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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

僕は友達が少ないNEXT 第10話「残念王と笑えない話」 感想

2013-03-15 03:35:48 | アニメ














いよいよ本格的なラブコメにシフトしていくのか。











一週でお話が凄く進んだなあ・・・というのが率直な感想ですけど、
確かに小鷹がここで誰かを選んだとしたら間違いなく隣人部の関係は壊れる可能性が高いですよね
元々彼がみんなを支える役みたいなところがあるし、影の中心的なポジションですから
別に誰に告白された訳でもないけど、
でも本当は気付いてるはずだよね?って理科の問いかけ
面白かったけど多少胸にジンジン来る終わらせ方で中々の出来栄えでしたね。

妹と同じで、好き好き言い寄られるよりも多少バカにされてるような関係性の方が好き
もっと言えばベタベタ張り付かれるのが嫌で信じられない性格なんでしょうね
それはスマートに振舞ってきた彼の玉に瑕と言える部分で、
まあ髪の色も生まれつきとはいえコンプレックスになってますけど(笑
ただ鈍感って訳ではなく、そこに性格上の問題を被せて来たのが上手いなあ、と思いました
小鷹だけは限りなく常識人に近い人物でしたけど、
そういう恋愛関係が苦手と言う部分が残念なポイントだったんですね
そう考えると、
彼がコンプレックスを乗り越えるお話でもあるのかな・・・って感じられて
益々最後がどういう風に変化していくのかが楽しみですね
小鳩と同じで、言い寄られると途端に引いてしまう性格の持ち主、、、
リアルでも有り得そうな性格なだけにこりゃあある意味最難関攻略キャラですなあ(笑)。

ただ、小鷹という人物は今まで散々隣人部を見守ってきた人物だし
みんなの面倒見も相当良いのは伝わって来た
それと、
小鳩ちゃんとの描写で本当に良い教育してるんだな・・・というのも分かってるので
進展するのは寂しいとか書きつつもいつかは恋愛も克服して真っ当な主人公になれる事も期待しています
まあ視聴者としてはいつものダラダラが本当に楽しい訳で、
ガチでドンドン進展しちゃったらいつものはがないらしさ保てるのかな?と思ったりしますけど
ここまで来たら、いっそラブコメとしての側面も掘り下げちゃって欲しい、とも
どういう結果になるにせよ次週以降は更に楽しみですね。
普段はそんなに好きではない理科も(失礼)、
今回はめっちゃ輝いているように見えました。青春ものとしての側面も出てきたかなって思う。


もう一つ、はがないは部活ものでもあると思うんですが
部活ものとしては順当すぎるくらい順当に面白くなっていると思います
今までは夜空の独裁者っぷりで回してたんですけど、
でも今は星奈がすっごく頼もしく部を回してくれてるし
夜空が自分の為に作った部活が、もう夜空だけのものではなく
みんながみんなで作り上げていく豊かなものになっているようでその変遷が素敵だな、と
それで達成感だったり、本当の意味での友情を感じられれば感じられるほど本質に近づいていくと思いますし
どんどん「隣人部」がコミュニティとして機能し始めてる感触が楽しかったお話でもありました
星奈も本気だし、理科も本気、そんな中で夜空だけが残念(笑
だけど、独裁が止まってちゃんとみんなの意見を受け入れるようになった素直さは紛れも無い成長。
いつもと違って言いくるめられ泣き顔の夜空もしゅんとしている夜空も、
演技で挽回しようとする夜空もそれぞれらしくて可愛かった
今や彼女だけが支える活動ではなくなっただけに
これからの夜空が隣人部でどう役割をこなしていくか、にも注目して観ていきたいですね
ぎこちないのはぎこちないなりに、一つの形にまとまろうとしてる心意気が感じられたのが良かったです。
完成した映画とその結実の描写も今から楽しみです。別の所で不穏な空気が発生してますけどね(笑

マリアと小鳩の描写も、いつも見てる人が遠くにいったようで
別の人のものになっちゃってるようで
寂しくなるその気持ち、は
個人的に共感が出来てこれまた今回の特に印象に残ったシーンだったかなって
それもまたマリアと小鳩の確かな友情を感じる事が出来てめっちゃ良かったと思います
まだまだ「過程」に過ぎないみんなですけど
「過程」に過ぎないからこそ、蒼さを感じられていい・・・と思えた
ある意味群像劇的なエピソードに仕上がっていたかなと。バランス良く楽しめた感覚。
来週の葛藤回もニヤニヤ出来そうで期待です。










それにしても、責められてる夜空って普段よりも可愛かったかも・・・(笑)。
実はM気質?




