桜が咲き終わるのを待ちかねたように、ヒラドツツジが咲きだした。
バス停から見えるケヤキもすっかり芽吹いて、こういうのを「新緑の候」というのかなぁ。
今日は、午前中にたぬ吉の散髪をして、午後からは火災保険の更新手続きに保険プラザに行かなければならない。
いつも通り朝ご飯を食べて、洗濯を干して・・・。
散髪の用意をしようかと思っていたら、愚弟からたぬ吉の携帯に電話がかかって来た。
先日送ったお菓子類のお礼かと思ったら、「兄ちゃん、もうアカン。無茶苦茶やで。明日死んでるかも知れん。」「食堂の飯が不味い。」その他愚痴色々。
流石に、たぬ吉もまた始まったと思ったらしい。
正月明けや、ゴールデンウィークなどには必ず、「死ぬ、死ぬ。」という電話がかかって来る。
施設からは、「疥癬は完治した。」との報告はもらっているし、ただ「まだ裸で食堂に来るので、食事は部屋に運んでる。」と言われてる。
「お菓子は着いたか?」と聞いたら着いて食べてるらしい。
真っ先に礼は言えないのか!
「食べ過ぎてお腹の調子が悪い。」と言っている。アホか!
あったらあっただけ食べるからだ。
好きなだけ、甘いお菓子や、パンを食べていたら、野菜の多い施設の食事が美味しいはずがない。
疥癬で食べられなかったから、緊急処置で送っただけ。
今後も続けたら、味を占めてずっと送り続けることになると思っていたら案の定だわ。
たぬ吉が、「裸で食堂に行ったことは覚えているか?」と聞いたら、「全然覚えてない。」と言っていた。
ねこ吉は、嘘だと思う。
ねこ吉だったら、そんな恥ずかしいことをしたらもう食堂に行けないわ。
愚弟は都合の悪いことは何でも「覚えていない。」という。
しかし、たぬ吉と話しているのを聞いていると、日時も詳しく覚えている。
ヘルパーさんを、アホだ馬鹿だと散々こき下ろしている。
今回疥癬でとてもお世話になった看護師さんが辞めたと言っていた。
愚弟が施設に入居して約3年お世話になっていた看護師さんだ。
ケアマネージャーさんは3人目。
ヘルパーさんはしょっちゅう代わっているらしい。
すべて「お前のせいじゃ!」とは言わないけど、愚弟以外の老人のお世話もしているし、難儀な老人相手の仕事でウンザリした日々だと思う。施設は常時人手不足だろう。
これからも愚弟の電話はかかって来るだろうし、「今後もお菓子を送ってやる。」とたぬ吉は言ってるし、嗚呼面倒臭いわ~。
ただ愚痴を言いたかっただけの電話に、無駄な時間を使ってしまった。
さっさと切り上げてよ。
チャチャッとたぬ吉の頭を散髪して、ご飯を食べて、住吉まで保険の更新に出かけて行った。
本日、シーアがリニューアルオープン!
成城石井も出来た。イスズベーカリーは長蛇の列だった。
今日、買わなくてもその内落ち着いてから買い物に来ようっと。
婦人服売場をのぞいたら、セールの服からさらに2割引き。
「これは買わねばならぬ。」とばかり、デニムのロングシャツを買った。
これで、愚弟のストレスを晴らす。安いもんだわ。お金はねこ吉が出しているんだし。
追記
Xをみてたら、小学校低学年の子が、「○○を忘れました。」と先生に言ったら、先生は、「それで?」とか「は?」とか冷たく言う先生がいるというのを読んだ。
それは指導としてどうか?と書いてあった。
ほとんどの子供はどうしていいのか判らないだろうな。
ねこ吉なら、どうしただろうか?「忘れました。」ということも言えずに泣いていたかも。
滅多に忘れ物をしない子が忘れたときと、しょっちゅう忘れる子と対応は違うと思うけど・・・。
ふと、愚弟が「死ぬ死ぬ。」と電話をかけてきて、たぬ吉が、「それで?」とか、「は?」と言ったら愚弟はどうするだろうと思った。
たぬ吉は、絶対そんな事は言わないだろうけど。
ねこ吉が電話に出ることはない。
もし、電話に出ることがあれば、是非試してみたいと思った。