ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

ファックスの思い出

2020-09-20 19:21:00 | 思い出


昨日、新しい電話機を買った話をブログに書いた。

約25年間ぐらい、我が家ではファックス付き電話機を使ってきた。
もう、ファックスを使うことはほとんどないので電話機だけを買った。
色々思い出して懐かしかったので、ファックスの思い出を書いておこう・・・。

阪神大震災後、マンションの大修理、我が家のリフォーム、マンションの理事会の役員、色々な事が一度にねこ吉に覆いかぶさってきて、いわゆるキャパオーバー。
やり切れない日々を過ごしていた。

そんなとき、ファックスを買った。当時のファックスは、ロール状の感光紙だった。時間がたつと字が消えてしまった。

何がきっかけだったか忘れたけど、ファックスとクレジットカードで海外通販ができるということを知った。

全く英語が喋れなくても、ファックスなら大丈夫と言っていたので、本屋で虎の巻を買ってきた。
もっとたくさんあったんだけど、今我が家に残っている本は上の写真の3冊である。

一番お世話になったのは右下の、「海外通販お助けイングリッシュ」



まず、これを175%コピーして、空欄に手書きで必要事項を入れて、最後にサインをする。
カタログ請求です。
何かねこ吉は偉くなったような気分だった。

初めてファックスを送ったときはドキドキした。

本に載っているデパートや美術館から、無料のカタログを次々取り寄せた。

一番初めに来たのは「ボストン美術館」のカタログだった。
豪華絢爛、どれも素晴らしく見えた。

財布?が付いた金色のペンダントと、猫模様の傘を注文した。

届いたときは嬉しかった。
「ねこ吉と、アメリカのボストン美術館は繋がっている。」そう思った。

現在ペンダントは、行方不明。
猫模様の傘は、娘が高校に持っていき、すぐ盗られた。



LANDS'END(ランズエンド)ここの服はよく輸入した。
当時、円高で、1ドル78円ぐらいの時があった。
為替レートにも関心を持ち始めた。
円高で買い物をしても、クレジット決済のころ円安にならないように祈ってた。



大きなトラブルには遭わなかったけど、小さなトラブルはしょっちゅうで・・・。
たぬ吉、娘に聞いても判らなかった。
「困ったときのクレーム編」には、随分お世話になった。

A.S.A.P as soon as possible できるだけ早く

N/A not available 品切れ

Out of Stock 在庫切れ

Surface Mail 船便

輸入独特の英語があることも知った。

スミソニアン博物館から、セサミストリートのカーミットのぬいぐるみを輸入した時は、送料を安く上げるために船便にした。


なかなか品物が来ずクレームを出したら再度送ってくれたためカーミットが2個届いてしまい、「返品したいけど、送料はどうなりますか?」としどろもどろの英語の手紙をファックスしたら、「返さなくてもいいよ。」の返事が来たときは嬉しかった。

9月といえば、アメリカのニーマンマーカスから、クリスマスカタログが届くころ。
ツリーの飾りがオーナメントということを知り・・・。
くるみ割り人形のオーナメントを買った。

ベッドメーキング、テーブルセッティング、カタログを見ているだけで夢のようだった。

先日、ニーマンマーカスが破綻したというニュースを聞いた。

何度かラルフローレンのタオルを輸入した、ハワイのリバティハウスはいつの間にかなくなっていた。

震災後、海外通販に夢中になって、虚しさをちょっと埋めることができた。

そんな海外通販も、いつも間にかフェイドアウト。

25年の間には、インターネットがどんどん進化して、通販はAmazon、楽天の時代になった。
もう、海外通販など、死語の世界?

当時ファックスにクレジットカードの番号を書いて送信していた。
でも、何の被害にも遭わなかった。

先日、Amazonでアカウントを乗っ取られて、ねこ吉は散々な目に遭ったAmazon事件

超便利な世の中になったけど、超危ない世の中にもなってしまったんだ。



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