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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

僕は友達が少ないNEXT 第5話「そんな遊びはいけません! ~君がいると世界観が乱れる~」 感想

2013-02-08 03:59:13 | アニメ













夜空の格言が格好良い。











「思い通りに生きた結果なら仕方がない」というニュアンスの台詞がありましたが
あの台詞は個人的に結構響いたというか、確かにね・・・と同意出来る格言ではありました
過去の失敗だったり、自分の今までの未成熟な部分を反省するよりも
それらを受け入れて前に進む男らしさ・・・
ってそう考えると夜空が誰よりも男前のようにも思えてきますけど(笑 
女の子らしい可愛さでアピールは出来ない、だからこそ周りを気にして幸村を敢えて男らしい格好に染めて
でもそれが逆効果になっちゃう辺り何とも不器用で可愛い女の子じゃないか、とも思いますけどね。
結局は小鷹がいるから~って理由でダメージがなくなったのも素敵だと思うし
それでゲームの良さを認められる度量もまた成長したな、と
以前よりも色々なものに対する理解や柔軟性が増してる時点で彼女もまた段々と経験を詰んで
ようやく他人に優しさを見せたり、認められる素直さが宿ってきたという事なんでしょう
そう考えると案外通して観るのにも向いてるんじゃないか、とか思い。

そう、今週は夜空が可愛い回でもありました
いちいち星奈のツッコミに過剰に反応して恥ずかしさを露にしたり
意外と恋愛方面に関しては(意外でもないか)非常にウブで謙虚な事が判明したり
疑り深い性格が何とも夜空らしかったり、
まあ気軽に他人の心に土足で踏み込んでくる人種が苦手っていうのは正直分からなくもないですけどね(笑
同時にそういう壁があるからダメなんだよ、って皮肉的な描かれ方もされてたのが余計に良い。
そして唯一反応を示した相手が小鷹と通じる部分があるっていうのがこれまたもうね、
小鷹の一言で恋愛ゲーをやる気になったというのもそうですけど
彼女の世界の中心はやっぱ小鷹なんだなあ、と
そういう夜空の想いも感じられる割と実りのあったゲームパートだったかと思います
中でも髪の事を小鷹に褒められて赤面する場面はここ一番の女子力を発揮されていて素晴らしかったです(笑)。
今はこうやって小出しにしてるけど、いつか夜空の可愛さを思いっきり掘り下げた回も観てみたいですな
確かに星奈は今週もビックリするくらい不憫で超可愛くてツボでしたけど(笑
でも夜空の健気さもまた十分それに渡り合えると思うんだ
2期になってよりダブルヒロインの魅力や可愛さの抽出が均等になってきた感じもあるので
この調子で最後までどっちに転ぶか分からない青春模様にドキドキさせて欲しいものですな。


もう一つ今週でフォーカスしたい場面があって、勿論小鷹のあの夢の内容ですね
あれはゲームの中で上手く行かなかった代わりに、現実で少しは救われる所を描いたって解釈してるんですが
それが上手く次回への引きに繋がったのは感心しました
要するに今週は全体的に夜空と小鷹の絆のようなものを表現してたんだろうけど
それが結果的にラブコメ的な波風を起こす・・・という。中々面白い仕組みになってるものですな。
勿論続きは気になるんですけど、そんな中でまたもや頬を赤らめ気まずそうな表情をしていた夜空が可愛い(笑
恋愛ドラマ的にも加速してきそうな雰囲気がバッチリでその意味でも楽しい回でした
当然シュミレーションの下りもしっかりと笑えて、
最低限の人間だけで良いという夜空の人間性も伝わって来ましたし
お互いにお互いを大切に想って気にしている夜空と小鷹の関係性の描写もニヤニヤ出来たと思います
今小鷹が夜空のやってる事に協力しているという事自体一種の贖罪ではあるんでしょう
普段はクールな彼の本音を聴くことが出来たと言う意味でも価値ある回でした
微妙に夜空がリードしてきた気もするけど、
星奈は星奈で親がノリノリであったりどっちも最大限に想像して楽しめるのがはがないの素敵な部分ですね。
これからの展開、特に次週はかなりのニヤニヤ回っぽいので相応に期待しています。
ヤンキー風少年に茶々を入れる小鷹へのツッコミ返しも面白かった(笑
良い塩梅になってきたのを感じた回でした。

