラブコメ作品の場合
ある種ヒロイン・・・というか「妹ちょ。」の場合は主人公でもありますけど
相手役の男性に対する好きになるきっかけというか説得力の描写もある程度大切だと思うんです
その点だともうこの作品は完璧と言っても差支えないんじゃないか?ってくらい今週も良かったですね
何がって、さりげなく勉強を見てくれる&勉強が出来る頼れるお兄ちゃんって所がね(笑
料理も美味くて、優しさも誠実さもあってこういう部分でも頼りになるという
凄く少女の理想が詰まってて有り体にニヤニヤしちゃいました
美月は多分全般が苦手ではなく
数学が苦手・・・って感じなんでしょうけど
そんな風に見た目美少女ですが弱点も多々あるのが可愛らしいですね
美月が寂しさを匂わせてたからこそ自ら家族観を演出してくれたり本当に良いお兄ちゃんですわ
正直美月が彼を意識しだすのも好意を持ち始めるのもしっかりと段階を踏んで伝わってくるんで
その意味だと本当にラブコメとして真っ当に面白いなあ、なんて感じてます
モジモジしながら勉強を見てくれた事に感謝したり
彼の笑顔を見てテレたりと
今週もまた以前よりも美月がしっかりと可愛くなってて観心地良好でした
なんだかんだいいつつきちんと「家族」になれてる感覚が観ていて心地良かったですね
勿論某縞パン(笑)のシーンも兄のテレ顔あり縞パン自体も眼福だったり相当イイ感じでしたけどね
あれはあれでかなり羨ましいな・・・と思いつつ
原作での描かれ方はまた少し違うので気になったら4巻チェックして見て欲しいッス
原作だとナレーション入ってるんですけどアニメだと流石に不自然になるからカットされてましたね
それはそれで雰囲気を保つという意味合いでは正解かな。結局二人とも抜けてるんだよねえ(笑

でも、夕哉お兄ちゃんは夕哉お兄ちゃんで決して完璧なわけでもない
心の底では今はいない母親を想って寂しがる気持ちもあったり
それもまた人間くさくて良かったですけど
それを観た美月の反応もなんだか彼に優しくしてあげよう、って意識の変化を感じられて良かったですね
夕哉も夕哉で過去を引きずりつつも今どうにか頑張ってる―という事実を知れたからこそ
美月も美月で素直にお礼を言える小さな「成長」を遂げられたんだと思います
要するに「相手の気持ちを汲む」というか
そういう繊細な心情の変化が垣間見られたのが嬉しかったですし
また美しかったなあ、とも同時に感じました いつもは見せない優しくて頼れるお兄さんの涙
だからこそつっけんどんに接するだけじゃない「素直になる」という選択を取れた前半の美月は可愛かったなと
その後照れすぎてまたいつもの恥ずかし乙女に戻っちゃったけど(笑
でもまた一歩距離は近づいたと思います
このエピソードもまた「妹ちょ。」ならではの少しづつ進むメソッドが効いてて面白かったですね
夕哉お兄ちゃんの安定した頼りになる兄貴っぷりにそんな彼の本心を知って少し素直になる美月っていう。
あと「こたつ」っていうのもこの時期にピッタリ合っていてその点でも良かったと思います
季節感出てるなあ、っていうか。
それと今やすっかり日和とは仲の良い姉妹みたいなものだね(笑
原作でもこのエピソードは大好きだったので単純にアニメ化されて嬉しかったです
原作者が女性だからか時折乙女の気持ちになって観れるのがいいですねー。


