どこ吹く風

旅のことを主に書く。

マチュピチュ 1

2006年04月23日 14時11分22秒 | マチュピチュ
 朝から雨が降っている、ツアー最大の目的マチュピチュへ行く日に雨になるなんて。
昨日の南十字星が見えた星空は何処へ消えたのか、山の天気だから嘆いたところで始まらない、運を天に任してまず朝食をとる。

 このホテルは二階建てで中庭に面して客室を配置してあり、その形式で広がっているリゾート式であった。花が美しき咲き乱れているので眺めるのも良し散歩も良しというところ。
 朝食は軽くとる、よく見るとコカの葉が飲物コーナーに置いてある、もちろんコカティーは作り置きがあるのだが葉っぱがおかれているのだ。さらにロビーにもティーと共に葉っぱも置かれている、コカはフツーに噛まれている現われだ。
精製すると身体の変調をきたすのだろう。アメリカの圧力でコカを全面的に無くすのは難しいようだ。

 バスでウルバンバ駅に向かう。駅はマチュピチュに向かう人で混雑している。マチュピチュへはインカ道で5日かかるのでクスコとの中間点になる。この汽車は外国資本(イギリスだったか・・)で運営されていて観光客が対象となっているので割高である。
 座席指定なので慌てる必要が無いので写真を撮りながら久しぶりの駅・汽車を楽しむ。出発すると山あい谷間を進んでいく、ビルバンバ川の流れはゆったり流れていたのに次第に速くなり岩に当たって水しぶきを上げる様が眺められる。高度が下がっていくのだろう。
 進行方向の左が川で右が山手になる。どちらの景色が良いかは好みの問題、川が良いか山が好きかの問題だろう。この日は曇っていて遠くの山は見えづらい。川の流れが迫力があった。 汽車はスピードを落として止まった、駅も何も無いところだがインカ道を歩く人のために臨時停車したのだ、ここからマチュピチュまでは2日コースとのこと。対岸へ渡るつり橋がある所はインカ道があるところのようだ。
1時間半でマチュピチュ駅に到着した。

 小雨がちらついているなかバス乗り場へ移動する。アグアスカリエンテスの街は川を挟んで両岸に建物が立っており、山あいの温泉場を思い出させる風景だ。日程通りならここで一泊して温泉にも浸かれたのにザンネンだ。

 バスは川沿いに走りやがて山道に入る、九十九折の坂道をクネクネと登り始めた。高度をグングン稼いで行く、対岸の山は数百メートル切り立って迫ってくる。すごい岸壁だ。やがてワイナピチュらしきトンガリ山が目に入った、辺りは霧が立ち込めたり晴れたりと天候は目まぐるしく変わる。
ガスった山も趣がある。

 着いた、とうとうやって来たマチュピチュ、天気は思わしくないがとにかく着いた。地面も空気も湿っている。
届出用紙に氏名を書く、入山届けなのか?
何処でも着いたらまずトイレ、これから戻ってくるまでトイレは無いだろうから、便意のある無しに関わらず坐っておく事にした。
合羽を身に付けていざ出発だ。

写真は、マチュピチュ全体が顔を模しているという説の説明用の図。
見る場所・光の具合でこのように見えるらしい。
ガイドの説明マニュアルを写した。

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