「あの時こうしておけば良かった・・・」と思うのは感じるのは常ではありますが
その選択を含めて自分なんだと、それもまた良くも悪くも自分らしさだと認める事が出来たなら
またその後の人生も違ってくるのかもしれないですね。
実際に夜空は後悔や諦めで終わらず自分から行動を起こして今この現状がある訳ですしね。
そんな彼女の頑張りや健気さが浮き彫りになりつつある2期は好きですね。
割と教訓になり得るポイントが存在してるのが好みです。









それにしても、ここまで書いておきながら星奈の「ばら色の予感♪」はちょっとヤバかったですね・・・(笑
なんでパッと見超滑稽なのにあそこまで可愛く思えるんでしょう。
いや、やっぱり滑稽なのが無性に可愛いキャラなのか。
個人的には理科に説教されてるシーンの成す術のない怯えっぷりも至高でしたが。
これもギャップで可愛く感じるってアレの一種なんでしょうね。たぶん。




(アニメ)琴浦さん 第4話「変わる世界」 感想

2013-02-05 04:00:01 | アニメ












絶対に離れてやんねーから。










まあ現実的な話をすれば、トラブルが起きてその度に逃げる事を繰り返していちゃ何も変わらない
だけどあの日の琴浦さんにとってはそれが最良の選択だったのも間違いない。
けど、それでまた転校をしちゃっても
それはそれで何も解決しないというか・・・本当は自分から動き出すべきだった。
勝手に世界に絶望して勝手に一人で自分自身をすり減らす事以上に大切なことがあった。
それを教えてくれた真鍋くんたちの情熱や気持ちに心を動かされた所謂「良い最終回」でした(笑
森谷さんも本心から謝ってくれたし、これからも彼女なりの贖罪を続けていって欲しい
それで何もかもが許されるという訳でもないけど
でもやっぱ見せ掛けだけの謝罪でない事も真実ですから。
琴浦さんは心が読める事で気味悪がられ軽蔑され続けてきたけど
今回に限って言えば心が読めたからこそ森谷さんの謝罪の言葉すら浮かばない後悔だったり
どうしようもない懺悔の気持ちを伝える事が出来た。
心が読める=罪と決め付けてきたけど
心が読めるからこそ与える事の出来た幸せも確かに存在する訳で
きっと森谷さんの存在自体も最終的には琴浦さんの勇気に摩り替わったのだと思う。
そうやって一人一人がまた前向きに進む事が出来た非常にポジティブな回でした
先週が先週なだけあってとても感慨深い傑作回に仕上がってました。
喪失もあったけど、
その分また一歩進むことの出来た琴浦さんの姿と決意が心から眩しく思える出色のハイライトだったと思います。

でも、琴浦さんが戻る事を決断出来たのは、やっぱり真鍋くんの本心に拠るものも大きいんじゃないかと思う
あれは多分意図的に気付いて欲しくて出した心の声でもあったと思うんですけど
気が付いたら大事な人が目の前からいなくなったという悲しみ
それもまた琴浦さんが犯した重大な損失である訳ですから
彼女が帰ってくるという行為自体がそんな喪失に向けての贖罪なんだと思います
廊下で必死に心の中で想いを叫ぶ真鍋くんとそれを泣きながら聴いていた琴浦さんのシーンに関しては
とても情熱的でグッと来たのと同時に、体裁や約束云々ではなくただ「会いたい」から再会を望むと言う
シンプルな心情がダイレクトに届いてきて個人的には恍惚ものでした。
可哀想だから、とか同情ではなく
ただ「会いたい」と思うから「会いたい」と願う。琴浦さんにとってこれ以上嬉しい心情吐露もないでしょう。
斯く言う私も観ながら相当目頭が熱く涙腺を揺さぶられてしまったんですけど(笑
真鍋くんにとっちゃいなくなるほうがよっぽど迷惑だっていう。
気持ち分かるなあ・・・。