後半も後半で面白かったです
前半のエピソードの後に観ると確かな美月の成長も感じられますね
いつも尽くしてくれたり自身も寂しいのに頑張ってくれてるからこそ
そんな気持ちを返そう、と
何気に健気なヒロイン(主人公)でもあります
だけど、だからこそ「残した」という事実が胸に刺さってモヤモヤしてしまう
適当にやってて結果が奮わなければ「まあそうだよね」って思えるけど
自分なりに頑張ってて結果が奮わなかったら「う~ん」って動揺しちゃう気持ちもあるわけで
その辺中々にリアルだったと思います
どう見ても美月ちゃん料理頑張ろうとしてましたもんね
でもそんな風にイジけるって事自体夕哉への想いの片鱗が感じ取れて良かったな、とも思いました
結果が奮わなくて残念っていうのは裏を返せばそれくらい想いが強かったという事ですから。

でも、それはただ単に美月が勝手に判断して勝手に落ち込んでただけで
雪那姉さんの温かい言葉だったり
夕哉お兄ちゃんのその後の弁解だったりで
実はかなり嬉しく感じてた事が判明したのが良かったです
人間不安になりやすいからついつい悪い方悪い方に考えちゃったり
無意味だなんて安易に思っちゃったりもしますけど
自分がしっかりと頑張ってるって自覚さえあれば、気持ちが全く伝わってないって事もないですから
個人的に雪那姉さんの頼れる姉貴っぷりに感動したのと同時に
美月は色々と恵まれてるな、と
昔は母親が男に騙され自身も寂しい暮らしを送っていた美月が
今や色々な人に支えられてどんどん素直に健気になっていってる様が個人的に堪らないです
支えられて、そして支えて・・・っていう実に真っ当なドラマが繰り広げられてたのが良かったですね
雪那さんは一応恋のライバルに当たる方ですけど別にギスギスもライバル視なんかもなく
普通にいち女子と女子の関係性なのが観てて心地良さを感じますね
今週は彼女の優しさにもグッと来てしまいました
本当に「頼れる年上」がいっぱいのアニメだなあ、と。

夕哉お兄ちゃんも別に美月の料理がまずかったから食べなかったわけじゃなく
ただ単に量の問題で残してただけですししっかりと美月の気持ちは受け取っていた
そして美月もそんな気持ちを嬉しく思う兄の本音を聴かせてもらって
気持ち的に救われた・・・と
これまた美しい流れでしたね
これもまた一歩ずつ一歩ずつ、、、と思ったら
まさかの裸エプロンオチで二歩下がりましたけど(笑
でも少し素直になって兄貴の為に頑張ろうとした美月の想いがちゃんと結実していた~って
流れはとてもきれいに決まってて今週もまた良い出来栄えだったように感じました
過程の描写も相当しっかりしてる印象ですしやっぱり原作ファンとして「妹ちょ。」が一番楽しいな、と
そうやって少しずつニヤニヤ成分が増えていくのが「妹ちょ。」の本質だと思っています
やっぱり今期はこの二人の様子を眺めるのが一番好きみたいです。
誠実な兄貴にいじらしい妹・・・実に最高です
個人的にはそれに加えて「桜Trick」のカップル達を観るのも大好きですが(笑
色々な人に支えられて少しずつ成長していく美月の様子がツボだった9話目でした。
















アニメで気に入った方は原作も面白いので是非読んで欲しいですね
原作のがどっちかと言えば少女漫画成分強いので見方も多少違うかなと
それにしても正太郎の回想はアニメオリジナルだったんですが
若はげネタを再び引っ張って来たセンスに感心しました(笑
確かにワカメ云々は原作でも言いそうな感じがしますし中々良い仕事してるな~、と。
益々正太郎と萌亜ちゃんの話がアニメでも観たくなってしまった・・・!