(アニメ)琴浦さん 第9話「まわりにはみんなが」 感想

2013-03-12 17:08:52 | アニメ














最後の方、半泣き状態で観ていた・・・。












母親ってどこまで行っても母親なんですね・・・。それを実感しました。
愛想を付かされる事があっても、忌み嫌われるような行為を取られても、最終的には心配してくれる
そんなお母さんの奥底に残っていた最低限の愛情を垣間見たようで
心から観ていて嬉しくなってしまいました
それはまだ小さなきっかけに過ぎないけど、
その気持ちがあれば彼女はまだ希望を抱いて生きていけるような・・・そんな気がしました。

あそこまで辛らつな態度を取っていて
あからさまに憎悪をぶつけていたお母さんが
真鍋くんの暴走に対して取り乱して怒ってくれた、
まあ暴走自体に関して言えばある意味平常運転だからほっときゃ収まったとは思うんですけど(笑
でもお母さんにとっては娘にふしだらな男が付いたようで思わず手が出ちゃったんでしょうね
それがもうここまで観てきたいち視聴者としては嬉しくて、嬉しくて・・・。
実際は心から嫌になってたんだと思うけど、
それでも放っておけなかった感情の芽生え、懐かしい気持ち
もっと言えば真鍋くんによってその感情は呼び起こされたものだと思うんですけど
この一件をきっかけに、そういう気持ちに対してもう少し自覚的になってくれたらな・・・とも思います
真鍋くんたちに出会えて存在を承認してもらっただけでもある種ゴールと言えばゴールですけど
でも、ずうっと決別の最中にいた二人が分かり合えるのもまたもう一つのゴールですよね
今シリーズでどこまで描くのか、描けるのかは分かりませんけど
いつかはそういうシーンもくればいいな、と
もう一度優しい顔で
笑い合える日が来ればいいなあ・・・って、
そのシーンに向けての始まりのような傑作回に仕上がっていて、ここまで観て来て良かったな、と
それは誕生日を祝ってもらった7話でもそう感じたんですけど(笑)。
本当に心を揺さぶる感動が宿ってるアニメだなって
このアニメに対する愛情が更に深まったかのような素晴らしい回でした。
ずっと冷徹な脅威だったお母さんが初めて垣間見せた人間くさい行動はこのアニメでも随一の名シーンだったかと
それに対する琴浦さんのリアクションもまたこれまでの歩みの成果のようで非常に感慨深かったです
気落ちするような憂鬱な表現がある一方で、しっかりと結実の様子も描写してくれる
所謂ネガポジそのもののような、現実的な要素のあるアニメだなあ、と
個人的には改めて思いました。
良い事ばかりじゃない、良い人ばかりでもない、でも、良い事と良い人は確かにあるんだ、っていう。
そういうこの作品ならではの方向性がやっぱり凄い自分のツボにハマるな~って強く思いましたね。


また、百合子部長と室戸くんと真鍋くんがお母さんの恐怖に怯える琴浦さんを
しっかりと受け止めて支えてくれたシーンも個人的に大好きでした
元々百合子部長と室戸くんは他意があった訳で
真鍋くんも下心がある
完全に琴浦さんにとって都合の良い存在というわけではないけれど、それでもそんな彼らの「想い」は本物で
その本物の想いが今の琴浦さんにとってどれだけ心強いものなのか・・・が分かっているからこそ
本気で感動出来た名シーンだったと思います
真鍋くんの暴走もいつも通りと言えばいつも通りですけど
母親の前で少しでも元気な琴浦さんを見せたい、琴浦さんの恐怖を除きたいって意図があったんだろうし
そんな仲間の心強さにも大きく胸を打たれたお話でありました
誰もが誰も純真な訳ではないけれど、その代わり誠実さは誰もが持ち合わせてる
だからこそここまでグッと来ちゃうのかな・・・とか思ったりして
ESP研究部の面々が本当に素敵だなと思えた瞬間でしたね。