誰もが誰も他人を強く思って、きちんと反省もして、傷付いた中でも前を向こうと必死な物語
非常にドラマチックかつ非常に笑えもする(笑 爽快感溢れる再生エピソードでした
こうやって心配してくれる仲間がいるのに
敢えて1人で抱え込んでいた琴浦さん
だけどそれは仕方無いとは言え受身的な行動であったのもまた事実
ここからの彼女の能動的な「変わる世界」への踏み込みにも是非期待したいです。
確かに各々の心に傷跡は残ったけれど、その分一つ逞しくもなれたような・・・そんな成長のストーリーでもあった
一応これで序盤のクライマックスは迎えたと思うので、これから先の山場にも期待しています
具体的に言うとOPにも出てる母親のエピソードですかね(笑
既にここまでで名作って気もするけどね。
悲喜こもごもって作風が個性的な本作なので
この先もそういう意表を突きつつ王道で締める展開がくればいいな、と
とても心地の良い友情(愛情)エピソードを堪能させてもらいました。やっぱこの作品が大好きみたいです。


それにしてもおじいちゃんのキャラも本当に良いですよね~
いい年して孫に発情してんなよ、と思いますが(笑
勝手に孫の尻や太ももを自分のものにするなっ!と言いつつ根はやっぱりちゃんと孫の事をよく考えてたり
過保護ではなく、きちんと空気を読めるその大人ならではの矜持が格好良かったですね。
基本的に暗い雰囲気の中でも
決してある程度のギャグは忘れないメリハリこそが琴浦さんらしさでもある
おじいちゃんと真鍋くんの琴浦さんエロスの張り合いだとか琴浦さんの生け捕り(笑)だとか
お話もギャグも両方全力で楽しめるのがこのアニメの利点ですね
相変わらずのエロスの連発にもニヤニヤさせられつつ、真鍋くんの根源的な格好良さにも魅せられた第4話でした
この後の距離だとか紆余曲折もとっても楽しみです。最後にはみんなが笑顔になれるといいですね。
いつの間にか増えていた確かな仲間の存在に胸が熱くなった素敵なエピソードでした。
室戸の存在も良いアクセントになってたりサブキャラの手応えも良好です。
そんな室戸と百合子の関係性にもまた微笑ましくもなるのですが。
結構熟年のカップルっぽくて、
色々と想像してると非常に楽しいです(笑 この二人のエピソードも機会があれば描いて欲しいな。
一話の出来事とは思えぬ濃さで今週も充足感を受けつつ観終えることが出来ました。
これからはお互い辛い部分を分け合って過ごしていって欲しいですね。期待。










あとは、さり気に真鍋くんを動かしたのは百合子部長だったという事実も覚えておかなきゃ、ですね。
百合子部長がいなければ真鍋くんもまた腑抜けたままでした
裏を返せば何も考えてない様な真鍋くんでも実は心から落ち込む事もあるっていう貴重な描写ではありましたが。
それもまた彼にとっての琴浦さんの大きさを感じさせてくれて良かったと思います。

彼女もまた傷を負わせてしまいましたけどその分ちゃんとその後は役に立とうと頑張ってる
そういう一度失敗した人達がもう一度頑張る姿が魅力的な作品です。
是非「結実」が観たいアニメですね。




僕は友達が少ないNEXT 第4話「この中に1人、男がいる!」 感想

2013-02-01 04:04:40 | アニメ










リア充っぽくなっても残念は残念ですね(笑)。









小鳩ちゃんが怒ったのは知ったか以上に媚びてたからなんじゃないかなあ・・・とか思います
本当の意味で話が合うならともかく作為的に合わせられると正直ちょっと嫌、っていうのは個人的に分かる
まあ星奈も星奈で頑張ってはいるんですけどね。そこで小鷹さんの出番、というか活躍で
さり気に親代わりに二人の距離を少し縮める手伝いをしてた辺り流石だなあと
何度も書いてますけど彼の余計な主張の少なさと
なのにも関わらずさり気なく彼女らをまとめられる手腕は凄いなあ、と思います
まあこれは単純に私が主張し過ぎるラブコメの主人公が苦手ってだけなんですけどね(笑
にしても星奈の頑張りに対するフォローを入れてくれたのは感心の余地はあると思う
あれは普通に流されてもおかしくない場面でしたからねえ。

