いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ワクチン神話ー2。 vaccine mythology-2

2021-03-30 20:27:26 | 日記
 (1)現在日本で承認されたワクチンは米ファイザー製の1種類だけ。政府はこれでは十分な数が確保できないとしてあと2種類の海外ワクチン承認を検討している。国内でも研究開発に取り組んでいる。

 複数のワクチンが承認使用されるとなると接種会場でどれを使うかはそれぞれの判断で選択し、決めれる可能性が指摘されているが、現実にはそんなことは考えられない。国民はどのワクチンを使うかなど判断できない。

 (2)ワクチンの効用、効能は変わらないとして、誰がどのワクチンを使うのか、打つかはわからないとして絶対数をあらかじめ確保したとしてムダがでる。ワクチンの有効期間が限られて保存温度管理も厳しくて、そんな余裕はない。

 当然、国、自治体が接種人数、規模に合わせてワクチンを効果的に適切に割り振り、配布していかなければならない。日本では医療従事者の先行接種が始まり、4月中頃から高令者から国民向けワクチン接種が始まる予定だが、緊急事態宣言が解除された以降コロナ感染者は東北地方にも急増して、都市部でも人出が増えて感染者も増加傾向であり、東京を抜いて感染者全国トップとなった大阪では第4波の兆しを警戒して「まん延防止等重点措置」を国に要請する意向だ。

 (3)ワクチン効果がどれほどのものかは世界的にもまだ顕著なきざしはみられずに、日本ではまだ医療従事者先行接種で副反応症例を検証して効果のほどはわからない。緊急事態宣言解除後の人出増加、感染地域、感染者増加の原因を分析して、ワクチン接種順位が健康影響被害の大きい高令者優先がいいのか、感染拡大、人出の中心となる若者層優先がいいのかよく考えて判断して、ワクチン効果を有効に高めなければならない国、政府のコロナ対策の決めどころだ。

 (4)ワクチン神話(vaccine mythology)と書いたが、ワクチン効果を見極めるのには時間がかかりワクチン接種は中長期的対策であり、感染者が国民当たり0.5%程度ということを考えれば(死亡にもつながる危険なもので数字だけでない油断は禁物だが)日常やるべきコロナ感染対策、マスク、うがい、手洗い励行、外食は控え、3密を回避することをさらにより徹底することをそれぞれが実行する人的方法も大事だ。
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