(アニメ)桜Trick 第8話「桜色のウエディング」「桜色なクリスマス」 感想

2014-02-28 03:38:38 | アニメ
















なぜだか涙出そうになる。



















その前に先週分の感想書いてないのでそれはどこかで埋め合わせします
で、今週の内容に関してなんですが観ていてキュンと来ちゃうようなお話に仕上がっていました
なんでしょうね、優と春香の気持ちが受け手に流れ込んでくる感覚といいますか
特に優ちゃんの感情に関しては鮮明に伝わって来る塩梅で
二人きりで幻想的な街並みをただただ歩いて行くシーンの情感なんかは非常に恍惚的でした
言葉にせずともキャラの切実な心情が伝わって来てたまらなくなる感覚が実に良かったと思います
ただの恋人同士のやりとりから
誓いのキスを交わして想いを新たにした二人
固く結ばれた絆にもう解ける事はないであろう友愛を超えた愛情
ある意味二人の「覚悟」が決まったようなお話でそれにもまたグッと来ちゃったのかもしれません
このまま何があっても、どう思われても、思っても、それでも二人でずっとドキドキしていたい気持ち
気恥ずかしさや物怖じに屈せずに振り切れた形で一緒に恋愛を楽しんでいきたいという選択
今回は春香に甘えず優ちゃんから気持ちをエスコートしてくれた顛末もまた良かったです
珍しく照れ続けている春香も可愛かったけれど(笑
ある意味この先何があっても二人は離れないんだろうな~と思わせるお話になってたのもまた素敵でしたね

「桜Trick」は瞬間を切り取るのがとても上手いです
モジモジしながらも水面下では「好きな気持ち」が溢れている描写の数々だったり
最後の涙目でドキドキしよう、と語りかけるシーンなんかは物凄くドラマチックで良かった
本音で「これが観れてよかった」と感じれるのがファンとしてとても嬉しいです
また、「ドキドキする」じゃなくて
「ドキドキしよう」っていうのが良いんですよね
前者は流れだったり自然発生的なものだと思いますけど
後者は自分から意識して一緒に味わおう、とする能動的な思想ですから
「待つな」という美月姉さんからのメッセージも含めてやっぱり「覚悟」を感じるような一話でしたね
今までもこの二人はこうでしたけど
これからも私たちはこうでい続けようね、っていう
そういう想いを隅々から感じられたのが個人的なツボに嵌ったのかもしれません
それはそれである種の「選択」っていうかね やっぱりこのアニメは今期でも特に面白く素敵だと思います。

涙を浮かべる程の想いで
誰かを真っ直ぐに好きだと愛せる気持ち
そういう感情に触れて理屈じゃなく心が満たされた気がします
いつもは優ちゃんのが基本的に子供ですけどこの夜だけは彼女が引っ張ってくれるような頼もしさがありました
それも含めて二人の関係性の描写にニヤニヤしてグッと来これたのが素晴らしかった回ですね
なんかもう最早無敵感すら受けちゃうガッチガチの二人の愛情に夢中ですわ。


また、前半の「誓いのキス」って演出も素敵でしたねー
勿論結婚なんて出来ないししないと思うんですけど
でも代わりなんかじゃなく本気の「誓いのキス」
これが私の本音の感情
そして真実の瞬間だとも思える
今週のキス描写は官能的ではなく随分とロマンチックな印象でした
言葉ではなく、口付けで自分の気持ちの総てを伝え合っていくふたり
それはそれで粋で純真でいいものだなあ・・・とこれまた素直に思えました
元々離れる気配もなかったけど、今回のでより強い想い合いを見せ付けた印象ですね
これまで観て来たファンにとってはきっと嬉しい話だったんじゃないかなと
個人的には前半で春香が一生懸命気持ちを伝えて後半で優ちゃんが気持ちをエスコートっていう
コントラストが特に良かったと思います
一方的じゃないというか
二人ともなんだか男子的であったかな、と(笑

キスでリップを分け合うとかそういうのも良かったんですが
普通に自分たちの結婚と勘違いをしちゃう優ちゃんのアホの子っぷりがまた面白かったです
春香の母親がブーケを受け取ったのは離婚フラグなんでしょうかね(笑
その分ゆず楓コトネしずくらの出番がかなり少なかったので
その辺は来週以降に期待
もう百合云々じゃなくて本当に一途な恋愛ものって感じにもなってきたと思います
だからここまで「好き」だと思えるのかもしれません 更なるドキドキにこの先も期待ですね。
なんだかんだで美月会長は自分本位でもなく良いお姉さんだなあ、とも
















