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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

(アニメ)琴浦さん 第7話「この世界に私は」 感想

2013-02-26 17:48:03 | アニメ












この世界で私は。










百合子部長と室戸くんのエピソードが大好きですね~
百合子部長がここまで自発的に仲間を集めて頑張れるようになったのは彼のお陰でして
自分の母親がインチキと疑われて、それをずっと言われ続けた為どこかで疑う気持ちが芽生えた
自分の大好きなものを信じる気持ちが徐々に去勢されていったという話なんですけど
そこで室戸くんが本心から自分の母親を信じてくれた気持ち
初めての他人からの肯定、
それで疑っていたわずかな気持ちが完璧に消え去った、という・・・。実に人間くさいエピソードですよね

自分では〇〇は〇〇だ、って強く思っていても周りもそう思ってくれるとは限らない訳で
人ってとてもとても脆弱な生き物ですからそこでブレちゃう事も多いんですよ。
だって、自分だけで意見発してても結局は一人相撲でしかないから
どうにも不安に陥る気持ちは抑えられない
止まらない
そういう時に、他人の口から出してくれる肯定の一言がどんなに嬉しくて、救われる事なのか・・・
その重さと百合子部長の室戸くんに対する気持ちがよく滲み出ていた良いエピソードだったと思います
だから百合子部長の中では室戸くんを振り向かせたい気持ちもちょっとあるのかな、なんて
前半の目配せ失敗の場面では個人的に相当ニヤニヤしてしまいました(笑
やっぱりこの二人、主役に負けないくらい好きです。
承認欲求を強く感じさせるエピソードだったので、個人的にも感情移入を含めて観る事が出来た気がする
いつかこの二人が恋人っぽくなるお話も心から観てみたいですね。サブキャラが良い作品は間違いないです。


だけど、メイン二人もまた良かったですね
かつて琴浦さんは「生むんじゃなかった」と生まれたことを否定された訳ですけど
そんな彼女がここに来て「ハッピーバースデイ」と生まれてきたことを祝福されたという流れ
思わず目頭も熱くなりましたが、それもまた琴浦さんの努力の成果でもあって
すぐに逃げなかった
トラウマから疑心暗鬼にならなかったからこそ
掴むことの出来た幸福と想いの結実。一度は生を疎まれた彼女が存在を祝福される流れは非常に美しく
ようやく1話の衝撃の痛恨がここに来て緩和された気がして素直に感動してしまいました。
かつての表情のまま暗黒を生きる母親と
かつての自分の殻を一歩破って再び豊かさに向かい始めた娘
その行く道が交差する事は有り得るのだろうか・・・と少し不安な気分になりつつも(笑
いつかは分かり合える日がくればいいな、と個人的に願っております
疑ったままサプライズに突入~ではなく、信じ切った先に幸せが待っていたという凄く象徴的なお話でしたね
ギャグもいちいち面白かったし(笑)。相変わらずのハイクオリティっぷりに脱帽でした。
一つ一つトラウマを乗り越えていく琴浦さんの姿は若干脆くも力強い。
そして、とても美しい事のように思えます。
先週先々週のエピソードも「回復」を端的に表現していたと思いますが今週はそれ以上の出来栄えで
改めてここまで見て来て良かったな、と ようやく一人の少女が本当の意味で存在を許された、そんな深い一話で。

真鍋くんも相変わらず男前だった。
琴浦さんって性質的にサプライズの通じない相手だったので
敢えて距離を置き会話を遮る事でサプライズを隠し通した、と
それもまた琴浦さんの知りえない喜びやカタルシスを初めて与えてあげられた、という事で
非常に格好良いと思ったし、多少滑稽でも、滑稽だからこそいじらしくて素敵な男の子だなと
そういう裏表がない部分が彼の一番良いところであると再確認出来ました
知っちゃってたらぶっちゃけつまんないですからね。
ドキドキが半分薄れるわけで
そこまで考えて琴浦さんの為に尽くしてくれた心意気が素晴らしいな、って
ようやく琴浦さんにも心から他人を信じる気持ちが芽生え始めたこともまた積み重ねの成果を感じさせてくれて
全体的に彼女の変遷をしっかりと味わえた好エピソードに仕上がっていたと思います
和尚が母親を連れて来てくれたのもあの日の約束を果たしてくれたようで・・・
個人的にはグッと来ました。
本当に印象に残るシーンの多いアニメですね。そこが好き。