その前の夫婦に間違えられるパートは正直言うと見てるこっちが恥ずかしくなってしまうレベルでしたね
これ観て気付いたんですが、私はどうも普段滅多に照れない小鷹の照れがくると悶えてしまう傾向にあるようです
勿論無防備な星奈が一気に恥ずかしがる描写もはっきり言って最高でしたがね(笑)。
高校生の分際で夫婦に間違えられるというのは二人とも大人びてるからなのか
それとも星奈と小鳩が似てるからなのか・・・・・
両方ですかね(笑
だとしたら若くして頑張ったんだな~とか思われてそうですけど。
めっちゃニヤニヤさせてもらったし、座って観てたのに思わず立ち上がるくらいに興奮もしましたが
個人的にはようやく普通にラブコメっぽい描写がコンスタントに入ってくるのに感動しまして
元々そっち方面も期待していただけにこの2期はひたすら観ていて楽しいです
それもまた1期の積み重ねの賜物なのかなーと思いつつ
見た目とは裏腹にいかにも思春期真っ最中!って感じの二人のやりとりが終始ツボで
これを観れただけでも今回のお話は大収穫でしたね。小鷹って気難しいタイプではないけど
かといって女の子に夢中です、意中の子がいますってタイプでもないので照れるとなんか微笑ましいんだよな・・・。
それをまじまじと実感出来た恍惚のワンシーンでした。後で録ったのまた再生して観よう(笑)。


しかし、これ以外にも面白いシーンは沢山ありまして
まずは夜空と星奈の争い、もとい共闘シーンですかね(笑
星奈は本当にちびったのか?って考えると若干興奮する気もしますが(下衆ですね)
それ以上にこれまた夜空さんの恥ずかしがる表情の数々が今週も新鮮で面白かったですね
意図的に夜空の可愛い表情や情けない部分がコンスタントに挿入されるので
その意味でも2期はバランス良いんじゃないでしょうか
引き出し上手というかね。
その後の顛末はもう隣人部そのもの、としか言い様がないんですけど(笑)。
でもこれも振り返った時笑いのネタになると考えれば悪くはないのかな。張り合うのは認めてる証拠だから。
それにしても「琴浦さん」に続きまたもや美少女のアレのシーンを観る事になるとは思わなんだ(笑)。
ただ、以前と違ってピリピリした空気はなく若干柔らかくなってるのはいいですね
微笑ましさの範疇と言いますか。
幸村の正体がバレた事で若干動揺も走りつつ、ここまで観て来た人ならば
夜空の葛藤も分かってると思うので、それはそれで色々と想像が出来て良かったです(笑
今週もまた最後の最後は隣人部なりに一生懸命頑張って遊んで交流を深めて眠る、といういい落としどころでしたし
以前のような軋轢が徐々に徐々に少なくなっていってるのに微妙に成長なんかも感じたりね。
来週は幸村の掘り下げでしょうか、若干男の娘キャラじゃなくなったのは惜しい気もするけれど
まあバレるシーンのインパクトがあまりにも物凄かったし意表を突かれたので
これはこれで・・・という感じでもありますかね
というか小鷹はここまでの美少女大所帯の上に女子の局部をまじまじと見る機会があるだなんて
なんというか、、、こう、、、うん。
うん!って感じですよね。
まあ生まれつきの不幸もあるのでその感情は伏せるとして(笑
正直羨まし・・・って気分になっちゃうのは仕方ない。それを平気で献上する幸村もどうなんだ、って気もするけど
どう考えても漫画アニメでしか観る事の出来ない奇跡をありがとうございました、ってことで。
その前のマリアの小鷹の局部いじりもこれまたうん・・・でしたけど!
前半がクライマックスだと思ったら
後半も後半で盛りだくさんだった今週の「はがない」でした。相変わらずオートマティックに面白い。










