Helpless and Helpless。
辛いのは1話だけだと思ってたらそんな事はなかったぜ!
というか、心を読まれるって事は口に出さずにダメージを「意図的に」与えられる事でもある訳で
凄く上手い使い方だな~と思わなくもない。琴浦さんの性格上話すことも出来ないだろうし
陰湿な行為をするには使い勝手の良い人物でもあるんですよね。
その上部長の過去を知った事で同情もあっただろうし、完全に拒否することも出来ない
また他人と関わってしまったことで大きなダメージを受けてしまった琴浦さん
容赦のない救いなしの表現の数々に不思議と魅せられましたが
だからこそ真鍋くんの優しさやその中で感じる嬉しさが際立つって事でもあって
真っ当にシリアスなドラマを日常アニメの中に組み込めてる印象でめちゃくちゃ面白いです。
そもそもゆるゆる系統はここ最近飽和状態だったとも思うので
その意味でもパンチがあって面白い
何より純粋に物語としての出来が良いんですよね。ハラハラする展開があって、ドキドキする温かさもあって
やっぱり今期の続編でない純粋な新番組の中では一番好きだなー、と思いました
感情移入の度合いがやっぱ違うと思う。
本当に一刻も早く琴浦さんが満たされる事を願って止まないですもん。
仲間が増えればその分危険性も増す、という事実をきれいに描いていた二話目でしたが
デメリットがある分、気持ちを共有して前に進めるメリットもあったりして
きちんと光と影が描かれてた塩梅が素敵だな、って
本当に良いアニメだと思います。
今回もガッツリと心にくる展開を思いっきり楽しめて大満足でした!むしろここからが始まりでしょうね。
個人的に感じることとして、この国の人々はみんなを全部同じにしたがるというか
群れてたり徒党を組むことが正しいと考えている節があります
要するにマイノリティを攻撃することで各々の自尊心を守っているきらいがある
始めから最大公約数に入ってるから好かれるという傾向
でも、
マイノリティはマイノリティでちゃんと存在してるし、望んで少数派に入っている訳でもない
「みんなと同じだから正しい」「みんなと同じだから好き」っていうのが本当に正しいのかは謎ですね
むしろ自分なりに考えて自分なりの答えを出せる方が正しいんじゃないかなって思います
その点で真鍋くんのような自然体で誰にでも接する事が出来るのもまた一つの才能
特に何も知らない、深く触れてないのに偏見で悪口言っちゃうような人が多いからこういう事態に発展する
それもまた仕方のない事と言えば仕方のない事なのかもしれませんが
出来るなら曖昧に何かを嫌うこと
考えもなしに何かを否定することは良くないんじゃないか
そういう事を観ていて個人的には思いました。何事にも誠意が必要という話ですね。
部長は自身の願いの為に琴浦さんを半ば利用した訳ですけど
その根底には世間から罵られて悔しいという気持ちが存在していて
それを考えると動機も分からなくもない
自分が泥を被ろうとしたわけですし
ただ、その方法だけが必ずしも正しいとは限らない
同じように迫害されて終わる可能性もある・・・という事実と危険性を知れたのではないでしょうか
彼女もまた厳しい生い立ちなんですけどね。不祥事起こした芸能人の子とかも大変でしょうね。
部長の場合、親側に否がないってことは分かってるけど証明も出来ない
それでずっと苦しむんだろうけど
彼女もまた琴浦さんと出会ったことでまた何かが変わったり良い方向に進んでいってもらいたい
「ごめんね」って本心から思ってくれてた描写は思わず泣きそうになりましたね・・・。本当は良い子なんだよね。
気付けば殆どのキャラに感情移入が出来る良い作品になっていました。
その一方で、コメディ部分も好調で
エロスの貴公子の活躍が半端なかったですね(笑
口に出さずとも好意が逐一伝わるっていうのはラブコメ的には便利で良いですよね~
この二人は出会うべくして出会った二人だと思うので違和感もなしに感情移入も出来るしね。
特に朝のスカート履き忘れの妄想が一番楽しかったです(笑
お前の頭はエロスばっかりかっ!
・・・ま、年頃的には相応か。彼のそういう下らない考えが逆に琴浦さんにとっては救いになってるんでしょうね。
というわけでこれからもジャンジャン妄想お願いしま(略
今回も上手くシリアス成分をドラマとして作中に混合出来てて真剣に観て楽しむ事が出来ました
不満一切なし、後はライバルの彼女がEDみたいに溶け込んでくれるのを待つだけか
それもまたドラマチックになりそうですけどね(笑
琴浦さんの表情や仕草の一つ一つが本当に微笑ましいし、嬉しい気分になる。そういうアニメです。最高。