アニメが終わったら原作チェックしようかな、と思ってます
巻数的にもまだ集めやすい方だと思うしね
今週は特に素敵なシーンばっかりで観ていて凄く心証が抜群の回でした。




(アニメ)最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。第8話「二人きりの水族館」 感想

2014-02-26 03:24:25 | アニメ















今期一番好きだと思えるアニメ。
















なんかもう美月がちゃんと日和の事を考えてくれるようになった、という描写の時点で
込み上げてくるものがありましたねー 最初はただ単に迷惑がってただけですけど
彼女のお陰で夕哉お兄ちゃんとの距離が縮まったり
嬉しい思い出が増えてるのもまた事実。
「余裕が出来た」というよりは、前よりも素直に受け入れられるようになったんじゃないかなこの状況を。
男性不信だったあの頃よりも、見知らぬ他人といきなり家族になってしまう事に困惑していたあの頃よりも
今は結果的に状況は改善されてる訳でそのきっかけは間違いなく日和だと思います
それが受け手として分かってるからこそなんだか妙に感動してしまいました
日和も日和で重い感情を抱えてるからこそ美月に芽生えた「優しさ」に胸が熱くなりました
こうやって一緒に過ごしていく内に徐々に徐々に友情に近い何かが生まれていくのもまた堅実で良いですね
それでこそ松沢まりの真骨頂!って事で
先週が完全にオリジナル回、それも息抜き要素強めだった分
今週はきちんと原作の良さ、それもおいしい部分を描いてくれた為に大満足でした。
きっと日和も本心では嬉しかったんじゃないかなあ・・・なんて口元だけのカットでしたが強く感じましたね

で、それと同時に美月のドキドキが真っ直ぐに伝わって来たのに大興奮いたしました
なんでしょう、ここまでで夕哉お兄ちゃんが「格好良い奴」「誠実な人」ってのは十分描かれてるので
まず受け手としては美月がドキドキするのに「納得」してる訳ですよ
だからこそ余計に観ててこっちもドキドキするというか(笑
格好良いお兄ちゃんに対する憧憬と愛情入り混じった感情の放出が観ててヤバかったです
理屈じゃない良さがありましたが敢えて理屈で説明するとこういう感じですね
「ただキャラが可愛い」だけの良さではなく
きちんと丁寧に段階を踏んでるからこそこういうドキドキが生まれるんじゃないかなー、と
なんかつくづく思ってしまいやっぱり「妹ちょ。」メソッドは自分に最高に合っているなと再確認
今週も夕哉お兄ちゃんは最初から最後まで誠実だったので余計に素晴らしく感じましたね
なんかもう「妹ちょ。」に関しては手放しで大好きだと思えてしまう
それはやっぱり細かい部分も追加したり切り捨てなかった構成の妙だと思います
アニメでも原作と同じように徐々に深まる愛情の変遷を味わえて原作ファンとして幸せですね

加えて、今まで素の美月はあんまり素直になり切らない節があったんですけど
今回はね、馴染みの水族館と言う事もあってか普通に可愛くておしとやかに感じられたんですよね
勿論ちょっと(良い意味で)冷たい部分もありましたけど(笑
でも感情を表に出すようになったというか
それもあってか今まで以上に可愛くあいらしく感じられて
それもまた原作の時点でそうなんですが構成優れてるなー、と
サービスシーンの塩梅も大好きですがそれ以上に大好きなのはこういう部分なんです
ちびちびと一歩ずつ感情とか表情が柔らかくなっていく感じがもうたまらないですね
それが上手い具合に抽出されてたので今回は余計に面白く楽しく感じられて感動もありました
1話と比べると美月の表情が全然違いますからね
それもまた夕哉お兄ちゃんの誠実で真摯な態度の積み重ねによるものなんだと思います。最高に面白かった!