それにしても前半のエロス追及の流れも面白かった(笑
すっごく健全に「男の子」やってるなあ・・・と。あれが本能ですよね。表に出さないだけでね。
そして森谷さんも3P妄想といちいちネジが外れてて純粋にクスクス出来たのが良し。
今週もまた密度が濃くて満足度の高い仕上がりでした。来週はデート回みたいで素直にニヤニヤ出来そうですな!




僕は友達が少ないNEXT 第7話「お兄ちゃんだけど愛さえあれば妹が増えても関係ないよねっ」 感想

2013-02-22 03:59:30 | アニメ













小鷹はきっといい旦那になるだろうな・・・(笑











正直格好良すぎんよー、って思っちゃったんですけど
別に主張の激しいキャラでもお膳立てのように活躍シーンがある訳でもない
それなのにここまで彼に対する好感度が高いのはきっと外さない人間だからだと思う
生活に対する意識が高いというか、常に家事の事を考えてるような献身的な一面があり
それでいて小鳩ちゃんを甘えさせ過ぎない、かといってそこまで厳しくもしない絶妙なバランス感
ちゃんと他人を受け入れる技量もあるし、肉を食べなかったのは我慢して小鳩たちに譲る為だろうし・・・。
妙なヒーロー感がない代わりに周りをよく見てバランスを調節出来るスキルがあり
それがあるからこそ
ある種スマートに格好良く映るのだと思う
でもスマートに見えても自分第一ではない謙虚さが光ってるからで。
いや、ホント良い保護者してると思ったし人から好かれるだけの事はあるなあって確信しましたわ
だから個人的には彼が水面下でモテてる事に何の疑問も持たなかったりする(笑
すげえ堅実に豊かさのある生活送ってるじゃん!と。

それで、はがない2期は1期の「交わり」とは違って「結実」をテーマにしてると考えていて
今回でようやく小鳩ちゃんとマリアの和解・・・というか友情が芽生え始めました
これまで散々悪態を突いて来たマリアが恥ずかしそうにプレゼントを小鳩ちゃんに渡して
その後小鳩ちゃんがこれまた赤面してお礼を云うシーンでは思わず目頭が熱くなってしまいました。
これ初期の数話程度でされてたら別に感動やカタルシスもなかったと思うんですけど
2期の後半でようやく愛情表現を不器用ながら出来るようになったからこそ
妙で正しい感動がほんのりと生まれたのかなと
これで益々積み重ねの作品だなあ・・・という印象と評価が私の中で生まれましたが(笑
でも、今まで同世代の仲間がいなかった小鳩ちゃんとマリアがようやく少し通じ合えた・・・という事で
やっぱりこの物語は明確に「結実」を目指してくれてるんだなあ、と思えてちょっと嬉しかったし
本当に心に残る名シーンだったと思います。
それもここまでの衝突がなければそう感じる事も出来なかったという事で・・・
やっぱりはがないは自分にとって面白く豊かな作品なんだな、と改めて思えた相応の傑作回でした。
今回の完成度は今までと比べても群を抜いてると思うけど、それもまた3話の布石あってのことなんでしょう
それを考えると先週のラストをきっかけにして星奈と夜空が本気で分かり合える日?なんかも
個人的には期待しておきたいですね。
少なくともお互いに最低限の愛情がある事は分かっているので。


あ、今回も後半の小鷹のまともっぷりと小鳩とマリアの個人的に感動した友情ばかり言及してますが
勿論前半は前半で面白かったですよ、前半の肉の複線があってこその後半ですから
3話の布石といい実は結構丁寧に描かれてる?とも思ったり
それに、
前半は前半でみんなと一緒に買い物、そしてCM明けに誕生日会と
これまたはがない人の経験詰みみたいな形になってて、それでいて残念さも忘れてなくて(笑
とっても良い感じだったと思います。初期から一貫して残念さを確実に用意してくる
そのこだわりがこの作品の利点というかユニークな部分の一つですよね
夜空は今週もウブで純真過ぎて可愛かったです(笑
照れる小鷹も良かったですけど。