百合子部長は超能力が忌み嫌われ不当に非難されたトラウマがあるから
超能力が本当はそんな非難されるようなものではなく、人の為の能力なんだって
そういう事を証明したいのかな・・・って思いました
その目的があって彼女と一緒にいる一方で
その過程で何かがあったら全力で彼女を支える気持ちも同時にあったりする
器用なんだか不器用なんだか曖昧な感じでもありますけど(笑 でも結局は「良い人」になっちゃうんだろうな
そんな彼女の警察関連に対する意味ありげな含みもまた気になる所ですね
しかし今週の陰のMVPはやっぱり百合子部長だったと思います
彼女がおじいさまを呼ばなければ、そして豪華な服を着ていく命令をしなければ邂逅もきっかけも有り得なかった
部長が自分の為にしている事が結果的に琴浦さんにとってもプラスになっていくのは観てて気持が良いですね
勿論本心から琴浦さんを「大丈夫だよ」って勇気付けて励ましてくれた真鍋くんもまた格好良かった
「静観」と「性感」を間違えるナチュラルなエロ紳士っぷりも玉に瑕だけど流石でした(笑

まだまだ過程は過程にすぎないですけど、
それでも(視聴者にとって)ある種の結実を見せてもらったようで
素直に感動してしまったとても良好な一話でした。
まだまだ、歩み寄りを、見たい。









今後は、あの刑事コンビ(何気に良い雰囲気?女の方がのほほんとしていて可愛い)の動向と
最後の最後にとんでもない事になってしまった森谷さんの顛末、
そして事件に対する琴浦さんのリアクション・・・が
大きな注目点になりそうですね
まさかここまで来て未だに涙腺揺さぶられっぱなしになるとは思いませんでした
確実に記憶に根強く残ってくれる一作になりそうです。 っていうか、既になってる。





僕は友達が少ないNEXT 第9話「迷い猫オーバーヒート」 感想

2013-03-08 04:07:54 | アニメ












良い具合に泥沼化してますねえ(笑)。











話が進んだのは良いんですが、それによって先週が可愛く思えるくらいに修羅場感が出てきました
星奈の思わせぶりな態度にはニヤニヤ出来たんですがその分夜空が無気力状態になっちゃうというジレンマ
先週でちょっと成長を見せただけに今回の仕打ちはキツいものがありますよね
斯く言う私も「えっ?」って少しショッキングでしたもの(笑
それでもギャグで落とすのが良い所ですけど
進展したら進展したらで今までのテンションは戻らないのかな?って少し寂しい気もする
その辺どうやって回していくのか・・・にも注目ですね

この後の展開を考えていった場合、星奈がやっぱり恋人で
夜空は昔のまま友情を貫き通すのかな、と それもまた惜しい気もしますけど
実際みんな不器用というか、積極的なキャラがいないから観ていてもどかしくもありますが
でもその一気に行けないいじらしさが観ていて非常に面白いですね
同時に「いよいよなのか?」って気分にもなりましたけど
変にドキドキしちゃうのも本音ですね(笑
正直行きそうで行かない、ギリギリ友情で踏み止まっていた作風なので妙な興奮と動揺が個人的にありました
まあ基本ラブコメって謳ってるんですからこういう展開が来て当たり前なんですけど
最初から恋愛目的ではなかった分見守ってた子供が一歩進んでしまうような、
変な親目線(?)が存在してる事に気付きました
ま、そんな人は少ないと思いますけど(笑)。
恋人になっちゃったら隣人部の関係性が崩れてしまいそうな不安があるので
結構奇跡的なバランスでここまでやって来たんだな、と再確認しましたね
そう考えるとこの作品って着地点考えるの大変そうだなあ・・・とも思いましたけど
なんかこう、観てて切ない気持ちになれる感覚が生まれたのは深みがあって良いと思いました
これまで夜空がどれだけ小鷹を求めてたかを散々観て来てるので
ちょっと感傷的な気持ちにもなりましたね
はがないってこういうセンチメンタルな一面も実は含まれてたんだなあ・・・って今更ながら感じた
この先は結構ドギマギする展開も待ち受けてそうで個人的にワクワク度は増しましたね
同時にドキドキ感も増しましたがね(笑