個人的に夕哉お兄ちゃんが大好きなんですが
水族館のチケットをくれたり妹のために気遣って温かい飲み物を運んでくれる優しさ
ちょっとはしゃいだ表情も人間くさくて良かったですし素直に謝れる性格の良さだったり
最後の健気ないたわり(先に帰って出迎え)だとか凄く魅力的で格好良く映るのがいいですね
美月(日和)のアプローチに少し照れてるのもラブコメ的にニヤニヤ出来ました
また日和が憑依してる美月もあれはあれで可愛いんだよね(笑
不自然ではありますけど、
でも可愛さはやっぱり凄く感じてしまう
というか日和ってやっぱり純粋で可愛いんだなーと
そんな彼女の無垢な性格が垣間見れたのも今回面白かったポイントですね
夕哉は夕哉で美月とは別の意味でいじらしかったりするから良いんだよなあ
なんかもうこの二人のこういう模様を半永久的に観ていたいと思ったくらいにはハマりました
放送が終わった後すぐもう一回観返しちゃったしね。

また、原作だと単なるおまけエピソードである美月が巨乳になるお話を結構上手く繋げて来たなと
結果的にお詫びみたいな流れになってたのが上手かったなあ、と少し
あのエピソード自体は夢オチでしたが
あれは夢オチ云々がどうではなく
「小さくて良かった」ってセリフの恥ずかしさが総てだと思います(笑
その後のグラビア雑誌を投げつける流れもまたラブコメの王道でニヤニヤ出来ましたねえ
ちなみに冒頭からあの雑誌読んでたので何気に伏線になってたのもまた評価ポイントであります。

今週は普通に下着カットがあったのと
ブラジャー描写のドキドキ感が実に最高
「ちょっと(?)エッチで結果的に良いお話」という私の好みど真ん中でありました
更にドクターフィッシュの描写は夕哉がはしゃいである種無理矢理入れられたからこその疑似絶頂・・・
実に敏感で最高でありました
それにぷんすか怒る美月がまた可愛いんだな(笑
と言う事で「変遷の面白さ」と共に小気味良く大胆なサービスカットの数々にも大いに楽しませてもらいました
やっぱりラブコメにはある程度の官能的要素があった方が私は楽しく感じられるなあ、とあらためて。
先週が小休止的な回だっただけに本当に満足感の高かった第8話でした。何度でも観れますね。















それにしてもアニメの美月もめっちゃ可愛いと本気で思えるようになって来たね。
段々表情も声も豊かになってきてひたすら観てるのが楽しいです。

ちなみに相手役の夕哉お兄ちゃんの友人の正太郎も単なる賑やかしじゃなくて本当はいい奴なんですよね
主人公の相手役の友人というポジションなので目立たないけど原作でかなり良いお話があります
それも出来たらアニメにして欲しいんですけど話数的に無理かな・・・
彼のイメージ変わると思うんで気になった方は是非原作6巻をチェックしてみて下さい。



今期好きなアニメについて語る~個人的見解

2014-02-15 22:27:57 | アニメ
















連日フィギュアを生で鑑賞して、録画で何度も観てます
正直自分の中ではかなり盛り上がってて羽生くんのファンになっちゃいそうです(ミーハーだけど 笑)。
でもあそこまで優雅で勇敢でシュッとした姿を観てると魅せられるものあるよねえ。
で、それとは全然関係ないアニメの話です。

今期はこのブログを観てる人なら分かる通り「妹ちょ。」と「桜Trick」推しなんですが
それ以外にも結構感情移入しながら観てるアニメがあるのでこの記事ではそれらを書いていきたいと思う
ネットに割く時間を大幅に減らしたので何が流行ってるかも正直分からないんですけど
まああくまで個人的な評価と見方ですよ、ってところで。