にしても王様ゲームは面白そう、遊園地面白そうと思ったら
その通りにトピック多目で順当に楽しめたり凄くはがないとして真っ当になっている感覚がありますね
きちんと楽しいんだけれど、残念さは忘れてないというその塩梅が実にいいなと思います
次週はイベント回ではないっぽいけど、夜空と小鷹の幼少時代も少しは描かれるようで楽しみですねえ。





(アニメ)琴浦さん 第3話「嬉しくて、楽しくて」 感想

2013-01-29 03:54:00 | アニメ










泣いた・・・。











後半震えながら観てました・・・。どこまで私の心を揺さぶるんだこのアニメは。
森谷さんは悪意をストレートにぶつけて発散させようとした訳ですけど
それに対する覚悟があまりになさすぎた。
感情のままに行動するだけで、その先のビジョンに対する想像力が欠けてたんじゃないかと思う。
でも、相手を傷つけるという行為は加害者側の想像以上に甚大なパニックを引き起こす可能性もあって
その罪の意識に当然ながら溺れた森谷さんに向かって琴浦さんが優しく語りかけるシーンで、
個人的には涙腺決壊してしまいました。
本当は怒りも憎しみもあるだろうに、それでも「大丈夫」と口に出した琴浦さんの言葉にグッと来た。
同時にそれで森谷さんも森谷さんで救われて少し改心する・・・という流れもドラマチックで良かったです。
彼女はきっとこれからも罪の意識を背負っていくんだろうけど、
百合子さんが前半で贖罪をしていたように
彼女の再起再生のエピソードも是非描いて欲しいですね。
人間の愚かさや醜さが端的に描かれてましたけど、だからこそ、そこからの「反省」に期待してしまうのも事実
憎しみに憎しみをぶつけても、結局は憎しみだらけの世界になっていくだけ。
そんな大事なことを個人的には教えてもらった気がしました。

結果的に、琴浦さんと関わった事で追い詰められてしまった真鍋くんと森谷さん
琴浦さんは生真面目というか、すぐに背負い込んでしまうタイプなのは見ていて明白だったので
こういう顛末になるのも仕方ないのかなあ・・・って思いましたけど
やっぱり、「自分と関わると、、、」っていう
そういう気持ちもリアルと言えばリアルなんですよね。
それもまた観念的な考えではありますけど、でも琴浦さんの人生は楽観的に考えられるようなものではなかった
今までの経験が生んでしまった悲劇なんですよね。誰もが誰も心に罪悪感を負ったまま終わった3話目
あまりの壮絶な展開に寒気すら感じましたが(笑
だからこそ個人的にはドラマチックで見応えがあって面白い。
今期のどんな新作アニメよりもこの作品をまずは観て欲しいだとか
そういう過剰な事を思ってしまうほど見入ってしまいました。これはソフト買うわ。
それぞれの美醜入り混じる感情が織り成す繊細で真に迫るクオリティのドキュメント的アニメ作品
今回は事態が事態だっただけに衝撃的なオチにせざるを得なかったと思いますが
その分ここからの再会と和解に全力で期待したいですね。
登場人物たちの悲しい気持ちや、か弱い感情が容赦なく視聴者の心に溢れて滲んでいくような恐ろしいアニメ。
傷跡を残すような作品だからこそ本気で感情移入も出来る。最早言う事もなしの大傑作回でした。
今や心から大好きだと言えるアニメの一つですね。来週が凄まじく楽しみですね。