だけど、星奈は星奈で器用貧乏というか
高スペックなのにそれを全然活かせてない文字通り残念な子(笑)なので
小鷹とくっ付いてもいい気がするんですよね
要はどっちとくっ付いても嬉しく思うし、惜しくも思うという
それもまたこれまでの積み重ねの効果なのかな・・・と感じつつ
珍しくいじらしい姿を見せる星奈は素直に可愛かった
それと同じくらい照れてる小鷹の姿にもニヤニヤしましたけど
まあやっぱり以前にも書きましたがルックス的には釣り合ってる二人なんですよね
周りから見てもお嬢様とチョイ悪?って組み合わせがイケてるらしいですし
それがねえ・・・
益々夜空を追い詰めて若干心が痛むんですけど(笑
冒頭はきっちり監督やってて見事だったのに後半すっかり腑抜けになってしまった
来週の予告を観ると立ち直ってるっぽい?ですが、どうやって復活するのかも気になりますね
幼なじみというステータスがふいになるくらい圧倒的な事実を付き付けられた夜空
でもやっぱり、折角ここまで歩んできたんだから最後は仲良く終わって欲しい
そこに辿り着くのを信じてラストまで観て行きたいですね

ただ、今までが「友情」で来てる分急に「愛情」に移行するのも難しいと思うんだよな
リアルでもそれは同じだと思うし・・・この人らは別に恋人が欲しいって訳ではないですからね
だからああいう煮え切らない反応も仕方ない、とは思いつつ
やっぱその手前が面白いのは間違いなく(笑
個人的にはここで一気に進ませずもう少し手前を楽しんでいたいな、と感じました
でもまあ、その塩梅は分かってると思うのでさほど心配もしてませんが

ややドキッとしつつも、その分鮮烈なラブコメ成分を補給する事が出来た回でした。
なんかもう、みんな可愛いなあ(笑








それにしても遊佐のキャラもインパクトがあって会話劇的に楽しかったですね
星奈は仲良くしようとしても性格的に嫌われたんだろうな・・・と思う
ただでさえ嫉妬が凄そうだし(笑
だからこそ、嫉妬もなく崇拝もない自然体で接する事が出来る小鷹が似合うんでしょう
そんな二人のドキマギの様子に揺さぶられつつもニンマリも出来た良回でした
なんつーか・・・それくらいキャラに愛着があるって事なんでしょうね。
面白かった。




(アニメ)琴浦さん 第8話「デートじゃないもん」 感想

2013-03-06 02:56:48 | アニメ












本当にお似合いの二人。










今週は大幅に感想が遅れたことをお詫びします。めっちゃ好きな話だったのに(汗
今回は普通に考えればニヤニヤ回の一言で済むんですけど、凄く二人の関係が均等になった気がするんですね
これまではぶっちゃけ真鍋くんの尽力のが気持ち勝ってた気が個人的にずっとしてて、
まあそれでも琴浦さんは悲惨な人生を送ってきたので、それくらいのプッシュは許されるとも思ってたし
必要とされる中で頑張って歩み寄る姿が印象的だったので違和感もなかったんですね

だけど、今週の話みたら真鍋くんが明らかに暴走しまくってる訳で(笑
それを怒りつつも許してくれる琴浦さん・・・という構図で
はっきりと貸し借りがなくなった
お互いの弱い一面をカバーし合える関係性だなって肌で感じる事が出来たんです
彼女は過去のトラウマを打ち消してもらって
彼は空気読まない自由人っぷりを許容してもらえる
個人的に今回の話で正しくwin-winの関係性になれた気がして観てる最中のニヤニヤも半端じゃなかったです(笑

また、真鍋くんが男の目から見ても格好良いんだよなあ。
スラッとした長身、おどけてみせるセンス、肝心な所では空気読むメリハリだったり
基本暴走しつつもあくまで彼女の事を思い遣ってる姿勢が凄く好きだなと
彼の煩悩は出したくて出してるのではなく
男の子の本能が強いだけ、ってのも分かりましたし(笑
そういう若干玉に瑕な部分があるのも琴浦さんにとって都合が良過ぎない印象で観ていて素直に笑えます
そんな釣り合ってない様で実は物凄く釣り合ってる二人の様子を観るのが堪らない回でした