◆咲-Saki-全国編

原作は昔から大好きなんですが
尺的にどうなのかな?って思ってたら案外良い具合に進んでて観てて気持ち良いですね
原作でも登場人物の多さの割には各々の高校の様子や想いをバランス良く描けてる印象ですけど
アニメで観てると枠が長い分余計にそのバランスの良さが際立っていて観ていて清々しい気分になれます
最近原作を読んでても強く感じるどの高校もないがしろにしてない感じ
相手を見くびらずに、逆に強さを求める凛としたキャラクター像など長所がきちんと反映されてるイメージです
この分だと一応ある程度の「締め」は演出出来そうでその意味でも中々に楽しく視聴出来ています
あと上重漫ちゃんは隠れグラマーな事に気付いたのでそんな彼女の姿をアニメで拝めたのも良かったです(笑



◆スペース☆ダンディ

OPが岡村靖幸、EDがやくしまるえつこというある意味サブカルファンを狙い撃ちするかのようなアニメ
小学生の時「セックス」を聴いた時はこの人の曲がアニメのOPになるとは思いもしませんでした(笑
内容は笑いあり、感動ありの安定している人情劇という印象ですけど
ギャグ回だと往々にしてオチが投げっぱなしになるのが個人的には面白いですね
解決するどころか、取り込まれたまま終わる、っていう 笑
ダンディのキャラクター性も好きです。適当バカに見えて、時々情に厚いところとかね。



◆ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル

これは単純に不器用ながらがむしゃらに頑張ってるセシルの姿を観るのが楽しいアニメですね
若本さんのキャラが桃尻云々ぬかしながらセシルの尻に飛びつくシーンがやたら好きでした(笑
セシルは明るくて子供っぽいのに性的なアピールがあるのが堪らないです
まだまだ未熟な一面もあるけどそこ含めて自分は好きですね。
今期でもかなり好きなヒロインです。



◆そにアニ

基本的に話の流れはほぼ王道に近いんですけど、
王道だからこそ安心して観れる心地良さがあるなあ、なんて感じてます
あの先輩との話とその次の記者の話はすっごくベタだったんですけど、だからこそ逆に良かったというか
ベタをしっかりとこなしてくれるアニメって感じで心証は割と良さげでしたね。
何気に毎週楽しみにしてます。







◆他作品に対して軽く

「ニセコイ」は個人的にはシャフト演出と合ってるかなあ・・・?とか毎回思っちゃうんだけど
でも千棘の健気なエピソードは丁寧に描けてたと思います ちなみに私は一度も揺るがず千棘派です
「いなり、こんこん、恋いろは。」はちょっと登場人物の思考が短絡的過ぎるきらいはあるけど
夏祭りで背負われながら恋慕に浸るシーンはとても良かったと思う
「マケン姫っ!通」は安定してますね
凄く割り切った作りで中々出来は良いかなと
「未確認で進行形」はもう少し相手役の男が分かりやすくデレないかな~なんて思いつつ
小紅のおっぱいと真白の可愛さは純粋に観てて楽しいですね あとOPがめっちゃ好きです ロックテイストが◎
「となりの関くん」は結局のところいちいち注目しちゃう時点で横井さんも十分変な人だと思う(笑
そしてOP曲が90年代のアニソンみたいでなんだかノスタルジーを感じます
「生徒会役員共*」はあの時の続きをそのまんまやってる印象
だから地続きで楽しめる良さがあるかな、と
「Wake Up、Girls!」はドラマ性があって面白かったですね
実は金曜日は特に眠くて数回見逃してるんですけどこれからも追って行きたい

「お姉ちゃんが来た」は結局放送時間が遅すぎてリタイア
出来は好みなのでソフトが出たら一気に観たいなあ、と思ってます。


















個人的な印象はこんなところですかね
ちなみに単体のエピソードとしては「妹ちょ。」の4話が一番感動してグッと来ました
今期も色々なラブコメディのアニメがありますけど私的には夕哉兄ちゃんが最も誠実な男性キャラだと思います
完璧なだけじゃなくて多少思春期入ってる人間臭さと不器用さも含めて大好きなキャラクターですね
だからラブコメとして最高に感情移入して観れる塩梅が私にとってドツボなんですよね。