それでまあ、本格的なラブコメモード?にも突入してましたね
なんか理科はメガネを取った方が可愛く見えると思うんですけど・・・それに珍しくベタ褒めされて
いつもとは違い思わず照れさせられている場面は本気でキュートだと感じる事が出来ました
まあそれでもダブルヒロインに目が行ってしまうのですが、夜空は最終的に残念な仕上がりになってましたね。
なんかもう色気もなにもない超地味なジャージ姿で。それもまたギャグ的に笑えたんでいいんですけどね。
今回最もフィーチャーされてたのは星奈で、まだそこまでアプローチを仕掛ける感じではないにしても
素直に星奈が小鷹に好意を表すシーンは個人的にお気に入りでした
星奈は意外と賢い一面もあると思うので
多分周りの気持ちに勘付きつつ遠慮する気持ちもあって本格アプローチしないのかと
この前半パートでは小鷹はやはりお約束とも云える鈍感っぷりでしたが(笑
それもまあ、ぶっちゃけ小鳩との生活優先でそこまで余裕があるって訳でもないんでしょうな
その辺もよく考えられている気がしますが、その分集まると修羅場みたいな空気になってしまうのが
ラブコメ的な旨味を搾取出来て案外悪くもないなあ、と(笑
星奈も星奈で意外と女子力が低かったり抜けてる部分がきっちりあるのが観ていて楽しいし
意外と人間くささも感じれて一面的ではない面白さを感じてたりもします
一応展開的には進みそうですけど、
どう転んでもみんなの友情だけは積み重ねたままでいて欲しいなと
取り合えず進展しそうでその一歩手前で踏み止まっている状態はこれはこれでオイシイなと思った前半でした
来週もまたオイシイ展開が待ってそうな次回予告で早くも観るのが楽しみですね(笑
はがないらしい笑える残念さと、それを重ねたからこその一つの「結実」が両方楽しめた出色の1話だったかなと。
めっちゃ面白かったです!










冒頭のメールは、理科や幸村も面白かったですけど
一番グッと来たのは夜空の回りくどいモジモジメールですかね(笑
文面から溢れる乙女心が伝わって来て最高でした。あとセクシーな格好も是非似合うので、また。

公式HP行ったら小鳩の誕生日イラストだったのにも仄かに感動!



(アニメ)琴浦さん 第6話「夏休み!」 感想

2013-02-19 02:43:20 | アニメ











辿り着いた景色。










琴浦さんの寝てた場所は多分母親の部屋なんじゃないかな・・・と思うと
やっぱり今でも、あんな事を言われても母の面影を求める気持ちは消えてないんだなって
それ即ち本当は誰かに側に居て欲しい気持ちがあるんじゃないかって事なんですけど
その代わりに側に居てくれるのが真鍋くんや部長たちであって
琴浦さんが一歩踏み出した分、
着実に豊かさに近づいてるのがよく伝わって来た今週もまたある種の傑作回だったように思います
ただ楽しいだけじゃなくて、根底には今までの寂しさやこれまで味わったことがないという悲しみがある訳で
そこから考えるとようやく辿り着けた場所・・・という印象で明確に結実が味わえて個人的に嬉しい
彼女が孤独だった分、どんどんこういう平常な感覚を取り戻していくのが醍醐味なのかなと
最後に琴浦さんがみんなに向かって伝えた気持ちがこのお話の総てでした。

