いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

法案の大間違い。 a big mistake of a bill

2021-03-29 20:14:41 | 日記
 (1)菅首相の国会演説などでの原稿言い間違いが話題になったが、その流れを引きずってのか菅政権の国会提出法案におびただしい語句の間違いが指摘されて審議がストップした。菅首相のように原稿言い間違いで意味、内容が違ってくるのでは問題で、今回提出の政府法案の多くで誤字、脱字、語句の間違い、意味不明、中には国名間違いまである不始末であまり経験のないことだ。

 (2)そうしたら、新聞まで毎日掲載の「お天気」で「天気マークが欠落したり、誤ったマークを掲載した」とのおわびで、日本にまん延した病気のようだ。取り仕切っている官僚が仕事よりは会食接待に熱心で仕事の精度が落ちて問題があるともいえるし、昨年からのコロナ対策で政府職員がかかりっきりになり業務多忙の中で「テレワークの職員もいて通常よりもチェック体制が取りにくくなっている」(首相周辺)と弁明している。

 (3)それにしても法案1本や2本のことではなく、数十本まとめて誤字、脱字だらけで新聞にその対比一覧表が出る始末で、また政府法案の修正した「正誤表」そのものがまた間違っているというから、手のつけられないもはやパロディだ。

 やはり近年の官邸主導政治の中で官僚が首相、官邸の顔色をうかがう政府職員の仕事のあり方に欠かん問題があり、国民奉仕、サービスの国家公務員の役割、能力、自覚が機能していない結果としての政府職員の質、能力、意欲の低下、疲労現象が考えられる。

 (4)政府職員のかかわる不正、疑惑問題が国会で追及されて国家公務員(キャリア)を目指す若者が敬遠する傾向が強まっているといわれて、人材が集まらない構造的問題が指摘されている。

 森友疑惑での公文書書き換え問題に国会答弁での政府擁護発言で政治の私物化を強いられて、政府職員の職務意欲の低下、劣化を招いているのは政府法案の大間違い(a big mistake of a bill)につなっがていると考えられる。

 (5)一方で政府法案、条文が誤字、脱字で意味、趣旨、内容が違ってくるのは問題だが、あきらかな単純ミスとわかるものなら(これが多い)その場で訂正して審議して、成案の段階で正式に訂正、修正することがあっていい。単純ミスだけで審議拒否はどうか、いただけない。

 政府法案は国家指針、政策、国民権利義務にかかわる重要文書であり、何が「本もの」かわからなくなることがあっては問題だが、政府機関も国会審議で議員に配布する印刷製本物がぼう大になる業務煩雑の問題も抱えて資料デジタル化も検討課題になっている。

 (6)何が「本もの」かという課題はあり外部からの閲覧規制、ハッカー対策、漏えい防止に安全管理精度が高まらないと、政府職員の職遂行能力とともに信頼性は得られない。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミャンマー風に吹かれて。 bl... | トップ | ワクチン神話ー2。 vaccine ... »

日記」カテゴリの最新記事