あとは、そこまでニヤニヤ出来たのは積み重ねがあるからなのかもしれません
ここまで辿り着くのに紆余曲折散々繰り返した訳で・・・
背景がある分、
この二人がこうやって今自然に付き合えてる事実がとても嬉しく思えてしまう節はあって
そういう登場人物を見守る感覚で観れるアニメ、というのはとっても感情移入がし易くていいですね
真鍋くんにもらったプレゼントを本当に大切に扱ってる描写だけで涙腺刺激されました
それもイージーに得たものではなく、挫折があったからこそ得られたものですから・・・・
そんな二人のラブラブ描写を見てるだけで自動的に楽しめた傑作回でした
その分最後の引きは強烈でしたけどね(笑
でも、そういうシリアスとニヤニヤの混同が琴浦さんらしい利点の一つではあるので
その中でまた困難を乗り越えて何度も何度も這い上がって欲しいな、と
思ってた以上にファンタジー成分薄くて観てて楽しいですね。
きっと誰かの憎悪に触れちゃったんだろうけど・・・
そういう残虐性もまた琴浦さんを観てて感じられるカタルシスだと個人的には思っています
厳しく失敗だらけの現実の中で、それでも前を向いて一歩ずつ幸せに向かっていくアニメだと捉えてるので。
来週の展開も非常に楽しみです。来週は遅れないように頑張ります(笑)。ホントにね。


一方で、百合子部長もやっぱり大好きなキャラクターですねえ・・・
下手したら主人公サイドと同じくらい好きかもしれない
諦めきれない感情や
未だにトラウマに捉われてる哀愁だったり
彼女の全てが正しいとは思わないけど、それでも基本的にはいじらしいくらい人間臭いと思うんですよね
今回の仕向けが間違っていたかと言えば、それで得られた幸せも確かにあった訳ですし
結果的にはやっぱり琴浦さんをそこまで明確に利用はしない気がする
来週の対応も気になりますけど、
室戸くんのお母さんに相当気に入られてるっぽい雰囲気だったのは更に気になる(笑
こっちの方もそろそろ進展待ってます、割と本気で!

多分、最終的には室戸くんが何とかしてくれると思うんですけど
そこに至るまで彼は百合子の事を見守る方向性のような気もして
好きにさせる事で気付かせる方法論なんだと思う
それが正解か不正解かはさておき、
この二人の関係性もまた主人公サイドとは違った趣があって観ていて飽きないなあ・・・とそんな風に思います
いつかは百合子部長も室戸くんも心から微笑むことが出来る日がくればいいなって心から願ってます
そう思わせてくれる全部が全部正しくはないけど、反面いじらしくもある
そんな描写加減に今週もまた拍手でした。
そういう裏で抱えてる感情描写もリアルさを感じられて面白いですね。森谷さんは素直に笑えたけど(笑










気が付いたら本当に大好きなアニメになってました、「琴浦さん」
今週はそんなメイン二人の結実っぷりがとにかく観ていて幸せな気分になる事が出来て良かった

にしてもジャンプの「斉木楠雄のΨ難」の今週分と微妙にネタ被ってたのには笑った。デジャブかと。




僕は友達が少ないNEXT 第8話「俺の幼なじみが修羅場すぎる」 感想

2013-03-01 05:20:42 | アニメ















星奈も未成熟ですけど、夜空もまた未成熟なんですよね。












夜空の小鷹好き好きオーラがたっぷり出ていた回だったんですけど(笑
でもそれは誰がどう見てもエゴに過ぎなかった訳で流石の夜空も尻尾を巻いて逃げてしまいました
彼女は元々隣人部にかこつけて小鷹とまた一緒に遊びたかっただけなんですが
それが今みたいな大所帯になってしまった訳で
計画はとっくに狂ってる、
でもそろそろ過去に拘ってる場合ではなく、結果的に出来上がったコミュニティそのものを愛そうよ、と
これまた先週に引き続きキャラの成長を描いてた回だったんじゃないか・・・と思います
多分1期と比べてみると分かると思うんですが暴君っぷりにキレがないですよね。
強く言い切ることも無理矢理まとめこむ事も出来ずに
ウジウジモードに突入しちゃってたんですけど
それ自体もう自分中心ではなくコミュニティ自体に対する遠慮がある証拠であって。
そんな彼女が一つ覚えのように小鷹だけを見るのではなく、全体を意識する事が出来たという
これまた価値のある回だったのではないか、と個人的には
恐らく1期の初期とかだったら
今みたいな考えではなかったんじゃないですかね・・・たぶん
あの頃は本気で邪魔だと思ってたでしょうけど、今では「柏崎星奈のアホー!」って明らかに伝染してる訳で(笑
水面下で今までちょくちょく動いてた「小鷹だけと仲良く」という意識をようやく切り離す事が出来た
先駆者として一歩成長出来た記念碑的な回だったように思いますね。