真鍋くんとの進展は・・・取り敢えずは彼が今週もイケメン過ぎたので(笑
順調に絆を育んでいる様子はしっかりと描かれていたかなと思う
それはやっぱり真鍋くんが純粋だからだと感じます
欲求に対して正直だし
変に擦れてるような腹黒さもない
確かに四六時中エロスを考えちゃうような無作為な男の子っぷりは目立ちますけど(笑)。
でもそんな彼だからこそ、素直に琴浦さんのお弁当を一番楽しみに出来る無邪気さなんかもあったりして・・・
目の前の物事に一番夢中になれる他意のない素敵な性格。豪華な食事を蹴って弁当を選ぶと言うのは
割とオーソドックスな好感度上昇の手法のようにも思えますが、
この作品の場合本心であるのがはっきりと明け透けになっちゃうので余計に観てて嬉しく思えるんですよね
それだけでもニヤニヤ出来るような描写でしたが、その前に琴浦さんの不安な気持ち
豪華な食事があるのに弁当なんて食べないよねって感情表現が添えられてたからこそ
真鍋くんの真っ直ぐな感情に感化された部分があって
そういう純真さが非常にグッと来るアニメだなと個人的に再確認
その前の救助のシーンも含めて二人の距離の縮まった部分を最大限に楽しむ事が出来たお話でもありました
このエピソードの真意は琴浦さんの得た「充実」を表現するって事だと感じたんですけど
その意味じゃ本当に過不足のない形に仕上がっていて大満足ですね
それもまた真鍋くんとの描写ありきなのは言うまでもなく
真鍋くんに言わせればキスも時間の問題らしいですけど(笑 この先の二人の関係性の描写も楽しみです。


同時に、森谷さんを許す琴浦さんの描写も個人的にはグッと来ました
元を辿れば森谷さんに追い詰められて一人になることを余儀なくされた彼女ですよ?
それが森谷さんがみんなと距離があって一人ぼっちなってると知ったら助けに行くって・・・
でも、だからこそ、そんな琴浦さんだからこそやっぱり報われて欲しいなと思うし
こうやってみんなに助けられる価値のある子だと思えるんだと感じました
他の人達も何だかんだ言いつつ森谷さんの事も認めてくれてるし
そういった慈愛の心、他人を許す気持ちの素晴らしさ・・・も表現されていたと個人的には思います
彼女も彼女で一度自らの行動でお手つきを食らった身、そこからの這い上がりに是非期待してあげたいですね。

そんな一部傷を負いつつもちょっとずつ幸福に向かってる方々の描写も素敵だったんですが
一方で百合子部長と室戸の関係性についても微妙に匂わされた部分があって
電車の中でサイズアップをアプローチしたり、
水着になってアピールしたり
室戸に対する百合子部長のセクシーなアクションの数々もまた印象的な回に仕上がってました
もしかしなくても、もう少し自分を見て欲しい気持ちがあったりするんですかねえ。
その辺琴浦・真鍋コンビとは対照的ですけど(笑
でもそんな若干報われないけど楽しそうに目配せを送る百合子部長の姿はとても可愛らしく見えましたね
室戸くんは無反応ですけど、もしかしたら強がってる可能性もありそうですし
今後の二人の描写にも是非注目したいですね
何はともあれ、眼福と言えば超眼福な描写の数々でしたね!(下衆)
特に百合子部長のストライプの水着姿は大変よろしゅうございました。私は基本グラマーの方が好きなので。
なんて書くとEDに叩かれてしまうかな。色々と酷かったけど(笑 遊び心あって面白かった。









長い孤独と迷走の季節を抜け、ようやく「友達と一緒に賑やかに遊ぶ」という
周りから見れば至極当たり前の、でも当たり前だからこそ最も尊い瞬間を手にする事が出来た琴浦さん
その事実を示唆させるエンディングを含めて一つの結実を見せられた傑作回だったと思います
ただその分、維持するのも大変だよねえ、と不穏なCパートが告げてましたが・・・
まだ、もう一つくらい試練残ってそう。
だから、これからも頑張って絆を紡いでいってもらいたいですね。
少なくとももう二度と自分の殻に逃げ込まないでも済むくらいには、ね。