思想的な部分で言えば『妹ちょ。』の「自分の為に(相手が)変わって欲しいとは思わない」
「(仲良くなる為に)媚びあえばいいとは思わない」「仲良くなるってのは相手に譲歩するのとは違う」
もっと別のものだよ、って姿勢と
『桜Trick』の「好きな人と同じものを観て同じ感動を味わいたかった」
「その気持ちを理解したかった」「その上で今が楽しい」っていう切実で豊かな感情が良かったと思う
『そにアニ』の妬んだり憎まれ口を叩いてるけど結局自分は何も結果出してないし何も頑張ってないじゃん!
っていう自己批判も何気に心に残りました

そういう訳で今期も折り返し地点、2クール作品もありますが残りのクールも楽しみたいですね。




(アニメ)桜Trick 第6話「文化祭だよ☆お泊まりです」「文化祭だよ☆本番です!」 感想

2014-02-14 13:00:34 | アニメ


















無理をしたい。



















普通こういう「頑張っちゃう」系のエピソードだと
結局は自然体が一番、諌められて終わるパターンが殆どのように思えますけど
今回の場合はあなたの為に頑張りたかった、頑張って同じ景色を見て同じ楽しみを共有して
少しでも好きな人の気持ちを感じたり、傍に居たかった・・・という
空回りとか義務感というよりは
切実な能動だった訳で、
だからこそ登場人物の想いだったり繊細な動機に触れて気持ち感動してしまうんですよね
しようと思えば興味ないふりも頑張らないことも出来たけど、それでもコトネと楽しむ事を「選んだ」、
そしてコトネもそんな彼女の気持ちを諌めずに素直に受け入れて優しさを与えてくれた
「今がとっても楽しい」って気持ちを露にしてくれた。
前回のしずくとコトネのエピソードもかなりお気に入りだったんですが
今回はそれ以上にオリジナリティとか気持ちの細かい部分まで垣間見れて尚良かったかと思います
またしずくも頑張ってる事は頑張ってるんだけど、恐らくそれが「苦」にはなってないんですよね
彼女の言う通りにコトネと一緒だから慣れないことも楽しんで行ける、むしろ楽しんで行きたいんだ、という気持ち
不安な気持ちや疲れる気持ち以上にコトネへの真摯でストレートな愛情が伝わって来る塩梅が素敵でした

好きな人と同じものを見て
同じ気持ちを共有して、
同じ喜びを分かち合って、
例え相違点があったとしても「理解したい」という気持ちはずっと抱えて
正直なんて美しい思想なんだろう・・・とか観ていて素直に思ってしまいました
「私とは違うから」とか「分からない」とか、それもまた一つの「選択」ではあると思いますけど
自分の中にないものと分かっていても疑わず消極的にならずしずくはこの今を「選択」した、という事実
そういう歩み寄る姿勢というか、心意気というか、それが二人の恋をよりよいものにしてくんだろうなあ・・・
なんて観ながらしみじみと感じてしまいました
コトネもきっと自分の為に頑張ったり楽しもうとしてくれるしずくの気持ちが嬉しかったんでしょうね
そして同時にコトネ自身もしずくと一緒に楽しめる「今」が大切だと判断したんでしょう
歩み寄る心情と一緒に受け入れる度量も描けてたんじゃないかと思う
想いを汲む、というか・・・
無理をする、頑張っちゃうのは文字通りに取れば幸福なことではありませんが
この場合はそれが彼女らの幸福に繋がってるんだなあ、なんて深く感じれたのが良かったです
好きな人の為に多少無理を出来る、頑張れる幸せというか。その結果「楽しい」に変わっていく着地点がお見事
コトネの態度の隅々からしずくに対する気遣いが感じられたのも観ていて良い気分になれましたね
ただ単にからかって遊んでるだけじゃない、っていう。
それもまた一種のギャップなのかな。夜の屋上で静かにキスをする二人もロマンチックで良かったと思います
コトネの優しさも良かったですがそれ以上にしずくの誠実で健気な想いにグッと来た前半でした

