トランスとかインダクタとかの事をちょっと調べて
いて、なんとなくUEWで自作のトランスを作って
みる人なんているんじゃないかと検索してみたら、
http://www.protom.org/mad/0086.htm
案の定。なんと、大量の缶コーヒーを飲んで、
その缶を鉄板に加工して鉄芯にし、UEWを巻いて
トランスを作っちゃおうというお話。
なんとなく、脱線ぷりとかが面白くてついつい
読み進めていて、ふと
「あれ、文体とか、少年時代の背景とか、
なんとなくMADさんっぽいな」
と思ったらやっぱりMADさんでした。
砂鉄の話から砂場の落とし穴の話になっちゃったり、
「使用済みの注射器」と「おみくじ」の話とかを
読んでいると、ここには嘘偽りの無いリアルな
「オールウェイズ・三丁目の夕日」
が有るんだと思った。丁度自分が子供の頃の、まさに
あの頃のリアルな体験がこの文章には滲み出ているん
だよな…。
映画やテレビドラマは、どうしても作り物感を
感じてしまうんだけど、MADさんのお話には
なぜか自分の子供の頃のリアルな体験が縫いこまれて
いるような気がするんだよな…
なんでもCG使って映像化すればいいってもんじゃないな。
映画やテレビドラマでノスタルジックを感じるのは
否定しませんが、やっぱりこういう「作り物じゃない話」
っていうものにこそ、リアルな面白さを感じるな。
個人的には、あとこの辺りに「メンコ」や「ビーダマ」
の話とか、突如世に現れる「ゲーム&ウォッチ」の衝撃とか、
駄菓子屋の新幹線ゲームとか、そんなところまで
入っていたら個人的にはモロにタイムスリップなんだけどな。
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