僕は友達が少ないNEXT 第6話「奇行少女は傷つかない」 感想

2013-02-15 04:01:56 | アニメ












星奈と夜空の未成熟な友情。










最後の夜空は少し罪悪感を覚えてたようでしたが、最終的に元気になった星奈を見て少し微笑んでいました
まだ素直に謝れるところまでは行ってませんが、こういうのも2期になってからの兆候ですよね
本当は星奈の事をよく見て理解してたって言うのも事実なんじゃないかな・・・と
個人的に感じたりもするのですが
まあ基本的に犬猿の仲なので思っててもすぐ仲良くなる事はないでしょうね(笑
ただ本心では何気に夜空の事を好きっぽい星奈と、そんな星奈に愛着が沸きつつある夜空
密かに仲も近づいてる?と感じる事も出来たただ笑えるだけじゃない良回だったように思います
最終的なゴールラインも少しだけ見えてきたかな、とも感じられました
占いを保留にしたのも一種の罪滅ぼしでしょうし
徐々に徐々にでいいから二人の仲も縮まればいいな、と
そんな風にも思えた友情発展への複線を垣間見せた回になってましたね
このまま険悪なムードで終わるのかと少しハラハラもしましたが(笑)。でも元気のある締めで良かった
そういうぎこちない二人を見守る小鷹の目線も流石主人公!って思えたお話でしたね。
面白かった。

そんな夜空はメイド服を隠れて着たり、小鷹と一緒に学園祭を満喫したい気持ちを見せたり
どんどん乙女な一面が出てきて楽しいですね(笑 彼女の可愛い部分がよく抽出されてるのは2期の特徴
最後も1期であればああいう表情ではなくもっと別の表情をしてたでしょうし
彼女も彼女で本当は吹っ切れたい気持ちが出てきたのかも
まだ表面化こそしてませんが、
今後はそういうシーンも多々出てくると嬉しいですね
その為の布石のようなお話でもあったので今後の展開も至極楽しみです
占いに関しても周りのツッコミ通り半分はマニアなんだろうなあ、とも思えたし(笑
自分の過去を取り繕わずに堂々と話せる潔さも含めてまた一つ彼女の可愛さを垣間見れたお話でした

なぜはがないを毎週ワクワクして観れるのか、
次回予告を観ただけで早くも次の話を観たくなるのかがハッキリしたような気もする
キャラが全体的に不器用で未成熟で、でもその中でもちょっとずつ変化している部分があるから
そこを気にして彼彼女らの成長を見守っていくのが楽しいんだなあ・・・と個人的に確信した
夜空も星奈もまだ自分の気持ちに自覚的にはなれてませんけど
でも1期と比べると素直になってきた部分もあって、
そういうのを小出しにしてるからこそ結実する瞬間を期待してワクワクしながら観続けてしまうし
過程を味わうのもまた楽しくきちんと糧になる行為ではあるんだと
そんな事を感じつつ、
でも単純にコメディアニメとしての面白さも感じつつ(笑
星奈は頭のネジ外れすぎだろう・・・と思いつつ、本音では嬉しかったんだよね
でも夜空は星奈は自分の事嫌いだと思ってるから、そういう嬉しい感情までは想像出来なかった
口に出してたとしてもリアリティを伴わなかった。だからこそそれに気付いて悪気のある表情をしたんだろうけど
小鳩ちゃんのお陰で元気になった星奈を見て安心する彼女に対する優しい気持ちもちゃんと持っている
そういうお互いの愛情に対する芽生えが表現されてたのにもグッと来た辺り
今週もまたある程度の深みはあった気がします
こうやって一歩一歩進んでいくのがはがないの良さだって思うと
回を重ねる度面白くなってる風に思えるのもまた当然の事なのかなあ・・・と
改めて個人的にですが再確認出来ましたね。夜空も星奈も最大限に可愛いお話でした。


後半ばかりに触れてしまいましたが、勿論前半も面白かったですね
具体的に言えば星奈の体育祭と文化祭での活躍の描写がゲス的に最高でした(笑
ありゃあ確かに男子は喜ぶわ・・・
特に騎馬戦ね。
前も後ろも堪らない肉感を味わえるという。走りでの揺れ具合も青春を思い返せましたが(アホだな自分)
文化祭の衣装とハプニングは漫画っぽいエピソードでしたね
というよりも、周りからはそういう対象にしか見られてないって事なのだろうか
だとしたら想像以上に残念な存在なのかもしれませんが(笑 そういう他意の無い無邪気さも可愛い部分だよな。
ちなみにメイドの部分は小鷹を気にする視線を含めてビックリするぐらいの可愛さでした・・・
先週の「薔薇色の予感♪」もそうでしたが本当に破壊力のある美少女キャラっぷりですね。
それもまた通い詰めという残念な部分から来てるのもまた良し、で(笑