真鍋くんの本心からの琴浦さんを気遣う心情描写も良かった。
理不尽な暴行を受けながらも、それでも琴浦さんの無事を一番に願うその純粋さ
でもそれが逆に琴浦さんにとっては厳しかったのかも。
本当は自分の存在のせいでそうなったのに
一切責められる事はなく、汚い感情もなく、何も思われないのが本当に辛かったんだと思う。
勿論基本的な原因は森谷さんの暴走ですけど、でも琴浦さんがいなければ入院せずには済んだのもまた事実で
そんな罪悪感に苛まれながらこの先の更なるトラブルを覚悟しながら関係を続けるのが
彼女にとっては怖かったし、申し訳なかったのかなと
そういう部分も「いい人」ですけど
そういう人ほど社会では割を食うのもまた恒常的な事なんですよね。
その辺の不器用さが切実に伝わって来ましたけど、でも個人的には真鍋くんとの約束を是非果たして欲しい
ちょっとやそっとじゃ壊れない絆の結実を見せて欲しい・・・と今は素直に希望します
それもまたドラマチックになりそうですけどね(笑
でもこの作品のテーマは「贖罪」、
罪や行為は決して消える事もなくなる事もないけれど、そこから必死に幸せや誰かに与えることを目指す物語
誰もが関係性の中で少しずつ磨り減っていくのを感じましたけど、
その中で生きて歩み続けるのも美しくてリアルだと思う
そんなに都合良くは行かない、という厳しさが提示された今回でしたが
是非運命に打ち勝つ二人を観てみたいですね。気付けば相当壮大なお話になって来た気もする。
こういう衝撃があるからアニメは面白いんですよね。森谷さんの「反省」含めて素晴らしかったと思います。
ここまで登場人物全員に報われて欲しいと思える作品も早々ない。
完全にストーリー性に骨抜きにされた30分でした。
この構成力は、凄い。

後は室戸と百合子の関係もまたいいですよね
普段は百合子が生意気な目配せで優位に立ってる風だけど
時折室戸くんが彼女の心境を察して慰めて、ちょっと照れさせる
この二人の関係性もまたもっと見てみたいです。
互いに色々と積み重ねて来たんだな、というのがちょっとの描写でも伝わって来るのが秀逸かと。
百合子さんもまた不器用で非情になりきれない感じがとてもいとおしいキャラですね。










感情が揺さぶられたのは勿論、
琴浦さんの初期の態度がある種の報いにもなっていて
でもそれもまた仕方の無い事だったりして・・・と白黒付かない現実的な面白さのあるアニメだなと
誰も彼もを完全には責めきれない人間らしい描写の塩梅がここまで夢中にさせてくれるのかと
ここまで涙腺にグッと来るアニメは中々ないと思います。絶対支持。




僕は友達が少ないNEXT 第3話「俺の妹たちがこんなに可愛い」 感想

2013-01-25 04:01:47 | アニメ












小鷹の胸など見せてどうする・・・(笑











まあ個人的に爆笑しましたけどね!絶好調やなNEXT。
割とシュッと見せ所が、テーマがまとまってる印象でかなり観やすくなってると思う
オートマティックに笑えて、楽しめて、可愛さを味わえて、この作品ならではの感動もあったりして
正直30分でも短いなー、とか思っちゃうくらい今週面白かったです
思うにもうキャラの魅力紹介や掘り下げは済んでる訳で
馴染んでる訳で、
その上で色々と無茶だとか盛り上がりを加味していけば自然と面白くもなるよなあ、と
つまりは元々のキャラ造詣の時点でインパクトも個性も十分なんだって事実を再確認しました
正味な話基本的に不器用なキャラ「しか」いないからこそ
普通の温度で楽しめるのかもなあ・・・って
そこはもうはがない設定の勝利だよねーという感じですが
明らかにこの子たちの存在だとか関係性が自分の中に浸透してきている印象で
それも含めてどんどんと楽しめてる、ちょっとの進展でも面白味を感じる事が出来るなって
改めてキャラの根本的な良さを味わえたただただ楽しい傑作回でした。
深夜バラエティのような王様ゲームの描写自体も良い具合に笑いのツボを突いてくれて好調だったと思います。