はがないは基本部活ものでみんなのちょっとおかしいやりとりを楽しむアニメだと思いますけど
じゃあ回を追う楽しみみたいなものがないのか?って言われたらそれは違う
こうやって徐々に徐々に変化していく過程も面白いんですよね。
あの頃(1期)の夜空と比べたら
今の夜空は半分牙を抜かれたようなものですけど(笑
でも、そうやって人間の意識が少しずつ変わっていくのが見守り感覚もあって面白いなと
今回改めて思いました。小鷹の父性を感じる目線や言葉の数々も相俟って
きちんと一人の少女の意識変化を描けていたと思います
いつもは饒舌に星奈を言いくるめる夜空ですけど、今回は完全にグウの音も出なかった
ちゃんと自分のやってる事を客観的に考えて反省も出来たあたりそれもまたプラスに働いたのかなって
星奈にとっては二人だけの世界はどうでもよく、みんなとの世界を大切にして欲しいのが本音ですから
その意味でも一歩前進出来た感覚があって個人的に手応えを感じる事が出来た一話でした
ちゃんとキャラの成長を見ることが出来たのが何よりの満足ですかね
ここまで来るのに結構話数も使いましたけど(笑
でもやっぱそれもそこまでの暴君キャラあっての爽やかなカタルシスだと思ってるので。
また一つ過程をクリアした隣人部の今後の更なる歩み寄りも楽しみです。


それにしても今回の夜空も可愛かったですねー。
確かに企画にエゴを持ち込むのはビシッと言われて当然だし正解だと思いますけど
それほどまでに小鷹と仲良くしたい良くも悪くもいじらしい気持ちに触れるのが快感でした
その後自分の言動に罪悪感でもあったのか素直に小鷹の言葉を受け入れるシーンも
星奈に褒められて赤面する「らしくない」場面も
彼女の偏執的な部分が少し和らいだようで観ていて気分が良かった
あまりに初期と比べて毒気が薄まってるのでちょっぴりキョトンともさせられましたけど(笑)。
でもこうやって小鷹だけでなくみんなと少しでも疎通していく姿も十分可愛いです
実は星奈の事を評価してるような発言があったりと
ジレンマはあるけれど、本当は最低限の愛着も持ってたりするんでしょうね。
それを引き出した小鷹のファインプレーもまた主人公らしい矜持を感じる事が出来たかなと

小鷹と親友だった過去の時代ばかりに固執していた彼女ですけど
でもそんな思い出よりも優先するべき今(隣人部)をきちんと選び取れた
それもまた星奈と小鷹のお陰である・・・と考えると
多少ひねてても実は王道の友情物語でもあるのかも。なんて少し思ったりもしました
いつもは間抜けな星奈ですが(笑 今回は水面下に隠してた想いや夜空を友人として叱る気持ちだったり
割と格好良かったんじゃないかと 素直に夜空への愛情の片鱗を感じさせる台詞があったのも良かった
いつもよりも友達っぽくはあって少しは進歩も垣間見れたのがプラスでした。

それと、冒頭の小鷹の感謝の言葉も良かったですねえ~
鈍感なのは、まあお約束の玉に瑕ですけど人としては良く出来た子だよなあ・・・とつくづく思います
ああいう照れくさい言葉を真正面から言える内面性はやっぱり自分好みですね
その後の小鳩へのきちんとした目配せにも感心したりと
今週もやっぱ良い見守り役こなしてたと思う
そういう至極きちんとしてる人間性の描き方に丁寧さも感じられた第8話でした。
意外に調子乗りだったりするそのギャップも面白かった(笑










前半の夜空とのデート描写も勿論ニヤニヤ出来ました
特にポルノ映画の下りは友人というよりも乙女モードになっててヤバかったですね
ちょっと歪んでる部分もありますけど、基本すっごく可愛て素直な女の子なんだと思う。
そんな彼女の魅力と少しの成長が垣間見れたのが豊かで面白かったです。
段々星奈と夜空の距離も近づいて来たのかも。