それと、個人的にはダブルヒロインが好き過ぎる感じなのですが
今週は理科も相応に魅力的だった気がします。メイド服姿も似合ってたし
覗き見を全くしない小鷹への怒り具合も女の子らしくて絶妙な可愛さを感じました
後輩キャラとしては正にベストなキャラ設定かな~って思いつつ
あのツンデレ喫茶に関しては、半分拷問のような印象を感じたりも(笑
思わず笑っちゃったけど、ある意味笑えない厳しさを持っていたツンデレ喫茶っぷりでした
流石に空気椅子はねえ・・・あれじゃ半分はSM倶楽部ですって。あと夜空の接客はいつか観てみたいです。
一番ウブだからひょっとしたら一番可愛く映る気もする。幸村はもう普段が接客って感じだけど(笑

次回予告は小鳩のお誕生日回の買い出しか何かですかね
これもまたデートっぽくて面白い回になりそうな気がする
ただ楽しいだけではなく、笑いを生みつつ最後に少しグッと来る場面を用意出来た
少しずつ友情が育ってるのも確認出来た価値ある回でもありました
EDの絵柄はこういう回にこそ合ってる感じですね
更なる歩み寄りにも期待を寄せつつ。








同時に、夜空と小鷹が今以上に仲良くなるのにも期待してたり
みんなが本当の意味で友人になる複数のゴールが見え始めた6話目でした。
星奈の勇姿は永久保存版レベルでしたね(笑)。





(アニメ)琴浦さん 第5話「学園天国?」 感想

2013-02-12 04:01:34 | アニメ












素敵な学園生活を送ってらっしゃるわね(笑










森谷さんはやっぱり贖罪の意味も込めて一緒にいるんだろうなあ・・・って個人的には思います
真鍋くんと一緒にいたいのも本心ではあるんでしょうけど、それ以上に自分の所為で~って部分があるから
少しでも力になってあげたくて入部してくれたんだと思ってます
クラスの目からも庇ってくれたし、
体育祭でもちゃんと応援もしてくれたし
それとはまた別の部分で琴浦さんを癒してたりもしますが(笑
あれはもうしょうがないですよねー。と思うと同時に、本来なら嫌な思い出に当たるかもしれない
森谷さんとその道場の人達の写真を平気で飾れる琴浦さんの憎しみを引き摺らない凄さ・・・
いや、それ以前に憎んでもいない心の純真さがやっぱり素敵だなと
憎しみの連鎖は憎しみしか生まない
完全に彼女の存在を許し切ってるその他人を必要以上に嫌悪しないピュアさが琴浦さんの魅力だと再確認
この調子で一度大きく彼や彼女を傷付けた分しっかり「仲間」になって贖罪を続けて欲しいです。
それが森谷さんの為でもあり、彼彼女らに豊かさを与える行為でもあるのだから。
一度敵側だった分、
今度は味方として帰ってくるのはバトル漫画のそれに近いな、と思ったのは内緒です(笑
琴浦さんも一歩ずつ進んでるけど、それと同時に彼女もまた一歩ずつ進んでるなあ、と素直に思えた回でした。