個人的には、やっぱり夜空の乙女度が上がってるなー、と
最後のキスを止めたあたりの彼女のカットはいかにも恋する少女という感じで良かった
さり気に本音が出ちゃってるんですけど、風紀的な言葉で紛らわすそのいじらしさもいいですね
まあ今までも性的なものに拒否反応は示してましたから違和感もないんですけど。
その後の星奈の反応もねえ・・・多少残念そうでしたが
意味深な発言もあったり
きちんと恋愛作品的にも面白くなってきたのがまたポイント高いですね
1期のラストから繋がる夜空と小鷹の幼なじみ描写もまた微笑ましかったですし
ギャグだけでなくラブコメとしても旨味はきちんと出てて満足出来ました。
また最後に爆弾発言もありましたしね(笑
普通にドキドキもしたんですが、
やっぱりあのお題は自分が王様になった時に引こうとしてたのか、それとも小鷹に引いて欲しかったのか
そういう部分も含めるとますます夜空の存在が可愛く思えても来るんですけどね。
他にも冒頭の書き出しのように小鷹の上半身見せもあったりして
個人的には星奈に引いて欲しかったですが(笑
でもヒロインズの反応がきちんとニヤニヤ出来るものだったので特に文句もなし
しかし絵面がシュール過ぎて思いっきり笑ってしまいましたが。時折星奈が夜空の策略に引っかかってましたけど
最終的には星奈がカウンターを食らわすって構図がストレスがなくて観てて気持ちいいのかなとも
それも含めてちゃんとヒロインの扱いが対等になってきたような印象です
因果応報というか、きちんと塩梅が良くなってきたというか。
今回は未遂でしたが、その内本格的な恋愛模様も描かれるのかな?と考えるとワクワクします
それもこれも小鷹自体がちゃんと魅力的な人物として描かれてるのも大きいと思う。


後半は王様ゲームでしたが、前半はマリアと小鳩中心のエピソード
そこで見せた小鷹の良いお兄さんっぷりは正直爽やかで観心地が良かったです
ガタガタ文句やツッコミを入れず自然に過ごさせてあげる部分や
家庭的で基本的に優しく受け入れてくれる姿勢
変な主張もまったくないし、
素直に良い奴だなと
エピソード自体も良い具合にケイトさんと小鳩の実は相手を好いている描写があったりして
よくまとまっててすこぶる良好、
から揚げ合戦とか割と子供っぽいシーンにもリアリティがあって面白いんですよね
観てて微笑ましいというか、それは夜空と星奈のシーンでも同じような事を感じたりもするんですが(笑
そんな彼女らをきちんと見守る小鷹・・・って構図がやっぱり主人公として立派なのかもしれない。
歯もきちんと磨かせてたしね(笑
胸に関してはケイトがああだからマリアもすくすく育ちそうです。
それに対する小鳩の描写もね、良い具合にゲームで優勢描写へのカウンターになっていて面白かった(笑)。
そういう風に一方的にしない塩梅が気持ち良く観れた一番の要因だったのかもしれません
前半最後のまた来るときの為にゲームの修行をするオチも含めて
実にスムーズに視聴をする事が出来たエピソードだったなと
何気に主要キャラ全員から優しさだったり好きな気持ちが伝わって来るほっこりするお話でした。
夜空や星奈がいなくても案外魅せれるもんなんだねえ。感心しました。

小鷹は所謂やれやれ系の主人公だとは思うんですが
やれやれ系にしては素直だったり意外と柔軟に受け入れてくれたりと
割と大人びた一面のあるキャラクターだなと個人的には思いました
そんな彼自体のキャラクター性もまた他作品にはない要素で観てて気分が良いんですよね
その上今週は王様ゲームで照れる一面も見せてくれたりギャップ的な意味でも面白かったです
あくまで少年らしいウブさもあります、と。
来週も遊園地エピソードって事で楽しい事間違いなしですね(笑
テンポの良さと見せ場がきっちり用意されてることで更に面白くなっている印象です。この調子でこれからも。








にしても1期はキャラ同士の衝突も多かったから、余計にみんなで楽しくやってる2期が面白く思える。
何だかんだいって上手く行かない時期も重要ってことですかね。