それとは別に、「まだ起きてないよ」とさり気に春香の気持ちに応えてくれる優ちゃんも良かったなあ(笑
その後のねんごろしながらキスを続ける模様も実に官能的で刺激的で良かったです。はい。
自分はああいうシーンが大好物ですし、
ああいうのがあってこそ恋愛だと思ってるので。
そして「怖くない」アピールをしつつも春香に抱きつく優ちゃんは逆に子供っぽくてそれはそれで素敵でした
優ちゃんは二面性のあるキャラだから正直観ててかなり楽しいなあ・・・なんて思います
「まだ起きてないよ」なんて台詞がやたら大人の匂いを感じてドキドキしてしまった。


しずくとコトネの描写にもグッと来て揺さぶられましたが
今回はゆずと楓の描写もすこぶる良かったと思います
優と春香、しずくとコトネの関係性が大好きなのは勿論なんですけど
個人的にはこの二人のサバサバしつつも時折温い雰囲気になる緩急も負けないくらい好きなんですよねー
前述の二組とは違って「くっ付きそうでくっ付かない良さ」って感じがします
お互いをイジりつつも、
春香にからかわれて顔を赤くするゆずちゃんとか
楓の実はめっちゃ優しいクラス委員の立候補の理由だとか
直接的じゃないからこそ想像して楽しめる余地があるなあ、と
それもまた原作者の狙いだったりするんでしょうかね(笑 すごく良かったと思います
いつかはくっ付いて欲しいなー、なんて妄想もしつつ(笑)。取り敢えずは深い友情の欠片は存分に感じられた
ゆずも何だかんだで思い出の断片はあったみたいですしね 照れてるゆずちゃんも
しみじみと語る楓も両方可愛かったなあ!なんて素直に思いました
楓も実は健気でいい子だよなあ、って改めて感じる事が出来たのも個人的には良かったですね
ずっとこの二人の絡み、掘り下げを待望していただけにかなり嬉しい後半でした
なんか色々と想像しちゃうなあ 笑(しつこい)。

一方で今度は春香が子供モード、いじけモードに突入してました
普段は優ちゃんを守って世話してるのにこういう時は物凄く子供っぽく見えるのが面白いなあ(笑
でもそれも優と同じく二面性を感じれてやっぱりキャラクター造詣的には秀逸ですね
優がほくろの秘密をゆずにも話してる事に対して「優ちゃ~ん!」と悲しそうな声を出すのが可愛かった
最後の方には機嫌悪くしてらしくない意地を張ってしまったり、
優のケアレスミスがきっかけではあったんですけどね
でもそれくらい優と回るのを楽しみにしてたって事なんです
だからこそその後、優が春香を想って取った行動の数々もまた彼女の不満を打ち消すようでとても素敵でした
お互い「子供の時」と「大人の時」があって、それをお互いに懸命にカバーしている、って構図が好き。
ライブの音が聴こえなくなるまで二人で溶けあった(と、いっても「行為」はしてないよ)事は永遠でしょうね
お揃いの髪飾りを付けてるだけでそれまでのモヤモヤが吹っ飛んでしまうほど彼女が大好き・・・
というか「同じものを共有出来る喜び」を感じてるっていうのは前半にも通じますし
良い具合に恋愛の機微を垣間見る事が出来て良かったです
まだまだ完璧とは言えない二人ですけど、だからこそいいのかな、とも。


















そして来週はまた更に待望だった水着回!
予告の時点で眼福過ぎてヤバかったですね(笑
意外とゆずちゃんや楓ちゃんも頑張ってるなあ・・・なんて思いました
「頑張ってる」って言い方は変ですけどね。しかしまあこの題材で水着って時点で手放しに期待しちゃう。

あと今週で確信しましたがこの作品には水面下に能動的な要素が多々詰まっているなあ、と
そういう部分も含めて今夢中になってるアニメですね。今週も最高でした!どのカップリングも大好きです!!