そして、琴浦さんが初めてみんなを部屋に迎え入れる事を受け入れたり
運動を精一杯頑張るお話でもありましたね。
それまでの琴浦さんは誰にも関係を持たせない、疑心暗鬼の渦の中にいた訳ですが
そんな彼女がようやくこうやって本当の意味での「仲間」たちと一緒に遊べる事自体がね、
これまでの流れを知ってる身からすると感慨深いというか・・・
正に構成の勝利的な部分ありますけど(笑
紆余曲折を経たからこそ今ここのワイワイガヤガヤやってる流れが心からいとおしく思えるのが素晴らしいなと
それも振り返ると分かりますが琴浦さんだからこそ出会えた人達ばっかりですから。
そういう仕組みになってるのも妙なリアリティを感じさせますが、
その中で真鍋くんとの距離も縮まっていて
どんどん精神的に充実していく琴浦さんの回復っぷりも嬉しかったです(笑
百合子部長が彼との写真を撮って送る場面もただのイタズラではなく、実際は彼女の為を想って
ささやかなプレゼントのつもりで送ったんだと個人的には思っています。
実際彼女も嬉しそうでしたし、
良い具合に二人の仲を取り持ってくれてる頼もしさがありますね
ちなみに琴浦さんも大好きですが百合子部長も同じくらい大好きだったりもします
あの子もまた人には言えない過去がありながら強く前を向いてる女の子だったりするんですよね
そういうバックボーンがガッツリ描かれてるからこそ普通以上の温度で観れる、っていうのはあるかもしれない
初めてに近い完全な日常回でしたが、そういう「これまで」のいきさつがあったからこそ
今までと同じくらい個人的には面白さを感じる事の出来た回でした
やっぱりキャラの印象って重要だわ、と
辛い過去があっても笑って元気に生きてるからこそ美しいんだな・・・という事実を個人的には実感しましたね。
テンポも良かったし、ネタの一つ一つもクオリティが高くて磐石に近い日常回でした。


ただ、その水面下で密かに琴浦さんの存在がクラスメイトのみんなに受け入れられてる様
真鍋や森谷さん、室戸や百合子部長の応援も手伝って
初めて?
きっちり声援というか温かい声を浴びる事が出来たりとストーリー的な進展もあったのが嬉しかったです
それまでは半ば腫れ物的な視線が多かっただけに、自らの意思ではないとは言え
扇動に乗ってくれた事自体が一つの進歩だと言えると思う
それも琴浦さんが特訓を頑張ったり本番を一生懸命走ってたからこちら側もホントにいいなあ、と思える訳で
少しずつ琴浦さんの努力が形になってる感覚が個人的には豊かな気持ちをもらえましたね
最終的には転んで失敗には終わってしまいましたけど(笑
それ以上に得たものはあるんじゃないかと思います。
琴浦さんもかつては経験上の苦しみから自暴自棄になってた時期もありましたが
そんな彼女がクラスの為に頑張るという行為自体が一つの贖罪にも思えたりもして・・・。
パッと見このスタッフが得意とする日常アニメの旨味がふんだんに出ていたような回でしたが
その裏には様々な意図だったり、人の気持ちを感じさせたりしてその意味でも堪らない回でもありました
やっぱり琴浦さんはこういう楽しい回でも感動を与えてくれる深みがあるなあ、と
個人的な感覚ではありましたが確かに感じましたね。
これまた傑作回だったと思います。

それはそれとして、気に入ったギャグを拾っていくと真鍋くんのヌード写真とか(笑
室戸くんをグリグリする百合子部長の描写とか、モリモリは勿論笑えたんですけど
めっちゃ期待して結局無視される琴浦さんのガッカリ描写とか(笑)。
空手でロウソクの火を消したりと、
テンポ良く面白いシーンが次々と来るので退屈せずにツルッと観れましたね
30分も早かったんですが、それは前述の通り最初のうちにキャラをディープに掘り下げたからで
視聴者にとってこの子達が見守りたい存在であるからこそ余計に一つ一つの描写が楽しく観れるのだと
あそこまで強烈なエピソードバンバン出し惜しみせずやってたらそりゃ思い入れ深くなるわな、と
さりげなく「琴浦さん」の根本的な作りに対して感心出来た回でもありましたね。
ブレない面白さに今週も乾杯!でした。
来週は水着回という事でこれまた非常に楽しみですね。
特に百合子部長のがね(笑









原作では百合子部長と室戸の過去エピもあるみたいなので是非それもやって欲しいですねー。
何だかんだいってみんなに優しさを与えられる彼女は素敵だなと思いました
だからそんな彼女を密かに支えてる室戸くんも好きなのですが。
4人の写真を見た森谷さんを気遣ったり、
琴浦さんの特訓を指揮して手伝ってくれたり、部長の名は伊達じゃないなと感じましたね。
改めてすっげえ好きなキャラクターです。個人的に。